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「……もぉぉーーーっ!!! どうしていつもそうなんですか斉藤さんはっ!」
「……」
しゅん、とした顔付きの斉藤と眉を寄せて怒り顔を浮かべる***。
「いつもいつもいっつも、私に隠し事ばっかりしてっ、私の知らないところで何かしてっ!」
[それは……]
「私もいっぱい斉藤さんの事知りたいんです!私も斉藤さんと何かするっていうのしたいんです!」
ぱんぱん、と畳を叩き、モーレツに斉藤に顔を寄せる。
「もっともっと手を繋ぎたいです!ちょっとくらいえっちなことだってされたいです!もっともっともーっと男女の関係らしくありたいです!」
タ、タケモトピアノ…。連想する斉藤。
「お化粧したのに何も言わないなんて寂しい!ちょっと切った前髪に気付いてほしい!でもこれに関してはその後鏡でよく見たら「そんなにわかんないかも」ってなったので良いです……けどっ!」
ぐいぐいっと鼻と鼻が触れ合いそうなくらいに顔を近付ける。怒られていると重々わかっているのに、思わず“可愛い”と思ってしまう。怒ってる顔もかわいいよ。
「けどですねっ…!私が寝ているときだけ私の名前を声に出して呼ぶのはどうしてなの!」
「!」
「寝てるときだけ呼ぶのにどうして今も私の名前を呼んでくれないんですか!?毎日呼んで!瞬きする度に呼んで!!」
それはそれで怖いと思う。
***さんが、想いの丈を全て半ば怒りながら洗いざらい言う。自分達は、お互いの事を考えていたが故に、こんな結果になってしまったのだと思う。
あの人は忙しいから、あの人は何かをしているから、自分がそれを邪魔するわけにはいかない。
それのせいで、***さんは目に涙を浮かばせ、頬を紅潮させながら、俺に向かって言ったんだ。まだ付き合いたての俺達は、こうもすれ違いが多いらしい。怖かった。彼女に嫌われてしまうのが。自分の言葉で傷付く彼女を想像してしまって、一歩前に踏み出せない。そして、傷付けてしまったのではないだろうかという、心の中でああすればよかったんじゃないかという後悔と反省をしてしまうのが、辛いのだ。
やっと恋人同士になれたのに、想いを打ち明けて恋人同士になれたのに。
「だいすき……大好きなのにっ……」
***さんは、欲しいんだ。俺の思いが。これは、ちゃんと応えなかった俺への罰なんだ。
自分の中だけの出来事とはもう、さようなら。
「……ぅ……さ……斉藤…さん?」
貴方がこんなにも思いの丈を話してくれたんだ。じゃあ今俺が感じている思いの丈を全て、貴方にぶつけます。
[ムラムラします]
可愛くて可愛くて仕方ない。怒っているのに感情が先走って涙が出てしまう***さん。いつも俺に気を遣わせてしまっている***さん。求め方がとても子供っぽくてかわいい***さん。
「っ……ばか」
俺に押し倒されて照れた顔で見上げる***さん。
必要以上に怯える必要は無かった。彼女は彼女なのだ。
「もうっ…エッチなんだから」
[されたいと言ったのは貴方でしょうに]
***さん、今日はいつもより可愛いと思ったらお化粧してたんですね。薄い化粧を施してるけど、貴方にはその化粧が一番可愛く見させるんだと思いますよ。
……今日はなんだか***さんはもじもじとしてるな…何か気付いてほしいのだろうか…妙に前髪を触っているけれど、何かあるのかな。あるとすれば珍しく髪を結い上げていて、あーポニーテールも似合うなぁ可愛いなぁと思ったけど、違うのか……?一体っ……一体何を求めているんだっ……!!
