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第4章~Festival of Music~



パステルドロップ号がたどり着いたのは、なんだか重たい雰囲気のお城が立つ要塞の島。なんだかとっても寒気がするような…?

(街は壁に囲まれており、今の所入る術は見つかりません)

ノクトン「壁ばっかりだね…うーん、入口は無いのかな」

ローフ「とりあえず壁伝いに進んでいけば……入り口くらいはあるだろ流石に、それかこの国の住民は鳥ばっかなのか?(不満気に)」

フェリーエ「にしてもこの空気…なんか嫌だな…」

アリス「皆でぴょーんって飛び越える?むりかー!」

リウム「入るところ、あればいいけど…(一瞬体を震わせ)寒気凄いな…なんか初っ端から散々だね」

ファル「そうですぅね…それにしてもなんだか少し不穏な空気ですぅ…」

マルガリータ「リベロス…秋の国って怖いのかなぁ…?(袖をキュッと掴む)」

ノア「なんか…なんとなく怖いね、壁の中もこんな雰囲気じゃなきゃいいんだけど…」

ローフ「ほんとだよなー、静かで嫌になるぜー…リュミー、なんか見つかったかー?(かなり前を進むリュミに声をかけて)」

リベロス「さァな……俺が昔に訪れた時にゃ、こんな雰囲気じゃなかったが…」

リュミ「わー!!!見てみてみんな!!門があったわよ!!(遠くから手を振って)」

アリス「門~!!(ダッシュで近づく)」

トニー「門から入って中にいる人達に一言、挨拶するのがいいかな」

ノクトン「おっ、本当?(顔を輝かせ)鳥さんの国じゃなくて良かったね…!」

リウム「おぉ…!…開いてるといいけど…どうなんだろ…(少し早足になりながら歩き)」

ファル「ほんと良かったですぅ〜(皆のあとについて行く)」

街への門は固く閉ざされていました。
鍵穴なども見当たらず、彼らの背よりも遥かに大きな門です。

トニー「ノックしてみる…?」

マルガリータ「これじゃあ入れないよ…?」

フェリーエ「これ、開けれるの……?」

リウム「あちゃあ…嫌な予感当たっちゃったなぁ……声出すかノックするか…」

ノクトン「うーん、みんなで力を合わせれば押せたりしないかなぁ…?」

ノア「でもこの頑丈さ……声出しても中からは聞こえない気が」

ファル「困ったですぅね……どうするですぅか…?」

リュミ「うーん……あけてくださーーーーーーーーーーい!!!!!…だめかぁ」

アルク「まさに堅牢…って感じだな………こんな堅い門作る必要あるか?」

アリス「何かを守ってるのかなー?」

トニー「なにか理由がありそうだね」

リウム「爆弾とか、船にあるものとかで作れないことは無いけど……そんな方法で入るのも絶対ダメだよね」

リベロス「見るからに怪しいよなァ。逆に興味は湧くが」

トニー「どんな人達がいるんだろう…」

ノア「守ってるのか、逆に中からの脱走を防いでるのか……どちらにせよ不穏だね…」

ファル「何かあったんですぅかね…これから何か嫌なことが起こらないといいんですぅけど…」

アルク「……ほんっと、終始穏やかじゃないな…このまま帰れんのかまた不安になってきたぞ」

ノクトン「んー、住民を守ろうと壁も扉も付ける必要があったのかも知れないし…変に怖がらせたら1層入らせてもらえないかも…?」

リウム「…何であろうとまずここから進めないんじゃ話にならない……どうしようか…」

リュミ「あーーけーーてーーくーーだーーさーーいーー!!!!……あれ?」

アリス「大人しく主さんのお迎えを待ったらいいんじゃない?」

アリス「かなー?」

門の前で右往左往していると、重い門がわずかに軋みながら動きました。
