第4章~Festival of Music~
掟を破り、彼らの心の限りに奏でた音楽は、終に女王様の心に届き__長い間離れ離れだった双子の姉妹は再び手を取り合って、懐かしい笑顔を見せ合います。
かつて誰かに見捨てられた人形だったソレは、ジョーカーの少年に手を取られてふらりと立ち上がりました。
……やっぱり、音楽に奪われてしまった。ボクの大切なただ1人のオトモダチ。
このままじゃまた見捨てられてしまう、鐘が鳴って魔法が解けたら、ひとりぼっちになってしまう__
[現在地:鐘の間]
リュミ「鐘だわ!これを鳴らせば、魂が浄化され__っ!?(飛びかかってきたシャトーに突き飛ばされ床に叩きつけられる)」
レプリカント「リュミさん!?」
フェリーエ「リュミッ!大丈夫かい…?!」
ノクトン「…!!リュミちゃん…!大丈夫…!?(駆け寄ろうと近付き)」
クイエート「シャトー…いくらなんでも女の子突き飛ばすのは良くないだろ…!」(ギロッ…とシャトーを睨みつけて)
アリス「リュミだいじょーぶ!?」
ルファン「……っ、怪我でもさせたらどうするんだシャトー!!」
アカネ「リュミさん…!シャトーさん、もうやめてください!!」
アルク「ッ……!?おい、てめぇ………ッ!!(シャトーくんをにらみつけるが言葉が出ず)」
リュミ「いたた……だ、大丈夫、怪我とかはしてないわ」
レプリカント「よかった、よかった…」
ノクトン「大丈夫ならいいんだけど…でも気を付けて、手なら貸すよ…?」
シャトー「ねェ、何のつもりデすか?」
レプリカント「王…?王……?」
クイエート「何のつもり…って、僕達は鐘を鳴らしに来たんだよ!」
ブレシュール「(タバコの煙を吐きながら)…そりゃ、こっちサイドのセリフだぜ?王様さんよ」
リベロス「何のつもりも何も、テメェの好き勝手やってる事を終わらせに来ただけだ」
スペード「シャトーさま…もう、もう止めましょうよ…こんなこと…!!」
アルク「そうだ…このままじゃ、まるで暴君だぞ、お前……!!」
シャトー「やめ、る?(一瞬悲しそうな顔をして)あ、アダム!こいつら何とかしテよぉ!!(ばたばたと手を振り)」
レプリカント「…王も、そう思ってるよね…?」
クイエート「今のスプーキーハーベストはまるで、絶対王政だね…シャトー、君は間違っている…」(シャトーの方を見て、深く溜息をつきながら)
アリス「しゃとくんとほんとのお友達になりにきたんだよっ(訴えかけるような瞳で)」
アダム「…御心のままに(鎌を持ち)」
フィーネ「王様の言う事は絶対なんて可笑しいっす!」
ハーツ「…シャトー、お願いだ。こちら側へ来ないか?音楽を疎むのではなく…同じ音楽を愛するトモダチとして…な?」
レプリカント「えッ…」
フィーネ「アダムさん待ってくださいっす!和解しましょうよ、平和に、平和ね」
シャトー「ほんとの、おともだち……?(目
に一瞬輝きが戻るがすぐに虚ろに戻り)う、うるさいうるさい!」
リウム「ノアくん……いや、今はアダムくんか…(目を細めて)」
クイエート「ノア…いや、アダム。君はそれでも、僕達に歯向かい、戦おうっていうの…?」
ガイル「ワガハイからも頼む…。」
スペード「シャトーさま!ちゃんと、俺達の声を聞いて下さい…!!皆、みんな貴方の友達なんですよ…!?(少し声を荒らげて)」
レプリカント「……王の、友達に戻りたいよ」
マルガリータ「…私たち、争いたくて来たワケじゃないの…」
アリス「そうだよ・・・!ほんとのお友達!(耳をぺたん、とたれさせて)しゃとくんノアくんお話しよ・・・?」
アカネ(シャトーの一瞬の変化を見て)「…!やっぱり今のシャトーさんはあのシャトーさんではありません!わたし達は、貴方と本当の「お友達」になってみせます!」
クイエート「シャトー、君は何を恐れてこんなことをしているの…?君の望む"オトモダチ"はここにいるんだし、まだ何か足りないとでも言うの…?」
ノクトン「アダム…ノア……(瞳を覗き込むように見つめ)」
