リアル

私得しかない小話

2026/07/12 16:50
ygo ss
※動物パロ。ドルベがペガサスで夢主がシマエナガ

森の中にある大きな木の前で止まっている小さくて丸っこい真っ白な小鳥。この子はシマエナガ。まだ幼いシマエナガは色んなものに興味津々。あちらこちらに目移りしていると、自分のいた群れを見失ってしまった。幼いシマエナガはまだしっかり飛ぶこともできず、行動範囲も狭い。シマエナガは途方に暮れてしまっていた。そんなシマエナガの前に真っ白な綺麗な羽が舞い落ちてきた。一瞬群れが迎えに来てくれたのかなと思ったシマエナガだったが、自分達の羽根にしては大きい。不思議に思いながら目線を上げると、立派な翼をはためかせた銀色の毛ヅヤの良さそうな馬…。ペガサスが降臨していた。
「ち、ちゅん。」
シマエナガはこんな大きな動物を見たことがなかったために、食べられるのではないか…。と体を震わせてしまい、逃げなきゃ…と思うものの、体が言うことを聞かない。ペガサスの顔が近づいてきて、も、もうダメだとシマエナガが覚悟して目を瞑った時だった。
「怖がらせてすまない。私は君を襲うつもりはない。群れから逸れたのなら私と一緒に来ないか?」
思ってもいない言葉にシマエナガは拍子抜けしてしまった。シマエナガはじっとペガサスを見つめる。先ほどは気づかなかったけどペガサスの目は優しく細められており、シマエナガは少し警戒を解いた。シマエナガがペガサスの背中に乗ろうと羽ばたくも後一歩が届かない。ペガサスは羽根をうまく操作してシマエナガを背中へ乗せた。思っていた以上にふかふかだった。
ペガサスはシマエナガよりも高く飛べる。最初は慣れない景色に恐怖を感じていたシマエナガだったが、気づくと新鮮味が上回ってしまった。最終的にぴょんぴょんはしゃいでしまい危うく背中から落ちかけてしまった。
「気をつけてくれ。…流石にこの高さから落ちたらひとたまりもない。」
「ちゅん…。」
「そう落ち込むな。怒っているわけではないんだ。もう少し頑張って探そう。」
「ちゅん!!」
元気よく返事をしたシマエナガを見てペガサスは更に遠くへと飛んでいったが、群れを見つけることはかなわなかった。先ほどまでは楽しんでいたシマエナガ。自分の家族が見つからないことに泣きそうになってしまった。
「私が必ず見つけ出す。だからそれまでは諦めるな。」
「ちゅん…。」
シマエナガがペガサスから降りようとするとペガサスの翼に阻まれてしまう。
「ちゅん?」
「君を1人にするのは心配だ。見つかるまではわたしのそばにいてくれればいい。私の名はドルベ。君の名は?」
「ちゅんちゅん!」
シマエナガはまだ幼いのでちゃんとした言葉が話せず名乗ることはできなかった。やはりこんな幼い小鳥を1人にはしておけない…とペガサスことドルベは確信するのだった。

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