YGO ZEXAL ドルベ短編
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授業が終わり下駄箱へと向かう。いつもなら璃緒と一緒に帰るが、璃緒は委員会があるらしく私は1人で帰ろうとしていた。ところが学校の行事が書かれている掲示板の前で立ち止まっている見知った顔を発見した。熱心に見ているようでこちらには気づく素振りがないので声をかけてみることにした。
「ドルベ?なに見てるの?」
「…あぁ、スミレか。これなのだが。」
ドルベが指差しているポスターの内容を見てみるとハロウィンにやるボランティアイベントの募集のポスターだった。
「ボランティアが気になるの?」
「それもあるが…はろうぃん?というのは一体…?」
バリアン世界にはハロウィンなんてなかっただろうし。(あったとしてもやる暇がなかっただろうけど。)馴染みのない言葉だから気になったんだろうか。私は簡単にハロウィンの説明をドルベにしてみると興味深そうな反応をしていた。
「ねぇ、一緒にこのイベントやってみない?」
「…私とか?」
「うん。こんなに真剣に見てたんならやりたいんじゃないかと思って。せっかく転生したんだし色々やってみようよ!」
「…それもそうか。よし、職員室にいこうか。」
少し悩んでいたドルベだったけど、やると決めたら行動に移すのは早い。私達は早速職員室に行って詳しい話を聞きに行くのだった。
ボランティアの内容は、小学校の子供達にお菓子を配ること。ただ配るだけではなく私たちも仮装して小学校内をあちこち回ってtrick or treat!と声をかけてきた子供達に渡すというのものらしい。
「trick or treatとはどういう意味だ?」
「えーっとお菓子くれなきゃイタズラするぞ!と訳されているね。」
「つまり我々がお菓子を渡さなかったら子供達にイタズラされるということか?」
「そういうことになるね。」
「……なるほど楽しそうなイベントだ。」
この時、ドルベは意味ありげに含み笑いをしていたので、そんなに楽しみ?と聞いたみたけど、まぁな。としか返ってこなかった。
迎えたイベント当日。私達は黒いマントにかぼちゃの被り物を被らされて、お菓子の入った籠を持たされている。基本的にみんなこの衣装らしい。…予算がなかったんだろうか。ボランティアだし、その辺はしょうがないのかもしれない。
「スミレ、今日はよろしく頼む。」
「え、あ、うん。…よく私だってわかったね?」
「そりゃ分かるさ。長い付き合いだからな。」
かぼちゃを被っているので一瞬誰かと思ったが、話し方と声でドルベだということがわかった。
「そろそろ持ち場につかなければならないようだ。」
「うん!いいイベントにしようね!」
「もちろんだ。」
ドルベとは別れて持ち場へと向かう。待っている間は暇だったけれど、子供達が私を見つけると嬉々として走ってきてとりっくおあとりーと!と手を差し出してくれるのはとても愛らしかったし、お菓子をあげるとありがとう!と満面の笑みを浮かべてくれて私まで笑顔になっていた。(被り物のせいで周りからはわからないだろうが)
私の持っていたお菓子がなくなる頃、丁度イベントも終了時間になった。衣装を返したらもう帰っても大丈夫と運営の方に言われたし私はドルベと一緒に帰ることにした。
「お疲れだったな。スミレ。」
「ううん。子供達を見てたら癒されたから大丈夫だよ。」
「そうか。私もたくさん元気をもらえた。」
「だよね!また来年もこのイベントやってないかなぁ。」
「…その頃だと私は卒業しているが参加できるのだろうか。」
「きっと大丈夫だよ!ボランティアだし!…多分。」
ドルベもイベントを満喫できたようでドルベの元にやってきた子供達の話を楽しそうに聞かせてくれた。
「そうだスミレ。この機会にやってみたいことがあるのだが。」
「なになに?私にできることなら協力するよ?」
「ありがとう。では早速…trick or treat」
「…えっ。」
「聞こえなかったか?」
「いや、ドルベが言うとは思わなくて…。」
そもそもイベントで配るお菓子しか持っていなかった。何かポケットに入ってないか探してみたけど案の定何も入ってはいなかった。
「やはり何も持っていないな。」
そう言いながらジリジリと距離を縮めてくるドルベ。私は少しずつ後ずさる。
「…イタズラするの?」
「そう怯えるな。君の嫌がることはしない。」
ドルベの手が私へと伸びてくる。私は思わずぎゅっと目を瞑ると頭をぽんぽんと撫でられた後、頭上に何かが置かれた感覚がある。頭上の物を恐る恐る手に取ってみると可愛くラッピングされたお菓子だった。
「…くれるの?」
「今日のイベントのお礼だ。是非受け取ってくれ。」
「ありがとう。大切に食べるね。」
