YGO ZEXAL短編(ドルベ以外)
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※一周してスタートラインへの続き
いつもならバリアン全員揃って昼休みを過ごすことが多いが、ミザエルから話があると言われ今日は2人で昼食を食べている。
「ドルベよ…」
「…一体何があった?」
ミザエルはバリアンであった時ですら見せたことのない深刻な面持ちで話し始める。
「実は昨日…私は澪に告白したのだ…。」
「…え?」
私のおかずが箸から滑り落ちた。幸い落ちた先が弁当箱の上だったので問題はなかったが、思わぬ急展開に私も動揺を隠せなかった。恋心はまだ自覚していないのではなかったのか。昨日からミザエルは妙に落ち込んでおり、授業中も上の空だったので何かあったのではないかとは思っていたが。
「まさか振られたのか?」
「…そうではない。」
「どういうことだ?」
ミザエルの話を詳しく聞くと、澪がちょくちょく告白されるのを阻止するならミザエルが告白して澪の彼氏になればいいのでは?と思い行動に移したらしい。だが告白が上手く澪には伝わらなかったようだ。
「どのように伝えたのだ?」
「私と付き合えと言った。」
「……澪は何と?」
「いいよ!で、どこに?と返された」
「それは…何というか…。」
この2人が上手くいかないのはミザエルが不器用だからだと思っていたが澪の鈍感も原因だったか…。
「ミザエル、はっきり好きだと伝えたほうが良かったのではないか?」
「…そのようだな。全く、手のかかる奴だ。」
私からすればミザエルのほうがある意味手がかかるのだが…。(口には出さないでおいた。)
「今日も帰る約束をしている。その時にでも伝えるか。」
今度こそ上手くいくようにと私はミザエルを応援をすることにしたのだった。
私は今早歩きで移動している。(廊下を走ると怒られるから)今日もミザエルと一緒に帰る約束をしていたのだが、先生から用事を頼まれて遅れてしまった。遅れるとは伝えてあるから怒ったりはしないだろうけど、人を待たせるのは良くない。そう思って急いでいる。
急いで靴を履き替えて、待ち合わせをしている校門へと視線を動かす。綺麗な金髪の後ろ姿を見つける。あれは間違いないミザエルだ。私はミザエルに声をかけようとした時だった。
「澪さん!今帰り?良かったら俺と一緒に帰らない?」
「あ、先輩…。」
振り返ってみれば私に話しかけてきたのは同じ委員会の先輩だった。先輩にはよくしてもらってるから無下にはしたくないけど、今日はミザエルとの約束が優先だ。
「すいませんが…今日は…。」
「えーいいじゃん。どうせ1人でしょ?」
「先約が…」
「お友達?じゃあその子も一緒に帰ろうよ!」
「いやー、それは…」
…あんまり言いたくないけど、この人しつこいな。これ以上ミザエルを待たせたくないのに…。あしらう方法を考えているとグイっと肩を引き寄せられた。
「…私の彼女に何か用か?」
「えっ…。」
「用がないならとっとと失せろ。」
ミザエルが冷たい声でピシャリと言い放つと先輩はまた委員会でね!引き攣った笑顔を浮かべながら帰っていった。ん?今さっきミザエルなんて言った?