シャトー「だって、だって……ねぇ女王様、もうボクのこトは嫌い?そうなんデしょう、ボクより妹ちゃんのほウが大切なんでしょう!?そうやってみんな、ボクを見捨テるんです!!」
レプリカント「大切に順番なんてない…でしょ…?レプリは、ホルンと友達、どっちも大事だよ…?」
ユノ「見捨てるわけじゃないわ!!あなたのこととっても大切よ、シャトー……(近づこうとするも阻まれ)」
ハーツ「そう我の愛を疑わないでくれ…シャトー、悲しくなってしまう」
リウム「…他人を信用をしないことは自分を守るもの…だけど、信用しなかった分だけ他の人が傷付くんですよ…?皆の声が聞こえていないんですか…?皆、貴方と友達になりたいんです」
アリス「ユノさんも僕達もみんなみーんなしゃとくんが大好きだよっ!」
アカネ「わたし達は、本当の貴方と本当のお友達になりたいのです。どうか、心を開いて下さい…!」
クイエート「他人を信用しなければ、他人からも信用されない…って言うもんね。シャトー、僕達はただ、君の本当のお友達になりたいんだ。信じてくれよ…」
アルク「見捨てる……なあ、お前がもしこのままの暴政を続ける気ならそうだったかもしれない。でもな、見ろよ…皆こいつの言うとおり、お前の友達になりたいんだから。本当の…な」
シャトー「ッ、う……(俯いて皆の言葉を聞いている)」
レプリカント「王…」
フェリーエ「貴方はそうやって周りのひとを追い出して、1人で閉じこもろうとしている。それじゃあ何も変わらない!どうか皆を、受け入れてほしいんだ…」
アダム「(苦しそうにノクトンくんから目を逸らし)……ご命令を、我が主…」
スペード「…シャトーさま、ずっと、俺達が一緒にいます…だから、どうか…(シャトーくんに近付き手を伸ばそうとして)」
シャトー「アダム……ボクのたったひとりのオトモダチ!こいつら、みーんな黙らせてッ!!(差し出された手を振り払うとばっと顔をあげてリュミたちを指差し」
アダム「主の仰せのままに(刃を向け)」
スペード「(一瞬傷付いたような表情になり)そんな……シャトーさま…!ダメです、そんなの……このままじゃ…!…ッ!!(アダムくんの方へと向かって行き)」
クイエート「シャトー、アダム……?一体、何を…」(ギラリ、と鈍く輝くその刃をこちらに向けられ、少しおののき)
レプリカント「なんで…」
アリス「もう戦うのはやめよ?やめよーよぅ・・・(段々声が小さくなり)」
ガイル「…やめてくれ…ワガハイはもう…戦いたくないのだ…(向けられた刃を見て)」
ノクトン「…いいよ、アダム…ノア…おいでよ、僕を傷付けられるなら」
トワル「…!お友達が「たったひとり」なんて言わないでくださいまし…!戦うなんて嫌ですわ…」
レプリカント「トワルさん、の、言う、通り…(だんだん声が小さくなる)」
クイエート「アダム…シャトー………もう戦うのはやめようよ…」(声がだんだんと重くなり、強ばった表情になっていく)
リウム「アダムくん……目を覚まして…君は、そんな子じゃ無いだろう…?大切な人を傷付けられるなんて……そんなこと…(困ったような表情で)」
アダム「……っうるさい! 僕は、シャトー様の…僕(しもべ)だ!!(迷いを振り切るようにノクトンくんを狙い、鎌を振り上げ)」
アリス「ノアくんっっ!!やめてーー!!!」
レプリ「…伏せて…!」
トワル「戦いはよしましょう…アダムさん、いや、ノアさん!」
スペード「…ッッあぁッ!!!!(走りながらフルートを鎌に変え、アダムくんの鎌を止めようと鎌を振り)」
クイエート「スペードくん……!!危ない……!!!」
トワル「スペードさん…っ!」
レプリ「スペードさん!?」
アダム「(スペードくんの鎌に弾かれ、反動で後退し)……っく、邪魔…するな!!」
レプリ「無理、しないで…スペードさん」
ノクトン「……ッ!(少し驚いて体が強ばるも)…シャトーくんのお友達…じゃなくて、僕(しもべ)…だって…?」
クイエート「僕…?それって……オトモダチ……じゃないよね……」(ノクトンの言った言葉に反応して)
