スターリングナイト(ドルベ)
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星を見に行かないか。そんな突拍子もない誘いを受けて、漫画のようにきょとんとしてしまった。困惑する私の気持ちを悟ったのか、ドルベがおもむろに口を開く。
「最近星座関連の本をよく借りていただろう。興味があるなら実物を見た方が良いと思ってな。」
図書委員のドルベには、今まで何度も本の貸出処理をお願いしてきた。だから私の読書履歴などお見通しなのだ。彼が私のためを思って提案してくれたのだとようやく腑に落ちる。
彼の言う通り、最近目を通していたのは、名の知れた星や、それらが形作る星座と神話について書かれた本だ。もともと興味があったのかと聞かれたら答えは否。興味を持つきっかけとなった人がいるのだけれど、その張本人は今目の前にいる。
ドルベ。私の想い人。彼は私に決闘デュエルを教えてくれた。使っているテラナイトというカードたちを薦めてくれたのも彼だ。光を纏う戦士たちには、聞き馴染みのある星の名が付けられている。どこかで聞いたことはあっても、詳しいことは分からない。だから知りたくなったのだ。彼らのこと。そして、彼らを薦めてくれたドルベのことを。
「…すまない、そこまで興味はなかったか?」
内省ばかりして、ドルベへの返事をしていなかったことに気付く。慌てて向き直ると、彼は眉を顰ひそめてこちらを覗き込んでいた。彼の心配を払拭するように、首をブンブンと左右に振る。すると彼の肩から少し力が抜けるのが分かった。
ドルベは普段から私のことをよく気に掛けてくれている。でも彼は差別するような人ではないから、きっと誰にでも平等に優しいのだろう。今回のお誘いも、私の世界を広げようという善意から来ているのだと思う…きっとそうだよね?そう思わないと、勝手に期待して舞い上がって、実は勘違いでしたなんてオチになったら、もうドルベと合わせる顔がないもの。
「…では、約束の日に、待ち合わせ場所で。楽しみにしている。」
予定の日時と場所を決めて、約束を取り付ける。別れ際のドルベの言葉。そしてふっと和らいだ表情に、何とか抑え込もうとしていた心臓がいとも簡単に跳ねてしまった。
「最近星座関連の本をよく借りていただろう。興味があるなら実物を見た方が良いと思ってな。」
図書委員のドルベには、今まで何度も本の貸出処理をお願いしてきた。だから私の読書履歴などお見通しなのだ。彼が私のためを思って提案してくれたのだとようやく腑に落ちる。
彼の言う通り、最近目を通していたのは、名の知れた星や、それらが形作る星座と神話について書かれた本だ。もともと興味があったのかと聞かれたら答えは否。興味を持つきっかけとなった人がいるのだけれど、その張本人は今目の前にいる。
ドルベ。私の想い人。彼は私に決闘デュエルを教えてくれた。使っているテラナイトというカードたちを薦めてくれたのも彼だ。光を纏う戦士たちには、聞き馴染みのある星の名が付けられている。どこかで聞いたことはあっても、詳しいことは分からない。だから知りたくなったのだ。彼らのこと。そして、彼らを薦めてくれたドルベのことを。
「…すまない、そこまで興味はなかったか?」
内省ばかりして、ドルベへの返事をしていなかったことに気付く。慌てて向き直ると、彼は眉を顰ひそめてこちらを覗き込んでいた。彼の心配を払拭するように、首をブンブンと左右に振る。すると彼の肩から少し力が抜けるのが分かった。
ドルベは普段から私のことをよく気に掛けてくれている。でも彼は差別するような人ではないから、きっと誰にでも平等に優しいのだろう。今回のお誘いも、私の世界を広げようという善意から来ているのだと思う…きっとそうだよね?そう思わないと、勝手に期待して舞い上がって、実は勘違いでしたなんてオチになったら、もうドルベと合わせる顔がないもの。
「…では、約束の日に、待ち合わせ場所で。楽しみにしている。」
予定の日時と場所を決めて、約束を取り付ける。別れ際のドルベの言葉。そしてふっと和らいだ表情に、何とか抑え込もうとしていた心臓がいとも簡単に跳ねてしまった。
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