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「ねぇねぇ***ちゃん」
今!養老◯滝で集っている女子達!所謂女子会!
メンバーはいつもと変わらず、お妙、猿飛、九兵衛、月詠、***を含めた五人だ。このメンバーが収集される時は、大体お妙が仕事の早上がり時と月詠が地上に居るときだ。九兵衛はお妙との同伴で、猿飛は呼べばすぐ来る。というか何故か近くに居る。***はよく呼ばれるのと歌舞伎町の近くのマンションに住んでいるので、すぐに行けるのだ。
「なぁに妙ちゃん」
「***ちゃん彼氏とか居ないの?」
綺麗な酒の噴水が掛かる。
「っけほ…と、突然何!?」
「前、貴方の勤め先の寺子屋で、男の人と親しげに話してたのを見ちゃったんだけど」
「資格学校時代の同級生だよ…もう」
「あ、そっか…。じゃあじゃあ、好きなタイプとかってどんなの?」
きらきらとした瞳でお妙は***に目を向ける。恋愛話をするお妙は年相応の少女であり、それが楽しみだというような表情をしているのだ。
「そうね、それも聞いてみたいわ」
メガネを掛け直して、猿飛も身を乗り出す。
「えっ、あ……そ、そうだねぇ……。優しい人、かなぁ…?」
「基本技能ね」
「基本じゃな」
「基本だな」
「ええ……。他は、そうだね…。気が利く人…とか」
「気が利く人ね」
うーんと唸るお妙の背後の襖の向こうから声が上がる。
「気が利く人ならトシがオススメだぞ!」
「……近藤さん……」
スッパーン!という愉快な音が鳴り響いた先には、近藤、土方、沖田、斉藤の四人が座っていた。
「いやぁ奇遇ですねお妙さん。僕もこの店好きなんですよ」
「アンタ初めて来たつってたろ」
「えっ、何々女の子達で会話しちゃって。女子会?もしかしなくても女子か」
近藤の腹には綺麗な拳が入り込み、その場に倒れ臥すのに時間は掛からなかった。
「近藤さーーーん!?」
「そうねぇ、土方さんは確かにフォロー上手で気が利くし、公務員だし高給取りだしねぇ」
「だが仕事人間過ぎて恋人との時間を大切にしなさそうだな」
「勝手なイメージで語るんじゃねぇ。俺だって彼女ができたらそれなりに時間作ってやらぁ」
「おやおやぁ〜?なかなか恥ずかしいこと言ってますねィ土方さぁん。顔は良くても彼女いない歴=年齢の癖してぇ」
「うるせぇ」
「他には条件ある?」
えっ、まだ進めるの?
口に含んだ酒を飲み込み***は考え込んだ。
「うーん…。側に居てくれる人……?」
「それなら終兄さんがオススメですぜィ」
「!?」
「この人は荒い仕事にゃあんま出ず、屯所で書類仕事してまさァ。側にいる時間ってのは、土方さんよりも多く確保できますぜィ」
[総悟くん、勝手に私に決めたら彼女嫌がっちゃうよ]
「いえ、私は全然ですよ」
「!!」
赤くなった顔をノートブックで隠す。
「ちょおおっっと待ったァ!」
「うわ面倒なの来た」
「銀さんッッッ!」
反対側の襖の先には銀髪の男が立っていた。
「お***ちゃん!俺だったら優しいし、気が利くし、常に一緒に居てあげるけど!?」
「お主の場合は優しいのではなく甘い、気は利かん、無職だから出掛ける用事が無いってことじゃろうが」
月詠の言葉で倒れ伏した…。
「好きなタイプってよくよく考えると難しいね。普段からそういうの考えたこともなかったし……」
「ねえ、もしここに居る男達の中で、付き合うなら誰が良い?」
にこにこと聞くお妙の言葉と共に、周りの男達は一斉に***に目線が行く。向けられた目線に困惑し、あわあわとしながら考える。
「そー……だねえ……。まず……」
畳に身体を預けながら顔だけは***に向ける近藤を見遣る。
「近藤さんは、男らしい人だし、憧れる人だけど付き合いたいかっていうのはまた違うし…」
「土方さんは、しっかりした人でいいと思うんだけど、マヨネーズとタバコが…」
「沖田くんは単純に怖いからやめるとして」
「斉藤さんも、紳士的でシャイなところが可愛いけど、もうちょっと喋ってほしいかなぁ」
「銀時さんは……お仕事頑張ってね」
「なんで俺だけ応援なの?」
「うーん……この中での唯一っていうのは難しいかも……」
「割と良い物件が揃っているのにも関わらず選ぶのが難しいって言われるの君達は相当だぞ」
「いやっ、そういうことじゃないんだけどもっ……!」
「じゃあどういう意味よ」
「えっと……だから……」
もじもじと、指を回す。
「も、もう……居るっていうか……その……」
「えええ!?」
「もう居たのぉ!?お***ちゃんはみんなの彼女じゃなかったの!?」
「いつ私がそう言いました!?」
「誰!?誰なのぉ!?」
みんなが一斉に身を乗り出す。他人の恋愛事情がそんなに楽しいのかというくらいに。
「えぇっと……」
「だから……」
「言えなくて……」
「特徴は!?特徴は!?」
「そ、の〜〜〜〜………………っ!」
皆の真剣な眼差しに気圧される***。そんな雰囲気に目を回し始めると、***の額に苦無が刺さる。苦無が刺さった***はばたんと後ろに倒れ、気絶した。
ある人物がその場から立ち上がり、二人分の料金を机に置いた後、***を肩に抱き上げ、出口へと向かった。
「私達、先に帰るわね」
薄紫色の髪が、戸の奥へと消えて行った。
「そ……」
そっちィィィィィィィィィィィィ!!!?????