スペード「(反動でよろけながら)やめて…こんなこと…皆を…傷付けないで……!君は、君は…皆の友達なんでしょ…?」
レプリカント「【オトモダチ】、は、しもべ…?」
リウム「…僕(しもべ)は…オトモダチ、なんかじゃないよね…?」
アリス「そんなの・・・ただのあやつり人形じゃん・・・っ」
アルク「ほら……本当の友達じゃないってこと、…ボロが出てんぞ」
アカネ「シャトーさんと話が噛み合ってない…まだ洗脳が解けるかもしれません…!」
トワル「目を覚ましてくださいまし…そして、今度こそ、本当のオトモダチになりましょう…」
ノクトン「…ノアのことは、僕が気を惹くよ。だからみんなは…鐘を鳴らして…!」
レプリカント「わかった…よ」
リウム「ノクトン……(心配そうに目を向けながらも)鐘…鐘、うん…皆、行こう…!全部終わらせるんだ…!」
リュミ「うんっ、行こうお姉ちゃん!(ユノの手を引いて鐘へと駆け出し)」
アリス「うん・・・!!鐘鳴らしに行こう!(力強く大きくうなづき、ぴょんっと駆け出して)」
レプリカント「待ってぇーーーー!(翼を広げ、鐘へと向かう)」
トワル「ノクトンさん…!ええ、行きましょう…!」
アルク「あれさえ鳴らせば全部終わるんだ…洗脳も、この陰鬱な空も…きっと、な」
アカネ「鐘はもう目の前…!みなさん、行きましょう!この悪夢を終わらせましょう!」
ユノ「……ふふ、リュミ、泣いてばかりだったのに、いつのまにかこんなところまで来ちゃって」
レプリカント「鳴らして、皆でバーでティータイム…!」
ローフ「おうっ!みんなでぶつかれば鳴らせるんじゃないか?」
アリス「思いっきりたいあたりー?」
リベロス「よっしゃ、やってやろうじゃねェか!」
レプリカント「わかった…!」
ルファン「体当たり!そうか、あの鐘古いから……全力でいかなきゃだね!!」
スペード「………皆の邪魔はさせないよ(鎌を構えて)」
アリス「ルファンさっすがー!そうそう!全力で行かないとねっ」
シャトー「や、やめテって、言ッてるのっ!!!!!奪わなイでよぉ!(辺りに一際大きく響き渡る声で、その瞬間鐘の周りに黒く濃い霧が溢れ出す)」
レプリ「み、みえない…」
マルガリータ「き、霧…⁈」
トワル「ああ、鐘がっ…!」
リウム「…ッ!?皆止まって…!!何が起こるか分からない…!!なんだこの霧…ッ」
アリス「真っ暗でなんにも見えないよ~(焦りながら周りを見渡し)」
レプリ「う…目があ…」
ブレシュール「ッ!……チッ、余計な真似を…(タバコの吸い殻を投げつけ、勢いよく足で始末する)」
ガイル「…なにが起きたんだ…?(突然溢れ出した霧に驚き)」
アカネ「霧…それなら…!これで!(弓矢を乱射し、霧の中を引き裂こうとする)」
シャトー「ハァッ……ハァ……(苦しそうに息をしながらよたよたと鐘に近づこうとし)邪魔は、させ、な__」
アルク「こんなもんまで出して(手で霧を払いながら)………もう遅いっつの!!(鐘が見えていた方に向かって走り出す)」
レプリ「王!?(駆け寄ろうとして転ぶ)」
スペード「…ッ!シャトーさま…!!うぅ…どう、すれば…!(何処に向かうか迷い、足踏みをしながら)」
アダム「薄汚れた僕には…失うものなんて何もない、シャトー様の願いを叶えるのが、それが僕のいる意味ならば(再び鎌を構えようとして)」
アカネ「…シャトーさん、もうやめてください…!貴方がどんなに止めようと、わたし達は、鐘を鳴らします…!(話しながら弓矢で霧を引き裂き続ける)」
ダイヤ「…シャトー様が…弱っていらっしゃる、のでしょうか…?これは一体……」
ハーツ「シャトー…!(駆け寄って)大丈夫だ、もう…誰も傷付かなくて済む。どうか、休んでくれ…」
スペード「(ハーツさんが向かっていったことに安心し、再びアダムくんの方へ向き直る)…君のいる意味は…もっと他にあるはずだよ(鎌を構え直し)」
シャトー「……はーつ?ぼくはっ、ボクは……!!(じたばたともがこうとする)」