その隙間から、小さな白うさぎが顔を出します。

トニー「門が…!開いた!」

リュミ「……わぁ!あなたは、だぁれ?」

アリス「うさぎさんだ~!こんにちはー!」

ノクトン「わっ、開いちゃったよ…あれ、誰だろう?」

リウム「開いた…?なん…で(一瞬目を見開き)…誰だ…?」

フェリーエ「ん……?白うさぎ…?」

ノア「……うさぎ?」

???「あぁっ、いたいたー!キミたちがその船に乗ってやっテきた新シい『オトモダチ』!早速お城にご招待デス!」

アルク「開いた…………!!って……なんだこいつ」

アリス「お城!?(キラキラ目を輝かせる)」

トニー「な、中に入れてくれそうだね…?」

リウム「…城?オトモダチ?よく分からないけど入れてもらえるのかな…でも…白うさぎって…船長さんが言ってた…(ボソボソと呟きながら)」

ローフ「……気をつけろって、言ってたな(ぼそりと呟き)」

リベロス「なんだなんだ…?初対面でトモダチつってもなァ…」

マルガリータ「………(リベロスの後ろにしがみつく)」

アルク「……………あぁ、姉御の言ってた白うさぎ…か」

???「んん?オトモダチはオトモダチでス!さぁ、スプーキーハーベストにご招待!なのデす!」

トニー「スプーキー…ハーベスト…」

ノクトン「えーっと、とりあえず君のお名前を聞きたいけど…僕は、ノクトン(握手を求める様子で)」

???「わー!ぬのがおててー!?ワタシはシャトー!よろしく、なのデす!(えっへん、と胸を張り握手する)」

ノクトン「うん、シャトーくんかな。よろしくね…!それで、スプーキーハーベスト…ってなんだろう?」

フェリーエ「シャトーさん…城に招待するって言ってたけど、何者…?」

アリス「シャトーくんよろしくねっ」

リウム「…招待って言うくらいだから、上の立場なのは間違いなさそうだけど……そうは見えないな…(疑わしげにシャトーくんを見ながら)」

トニー「よ、よろしくお願いします…!」

シャトー「すぷーきー、はーべすと!ワタシたちのこの"はっぴー"で"愉快"で"恐ろしい"最高の国なのデす!ほらほらはやくはやくぅ〜!」

手招きをする彼は、有無を言わさずまた門の中に消えていきました。
困惑しつつも門が開いたことに喜び、彼らは白うさぎを追って街へと足を踏み入れます。

アリス「愉快で恐ろしい、だって~なんかHalloweenみたいだね!♡」

パッチ「あおーん?!知らない人、知らない人だー!!王様王様、その人達だーれ?!」(嬉しそうにぴょこぴょこと寄ってきて

ネフィ「……なに、随分賑やかだね…ねぇネモ、こんなに賑やかなの最近見た?………見てないよね」

ガイル「おやおや、久しぶりのお客さんだねぇ…(入り口にある一つの石像が動き出し喋る)」

アシェリー「…………知らない人……だれ?」

ノクトン「あぁ、行っちゃった…!(門の中に入り)わ、君たちは…?」

クラブ「客人とは珍しい。ある意味、こんな時に来てしまったのは不幸とも言えるが。」

シャトー「わァ、みんないる!新しい『オトモダチ』なのデす!」

キュルイユ「え!お客さん!?わ~い!みんなボクと遊ぼうよー!」

トニー「は、初めましてっ…!」

アリス「うわー!!たくさんお出迎えだっ」

リウム「わ…わ、勢い凄いだな……住民は明るいのか…えと、初めまして」

ブレシュール「…なんだ?折角昼寝してたのに…客か?」

フェリーエ「は、はじめまして…すごい人数だなぁ…」

パッチ「わふっ、オトモダチー?じゃあっじゃあじこしょーかい!するね!なかのひとはパッチガルム!パッチって呼んでねっ、新しいオトモダチさんたち!」(早口でまくし立てる

