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クリスマス、とは言ってもイブだけど。
待ち合わせ場所の前で、手持ちのスマートフォンを見ながら待つ。今日はベタに一緒にイルミネーション見ながら歩いて、何処かで食事をして、予約してたケーキを買って、私の家で二人で食べる……そういう計画です。
逆にクリスマスっぽいデートって何だろう…?そう考えてみたものの何も思い付かず、結局いつも同じだけどちょっと違うクリスマスデートになりました。
肩をトントンと叩かれる。はあっと振り返ればそこには愛おしい恋人の姿が。今日もオシャレな服装だなぁ。終さんは格好が良いから洋装とかも絶対似合うと思う。というか隊服が似合ってるから当たり前なんだろうなぁ。
「終さんっ」
[お待たせしましたZ]
「いいえ、私も今来たところです」
じゃあ今日は、と手袋越しに手を握り合う。街のイルミネーションを見ながら江戸を歩く。
二人で歩いているだけでも楽しくて、会話をしながらショーウィンドウを見たり、ちょっとしたショッピングをしたり…。それ以上の事は無いけれど、それだけでも良いんです。
「……は〜、美味しかったぁ」
[美味しいと評判だったから、***さんと一緒に来たかったんです。喜んでもらえて何よりですZ]
午前からデートを始めたのにあっという間に空は真っ暗。江戸の町にはキラキラと輝いたイルミネーションが飾られて、真っ白に光る木々はとてもロマンチック。星の見えない都会だけど、綺麗な輝きはこうやって見られるのでしょう。
途中で立ち寄った店でケーキを買い、喧騒から離れマンションへと向かう。終さんが二人っきりでゆっくりしたいと言っていたので、屯所ではなく私の家で。
「小さなクリスマスパーティーですが」
ケーキを開けて、ちょっとした飾り付けをして、小皿を用意する。チョコが好きなのでチョコ味のケーキにしました。
「メリークリスマス」
ケーキを取り分けて、二人で食べる。美味しいね、なんて言いながら。
終さんがフォークをイチゴに刺して私に差し出す。二人きりと分かっているもののちょっと気恥ずかしくなるけど、差し出されたイチゴをぱくりと食べる。そうすると終さんは口角を上げて微笑んだ。
「……美味しい?」
「…はいっ、美味しいです…」
付き合って数ヶ月、もう慣れているはずなのに、ちょっぴりイタズラっ気のある彼の表情には勝てません。
そんな初めてのクリスマスでした。
待ち合わせ場所の前で、手持ちのスマートフォンを見ながら待つ。今日はベタに一緒にイルミネーション見ながら歩いて、何処かで食事をして、予約してたケーキを買って、私の家で二人で食べる……そういう計画です。
逆にクリスマスっぽいデートって何だろう…?そう考えてみたものの何も思い付かず、結局いつも同じだけどちょっと違うクリスマスデートになりました。
肩をトントンと叩かれる。はあっと振り返ればそこには愛おしい恋人の姿が。今日もオシャレな服装だなぁ。終さんは格好が良いから洋装とかも絶対似合うと思う。というか隊服が似合ってるから当たり前なんだろうなぁ。
「終さんっ」
[お待たせしましたZ]
「いいえ、私も今来たところです」
じゃあ今日は、と手袋越しに手を握り合う。街のイルミネーションを見ながら江戸を歩く。
二人で歩いているだけでも楽しくて、会話をしながらショーウィンドウを見たり、ちょっとしたショッピングをしたり…。それ以上の事は無いけれど、それだけでも良いんです。
「……は〜、美味しかったぁ」
[美味しいと評判だったから、***さんと一緒に来たかったんです。喜んでもらえて何よりですZ]
午前からデートを始めたのにあっという間に空は真っ暗。江戸の町にはキラキラと輝いたイルミネーションが飾られて、真っ白に光る木々はとてもロマンチック。星の見えない都会だけど、綺麗な輝きはこうやって見られるのでしょう。
途中で立ち寄った店でケーキを買い、喧騒から離れマンションへと向かう。終さんが二人っきりでゆっくりしたいと言っていたので、屯所ではなく私の家で。
「小さなクリスマスパーティーですが」
ケーキを開けて、ちょっとした飾り付けをして、小皿を用意する。チョコが好きなのでチョコ味のケーキにしました。
「メリークリスマス」
ケーキを取り分けて、二人で食べる。美味しいね、なんて言いながら。
終さんがフォークをイチゴに刺して私に差し出す。二人きりと分かっているもののちょっと気恥ずかしくなるけど、差し出されたイチゴをぱくりと食べる。そうすると終さんは口角を上げて微笑んだ。
「……美味しい?」
「…はいっ、美味しいです…」
付き合って数ヶ月、もう慣れているはずなのに、ちょっぴりイタズラっ気のある彼の表情には勝てません。
そんな初めてのクリスマスでした。
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