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第一章

あっという間に昼休みになり、ひとりぼっちには少しだけ辛い時間がやってきた。
中庭にでも行って日向ぼっこでもしながら昼食を食べようと立ち上がると本宮が声をかけてきた。

「飯田ー、どこ行くんだ?昼暇なら一緒に食べようぜ!」

嬉しいお誘いだ。場所を考えて誘ってくれるのならば。いかんせんここは教室、視線が刺さる。

「いつもいっしょに食べてる人たちは?」
と私が聞くと今日は皆部活の集まりで出払っているとのこと。
断る理由もないので承諾する。中庭で食べたいと言ったら
「いいぞー!」
と笑顔で返してくれた。
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