アルク「はは、確かに楽しいな………でもやっぱ…うっすら不穏だけどな」

マルガリータ「!………は、はじめまして」

ノア「思ってたより賑やか…あ、はじめまして…」

ガイル「なにか美味しい物でも持ってきたのかい?(ジロジロと春の子を見る)」

ローフ「結構賑やか…なんだな…でもなんか…(ぶるぶる、と震え)こわ、い…(後ずさり)」

ノア「ローフが怖がるなんて…明日は雪か嵐かなぁ(小声で)」

ガイル「…それともキケンな者達かね…?(少し春の子達を睨んで)」

パッチ「じゃー、オトモダチさんたちの番!じこしょーかい、して!わふん!」(上の目が春っ子たちをぎょろぎょろと見渡し

リベロス「明るく振舞ってる様にも見えるな……何か隠してるのか…?(小声で呟き)」

ローフ「あーーいやいやいやおれたちはあやしくないです〜〜!!!ヒェエ……石像喋ったぁあ…(頭を抱えて)」

マルガリータ「り、リベロス……ちょっと怖い…(小声で喋り、後ろに隠れる)」

ノクトン「(布をヒラヒラさせ)大丈夫、僕達は悪い人たちじゃないよ、僕はノクトン。よろしくね〜」

アリス「僕はアリスだよ~!よろしくー!(ぴょんぴょん跳ねながら片手を上げて)」

リュミ「わぁ、みんな面白い…!(きょろきょろとあたりを見回して)」

ファル「私はファルですぅ〜よろしくお願いしますぅ〜」

リウム「不思議な子が一杯いるなぁ…(周りを戸惑いながら見回し)あ、えーと…俺はリウム、よろしく」

アルク「(若干警戒した目つきで)俺はアルク。………んまぁ、そう……よろしくってことで…」

リベロス「怖いなら隠れてていいさ、とりあえず落ち着こうぜ」

トニー「ぼ、僕はトニー…です…えと…よ、よろしく…」

ガイル「そうか…ならいい。ん?ジコショウカイかね。ワガハイはガイル・ストーンここで門番をしている。よろしくな。」

キュルイユ「みんなよろしくね~!ボクはキュルイユだよっ!かぼちゃ…外した方がいいかな…?」

アリス「かぼちゃさん喋れるのー!?」

カラリェーヴァ「…カラリェーヴァですわ(少し緊張した様子でお辞儀をする)」

ノア「(少し怪訝な目で見回し)僕はノア、よろしくお願いします」

フェリーエ「ボクはフェリーエ。…よろしくね」

キュルイユ「えへへ~喋ってるのはかぼちゃじゃなくて中のボクだよ~!(かぼちゃを取る)」

ローフ「ろ、ローフです。春の国からきたんだぜ」

ガイル「見たところキケンな物も持ってなさそう…だな。(大きな目で一人一人見ている)」

リュミ「あたしリュミ!この国、声がよく響くわね〜っ」

アリス「(出てきたキュルイユさんの顔とかぼちゃを見比べて)わーっ!ほんとだすごい!かっこいーっ!」

パッチ「オトモダチにはー、えーっと、かんげーのしるし?に悪戯!していーい?していーいー?!」(はしゃいだ様子で

ローフ「悪戯ぁ?そんなことするのが流行ってんのか??」

ブレシュール「俺はブレシュール…まぁ芸名だがな。旅人だが今は訳あってこの国に滞在している。よろしくな」

リベロス「…リベロスだ。にしても、ここにはヘンテコな奴ばっか揃ってるんだなァ」

ガイル「ふむ…春の国か……聞いたことない国だな……(顎に手を当て首をかしげる)」

リウム「歓迎の印に悪戯…?風習かなんかなのかな?」

パッチ「むっふふふふー、試しに一人!一人、なかのひとの悪戯のギセイになるんだよーっ、わふん!だいじょーぶ、悪いようにはしないっ!」

ネフィ「……パッチ、多分みんなびっくりしちゃうよ…?君のすごいから…」

シャトー「……はる?……はるー……(まぁいっか、覚えてないのです)」

マルガリータ「ぴゃ…っ⁈(パッチくんの言葉に驚き隠れる)」

リウム「悪いようにはしない…ならいいけど……(少し考える素振りを見せながら)」

キュルイユ「(少し照れながら)ありがと~!かっこいいなんて言われたの初めてだから嬉しいな~…ちょっと照れちゃうけど…」

