YGO ZEXAL ドルベ短編
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ハートランド学園の文化祭の日。わたしは今休憩時間中。だからドルベから二人で回ろうと声をかけられていたのでわたしは待ち合わせ場所にわくわくしながら向かっている。ドルベの姿を見かけて駆け寄ってみると、彼は警察の制服を着こなしていた。クラスの出店の関係で着ているそうだけど、真面目な雰囲気のドルベにはすごく似合っていて、大袈裟かもしれないけど、本職の警察と相違ないように見えた。
「ドルベは警察なんだ。…バリアン警察ドルベ警部だね。」
わたしがそう言ってふふっと笑うとドルベもふっと笑ってわたしの手を取る。ドルベの手ってわたしよりも大きいんだな…と緊張してしまう。
「…君の魅力は罪だ。だから逮捕する。安心しろ。君に課される刑は…終身刑だ。死ぬまで私の隣でな。」
「……!!」
頭の中ではきっと文化祭のノリだろうとわかってるけどドルベの声が妙に真剣で…。私は言葉を失ってしまった時だった。
「良かれと思って!」
気配もなくベクターが突然に現れて私とドルベの手首にガチャンと手錠をかけた。…本物の手錠ではなく百均とかで売ってそうなチープな手錠ではあるけど、私では外せそうになかった。
「んじゃ!ごゆっくり!!」
「待て!!ベクター!!」
ドルベが追いかけようと走り出したけど、わたしとドルベの歩幅が合わなくて、わたしの足が縺れて躓いてしまう
「きゃっ!!」
「スミレ!!」
体制を崩してしまったわたしにドルベはすぐに気づいてくれたが、ドルベは受け止めきれずそのまま二人して床へと雪崩れ込んでしまい、わたしがドルベの上に覆い被さるようになってしまった。
「ご、ごめんなさい。すぐに退くから…。」
「…それより君に怪我はないか?」
「うん、大丈夫。」
ドルベの方が下にいるから彼の方が危なかっただろうにわたしのことを気にかけてくれている…。慌てて退こうとしたけど手錠があるせいで上手く立ち上がることができず、バランスを崩してしまいドルベの胸にわたしが飛び込む形になってしまった。ドクドクと心臓の鼓動が聞こえる…。これはわたしの…ではなくてドルベの心音だろうか…。早く退かなきゃと思うけど、暖かくて心音を聴いていると安心する。ドルベも何も言わないしもう少しこのままでもいいかなぁと思っていた時だった。
「何やってんだ?おまえら?」
「あ、アリト…!?こ、これはその…。」
アリトの呆れたような声に驚いて、起きあがろうとしたものの、手錠のせいで上手く起き上がれず。みかねたのかアリトが手助けをしてくれてようやく起き上がることができた。
「スミレも積極的になったんだな。オレは感動したぜ。…ただ場所は選べよ。」
「……違う!!!そ、それよりアリト。この手錠壊せない?」
話題を逸らしたくてわたしはアリトに手錠を見せると、アリトは手錠をじっと見つめていた。
「おい、ドルベ。この手錠……。」
アリトの視線は手錠からドルベに。だけどドルベに向けれられたアリトの視線は訝しげだった。ドルベはクイっとメガネを持ち上げて、アリトの視線は気にしていない素振りを見せていた。
「…ちょっともったいない気もするが…。」
アリトは思いっきり力を込めてわたしたちを繋いでいた鎖をバキッ!!と引きちぎってくれた。…これでようやくわたしとドルベは自由の身だ。
「…助かった。私はベクターを探してくる。」
「…いってらっしゃい。…やりすぎないようにね。」
「…あぁ。すぐに終わらせるから君はここで待っていてくれ。」
わたしはドルベの背中が見えなくなるまでドルベの向かっていった方向を眺めているとアリトにしては珍しく遠慮がちに声をかけてきた。
「…本当に良かったのか?外しちまって。」
「な、なんでそんなこと聞くの?」
「おまえの顔にドルベと離れたくないって書かれてたんだよ。」
「……!!違うもん!!」
「おまえらはわかりやすいんだよ。きっとドルベも…」
校舎に響くベクターの断末魔でアリトの声はかき消されてしまい聞き取ることはできなかった。ま、頑張れよ。とアリトが肩を叩いてドルベとは逆方向に歩いていった。
聞こえなかったけどアリトの言いたかったことは…恐らく…。わたしが考えていることと同じだったら…いいのにな。
…それにしてもドルベはいつ戻ってくるんだろう。早く戻ってこないかなと思うわたしだった。
おまけ
「見つけたぞ!ベクター!!よくも私とスミレに手錠をかけてくれたな!」
「手錠だって非力なスミレは無理だろうが、普通の男子中学生なら壊せるはずだぜ?なのにすぐ壊さなかったじゃねぇか!君の魅力は罪だ。だから逮捕する。安心しろ。君に課される刑は…終身刑だ。死ぬまで私の隣でな。とか言ってたんだからよぉ、オレはその通りにしただけだっての!それともアレか?これは全部嘘か?だったらひどい男だなぁ!お前は!」
