YGO ZEXAL ドルベ短編
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私は学校が終わった途端にすぐさま飛び出した。それこそ遊馬がデュエルの誘いをする暇もないくらいに。
何を隠そう今日は私のお気に入りのアイスクリーム屋さんの新商品の発売日なのだ。アイスクリームが大好きな私はずっとこの日を心待ちにしていた。それに最近はテストがあり勉強続きだったので自分へのご褒美も兼ねてだ。
アイスクリーム屋さんにたどり着くとタイミングが良かったのか人が居らずすぐに注文できた。アイスクリーム片手にお気に入りのベンチに座る。
私が注文したのは紅茶のアイスクリーム。白と茶色、2色の優しい色合い。紅茶が好きなので前からずっと食べてみたかったのだ。
おっと早く食べないと溶けてしまう。スプーンで掬って一口食べる。…濃厚なバニラの中にふわっと香るダージリンティー。お互い主張しすぎず、ちょうどいいバランスで保たれておりほっぺが落ちそうなくらいに美味しかった。
私はじっくり味わいつつも、溶けないように気をつけながらアイスクリームを食べていく。美味しいものはあっという間になくなってしまうもので、気づいたら残り一口になっていた。
名残惜しいが残してもしょうがない。また今度食べに来ようっと決めてから最後の一口を食べた瞬間だった。
「スミレ?奇遇だな。こんなところで出会うとは。」
「…あ。」
私に声をかけてきたのは同居人でもあるドルベだった。ドルベも制服を着ているためまだ家には帰っていないのだろうか。というかちょっとこれはまずい状況かもしれない。
「ドルベは何してるの?」
「私は注文していた本が入荷されたので取りに行っていたところだ。」
「ここ、学校から結構離れてるよね?」
「珍しい本でな。この近くの書店でしか取り扱いがなかったのだ。ところで君は?」
「あー、えーっと…。」
実を言うと買い食いは校則で禁止となっている。だから私はここならバレないだろうと思っていたのに。まさかドルベがこのタイミングで通るなんて…。誤魔化そうとも思ったが私の手にあるカップとスプーンが動かぬ証拠になるだろう。
「ごめん!みんなにはないしょにしてほしいの!」
カップとスプーンを置いてドルベに向かって両手を合わせる。見つかったのがドルベだったのが幸いかもしれない。(ベクターだったら最悪だった。)でも彼は真面目だからこのお願いは聞き入れてくれないかもしれない。
「わかった。一つ条件がある。」
「条件って?」
「ひとくちだけ私にくれないか?」
「ごめん、もう全部食べちゃったから残ってないよ…。」
「まだあるではないか。」
「どこに?」
私が首を傾げているとドルベがベンチの隣に座る。するとドルベの手が伸びてきて、私の頬に触れたかと思うと付いていたアイスクリームをとってくれた。その行動に驚いていると彼はそのままそのアイスクリームを口に含んでしまった。
「少し甘いが美味しいな。」
「ド、ドルベ…!!」
「しかし、これで私も共犯になってしまったな。」
困った口調ではあったものの、柔和に微笑むドルベをみて彼にはかなわないなぁとつくづく思う私なのであった。
何を隠そう今日は私のお気に入りのアイスクリーム屋さんの新商品の発売日なのだ。アイスクリームが大好きな私はずっとこの日を心待ちにしていた。それに最近はテストがあり勉強続きだったので自分へのご褒美も兼ねてだ。
アイスクリーム屋さんにたどり着くとタイミングが良かったのか人が居らずすぐに注文できた。アイスクリーム片手にお気に入りのベンチに座る。
私が注文したのは紅茶のアイスクリーム。白と茶色、2色の優しい色合い。紅茶が好きなので前からずっと食べてみたかったのだ。
おっと早く食べないと溶けてしまう。スプーンで掬って一口食べる。…濃厚なバニラの中にふわっと香るダージリンティー。お互い主張しすぎず、ちょうどいいバランスで保たれておりほっぺが落ちそうなくらいに美味しかった。
私はじっくり味わいつつも、溶けないように気をつけながらアイスクリームを食べていく。美味しいものはあっという間になくなってしまうもので、気づいたら残り一口になっていた。
名残惜しいが残してもしょうがない。また今度食べに来ようっと決めてから最後の一口を食べた瞬間だった。
「スミレ?奇遇だな。こんなところで出会うとは。」
「…あ。」
私に声をかけてきたのは同居人でもあるドルベだった。ドルベも制服を着ているためまだ家には帰っていないのだろうか。というかちょっとこれはまずい状況かもしれない。
「ドルベは何してるの?」
「私は注文していた本が入荷されたので取りに行っていたところだ。」
「ここ、学校から結構離れてるよね?」
「珍しい本でな。この近くの書店でしか取り扱いがなかったのだ。ところで君は?」
「あー、えーっと…。」
実を言うと買い食いは校則で禁止となっている。だから私はここならバレないだろうと思っていたのに。まさかドルベがこのタイミングで通るなんて…。誤魔化そうとも思ったが私の手にあるカップとスプーンが動かぬ証拠になるだろう。
「ごめん!みんなにはないしょにしてほしいの!」
カップとスプーンを置いてドルベに向かって両手を合わせる。見つかったのがドルベだったのが幸いかもしれない。(ベクターだったら最悪だった。)でも彼は真面目だからこのお願いは聞き入れてくれないかもしれない。
「わかった。一つ条件がある。」
「条件って?」
「ひとくちだけ私にくれないか?」
「ごめん、もう全部食べちゃったから残ってないよ…。」
「まだあるではないか。」
「どこに?」
私が首を傾げているとドルベがベンチの隣に座る。するとドルベの手が伸びてきて、私の頬に触れたかと思うと付いていたアイスクリームをとってくれた。その行動に驚いていると彼はそのままそのアイスクリームを口に含んでしまった。
「少し甘いが美味しいな。」
「ド、ドルベ…!!」
「しかし、これで私も共犯になってしまったな。」
困った口調ではあったものの、柔和に微笑むドルベをみて彼にはかなわないなぁとつくづく思う私なのであった。