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「……っくしゅん!」
もう12月の中旬、寒くないわけがなく、自分も多少の厚着をしているつもりだけど、露に出てる顔だけはどうしても寒い。マスクをしようにもつけ忘れて出てしまい、近くのコンビニで買おうかとそこに向かっている。ついでに暖かいミルクティーも買おう。
「…あ、雪」
ビニールを片手にコンビニの外を見れば先程とは違って雪が降っていた。傘持ってこれば良かったなぁ、なんて考えながら一歩外に出ると、頭の上に何かが遮った。
ふっと見上げればそれは傘で、それの持ち主は真選組の制服姿の彼が。
「斉藤さんっ」
[たまたま見かけましたZ 傘お貸ししますZ]
「そんな、大丈夫ですよ。斉藤さんだって髪に…」
[私はいいですZ]
ほとんど押し付けられる形で、私は彼の傘を受け取った。柄を手にしたことを確認した彼は、そそくさとその場を立ち去ってしまった。
雪降る中、マフラーを巻き直しながら去って行く彼の背中を見ると、心がほんのりと暖かくなる。今までの寒さを忘れてしまうくらい。
「…あっ、明日これ返さなきゃ」
もう12月の中旬、寒くないわけがなく、自分も多少の厚着をしているつもりだけど、露に出てる顔だけはどうしても寒い。マスクをしようにもつけ忘れて出てしまい、近くのコンビニで買おうかとそこに向かっている。ついでに暖かいミルクティーも買おう。
「…あ、雪」
ビニールを片手にコンビニの外を見れば先程とは違って雪が降っていた。傘持ってこれば良かったなぁ、なんて考えながら一歩外に出ると、頭の上に何かが遮った。
ふっと見上げればそれは傘で、それの持ち主は真選組の制服姿の彼が。
「斉藤さんっ」
[たまたま見かけましたZ 傘お貸ししますZ]
「そんな、大丈夫ですよ。斉藤さんだって髪に…」
[私はいいですZ]
ほとんど押し付けられる形で、私は彼の傘を受け取った。柄を手にしたことを確認した彼は、そそくさとその場を立ち去ってしまった。
雪降る中、マフラーを巻き直しながら去って行く彼の背中を見ると、心がほんのりと暖かくなる。今までの寒さを忘れてしまうくらい。
「…あっ、明日これ返さなきゃ」
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