「どうやら…貴様は私を本気で怒らせたいらしいな…。」
「ちょ、ちょっと待てよ…!ここは穏便に話し合おうぜ!!!な!!」
「…もう遅い。」
「ドルベは警察なんだ。…バリアン警察ドルベ警部だね。」
わたしがそう言ってふふっと笑うとドルベもふっと笑ってわたしの手を取る。ドルベの手ってわたしよりも大きいんだな…と緊張してしまう。
「…君の魅力は罪だ。だから逮捕する。安心しろ。君に課される刑は…終身刑だ。死ぬまで私の隣でな。」
「……!!」
頭の中ではきっと文化祭のノリだろうとわかってるけどドルベの声が妙に真剣で…。私は言葉を失ってしまった時だった。
「良かれと思って!」
気配もなくベクターが突然に現れて私とドルベの手首にガチャンと手錠をかけた。…本物の手錠ではなく百均とかで売ってそうなチープな手錠ではあるけど、私では外せそうになかった。
「んじゃ!ごゆっくり!!」
「待て!!ベクター!!」
ドルベが追いかけようと走り出したけど、わたしとドルベの歩幅が合わなくて、わたしの足が縺れて躓いてしまう
「きゃっ!!」
「スミレ!!」
体制を崩してしまったわたしにドルベはすぐに気づいてくれたが、ドルベは受け止めきれずそのまま二人して床へと雪崩れ込んでしまい、わたしがドルベの上に覆い被さるようになってしまった。
「ご、ごめんなさい。すぐに退くから…。」
「…それより君に怪我はないか?」
「うん、大丈夫。」
ドルベの方が下にいるから彼の方が危なかっただろうにわたしのことを気にかけてくれている…。慌てて退こうとしたけど手錠があるせいで上手く立ち上がることができず、バランスを崩してしまいドルベの胸にわたしが飛び込む形になってしまった。ドクドクと心臓の鼓動が聞こえる…。これはわたしの…ではなくてドルベの心音だろうか…。早く退かなきゃと思うけど、暖かくて心音を聴いていると安心する。ドルベも何も言わないしもう少しこのままでもいいかなぁと思っていた時だった。
「何やってんだ?おまえら?」
「あ、アリト…!?こ、これはその…。」
アリトの呆れたような声に驚いて、起きあがろうとしたものの、手錠のせいで上手く起き上がれず。みかねたのかアリトが手助けをしてくれてようやく起き上がることができた。
「スミレも積極的になったんだな。オレは感動したぜ。…ただ場所は選べよ。」
「……違う!!!そ、それよりアリト。この手錠壊せない?」
話題を逸らしたくてわたしはアリトに手錠を見せると、アリトは手錠をじっと見つめていた。
「おい、ドルベ。この手錠……。」
アリトの視線は手錠からドルベに。だけどドルベに向けれられたアリトの視線は訝しげだった。ドルベはクイっとメガネを持ち上げて、アリトの視線は気にしていない素振りを見せていた。
「…ちょっともったいない気もするが…。」
アリトは思いっきり力を込めてわたしたちを繋いでいた鎖をバキッ!!と引きちぎってくれた。…これでようやくわたしとドルベは自由の身だ。
「…助かった。私はベクターを探してくる。」
「…いってらっしゃい。…やりすぎないようにね。」
「…あぁ。すぐに終わらせるから君はここで待っていてくれ。」
わたしはドルベの背中が見えなくなるまでドルベの向かっていった方向を眺めているとアリトにしては珍しく遠慮がちに声をかけてきた。
「…本当に良かったのか?外しちまって。」
「な、なんでそんなこと聞くの?」
「おまえの顔にドルベと離れたくないって書かれてたんだよ。」
「……!!違うもん!!」
「おまえらはわかりやすいんだよ。きっとドルベも…」
校舎に響くベクターの断末魔でアリトの声はかき消されてしまい聞き取ることはできなかった。ま、頑張れよ。とアリトが肩を叩いてドルベとは逆方向に歩いていった。
聞こえなかったけどアリトの言いたかったことは…恐らく…。わたしが考えていることと同じだったら…いいのにな。
…それにしてもドルベはいつ戻ってくるんだろう。早く戻ってこないかなと思うわたしだった。
おまけ
「見つけたぞ!ベクター!!よくも私とスミレに手錠をかけてくれたな!」
「手錠だって非力なスミレは無理だろうが、普通の男子中学生なら壊せるはずだぜ?なのにすぐ壊さなかったじゃねぇか!君の魅力は罪だ。だから逮捕する。安心しろ。君に課される刑は…終身刑だ。死ぬまで私の隣でな。とか言ってたんだからよぉ、オレはその通りにしただけだっての!それともアレか?これは全部嘘か?だったらひどい男だなぁ!お前は!」
「どうやら…貴様は私を本気で怒らせたいらしいな…。」
「ちょ、ちょっと待てよ…!ここは穏便に話し合おうぜ!!!な!!」
「…もう遅い。」
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