2026七皇の日
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また海に行かねぇか?と凌牙くんに誘われた。凌牙くんはよく色んな海へ連れて行ってくれた。どうして海なんだろう…と思ったけど、凌牙くんは鮫中心のデッキを使っているし、彼自身が海を好きなんだろうと私は深く考えなかった。
凌牙くんのバイクに乗せてもらって、道中で揺られながら目的地へと辿り着いた。夏が過ぎたからか、他に誰も人のいない静かな海。波の音だけが砂浜に響いていた。
「前から聞きたかったんだけど…。凌牙くんって海が好きなの?」
「…海が好きなのはナマエだろ?」
「えっ…。」
思わず言葉に詰まってしまう。好きか嫌いかで言われたら好きな部類には入るけれど…。凌牙くんはどういうわけか私が海を好きだと思っていたらしい。
「…好きじゃねぇのか?」
「…嫌いではないけど。」
そう返すと凌牙くんは眉を顰めて頭を掻いていた。
「…好きでもないのに毎回付き合わせちまって悪かったな。」
「ううん、私凌牙くんとお出かけできるのならどこでもいいから…。」
「お前…。」
凌牙くんは何かを思い出したのか、遠い水平線の向こうへと視線を移していた。そのあと私の頭に軽くポンっと触れた。
「…今度はお前の行きたいところに連れて行ってやる。考えておけよ。」
行きたいところ…。考えたことなかったな。いつも凌牙くんが連れ出してくれたから…。そう思ったら私は凌牙くんに甘えていたのかもしれない。そうだな…普段はバイクだし。たまには電車に乗ってお出かけするのもいいかもしれない…と思いを馳せていくのだった。
遥か昔ポセイドン王国にて。オレは妃であるナマエと出かける時によく海に連れて行っていた。理由はるナマエが海に連れて行って欲しいと願ったから。だからオレは現世のるナマエも海が好きなんだと思い込んでいたが、さっきの凌牙くんと一緒ならどこでもいいと言われて思い出したことがある。
「ナマエは本当に海が好きなんだな。」
「海ならナッシュ様も喜んでくださると思って…。」
「オレに気を遣っていたのか?」
ナマエは恥ずかしそうに少し頬を赤らめていた。
「私はナッシュ様と一緒にいられるだけでいいのです…。ナッシュ様のお好きなところなら、ナッシュ様も喜んでくださるかなと思いまして…。」
前世のことを思い出してほしさもあり連れ出していたが…。オレが大事なことを忘れていたようだ。今世ではるナマエの好きなところにたくさん連れて行ってやろうと考え直すのだった。
凌牙くんのバイクに乗せてもらって、道中で揺られながら目的地へと辿り着いた。夏が過ぎたからか、他に誰も人のいない静かな海。波の音だけが砂浜に響いていた。
「前から聞きたかったんだけど…。凌牙くんって海が好きなの?」
「…海が好きなのはナマエだろ?」
「えっ…。」
思わず言葉に詰まってしまう。好きか嫌いかで言われたら好きな部類には入るけれど…。凌牙くんはどういうわけか私が海を好きだと思っていたらしい。
「…好きじゃねぇのか?」
「…嫌いではないけど。」
そう返すと凌牙くんは眉を顰めて頭を掻いていた。
「…好きでもないのに毎回付き合わせちまって悪かったな。」
「ううん、私凌牙くんとお出かけできるのならどこでもいいから…。」
「お前…。」
凌牙くんは何かを思い出したのか、遠い水平線の向こうへと視線を移していた。そのあと私の頭に軽くポンっと触れた。
「…今度はお前の行きたいところに連れて行ってやる。考えておけよ。」
行きたいところ…。考えたことなかったな。いつも凌牙くんが連れ出してくれたから…。そう思ったら私は凌牙くんに甘えていたのかもしれない。そうだな…普段はバイクだし。たまには電車に乗ってお出かけするのもいいかもしれない…と思いを馳せていくのだった。
遥か昔ポセイドン王国にて。オレは妃であるナマエと出かける時によく海に連れて行っていた。理由はるナマエが海に連れて行って欲しいと願ったから。だからオレは現世のるナマエも海が好きなんだと思い込んでいたが、さっきの凌牙くんと一緒ならどこでもいいと言われて思い出したことがある。
「ナマエは本当に海が好きなんだな。」
「海ならナッシュ様も喜んでくださると思って…。」
「オレに気を遣っていたのか?」
ナマエは恥ずかしそうに少し頬を赤らめていた。
「私はナッシュ様と一緒にいられるだけでいいのです…。ナッシュ様のお好きなところなら、ナッシュ様も喜んでくださるかなと思いまして…。」
前世のことを思い出してほしさもあり連れ出していたが…。オレが大事なことを忘れていたようだ。今世ではるナマエの好きなところにたくさん連れて行ってやろうと考え直すのだった。
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