ガイル「パッチ。菓子をやるから悪戯は後にしろ。(キャンディを取り出し)」

パッチ「ネフィくんー!大丈夫!びっくりさせるのがー、パッチの楽しみだから!わふ...わっふーん!!キャンディーーだーー!!!」(お菓子欲しさにガイルに飛び付き

紫色の空を背にそびえ立つ真っ黒な高いお城。
お城へと向かう一本道を歩く。新たな「友達」との邂逅にわくわくしながら、でも何か不穏な空気を感じながら。

ガイル「うおぅ…落ち着け、落ち着け…ほら、キャンディーだ。(パッチにキャンディを渡す)」

プルプラ「……あれ、お客人ですね、シャトー様。お城にご案内致しますか?」

シャトー「ぷるぷるだー!ご案内さしあげるですヨ!」

パッチ「わおーーん!!ガイルくんー、あーりがとー!」(キャンディを舐め始めると大きな声も止み、おとなしくなって

アリス「思ったこと言っただけだよ!♡キュルイユって楽しいね!」

アリス「わーいっ案内してくれるのー?」

プルプラ「シャトー様、プルプラです。皆様ごきげんよう、少しの距離ですが私がご案内しましょう」

リウム「今のは何だったんだ……あ、案内して頂けるんですか?ありがとうございます(にっこりと笑って)」

キュルイユ「そうかなー?ふふっ…でも楽しいこと大好きだしいっか!」

ローフ「案内しなくても一本道じゃねーか…(ぶつぶつ)」

シャトー「ぷらぷるなのです!覚えマした!(どや)」

プルプラ「あはは、まぁそう言わずに。後ほどにでも栄えている街中も見て回ってください」

フェリーエ「ローフ、ここに来てからいつもと様子が違うけど大丈夫かい?」

ノクトン「(悪戯は実行されないと判断し安心して)…案内ありがとう。えっと…プルプラ…くん?(名前を思い出しながら)」

パッチ「んむんむ....スプーキーハーベストはすごいんだよ...いいとこなんだよ...んむんむ」

アルク「いいとこって……本当かよ、俺は信じねえからな」

ローフ「さっきの海のアレでなかなかに疲れたしな…大丈夫だぜ、リーエ(笑って)」

パッチ「んむー?信じない?なんでー?んむっ」

リウム「…そういえばあの海の水…ほんとに何だったんだろうね?」

キュルイユ「スプーキーハーベストは最高にいい所なのにー…ボクはここだーい好き!!」

ファル「…不思議な所ですぅよね…(辺りを見渡しながら)」

パッチ「ん!キュルイユくんのゆーとーりー!中の人もここ大好き!んむんむ」

リュミ「あの海さん面白かった〜!」

リウム「んー…まぁ、住民自体は悪い人達では無さそうだし…雰囲気はアレだけど…良い所、だといいな…」

アリス「いいとこっぽい!信じるよ?」

ガイル「うむ、ワガハイも……いいところだと思うぞ…!!(一瞬顔を曇らせるがすぐ笑顔になり)」

シャトー「…うみ……あーー!あれ!でスね!!あれはワタシがやったのでス、ごあんない!したかったノで!」

キュルイユ「パッチちゃん流石~分かってくれる~!きっとキミたちも今に気に入るって~!」

リウム「え?シャトー……さんが?一体どうやって…」

アルク「………でもなぁ……姉御が……姉御が言ってたし(もごもご)」

シャトー「お城の鏡がなんでも叶えてくれるノでス!(曖昧な説明をする」

ノクトン「へぇ〜…!僕のこの布と同じかな…?ちょっと気になるな」

リベロス「なんでも叶えてくれる鏡ねェ……」

アリス「お姉怖いのー?」

ノア「(不審な目でシャトーくんを見つめ)…そんな鏡があるなら僕もほしいなぁ……ねぇ、譲ってくれたりしない?」

リウム「…世の中には不思議なものがいっぱいあるもんだな……」

シャトー「ほーらもうお城は目の前!ナのでスよ!さっそくー!」

マルガリータ「お、おっきいお城…」

シャトー「……ノアくん、何か言いましたァ?(今までとは違う、歪んだ声色でノアに話しかける)」