「ごめん、ミザエル…。」
「お前は何も悪いことはしていない。」
「さっきの彼女って…。」
「…昨日言っただろう。私と付き合えとな。」
私はさっき引っかかった言葉について質問するとミザエルはゴホンと咳払いをしてから少し気まずそうに言った。
「…あれってそういう意味だったの?」
「あぁ。」
昨日の会話を思い出す。私はものすごーく軽く流してしまっていた。罪悪感が込み上げてくる。
「ごめんなさい!私…。」
「…私とは付き合えないということか。」
「そうじゃなくて…謝ったのはまさかミザエルが私に告白するなんて思ってなかったら…流してしまったことについてで…。」
「…私は何とも思ってない者にキーホルダーを買ってやる程お人好しではないし、そもそも一緒に帰ったりもしない。」
「ミザエル…。」
「…帰るぞ。」
「…うん。」
ミザエルは私の手を掴んで歩き出していた。顔は見えなかったけどミザエルの耳がほんのり赤くなっていたのを私は見逃さなかった。
いつもならバリアン全員揃って昼休みを過ごすことが多いが、ミザエルから話があると言われ今日は2人で昼食を食べている。
「ドルベよ…」
「…一体何があった?」
ミザエルはバリアンであった時ですら見せたことのない深刻な面持ちで話し始める。
「実は昨日…私は澪に告白したのだ…。」
「…え?」
私のおかずが箸から滑り落ちた。幸い落ちた先が弁当箱の上だったので問題はなかったが、思わぬ急展開に私も動揺を隠せなかった。恋心はまだ自覚していないのではなかったのか。昨日からミザエルは妙に落ち込んでおり、授業中も上の空だったので何かあったのではないかとは思っていたが。
「まさか振られたのか?」
「…そうではない。」
「どういうことだ?」
ミザエルの話を詳しく聞くと、澪がちょくちょく告白されるのを阻止するならミザエルが告白して澪の彼氏になればいいのでは?と思い行動に移したらしい。だが告白が上手く澪には伝わらなかったようだ。
「どのように伝えたのだ?」
「私と付き合えと言った。」
「……澪は何と?」
「いいよ!で、どこに?と返された」
「それは…何というか…。」
この2人が上手くいかないのはミザエルが不器用だからだと思っていたが澪の鈍感も原因だったか…。
「ミザエル、はっきり好きだと伝えたほうが良かったのではないか?」
「…そのようだな。全く、手のかかる奴だ。」
私からすればミザエルのほうがある意味手がかかるのだが…。(口には出さないでおいた。)
「今日も帰る約束をしている。その時にでも伝えるか。」
今度こそ上手くいくようにと私はミザエルを応援をすることにしたのだった。
私は今早歩きで移動している。(廊下を走ると怒られるから)今日もミザエルと一緒に帰る約束をしていたのだが、先生から用事を頼まれて遅れてしまった。遅れるとは伝えてあるから怒ったりはしないだろうけど、人を待たせるのは良くない。そう思って急いでいる。
急いで靴を履き替えて、待ち合わせをしている校門へと視線を動かす。綺麗な金髪の後ろ姿を見つける。あれは間違いないミザエルだ。私はミザエルに声をかけようとした時だった。
「澪さん!今帰り?良かったら俺と一緒に帰らない?」
「あ、先輩…。」
振り返ってみれば私に話しかけてきたのは同じ委員会の先輩だった。先輩にはよくしてもらってるから無下にはしたくないけど、今日はミザエルとの約束が優先だ。
「すいませんが…今日は…。」
「えーいいじゃん。どうせ1人でしょ?」
「先約が…」
「お友達?じゃあその子も一緒に帰ろうよ!」
「いやー、それは…」
…あんまり言いたくないけど、この人しつこいな。これ以上ミザエルを待たせたくないのに…。あしらう方法を考えているとグイっと肩を引き寄せられた。
「…私の彼女に何か用か?」
「えっ…。」
「用がないならとっとと失せろ。」
ミザエルが冷たい声でピシャリと言い放つと先輩はまた委員会でね!引き攣った笑顔を浮かべながら帰っていった。ん?今さっきミザエルなんて言った?
「ごめん、ミザエル…。」
「お前は何も悪いことはしていない。」
「さっきの彼女って…。」
「…昨日言っただろう。私と付き合えとな。」
私はさっき引っかかった言葉について質問するとミザエルはゴホンと咳払いをしてから少し気まずそうに言った。
「…あれってそういう意味だったの?」
「あぁ。」
昨日の会話を思い出す。私はものすごーく軽く流してしまっていた。罪悪感が込み上げてくる。
「ごめんなさい!私…。」
「…私とは付き合えないということか。」
「そうじゃなくて…謝ったのはまさかミザエルが私に告白するなんて思ってなかったら…流してしまったことについてで…。」
「…私は何とも思ってない者にキーホルダーを買ってやる程お人好しではないし、そもそも一緒に帰ったりもしない。」
「ミザエル…。」
「…帰るぞ。」
「…うん。」
ミザエルは私の手を掴んで歩き出していた。顔は見えなかったけどミザエルの耳がほんのり赤くなっていたのを私は見逃さなかった。