YGO ZEXAL ドルベ短編
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最近ドルベが放課後忙しいのか帰る時間が合わなくなった。最初は委員会のせいかな?と思っていたら、なんとバイトを始めたらしい。
どうして始めたの?と聞いてみたら少し間を空けて、…いつまでも凌牙達に頼るわけにもいかない。社会勉強にもなるからな。とのことだった。
目の前にあるのはドルベがバイトしているというカードショップ…。カ、カードショップなら一人で来ても自然だよね…!そ、そう、カードが欲しいだけ!!と言い聞かせながら店に入っていった。
お店に入ると大量のカードが棚に仕舞われている棚の前でお客さん達が、話し込んでいたり、デュエルスペースではわいわいとデュエルをしている人達もいて盛り上がっているようだった。それにしても男の人ばかりだな…。女の子はほぼいなさそうだった。
ドルベはどこだろう?と店内を見渡すと丁度お会計をしているところだった。…カードを持つ仕草が慎重で丁寧で…。真面目なドルベらしいな。としばらくじっと見つめてしまっていた。
「そこのお客様。ぼーっと立っておられたら…邪魔です。」
「ご、ごめんなさい…。」
慌てて振り返ったらそこに立っていたのは店員さんではなくベクターだった。目に見えて意地悪そうな笑みを浮かべている。
「ドルベを見に来たのか?」
「ち、違うもん。カード買いに来たんだもん!」
「その割にはずっとドルベを見てたじゃねえか。」
「そ、それは…。」
先ほどよりもニヤニヤしながらベクターはわたしに詰め寄る。
「話しかけてこいよ。アイツなら親切にアドバイスしてくれると思うぜ?」
「い、いいって。それに公私混同よくない!」
「それは客のお前が気にすることじゃねぇだろうが。」
わたしがベクターと言い合いになっていると、「そこのお客様」と鋭い声が飛んできた。
「女性への私的なお声かけはご遠慮ください。あまりしつこいと出禁とさせていただきます。」
「あ、あの…」
割って入って来たのはドルベだった。エプロン姿も似合うな…と眺めていたわたしと目が合うと少し驚いていたが、すぐに普段の優しい表情に戻った。が、ベクターをみると険しい顔になった。
「お客様。ご用事がないならお帰りくださいませ。」
ベクターが舌打ちをするとデュエルスペースのほうから彼を呼ぶ声がする。どうやら遊馬くん達と来ていたらしい。…わたしの姿を見かけてからかいに来たということだろうか。ベクターは渋々デュエルスペースへと戻っていった。
「まさか、君が来てくれるとはな…。」
「ご、ごめん…。迷惑ならわたしも帰る…けど。」
「いや、大丈夫だ。…お客様、何かお求めの商品はございますか?」
ドルベはバイトモードに切り替わったのか、敬語で話しかけてくる。敬語のドルベに慣れてないのでわたしは少し緊張してしまう。
「…じゃあ汎用性の高い魔法や罠カードが欲しい…です。」
「…それならこちらへ。」
ドルベに連れられて空いていたデュエルスペースのほうへと案内されて椅子に座らされた。
「こちらで少々お待ちください。」
ドルベは店の奥へと一旦消えると、しばらくしてから何枚かのカードを持って戻って来た。
「お客様のデッキならこの辺りのカードが合うかと思いますが…いかがでしょうか?」
…確かにどれもわたしのデッキに合いそうなカードばかりで迷ってしまう。ドルベに細々としたことを聞いても彼は詰まるところなくスラスラとわかりやすく教えてくれる。
「…じゃあこれにします。」
「ではお会計へ。」
ドルベにカードを渡して、レジへと向かう。ドルベは慣れた手つきでレジを操作してわたしはお金を払った。だけどお釣りを受け取る際にドルベの手が触れてしまい、お釣りを落としてしまった。
「…ご、ごめんなさい…!」
「いえ、大丈夫です。こちらお釣りどうぞ。」
今度は落とさないように慎重に受け取ってお財布に入れる。ドルベは店の出口まで見送ってくれた。
「ドルベのお陰でいいカードが買えた!ありがとう!」
「仕事だからな。君の役に立てたなら何よりだ。」
「…あの、また来てもいいかな?」
「もちろん。スミレが来てくれたほうが私の気も引き締まる。遠慮なく来てくれ。いくらでも相談に乗ろう。」
名残惜しいけど、手を振って店から離れようとした時だった。ドルベがわたしを呼び止めた。
「スミレは…何か欲しいものはないか?」
「…急には思いつかないかな…。どうして?」
「…もうじき初任給が入るのだ。よければ君に何かプレゼントをしようかと。」
「い、いいよ!そんなの…。ドルベのために使いなよ…!」
「初任給はスミレのために使いたいのだが…。」
表情を和らげながら、どこか申し訳なさそうなドルベ。これ以上断ってもドルベは譲らないだろう。そういうところは意外に頑固なんだよね…。バイト中のドルベを引き留めすぎるのも良くないし…。
「じゃあ久々に…一緒に出かけたい…。その時に買い物したいな…。」
「…わかった。また日取りは追って連絡しよう。」