ブレシュール「大層な霧を出してくれたところ申し訳ないが……霧魔法に関しては俺の方が慣れているんでな!おい、ワン公(※パッチくんの事です)!いるんだろ⁈」
ノクトン「…口だけならなんとでも言えるよ、証明してみせて。僕を傷付けて、さ……僕も、そう簡単に傷付けられるつもりは無いけど」
パッチ「はいはーーい!!なんとなく癪な気もするけどブレシュールのおじさんに呼ばれて登場するよーー!!わっふーん!!」(だだだだだと駆けてきて滑り込み
ブレシュール「(パッチくんの頭を撫でながら)よーしよしよくやったぞ犬助(※パッチくんのことです)。この霧、お前のバカみてぇな足で霧払い出来るだろ?…報酬はあるが…どうする?(キャンディを見せつけながら)」
ハーツ「大丈夫。我を…汝らを…トモダチを…友愛を、信じてくれ(安心させようと語りかけ)」
パッチ「キャンディーー!!(目が輝いて)..やっぱりおじさんいい人かもしれない!!そーれーにー、みんなの為にも頑張るんだよー、あおぉぉおーーーーーん!!!」(一つ大きな遠吠えをし、霧払いしようと駆け回る)
リウム「うわ…っ(大きな声に少し顔を歪め)…霧が晴れてきてる…そろそろ行けるかな……?」
アダム「(ノクトンくんを睨みつけ、どこか熱に浮かされたような口調で)…貴方だって、穢れた僕を受け入れはしないだろうに……まあいい、証明すればいいんでしょ?(ゆらりと動き出し)」
アリス「ぱちくんの遠吠えはおっきくて元気出る~(幸せそうににこにこしながら)」
ノクトン「うん、信じないよ。僕がそれを疑う…その偽を呑み込んでみせる」
スペード「…!(パッチちゃんの走り回る音を聞いて)あぁ、もう霧が晴れて……パッチー!!もういいよ!!ありがとう!!止まりなさーい!!(大声で叫ぶ)」
パッチ「おおーんっ、分かったんだよーー!!」(急ブレーキをかけて止まって
「...頑張ったー!ブレシュールのおじさーん、キャンディーちょーだーい!!」(ワクワクした顔で
ブレシュール「………あ?何の事だ?(食べ終わったキャンディの棒を手に持ちながら)」
パッチ「わお......?(固まり)...だーまーしーたーなーーー!!流石にこれは許さないんだよーーーー!!ぐる....(ブレおじに飛びかかろうと身構えたがやめて)そうだ、鐘!鳴らさなきゃ!!...あとで覚えてろよーーー、わふ!!」(ビシッと指をさして
リウム「えーっと…止まったし、霧も無い…もう行っていいよね?行くよ…!(鐘に向かっていき)」
リュミ「う、うん!!せーの、で体当たりするわよ?」
アカネ「(矢を放つ手を止めて)
霧が晴れた…よかった〜…そうでした、鐘は!?シャトーさん達は!?」
トワル「せーの、ですわね、わかりましたわ…!」
マルガリータ「う、うん!」
アリス「がんばる・・・」
アカネ「わかりました!リュミさん、お願いします!」
パッチ「なかのひともがんばるよー!!」
フェリーエ「準備はできてるさ!いつでもいいよ!」
アリス「思いっきり!だよね!」
ルファン「手加減なしだね!!いくよー!!」
リウム「もちろん!いつでもいいよ!」
アルク「(助走をつけるために若干距離をとり)おうよ!いけるぜ!」
リュミ「よーし、いくわよっ!せーーっ…のっ!…」
パッチ「あっおーーーん!!」(思いっきり体当たりして)
アカネ「せーーーのっ!(鐘に向かって体当たり)」
アリス「ごーーんっ!!(鐘に体当たりして)」
リウム「せぇの、…っと…ッ!!!!(肩から鐘にぶつかっていき)」
ルファン「よい…しょー!!!(鐘に向かい体当たりして)」
その鐘はゆっくり軋むような音を立てた後、大きな澄み渡った音を響かせました。
それはまるで痛みも苦しみも、全てを包み込むように。
はるか遠くの国にも届くくらい、伸びやかに、歌うように。
パッチ「 ____!!」(息を呑み、鐘の音に耳を澄ませ
ヴェルガ「…は、懐かしい、音なのだ…」
トワル「つ、ついにやりましたのね…!」