今!養老◯滝で集っている女子達!所謂女子会!
メンバーはいつもと変わらず、お妙、猿飛、九兵衛、月詠、***を含めた五人だ。このメンバーが収集される時は、大体お妙が仕事の早上がり時と月詠が地上に居るときだ。九兵衛はお妙との同伴で、猿飛は呼べばすぐ来る。というか何故か近くに居る。***はよく呼ばれるのと歌舞伎町の近くのマンションに住んでいるので、すぐに行けるのだ。
「なぁに妙ちゃん」
「***ちゃん彼氏とか居ないの?」
綺麗な酒の噴水が掛かる。
「っけほ…と、突然何!?」
「前、貴方の勤め先の寺子屋で、男の人と親しげに話してたのを見ちゃったんだけど」
「資格学校時代の同級生だよ…もう」
「あ、そっか…。じゃあじゃあ、好きなタイプとかってどんなの?」
きらきらとした瞳でお妙は***に目を向ける。恋愛話をするお妙は年相応の少女であり、それが楽しみだというような表情をしているのだ。
「そうね、それも聞いてみたいわ」
メガネを掛け直して、猿飛も身を乗り出す。
「えっ、あ……そ、そうだねぇ……。優しい人、かなぁ…?」
「基本技能ね」
「基本じゃな」
「基本だな」
「ええ……。他は、そうだね…。気が利く人…とか」
「気が利く人ね」
うーんと唸るお妙の背後の襖の向こうから声が上がる。
「気が利く人ならトシがオススメだぞ!」
「……近藤さん……」
スッパーン!という愉快な音が鳴り響いた先には、近藤、土方、沖田、斉藤の四人が座っていた。
「いやぁ奇遇ですねお妙さん。僕もこの店好きなんですよ」
「アンタ初めて来たつってたろ」
「えっ、何々女の子達で会話しちゃって。女子会?もしかしなくても女子か」
近藤の腹には綺麗な拳が入り込み、その場に倒れ臥すのに時間は掛からなかった。
「近藤さーーーん!?」
「そうねぇ、土方さんは確かにフォロー上手で気が利くし、公務員だし高給取りだしねぇ」
「だが仕事人間過ぎて恋人との時間を大切にしなさそうだな」
「勝手なイメージで語るんじゃねぇ。俺だって彼女ができたらそれなりに時間作ってやらぁ」
「おやおやぁ〜?なかなか恥ずかしいこと言ってますねィ土方さぁん。顔は良くても彼女いない歴=年齢の癖してぇ」
「うるせぇ」
「他には条件ある?」
えっ、まだ進めるの?
口に含んだ酒を飲み込み***は考え込んだ。
「うーん…。側に居てくれる人……?」
「それなら終兄さんがオススメですぜィ」
「!?」
「この人は荒い仕事にゃあんま出ず、屯所で書類仕事してまさァ。側にいる時間ってのは、土方さんよりも多く確保できますぜィ」
[総悟くん、勝手に私に決めたら彼女嫌がっちゃうよ]
「いえ、私は全然ですよ」
「!!」
赤くなった顔をノートブックで隠す。
「ちょおおっっと待ったァ!」
「うわ面倒なの来た」
「銀さんッッッ!」
反対側の襖の先には銀髪の男が立っていた。
「お***ちゃん!俺だったら優しいし、気が利くし、常に一緒に居てあげるけど!?」
「お主の場合は優しいのではなく甘い、気は利かん、無職だから出掛ける用事が無いってことじゃろうが」
月詠の言葉で倒れ伏した…。
「好きなタイプってよくよく考えると難しいね。普段からそういうの考えたこともなかったし……」
「ねえ、もしここに居る男達の中で、付き合うなら誰が良い?」
にこにこと聞くお妙の言葉と共に、周りの男達は一斉に***に目線が行く。向けられた目線に困惑し、あわあわとしながら考える。
「そー……だねえ……。まず……」
畳に身体を預けながら顔だけは***に向ける近藤を見遣る。
「近藤さんは、男らしい人だし、憧れる人だけど付き合いたいかっていうのはまた違うし…」
「土方さんは、しっかりした人でいいと思うんだけど、マヨネーズとタバコが…」
「沖田くんは単純に怖いからやめるとして」
「斉藤さんも、紳士的でシャイなところが可愛いけど、もうちょっと喋ってほしいかなぁ」
「銀時さんは……お仕事頑張ってね」
「なんで俺だけ応援なの?」
「うーん……この中での唯一っていうのは難しいかも……」
「割と良い物件が揃っているのにも関わらず選ぶのが難しいって言われるの君達は相当だぞ」
「いやっ、そういうことじゃないんだけどもっ……!」
「じゃあどういう意味よ」
「えっと……だから……」
もじもじと、指を回す。
「も、もう……居るっていうか……その……」
「えええ!?」
「もう居たのぉ!?お***ちゃんはみんなの彼女じゃなかったの!?」
「いつ私がそう言いました!?」
「誰!?誰なのぉ!?」
みんなが一斉に身を乗り出す。他人の恋愛事情がそんなに楽しいのかというくらいに。
「えぇっと……」
「だから……」
「言えなくて……」
「特徴は!?特徴は!?」
「そ、の〜〜〜〜………………っ!」
皆の真剣な眼差しに気圧される***。そんな雰囲気に目を回し始めると、***の額に苦無が刺さる。苦無が刺さった***はばたんと後ろに倒れ、気絶した。
ある人物がその場から立ち上がり、二人分の料金を机に置いた後、***を肩に抱き上げ、出口へと向かった。
「私達、先に帰るわね」
薄紫色の髪が、戸の奥へと消えて行った。
「そ……」
そっちィィィィィィィィィィィィ!!!?????
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