キュルイユ「やっぱいつ見てもこのお城素敵だね~!」

アルク「………怖いんじゃねえよ、ただ姉御が言うくらいだからな…用心しとかなきゃ、ってだけ」

パッチ「んむんむ....(飴を舐め終わって)うんっ、お城は素敵ー!わふんっ!」

ノア「いいえ、別になんでもありません、それに嘘ですので気にしないで頂きたく」

リウム「もうこんな進ん……!(シャトーくんの歪んだ声を聞いて)…やっぱり…か…出来る限り気を付けた方がいいな(少し表情を歪ませながら)」

アリス「お姉頼りになる~っ!(この前のケンカも忘れてしっぽを振ってる)」

シャトー「はァ……そウですカ、ノアさんは…『嘘つき』、なのですネ♪」(『嘘つき』、の言葉だけエコーがかかったように歪み)

ノクトン「…ノア(危険を感じ軽く肩を引こうとして)」

ファル「……あんまり…良い気はしないですぅ…(少し警戒心を抱いて)」

マルガリータ「(不安そうに)ねぇ、リベロス…あのひと…(ブレシュールを見つめる)」

アルク「なんだ……こちとらお前が特に心配なんだぞ、くれぐれも気ぃつけろよな、……(シャトー君の方を一瞥して)こいつらには」

ノア「っ…(ノクトンくん側に後ずさり)」

リベロス「んァ?さっきからチラチラ見てるが…気になるのか?」

パッチ「?」(上の目をギョロギョロ動かし
「なんか、怖い匂いがするー、わふ?なかのひともそうした方がいいのかなー?」(空気読まずに能天気な口調で

ローフ「……や、やっぱりこいつ……?お、おいシャトーお前っ(駆け寄ろうとする)」

シャトー「ん、さぁさぁお城に入るですヨー、階段は長いのデす!(ローフを無視し城に入っていく)」

マルガリータ「……ッ、その………(言葉を詰まらせながら小さく頷く)」

アリス「・・・何で僕が1番心配なの~?(本気で分からなそうな顔で)だいじょぶだよー!きっと皆友達になれるよっ」

アルク「お前のそういう能天気で楽観的なとこが怖いんだっつーの…!まったく……」

ローフ「ほ、本当にこんな奴の城に入って…いいのかよ…出てこれなくなるぞ…?」

リュミ「ワクワクするわ!!さっ行きましょ!(足早にシャトーについていく)」

リウム「…入らなきゃ進まない、警戒していこう…何されるのか分からないからね…(懐に短刀があるかどうかを確認しながら階段へ向かい)」

キュルイユ「わーい!おっ城おっ城!(満面の笑み)」

リベロス「……(マルガリータちゃんの目線に合わせて)言わなきゃ流石の俺も分かんねェよ?」

お城の長い階段を登っていく一行。足音だけしか響かない、僅かな蝋燭が照らす足元に不安を感じ、それでも僕らは足を進める。

プルプラ「………ぇっと、先に紅茶やお茶菓子をご用意して来ますね(そっと離れる)」

ブレシュール「…さて…(リベおじの方に振り返ると)…で、そこのジェントルマンの後ろに隠れているお嬢さん、良ければ俺にエスコートさせてくれないか?足場が悪いところは危険だ」

シャトー「はいはーい!素敵なお紅茶、新しい『オトモダチ』のお口に合うとイイなァ〜!」(オトモダチ、の言葉だけが歪んで響き)

リベロス「(マルガリータちゃんを隠す様に前に立ち)ブレシュールっつったっけなァ……生憎 俺のマルガリータは初対面相手にゃそうそう近付かねェんだ。気持ちだけで十分だな」

ブレシュール「(小声で)俺の………?……彼女とは初対面ではないと思うが…まぁ仕方ない。すまなかったね(微笑む)」

ガイル「…城は久しぶりに来るな……(城の中を見渡し)」

パッチ「わおんっ、お城すごーい!大きー!!」(はしゃいで

リベロス「ふぅん……?(初対面ではないの言葉に耳をピクリと動かし)いいや?理解してくれたならそれで良い」

リュミ「はぁ……はぁ……結構…長い階段…ね…?」

シャトー「まいにちのぼるからっ、慣れっこナのでス〜」(ひょいひょいと登っていく)

