YGO ZEXAL ドルベ短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「良かれと思って持ってきました!どうせ君たち暇でしょ?3人で観ませんか?」
どうせという言葉が少し引っかかるが、いちいち気にしていたらキリがない。ベクターが差し出して来たのはDVDだった。表紙には少し前に話題になった映画のタイトルが書かれている。もうDVDになってるんだ。
ちなみに今神代邸にいるのは私とドルベとベクターのみ。他のみんなは出かけてしまっている。
「私は構わないが…。」
「ドルベが観るなら私も観てみようかな」
「そう来なくては!では早速準備しますね。」
ベクターが共有スペースにあるDVDをセットしている間に私がソファーに座ると隣にドルベが座る。
「ベクター、これはどういう映画なんだ?」
「それは見てからのお楽しみです!ほらはじまりますよ!」
「スミレは知っているか?」
「私もよくは知らないんだよね。ほのぼの系だったような気はするんだけど。」
「…そうか。」
この時に気づくべきだったのだ。映画を持って来たのがあのベクターなのだ。ただのほのぼの映画なわけがないと。
最初は確かにほのぼのしていたが、途中からガラッとテイストが変わりいつの間にか主人公達が怪物から追いかけ回されるホラー映画に変わっていたのだ。
「ひぃ…!!」
主人公の背後にいきなり現れたおぞましい怪物に驚いてドルベに抱きついてしまった。
「大丈夫か?スミレ」
「ご、ごめん。すぐに離れるから…。」
「別に私はこのままでもいいぞ。」
「役得ですねー。ドルベくん。」
「ベクター、何か言ったか?」
「いやなにも。しかしこの程度かよ。」
ドルベやベクターは割と平気みたい。というかベクターはもっと過激な物を期待していたようだ。勘弁してほしい…。
「スミレ、部屋に戻るか?」
「そうしようかな…。」
「この映画、最後まで見ないと呪わられるらしいぜ?」
「えっ!そうなの!」
「ベクター、スミレをこれ以上怖がらせるのはやめろ。」
「へいへい。」
結局ストーリーが気になってしまった私はドルベにしがみつきながら早く映画が終わるのをいまかいまかと待っていた。
エンドロールが流れ始めたのを見て私はようやく恐怖から解放される。それと同時に玄関の扉が開いた。
「ただいま戻りましたわ。」
「メラグー!!おかえりー!!」
「どうしましたの?スミレ?なんだか泣きそうですわよ?」
「ベクターが、ベクターが…!!」
メラグが帰って来てくれたので今度はメラグに抱きつく。今日のことを説明しようとしたけど言葉に詰まってしまう。メラグは私の頭を撫でてくれる。
「ベクター、少しお話が。」
「俺様にはない。」
「いいから早くこちらへ来なさい。凍らすわよ?」
メラグはドスの聞いた声を出して、逃げようとしたベクターの首根っこを捕まえて引きずっていった。…止めるべきだったのかもしれないが、怖い思いをしたのはベクターのせいだしな…。ドルベも特に引き止めなかったのでそのままにしておいた。
メラグと何故か先ほどよりもげっそりしたベクターが戻ってくる頃には他のバリアンのみんなも戻って来た。(一体ベクターに何をしたんだろう。)食事やお風呂を済ませて共有スペースでみんなでテレビを見ていたが、徐々にみんな自分の部屋へと戻っていく。残ったのは私とドルベだけとなってしまった。
「スミレ、寝なくて大丈夫か?」
「今日はまた眠たくないというか寝られないというか…。」
言えない。今日の映画のせいで怖い夢を見そうで怖いから寝たくないなんてとても言えない。
「そうか。私もしばらく起きていようと思っていたところだ。君が眠くなるまで話でもしようか。」
「…うん。」
…ドルベがいてくれてよかった。このまま1人残されても怖かったし。彼は最近読んだおすすめの本の話を色々してくれた。彼は説明が上手だからあまり本を読まない私でも興味をそそられる。今度は私も図書室へと足を運んでみようかな。
スミレの様子を見ていると瞼が重くなってきたのか徐々にうつらうつらとしてきたようだ。頃合いだな。
「そろそろ寝れそうか?」
「まだ、だい…じょう…ぶ…。」
と彼女は言うがもう完全に目が閉じている。自力で部屋に戻るのは無理そうか。私は立ち上がってスミレを起こさないようにそっと横抱きにする。
…大方昼の映画のせいで眠れなかったのだろう。無理矢理にでも途中で部屋に返すべきだったのかもしれないが、私にしがみつく彼女を見ていたら手放すのが名残惜しくなってしまった。
今の彼女は安らかに幸せそうな寝顔で眠っている。もう大丈夫だろうか。