「***さん」……小さな声だけど、いつか自分の声で貴方の名前を呼べるようにしたい。下の名前で呼び合って、恋人らしくありたい。
「終」
「!」
「……ふふ、しまる」
[……はい、終です]
「……」
しゅん、とした顔付きの斉藤と眉を寄せて怒り顔を浮かべる***。
「いつもいつもいっつも、私に隠し事ばっかりしてっ、私の知らないところで何かしてっ!」
[それは……]
「私もいっぱい斉藤さんの事知りたいんです!私も斉藤さんと何かするっていうのしたいんです!」
ぱんぱん、と畳を叩き、モーレツに斉藤に顔を寄せる。
「もっともっと手を繋ぎたいです!ちょっとくらいえっちなことだってされたいです!もっともっともーっと男女の関係らしくありたいです!」
タ、タケモトピアノ…。連想する斉藤。
「お化粧したのに何も言わないなんて寂しい!ちょっと切った前髪に気付いてほしい!でもこれに関してはその後鏡でよく見たら「そんなにわかんないかも」ってなったので良いです……けどっ!」
ぐいぐいっと鼻と鼻が触れ合いそうなくらいに顔を近付ける。怒られていると重々わかっているのに、思わず“可愛い”と思ってしまう。怒ってる顔もかわいいよ。
「けどですねっ…!私が寝ているときだけ私の名前を声に出して呼ぶのはどうしてなの!」
「!」
「寝てるときだけ呼ぶのにどうして今も私の名前を呼んでくれないんですか!?毎日呼んで!瞬きする度に呼んで!!」
それはそれで怖いと思う。
***さんが、想いの丈を全て半ば怒りながら洗いざらい言う。自分達は、お互いの事を考えていたが故に、こんな結果になってしまったのだと思う。
あの人は忙しいから、あの人は何かをしているから、自分がそれを邪魔するわけにはいかない。
それのせいで、***さんは目に涙を浮かばせ、頬を紅潮させながら、俺に向かって言ったんだ。まだ付き合いたての俺達は、こうもすれ違いが多いらしい。怖かった。彼女に嫌われてしまうのが。自分の言葉で傷付く彼女を想像してしまって、一歩前に踏み出せない。そして、傷付けてしまったのではないだろうかという、心の中でああすればよかったんじゃないかという後悔と反省をしてしまうのが、辛いのだ。
やっと恋人同士になれたのに、想いを打ち明けて恋人同士になれたのに。
「だいすき……大好きなのにっ……」
***さんは、欲しいんだ。俺の思いが。これは、ちゃんと応えなかった俺への罰なんだ。
自分の中だけの出来事とはもう、さようなら。
「……ぅ……さ……斉藤…さん?」
貴方がこんなにも思いの丈を話してくれたんだ。じゃあ今俺が感じている思いの丈を全て、貴方にぶつけます。
[ムラムラします]
可愛くて可愛くて仕方ない。怒っているのに感情が先走って涙が出てしまう***さん。いつも俺に気を遣わせてしまっている***さん。求め方がとても子供っぽくてかわいい***さん。
「っ……ばか」
俺に押し倒されて照れた顔で見上げる***さん。
必要以上に怯える必要は無かった。彼女は彼女なのだ。
「もうっ…エッチなんだから」
[されたいと言ったのは貴方でしょうに]
***さん、今日はいつもより可愛いと思ったらお化粧してたんですね。薄い化粧を施してるけど、貴方にはその化粧が一番可愛く見させるんだと思いますよ。
……今日はなんだか***さんはもじもじとしてるな…何か気付いてほしいのだろうか…妙に前髪を触っているけれど、何かあるのかな。あるとすれば珍しく髪を結い上げていて、あーポニーテールも似合うなぁ可愛いなぁと思ったけど、違うのか……?一体っ……一体何を求めているんだっ……!!
「***さん」……小さな声だけど、いつか自分の声で貴方の名前を呼べるようにしたい。下の名前で呼び合って、恋人らしくありたい。
「終」
「!」
「……ふふ、しまる」
[……はい、終です]
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