pheromone
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
斉藤は喧嘩を始める隊士達を見て思ったのだ。彼らは***を自分のモノにしたいのだと。***を奪い、自分の物にする事を目的としていたのだ。
だったら尚、***を自分の物だと見せつければいいのだ、と。
斉藤はマスクを下ろし、***の唇に口付けたのだ。
「……」
隊士達の動きは止まり、斉藤と***の様子を見てしまっていた。
唇をそっと離すと、斉藤の名を呟き、茹でられたように顔を真っ赤にし、とろりとした目で見上げる***。その顔につられて、斉藤も頬を染めた。
「……ヒュー!!」
「斉藤隊長、やっるぅ〜〜〜!」
彼らの嬉々とした声で我に帰る。先程の険悪な状況から一転し、何故か野次を飛ばされるような抜けた雰囲気に。
「俺らに見せつけるとかやりますねぇ!」
「…というか俺ら、何してた?」
「……何してんだ総悟」
「ナニって、今から首を落とそうかと」
「本当に何してんだテメェ!」
「いやいや、遠征から戻ってきたら、憎たらしいあんちくしょうがこんな庭で寝そべってたら、そりゃチャンスでしょうよ」
「誰が庭で寝そべってるだ!テメェがやったんだろうがッ!」
首を傾げる沖田。
「俺、何にもしてないっすよ。酔ってぶっ倒れてたんじゃないですかィ?」
「……はあ?」
隊士達は、徐々に自分の持ち場へと戻って行く。不可解な記憶と行動と共に。
「…あの」
「…?」
「……近いです」
「!!」
バッと顔を離す斉藤。ごめんなさい、と書かれたノートを見せる。
「い、いえ。なんというか…何もわからないまま、とりあえず一件落着したみたいですし、それに……」
「………?」
「…嬉しい、です」
どきりと、胸が鳴る。先程、自分は***にキスしたのだ。状況を打開する為とはいえ、彼女の初めてを奪ったつもりなのだ。その行動に、嬉しいと言われれば、斉藤の心は非常にどぎまぎとするわけで。
「…好き、ですから」
嬉しい、の次は好き、だから。怒涛の予想外の言葉で、斉藤の頭は回らなくなる。約一年間恋心を抱いていた相手に、突然好きと言われてしまっては大変だ。顔中が赤くなるのを感じて顔を伏せるのに必死で、厠に行く事も忘れてしまうのだ。
「っ……」
一文字一文字に、自分の想いを込めて書いていく。
[私も、***さんが好きだZ]
だったら尚、***を自分の物だと見せつければいいのだ、と。
斉藤はマスクを下ろし、***の唇に口付けたのだ。
「……」
隊士達の動きは止まり、斉藤と***の様子を見てしまっていた。
唇をそっと離すと、斉藤の名を呟き、茹でられたように顔を真っ赤にし、とろりとした目で見上げる***。その顔につられて、斉藤も頬を染めた。
「……ヒュー!!」
「斉藤隊長、やっるぅ〜〜〜!」
彼らの嬉々とした声で我に帰る。先程の険悪な状況から一転し、何故か野次を飛ばされるような抜けた雰囲気に。
「俺らに見せつけるとかやりますねぇ!」
「…というか俺ら、何してた?」
「……何してんだ総悟」
「ナニって、今から首を落とそうかと」
「本当に何してんだテメェ!」
「いやいや、遠征から戻ってきたら、憎たらしいあんちくしょうがこんな庭で寝そべってたら、そりゃチャンスでしょうよ」
「誰が庭で寝そべってるだ!テメェがやったんだろうがッ!」
首を傾げる沖田。
「俺、何にもしてないっすよ。酔ってぶっ倒れてたんじゃないですかィ?」
「……はあ?」
隊士達は、徐々に自分の持ち場へと戻って行く。不可解な記憶と行動と共に。
「…あの」
「…?」
「……近いです」
「!!」
バッと顔を離す斉藤。ごめんなさい、と書かれたノートを見せる。
「い、いえ。なんというか…何もわからないまま、とりあえず一件落着したみたいですし、それに……」
「………?」
「…嬉しい、です」
どきりと、胸が鳴る。先程、自分は***にキスしたのだ。状況を打開する為とはいえ、彼女の初めてを奪ったつもりなのだ。その行動に、嬉しいと言われれば、斉藤の心は非常にどぎまぎとするわけで。
「…好き、ですから」
嬉しい、の次は好き、だから。怒涛の予想外の言葉で、斉藤の頭は回らなくなる。約一年間恋心を抱いていた相手に、突然好きと言われてしまっては大変だ。顔中が赤くなるのを感じて顔を伏せるのに必死で、厠に行く事も忘れてしまうのだ。
「っ……」
一文字一文字に、自分の想いを込めて書いていく。
[私も、***さんが好きだZ]