ドルベが手を差し出してくれたのでその手を掴んで歩き出す。…これだとイタズラじゃなくてご褒美だよね。きっとドルベは優しいからイタズラが思いつがなかったんだろうな。でもドルベになら少しぐらいイタズラされても良かったかも…なんて考えちゃうのは私だけだろうか。
「ドルベ?なに見てるの?」
「…あぁ、スミレか。これなのだが。」
ドルベが指差しているポスターの内容を見てみるとハロウィンにやるボランティアイベントの募集のポスターだった。
「ボランティアが気になるの?」
「それもあるが…はろうぃん?というのは一体…?」
バリアン世界にはハロウィンなんてなかっただろうし。(あったとしてもやる暇がなかっただろうけど。)馴染みのない言葉だから気になったんだろうか。私は簡単にハロウィンの説明をドルベにしてみると興味深そうな反応をしていた。
「ねぇ、一緒にこのイベントやってみない?」
「…私とか?」
「うん。こんなに真剣に見てたんならやりたいんじゃないかと思って。せっかく転生したんだし色々やってみようよ!」
「…それもそうか。よし、職員室にいこうか。」
少し悩んでいたドルベだったけど、やると決めたら行動に移すのは早い。私達は早速職員室に行って詳しい話を聞きに行くのだった。
ボランティアの内容は、小学校の子供達にお菓子を配ること。ただ配るだけではなく私たちも仮装して小学校内をあちこち回ってtrick or treat!と声をかけてきた子供達に渡すというのものらしい。
「trick or treatとはどういう意味だ?」
「えーっとお菓子くれなきゃイタズラするぞ!と訳されているね。」
「つまり我々がお菓子を渡さなかったら子供達にイタズラされるということか?」
「そういうことになるね。」
「……なるほど楽しそうなイベントだ。」
この時、ドルベは意味ありげに含み笑いをしていたので、そんなに楽しみ?と聞いたみたけど、まぁな。としか返ってこなかった。
迎えたイベント当日。私達は黒いマントにかぼちゃの被り物を被らされて、お菓子の入った籠を持たされている。基本的にみんなこの衣装らしい。…予算がなかったんだろうか。ボランティアだし、その辺はしょうがないのかもしれない。
「スミレ、今日はよろしく頼む。」
「え、あ、うん。…よく私だってわかったね?」
「そりゃ分かるさ。長い付き合いだからな。」
かぼちゃを被っているので一瞬誰かと思ったが、話し方と声でドルベだということがわかった。
「そろそろ持ち場につかなければならないようだ。」
「うん!いいイベントにしようね!」
「もちろんだ。」
ドルベとは別れて持ち場へと向かう。待っている間は暇だったけれど、子供達が私を見つけると嬉々として走ってきてとりっくおあとりーと!と手を差し出してくれるのはとても愛らしかったし、お菓子をあげるとありがとう!と満面の笑みを浮かべてくれて私まで笑顔になっていた。(被り物のせいで周りからはわからないだろうが)
私の持っていたお菓子がなくなる頃、丁度イベントも終了時間になった。衣装を返したらもう帰っても大丈夫と運営の方に言われたし私はドルベと一緒に帰ることにした。
「お疲れだったな。スミレ。」
「ううん。子供達を見てたら癒されたから大丈夫だよ。」
「そうか。私もたくさん元気をもらえた。」
「だよね!また来年もこのイベントやってないかなぁ。」
「…その頃だと私は卒業しているが参加できるのだろうか。」
「きっと大丈夫だよ!ボランティアだし!…多分。」
ドルベもイベントを満喫できたようでドルベの元にやってきた子供達の話を楽しそうに聞かせてくれた。
「そうだスミレ。この機会にやってみたいことがあるのだが。」
「なになに?私にできることなら協力するよ?」
「ありがとう。では早速…trick or treat」
「…えっ。」
「聞こえなかったか?」
「いや、ドルベが言うとは思わなくて…。」
そもそもイベントで配るお菓子しか持っていなかった。何かポケットに入ってないか探してみたけど案の定何も入ってはいなかった。
「やはり何も持っていないな。」
そう言いながらジリジリと距離を縮めてくるドルベ。私は少しずつ後ずさる。
「…イタズラするの?」
「そう怯えるな。君の嫌がることはしない。」
ドルベの手が私へと伸びてくる。私は思わずぎゅっと目を瞑ると頭をぽんぽんと撫でられた後、頭上に何かが置かれた感覚がある。頭上の物を恐る恐る手に取ってみると可愛くラッピングされたお菓子だった。
「…くれるの?」
「今日のイベントのお礼だ。是非受け取ってくれ。」
「ありがとう。大切に食べるね。」
ドルベが手を差し出してくれたのでその手を掴んで歩き出す。…これだとイタズラじゃなくてご褒美だよね。きっとドルベは優しいからイタズラが思いつがなかったんだろうな。でもドルベになら少しぐらいイタズラされても良かったかも…なんて考えちゃうのは私だけだろうか。