リウム「……っと…こんな古いのに…綺麗な音だな…(体当たりの衝撃で地面に座り込みながら目を閉じて)」
マルガリータ「わぁ…!」
アカネ「…綺麗…(鐘の音に酔いしれ)」
辺りに薄く漂っていた黒い霧は溶けるように、空に吸い込まれるように消えていき__そしてシャトーの体からも赤黒い靄が零れだしては晴れた空へと溶けていきます。
レプリ「…いたた…なった!?」
アリス「綺麗だね!きれいだねー!(きゃっきゃっとはしゃぎ、改めて耳を澄ませる)」
ヴェルガ「…シャトーさま…?」
パッチ「おおお、王様からなんか出てったんだよ、わふ....!?」
リュミ「わぁ、空が晴れてく…!!」
レプリ「あ、あの頃のそら…?」
アルク「っ………ふう……(体当りした勢いのままに立ち)これが…この国の音楽がもどってくる音………」
スペード「!シャトーさま…!(シャトーくんの方へと駆け寄り)ハーツ、シャトーさまは…大丈夫なの…?(心配そうにしながら)」
アカネ「鐘も…空も…綺麗…やっと…取り戻せた…!」
アリス「晴れた空のいい匂いがする~っ(鼻をひくひくさせて)こんなに素敵な空が広がってたんだねー!」
ヴェルガ「し、しゃとーさま、!!」(心配そうに駆け寄り)
レプリ「…吹いてもいい?ホルン、吹いても良いの…?」
シャトー「…あ、うぁ……(ぶつぶつと何かをつぶやき、自分の体から溢れ出す靄を呆然と見つめている)」
ルファン「シャトー!!シャト……(側に駆け寄り)」
アカネ「はっ!シャトーさん…!(シャトーに駆け寄る)」
シャトー「……。(靄の発生は止まり、元のぬいぐるみのように地面にぱたりと倒れこんで動かなくなる)」
ヴェルガ「しゃと、さま、おきて…!!なのだ…」(シャトーを軽く揺さぶる)
パッチ「王様、動かなく...なっちゃった....(恐る恐る近付いて覗き)」
レプリ「…え?あ…?王…???」
ハーツ「シャトー…!?おい、シャトー…嘘だろう…?寝てしまったのか?」
ルファン「…ちょっ、と、ねえ、シャトー?ほら起きてよ、ねえ……」
スペード「シャトー…さま…?なんで…なんで……シャトーさま……起きて…(顔を歪ませ泣き出しそうな声で)」
アカネ「シャトーさん…?寝てるんですよね…?シャトーさん、起きてください、シャトーさん…!」
アリス「しゃとくん・・・?眠いの・・・??起きてよ~・・・」
リュミ「シャトー!ど、どうしよ……動かない・・…?」
ノア「(ふらふらと立ち上がり、シャトーくんの側へ行き)……ああ、君はずっと…待っててくれたんだね……ごめんね、僕の…(シャトーくんを抱え)」
ユノ「大丈夫、きっとすぐ目を覚ますわ。しばらく、寝かせておいてあげましょ」
リュミ「……うん。おやすみなさい、シャトー」
ハーツ「(ほっと胸を撫で下ろし)では…このままシャトーは寝かせておこう…頑張ったな、おやすみ…」
ローフ「んじゃ、やるべきことは一つだな?前回の音楽祭は中止になったんだろ?…それなら!」
パッチ「...!今度こそ!!」(パッと顔を明るくして
アリス「みゅーじっくふぇす!!!(ぴょんっと飛び跳ね楽しそうに)」
ノクトン「今回の音楽祭はこれから…かな?(わくわくした顔で)」
リュミ「もう一度、ね!!シャトーが目を覚ますまでにみんなで準備しない?倉庫の楽器もきれいにして、また横断幕も張って……わくわくしてきちゃったぁ!」
ルファン「!、またみーんなで音楽祭が…できる!!」
アリス「やるやるっ!いっぱいステージを飾り付けようっ!やたー!」
パッチ「やったぁ、準備手伝うんだよっ!!わっふん!!」
アカネ「いい考えですね!シャトーさん、きっと喜んでくれるはずです!わたしにも手伝わせてください!」
鐘の音の力によって魂は浄化され、スプーキーハーベストにはまたにぎやかな声たちが戻ってきました。
前回はできなかった音楽祭を遂行するため、眠るシャトーが目覚めたときのため、彼らは音楽祭の準備を始めます。
ハロウィーンの楽しい夜は、まだまだこれから。