アリス「シャトーくんすごいね!僕も~(ぴょんっと跳ねながら1段ずつ登っていく)」

シャトー「はーいッ!つーいた♪女王サマ〜〜っ!ただいまっ!」

辿り着いたのは長い、長い部屋。

スペード「おかえりなさい、シャトーさま……それと…えーと?ようこそ、お客人(お辞儀をしながら出迎え)」

ハーツ「おかえり、シャトー。新しい"オトモダチ"は迎えられたか?(にっこりと笑い)」

ダイヤ「お疲れ様です、シャトー様…そしてはじめまして、ようこそ皆さん(笑顔で周りを見渡し)」

シャトー「スペード、ハーツ、ダイヤ!歓迎するのです、ワタシたちの新しい『オトモダチ』♥」

クラブ「帰ってきたのか、シャトー。ずいぶんにぎやかな客人もいるようだ。ここで出会えた幸運に祝福を」

シャトー「クラブもお疲れ様、なのです!(敬礼し)らっきー、なのですよ!」

ローフ「…あいつの、オトモダチって、言葉…なんか、頭に…響く…(頭を抱えて)」

シャトー「女王様にも紹介なのですー!あ、でもお疲れデすかネ?」

スペード「良かったですね、オトモダチ………ねぇ、この仮面邪魔だしよく見えないから取っていいかな…?(他の四天王に聞いて)」

ダイヤ「全く…カッコつけたくて付けてたのではないのですか、スペード?(少し苦笑して)」

リュミ「はわわ…その女王様はどこにいるの?お会いしたいなぁ」

ノア「ローフ……大丈夫?(小声で)」

シャトー「あそこ、デス!連れて行くでスよ〜♪(リュミの手を引いて連れて行く)」

ローフ「……ん、平気。ほんとにこの国…大丈夫か…」

長い廊下の先に見える玉座に座っていたのは……?
???「…シャトー。その子達は?」
シャトー「新しい、『オトモダチ』!つれてきたノでス!」

スペード「でも邪魔だもん…リオは邪魔じゃないの?(仮面を外しながら)…あ、女王さま!」

ノア「悪い予感しかしないよ…特にあの……(チラリとシャトーくんを盗み見て)」

ノクトン「秋の国の…女王様に会うのか…(固唾を飲み)」

リウム「女王様…まともだと良いけど……(表情は固いままで)」

ファル「仲良くできるですぅかね…(不安げに)」

ダイヤ「確かに邪魔ですか…まあどうせなので僕も外しましょう(仮面を外し)……ああ、ご機嫌よう…王女様」

ハーツ「(不安そうな春夏っ子達に向き直って)我の名はハーツ・ロードライト、ハートの模様を持ち演ずる者…汝ら、改めてスプーキーハーベストへようこそ。歓迎しよう」

スペード「顔も出さずに自己紹介は失礼だし……(同様に春夏っ子の方を向き)四天王が一人、スペードと申します…えーと、林檎が好きだよ、よろしくね?(首を傾げながら)」

クラブ「あぁ…そうだ、自己紹介をしていなかったな。(仮面を外しながら歯を見せて笑いかける)私は四天王のクラブのスート、エスメラルダ・クラブという。スプーキーハーベストに来たのも何かの縁だ、楽しんでいくといい。」

