pheromone
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涙が一筋流れ出る。それは悲しさからなのかは分からない。だが、理解の範疇を超えた出来事に少なくとも、神経は正常では居られなかったようで、今まで耐えていたものが一気に崩れ落ちたかのようだった。
足音が***の側から聞こえる。びくりと身体を震わし、恐る恐るとその場所を見上げる。
「……………斉藤、さん…?」
そこには、自分の想い人である、斉藤終本人だった。
「---クソ……なんだってんだッ!」
銀時の心の中は休まらない。あの状況の事と、***に対する感情。彼女の安らぐ表情を見た時、自分の脳内がぐにゃりと歪んだ。甘く歪み、そして彼女に奪われた。
彼女を掴み走っていた時もそうだった。己が、己だけが彼女を手に入れているという感覚。独り占めしている執着心、支配欲が満たされていた。
びくびくと身体を強張らせている***の姿を見た時、正直言って襲いたかったのだ。襲い、ぐちゃぐちゃにして、自分だけのものにしたい。その気持ちが銀時にはあった。だがそれを行動に移さなかったのは、自分はある程度の理性が保てていて、そしてある仮説を立てていて……。
(この推測が正しけりゃ……)
銀時は踏み締める様に屯所へ向かった。
足音が***の側から聞こえる。びくりと身体を震わし、恐る恐るとその場所を見上げる。
「……………斉藤、さん…?」
そこには、自分の想い人である、斉藤終本人だった。
「---クソ……なんだってんだッ!」
銀時の心の中は休まらない。あの状況の事と、***に対する感情。彼女の安らぐ表情を見た時、自分の脳内がぐにゃりと歪んだ。甘く歪み、そして彼女に奪われた。
彼女を掴み走っていた時もそうだった。己が、己だけが彼女を手に入れているという感覚。独り占めしている執着心、支配欲が満たされていた。
びくびくと身体を強張らせている***の姿を見た時、正直言って襲いたかったのだ。襲い、ぐちゃぐちゃにして、自分だけのものにしたい。その気持ちが銀時にはあった。だがそれを行動に移さなかったのは、自分はある程度の理性が保てていて、そしてある仮説を立てていて……。
(この推測が正しけりゃ……)
銀時は踏み締める様に屯所へ向かった。