夢に描いた幸せ(III中編)

私とミハエルはあの後すぐに結婚した。ミハエルのお父さんやお兄さん達も祝福してくれて、小鳥ちゃんやカイトやハルトくんも結婚式に来てくれた。

「おめでとう!とっても綺麗よ!」
「全く世話の焼ける奴だったな。」
「兄さんは素直じゃないな。とにかく#name#さんはお幸せにね。」
「みんなありがとう!」

ミハエルと私が結婚するにあたってどうしても譲れないことが一つだけあった。それはパン屋さんのことだ。私は結婚してもパン屋さんを続けたいとミハエルに相談した。ミハエルは快くいいよとは言ってくれたので、お城には住んでいるけど、パン屋は続けている。お城とパン屋が遠いから毎日は営業できなくなってしまったけど。これはしょうがないかな。
ちなみに私のパンはお城でも好評らしく、いろんな人に振る舞っていた。
ミハエルのお兄さん達が特に気に入ってくれたようで、毎日朝ごはんに食べてくれるようになった。

「ミハエルはいい女を捕まえたな。」
「羨ましいですか?でも、そんな言い方はやめてくださいね。その内トーマス兄様にもきっと素晴らしい女性が現れますよ。」
「俺は生憎ファンサービスで忙しいんでね。そんな暇はない。」
「相変わらずですね。トーマス兄様は。」

ちなみにミハエルにはもう一人クリストファーというお兄さんがいるのだが、そのお兄さんも結婚する気はないらしい。
その方曰くまだ私が結婚する時ではないとのこと。じゃあいつ結婚するんだろうか。というのは心にしまっておく。

「今日も疲れたー!」
「お疲れ様。#name#は本当に働き者だね。」
「ミハエルこそ。お城での仕事もあるのにパン屋の手伝いまでしてくれて。」
「#name#が僕を選んでくれたから、僕は#name#のために出来ることはなんでもしたいんだ。」
「ありがとう。ミハエル。でも無理はしないでね。私もミハエルのためなら私に出来ることは何でもするからね。」

きっとミハエルとならこの先何があっても乗り越えていける。私はそう確信するのだった。
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