ダイヤ「おっと、僕としたことが…乗るのを忘れていました。僕はヘリオドール・ダイヤモンド、ダイヤの模様を頂いております(春夏っ子に笑いかけ)」

ローフ「すぺーど、だいや、はーと、くらぶ…トランプだなー」

パッチ「ハーツさんー!スペードくんー!やっほー、なんだよ!わふ!」(嬉しそうに尻尾を振りながらそばに寄って

ノクトン「トランプさん達かな、僕はノクトンって言うよ…!よろしくね」

キュルイユ「四天王だ…!四天王だ…!!(目を輝かせながら尻尾をふる)」

ローフ「……俺ローフ……(不安そうに遠ざかるリュミを見て足踏みしながら)」

スペード「あぁ、えっと…ちゃんとした名前はタンザナイト・スペードだよ(他の四天王の自己紹介を聞き訂正を入れ)!…わぁ、パッチ…やっほー?」

リウム「……こんにちは、俺はリウムと申します(警戒しながらも名乗り)」

ハーツ「おぉ、パッチか。今日もまた元気でこちらも嬉しいぞ」

パッチ「わふわふんっ、パッチはいつもげんきー!スペードくんも、ハーツさんもげんきー?さっきねー、オトモダチに歓迎のしるしのイタズラしようとしたら、びっくりするからダメー!って言われた!」(尻尾をちぎれそうな勢いでぶんぶんふり

アリス「こ、こんにちは~・・・アリスです!(少し警戒しかけるがすぐに立ち直って)(アルクさんの影からひょっこりはんしてる)」

スペード「んー…言われた通りだよ…いきなり悪戯するのはめっ、だよ?あとちょっとだけ、静かにね?(指を口の前に持ってきてしーっとする仕草をしながら)」

パッチ「わふ、分かったー!........んむっ!」(頑張って手でばつ印を作って口元を押さえ

スペード「うん、いいこいいこ…(パッチちゃんの頭を撫でて)…君達は何処から来たの…?見ない服装だね…(春夏っ子を見ながら)」

ハーツ「すこぶる元気だ、なにせ今日はシャトーの新しいオトモダチが来た日なんだからな…(上機嫌に)
でも悪戯に関してはスペードの言う通り、だぞ。ちゃんと抑えて偉いな?」

玉座に近づくと、座るウサギの女の子の姿がよく見えました。
近づくリュミの足音が、ぴたりと止みます。

リュミ「……お姉ちゃん?」

???「……!!あな、た、は……」


弾かれたように玉座に駆け寄るリュミ__を横から飛び込んで突き飛ばす、白い影。
恐ろしい色に染まった瞳で、赤黒い靄に包まれ、怯えたように目を見開いて、座り込むリュミを見つめる。


シャトー『……帰って』

リュミ「……え、シャトー、どうし…て…?」

シャトー『だメ……ダめ、女王サマに触らなイでっ、ボクの女王サマに……』

シャトーが、何か叫ぶのが薄れる意識の中で聞こえた気がした。
叫び声は廊下を突き抜けて入り口にいた春と夏の一行に届く。
視界がぐにゃりと歪み、暗転する。


__気づけば、僕らはまた船の中に。

ただ一人の仲間を、城に残して。

リュミ「おねえちゃん……どうして?どうして、あたし、ずっと探してて…おねえちゃん……?(ぽろぽろと困惑した様子で涙を零し)」

リウム「…ッ!くそ…船に飛ばされた……女王様は、誰なの…?お姉ちゃん…って…大丈夫?(困惑しながらそう聞いて)」

リュミ「……う、うぅ…おねえちゃん、が、こんなところにいた…なんて、どうして…?」

ローフ「お姉ちゃんって……ユノ、ユノか!?(声を荒げてリュミに近づこうとし、何かに躓いて)……これは……?」

ローフ「……コインペンダント、これって確か…そういえば…?ノア、ノアは?」

アリス「ノアくんいない!」

ノクトン「…やられた!また、また…ここは…この国は…!今すぐ行こう!はやく…!(混乱し)」

ローフ「ノア、ユノ…どうなってるんだこの国はっ!?あいつは、シャトーはなんなんだよもう!!なんでここにユノがいて、ああもう!(船を飛び出していく)

リウム「待って!また行っても飛ばされるだけかもしれない、皆一旦落ち着くんだ…!ってローフくん!(呼び止めようと声をかけるが届かず)」

リュミ「……なんで、お姉ちゃん、お姉ちゃん……?(呆然とした表情でローフを見送る、足に力が入らず立ち上がれない)」


初めて涙を見せたリュミ、混乱して駆け出すローフ、いなくなったノア。謎だらけで船の中に立ち尽くす春の仲間たち。
暗雲の立ち込めるこの不気味な国には、どんな秘密があるのでしょうか___

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