pheromone
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銀時が向かった場所は、真選組。息を切れ切れにしながら、門前に向かって叫ぶ。
「おい!アフロ!アフロはいるかぁ!」
「っるさいな…って、旦那ぁ?」
「おい、アフロだせ。それか連れてけ」
「いやそんな急に言われても…っ」
「さっさとしやがれ!こっちは動悸息切れストレスイライラで困ってんだよォ!」
「更年期障害ですかアンタァ!斉藤隊長が旦那の命の母なら連れてきますよ……もう」
渋々と山崎は斉藤の部屋へと赴いた。
[なんでしょう、万事屋さん]
ここまで見て分かるが、この場に***が居ない時、この男達は以前と何ら変わらない普通の生活を行なっているのだ。こんな環境だが、いざここに***が居れば、またあのような狂った事が起きてしまうのだと思うとゾッとしてしまう。
「……おい、アフロ」
[はい]
「…お***ちゃんを助けてやれ」
「…!?」
「アイツは今、お前しか頼りがいねぇんだ。アイツもきっと、心からこんな状況を救ってほしいと願っているはずだ」
[待ってください]
[こちらの方が状況を飲み込めませんが…]
「ッ詳細は…アイツに聞いてくれっ……ただ」
「今のアイツには誰にも近寄らせるな。周囲の人間も、アイツも狂っちまう」
場所はここに居る。と斉藤の持っていたノートに住所を書く。
「誰にも気付かれるな。そういう事はお得意さんだろう?内偵さんよ」
「……」
言いたい事だけ言い残し、銀時は屯所を去った。斉藤はじっと書かれた文字を見つめ、その場を去る。
(俺の推測が正しけりゃ)
多分、お***ちゃんのことが好きなヤツらには、あの誘惑は効かねぇ。俺がお***ちゃんと会った時、既に周囲の人間は***の誘惑の虜になっていた。なのに何故俺だけがあいつの虜にならなかったのか。それはもう俺が虜になっているからだ。正直、俺はお***ちゃんの事が好きだ、激推し同担拒否勢だからな。あのアフロだってアイツの事が好きだ。だから元々誘惑は効かなかったのだろう。ドSの彼が効かなかったのはよく知らんけど、虜…所謂好きだってことは事実だ。
好きであるのに、どうして俺がこんなにも狂おしい程にお***ちゃんの事が愛おしいのか。多分それは……俺が中途半端な好きだったってことだろうな。好きは好きだが、アイドルやニュースキャスターを好きになるのと同じで、そういう“好き”のカテコライズとは多少なり違ったんだ。
そういう意味ではアイツは違う。斉藤くんは、お***ちゃんの事が“好き”なのだ。女性として好き、人として好き、斉藤くんには、お***ちゃんから出る誘惑が効かなかったのだろう。
だから、アイツに託した。
アイツならお***ちゃんを最後まで守り、側にいてくれるだろう。
段々と、俺の動悸が治っていく。深く息を吸い、整える。ここから先はアイツらの事だ。俺は答えだけ待ちゃあ良い……。
「おい!アフロ!アフロはいるかぁ!」
「っるさいな…って、旦那ぁ?」
「おい、アフロだせ。それか連れてけ」
「いやそんな急に言われても…っ」
「さっさとしやがれ!こっちは動悸息切れストレスイライラで困ってんだよォ!」
「更年期障害ですかアンタァ!斉藤隊長が旦那の命の母なら連れてきますよ……もう」
渋々と山崎は斉藤の部屋へと赴いた。
[なんでしょう、万事屋さん]
ここまで見て分かるが、この場に***が居ない時、この男達は以前と何ら変わらない普通の生活を行なっているのだ。こんな環境だが、いざここに***が居れば、またあのような狂った事が起きてしまうのだと思うとゾッとしてしまう。
「……おい、アフロ」
[はい]
「…お***ちゃんを助けてやれ」
「…!?」
「アイツは今、お前しか頼りがいねぇんだ。アイツもきっと、心からこんな状況を救ってほしいと願っているはずだ」
[待ってください]
[こちらの方が状況を飲み込めませんが…]
「ッ詳細は…アイツに聞いてくれっ……ただ」
「今のアイツには誰にも近寄らせるな。周囲の人間も、アイツも狂っちまう」
場所はここに居る。と斉藤の持っていたノートに住所を書く。
「誰にも気付かれるな。そういう事はお得意さんだろう?内偵さんよ」
「……」
言いたい事だけ言い残し、銀時は屯所を去った。斉藤はじっと書かれた文字を見つめ、その場を去る。
(俺の推測が正しけりゃ)
多分、お***ちゃんのことが好きなヤツらには、あの誘惑は効かねぇ。俺がお***ちゃんと会った時、既に周囲の人間は***の誘惑の虜になっていた。なのに何故俺だけがあいつの虜にならなかったのか。それはもう俺が虜になっているからだ。正直、俺はお***ちゃんの事が好きだ、激推し同担拒否勢だからな。あのアフロだってアイツの事が好きだ。だから元々誘惑は効かなかったのだろう。ドSの彼が効かなかったのはよく知らんけど、虜…所謂好きだってことは事実だ。
好きであるのに、どうして俺がこんなにも狂おしい程にお***ちゃんの事が愛おしいのか。多分それは……俺が中途半端な好きだったってことだろうな。好きは好きだが、アイドルやニュースキャスターを好きになるのと同じで、そういう“好き”のカテコライズとは多少なり違ったんだ。
そういう意味ではアイツは違う。斉藤くんは、お***ちゃんの事が“好き”なのだ。女性として好き、人として好き、斉藤くんには、お***ちゃんから出る誘惑が効かなかったのだろう。
だから、アイツに託した。
アイツならお***ちゃんを最後まで守り、側にいてくれるだろう。
段々と、俺の動悸が治っていく。深く息を吸い、整える。ここから先はアイツらの事だ。俺は答えだけ待ちゃあ良い……。