「おやすみスミレ。」
ベッドに下ろした彼女の額にそっと口付けをする。悪夢を見ないよう願いを込めて。
どうせという言葉が少し引っかかるが、いちいち気にしていたらキリがない。ベクターが差し出して来たのはDVDだった。表紙には少し前に話題になった映画のタイトルが書かれている。もうDVDになってるんだ。
ちなみに今神代邸にいるのは私とドルベとベクターのみ。他のみんなは出かけてしまっている。
「私は構わないが…。」
「ドルベが観るなら私も観てみようかな」
「そう来なくては!では早速準備しますね。」
ベクターが共有スペースにあるDVDをセットしている間に私がソファーに座ると隣にドルベが座る。
「ベクター、これはどういう映画なんだ?」
「それは見てからのお楽しみです!ほらはじまりますよ!」
「スミレは知っているか?」
「私もよくは知らないんだよね。ほのぼの系だったような気はするんだけど。」
「…そうか。」
この時に気づくべきだったのだ。映画を持って来たのがあのベクターなのだ。ただのほのぼの映画なわけがないと。
最初は確かにほのぼのしていたが、途中からガラッとテイストが変わりいつの間にか主人公達が怪物から追いかけ回されるホラー映画に変わっていたのだ。
「ひぃ…!!」
主人公の背後にいきなり現れたおぞましい怪物に驚いてドルベに抱きついてしまった。
「大丈夫か?スミレ」
「ご、ごめん。すぐに離れるから…。」
「別に私はこのままでもいいぞ。」
「役得ですねー。ドルベくん。」
「ベクター、何か言ったか?」
「いやなにも。しかしこの程度かよ。」
ドルベやベクターは割と平気みたい。というかベクターはもっと過激な物を期待していたようだ。勘弁してほしい…。
「スミレ、部屋に戻るか?」
「そうしようかな…。」
「この映画、最後まで見ないと呪わられるらしいぜ?」
「えっ!そうなの!」
「ベクター、スミレをこれ以上怖がらせるのはやめろ。」
「へいへい。」
結局ストーリーが気になってしまった私はドルベにしがみつきながら早く映画が終わるのをいまかいまかと待っていた。
エンドロールが流れ始めたのを見て私はようやく恐怖から解放される。それと同時に玄関の扉が開いた。
「ただいま戻りましたわ。」
「メラグー!!おかえりー!!」
「どうしましたの?スミレ?なんだか泣きそうですわよ?」
「ベクターが、ベクターが…!!」
メラグが帰って来てくれたので今度はメラグに抱きつく。今日のことを説明しようとしたけど言葉に詰まってしまう。メラグは私の頭を撫でてくれる。
「ベクター、少しお話が。」
「俺様にはない。」
「いいから早くこちらへ来なさい。凍らすわよ?」
メラグはドスの聞いた声を出して、逃げようとしたベクターの首根っこを捕まえて引きずっていった。…止めるべきだったのかもしれないが、怖い思いをしたのはベクターのせいだしな…。ドルベも特に引き止めなかったのでそのままにしておいた。
メラグと何故か先ほどよりもげっそりしたベクターが戻ってくる頃には他のバリアンのみんなも戻って来た。(一体ベクターに何をしたんだろう。)食事やお風呂を済ませて共有スペースでみんなでテレビを見ていたが、徐々にみんな自分の部屋へと戻っていく。残ったのは私とドルベだけとなってしまった。
「スミレ、寝なくて大丈夫か?」
「今日はまた眠たくないというか寝られないというか…。」
言えない。今日の映画のせいで怖い夢を見そうで怖いから寝たくないなんてとても言えない。
「そうか。私もしばらく起きていようと思っていたところだ。君が眠くなるまで話でもしようか。」
「…うん。」
…ドルベがいてくれてよかった。このまま1人残されても怖かったし。彼は最近読んだおすすめの本の話を色々してくれた。彼は説明が上手だからあまり本を読まない私でも興味をそそられる。今度は私も図書室へと足を運んでみようかな。
スミレの様子を見ていると瞼が重くなってきたのか徐々にうつらうつらとしてきたようだ。頃合いだな。
「そろそろ寝れそうか?」
「まだ、だい…じょう…ぶ…。」
と彼女は言うがもう完全に目が閉じている。自力で部屋に戻るのは無理そうか。私は立ち上がってスミレを起こさないようにそっと横抱きにする。
…大方昼の映画のせいで眠れなかったのだろう。無理矢理にでも途中で部屋に返すべきだったのかもしれないが、私にしがみつく彼女を見ていたら手放すのが名残惜しくなってしまった。
今の彼女は安らかに幸せそうな寝顔で眠っている。もう大丈夫だろうか。
「おやすみスミレ。」
ベッドに下ろした彼女の額にそっと口付けをする。悪夢を見ないよう願いを込めて。