その時、店内から別の店員さんがドルべを呼ぶ声がした。どうやらお会計が混んできたようだ。楽しみにしていると言い残してからドルベは店内へと戻っていくのだった。
どうして始めたの?と聞いてみたら少し間を空けて、…いつまでも凌牙達に頼るわけにもいかない。社会勉強にもなるからな。とのことだった。
目の前にあるのはドルベがバイトしているというカードショップ…。カ、カードショップなら一人で来ても自然だよね…!そ、そう、カードが欲しいだけ!!と言い聞かせながら店に入っていった。
お店に入ると大量のカードが棚に仕舞われている棚の前でお客さん達が、話し込んでいたり、デュエルスペースではわいわいとデュエルをしている人達もいて盛り上がっているようだった。それにしても男の人ばかりだな…。女の子はほぼいなさそうだった。
ドルベはどこだろう?と店内を見渡すと丁度お会計をしているところだった。…カードを持つ仕草が慎重で丁寧で…。真面目なドルベらしいな。としばらくじっと見つめてしまっていた。
「そこのお客様。ぼーっと立っておられたら…邪魔です。」
「ご、ごめんなさい…。」
慌てて振り返ったらそこに立っていたのは店員さんではなくベクターだった。目に見えて意地悪そうな笑みを浮かべている。
「ドルベを見に来たのか?」
「ち、違うもん。カード買いに来たんだもん!」
「その割にはずっとドルベを見てたじゃねえか。」
「そ、それは…。」
先ほどよりもニヤニヤしながらベクターはわたしに詰め寄る。
「話しかけてこいよ。アイツなら親切にアドバイスしてくれると思うぜ?」
「い、いいって。それに公私混同よくない!」
「それは客のお前が気にすることじゃねぇだろうが。」
わたしがベクターと言い合いになっていると、「そこのお客様」と鋭い声が飛んできた。
「女性への私的なお声かけはご遠慮ください。あまりしつこいと出禁とさせていただきます。」
「あ、あの…」
割って入って来たのはドルベだった。エプロン姿も似合うな…と眺めていたわたしと目が合うと少し驚いていたが、すぐに普段の優しい表情に戻った。が、ベクターをみると険しい顔になった。
「お客様。ご用事がないならお帰りくださいませ。」
ベクターが舌打ちをするとデュエルスペースのほうから彼を呼ぶ声がする。どうやら遊馬くん達と来ていたらしい。…わたしの姿を見かけてからかいに来たということだろうか。ベクターは渋々デュエルスペースへと戻っていった。
「まさか、君が来てくれるとはな…。」
「ご、ごめん…。迷惑ならわたしも帰る…けど。」
「いや、大丈夫だ。…お客様、何かお求めの商品はございますか?」
ドルベはバイトモードに切り替わったのか、敬語で話しかけてくる。敬語のドルベに慣れてないのでわたしは少し緊張してしまう。
「…じゃあ汎用性の高い魔法や罠カードが欲しい…です。」
「…それならこちらへ。」
ドルベに連れられて空いていたデュエルスペースのほうへと案内されて椅子に座らされた。
「こちらで少々お待ちください。」
ドルベは店の奥へと一旦消えると、しばらくしてから何枚かのカードを持って戻って来た。
「お客様のデッキならこの辺りのカードが合うかと思いますが…いかがでしょうか?」
…確かにどれもわたしのデッキに合いそうなカードばかりで迷ってしまう。ドルベに細々としたことを聞いても彼は詰まるところなくスラスラとわかりやすく教えてくれる。
「…じゃあこれにします。」
「ではお会計へ。」
ドルベにカードを渡して、レジへと向かう。ドルベは慣れた手つきでレジを操作してわたしはお金を払った。だけどお釣りを受け取る際にドルベの手が触れてしまい、お釣りを落としてしまった。
「…ご、ごめんなさい…!」
「いえ、大丈夫です。こちらお釣りどうぞ。」
今度は落とさないように慎重に受け取ってお財布に入れる。ドルベは店の出口まで見送ってくれた。
「ドルベのお陰でいいカードが買えた!ありがとう!」
「仕事だからな。君の役に立てたなら何よりだ。」
「…あの、また来てもいいかな?」
「もちろん。スミレが来てくれたほうが私の気も引き締まる。遠慮なく来てくれ。いくらでも相談に乗ろう。」
名残惜しいけど、手を振って店から離れようとした時だった。ドルベがわたしを呼び止めた。
「スミレは…何か欲しいものはないか?」
「…急には思いつかないかな…。どうして?」
「…もうじき初任給が入るのだ。よければ君に何かプレゼントをしようかと。」
「い、いいよ!そんなの…。ドルベのために使いなよ…!」
「初任給はスミレのために使いたいのだが…。」
表情を和らげながら、どこか申し訳なさそうなドルベ。これ以上断ってもドルベは譲らないだろう。そういうところは意外に頑固なんだよね…。バイト中のドルベを引き留めすぎるのも良くないし…。
「じゃあ久々に…一緒に出かけたい…。その時に買い物したいな…。」
「…わかった。また日取りは追って連絡しよう。」
その時、店内から別の店員さんがドルべを呼ぶ声がした。どうやらお会計が混んできたようだ。楽しみにしていると言い残してからドルベは店内へと戻っていくのだった。