pheromone
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[本当に私でいいの?]
「何度も言ってるじゃないですかっ!私は斉藤さんの事がす……す……すき……なんですからっ!」
深夜、屯所内の見廻り途中に、いつものように茶を持って***の部屋に行く斉藤。だがいつものように持って行くのには少々難しいのだった。何故ならあの一件で斉藤と***は所謂恋人同士になり、今までのように片思い(両思い)の状態で話し掛けることは無理であり、自分は今、***の恋人であるのだと意識してしまうのだ。
そう意識しながら***の部屋の前に立ち、開けるのが気恥ずかしかった斉藤。これでは茶が冷めてしまうと思いつつも、襖に手を掛けようとするが、開けるのをやめ、また手にかけようとするが開けるのをやめ。それを繰り返し、緊張で厠にも行きたくなった斉藤だったが、襖に手を当てようとするところで開かれた。妙に人の気配がすると思い開けたら斉藤だったのだ。
「斉藤さんは、私が嫌、ですか…?」
二年も自分に恋していたということも聞き、そんなに思われていたのか、と内心大喜びをする斉藤。
[そんなことないZ!]
嫌なわけがない。何度も何度も万事屋に通い、貴方の事を相談して、どうすればお近付きになれるのか考えたものだ。
二人正座で向き合い、静かな時が流れる。
「!」
[勉強の邪魔だったよね、ごめんなさいZ]
斉藤は立ち上がろうと膝をつく。だが***はその腕を阻止し、そっと触れた。
「……もっと、居てください」
口元を手で抑え、照れた顔を隠すように俯き、言い放つ。
斉藤は座り直し、***の側に寄り添った。
「何度も言ってるじゃないですかっ!私は斉藤さんの事がす……す……すき……なんですからっ!」
深夜、屯所内の見廻り途中に、いつものように茶を持って***の部屋に行く斉藤。だがいつものように持って行くのには少々難しいのだった。何故ならあの一件で斉藤と***は所謂恋人同士になり、今までのように片思い(両思い)の状態で話し掛けることは無理であり、自分は今、***の恋人であるのだと意識してしまうのだ。
そう意識しながら***の部屋の前に立ち、開けるのが気恥ずかしかった斉藤。これでは茶が冷めてしまうと思いつつも、襖に手を掛けようとするが、開けるのをやめ、また手にかけようとするが開けるのをやめ。それを繰り返し、緊張で厠にも行きたくなった斉藤だったが、襖に手を当てようとするところで開かれた。妙に人の気配がすると思い開けたら斉藤だったのだ。
「斉藤さんは、私が嫌、ですか…?」
二年も自分に恋していたということも聞き、そんなに思われていたのか、と内心大喜びをする斉藤。
[そんなことないZ!]
嫌なわけがない。何度も何度も万事屋に通い、貴方の事を相談して、どうすればお近付きになれるのか考えたものだ。
二人正座で向き合い、静かな時が流れる。
「!」
[勉強の邪魔だったよね、ごめんなさいZ]
斉藤は立ち上がろうと膝をつく。だが***はその腕を阻止し、そっと触れた。
「……もっと、居てください」
口元を手で抑え、照れた顔を隠すように俯き、言い放つ。
斉藤は座り直し、***の側に寄り添った。