This Time, I Won’t Look Away (ドルベ中編)
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ドルベとのデート…。わたしはクローゼットをひっくり返す勢いで服を物色していた。今までは先輩の好みに合わせていたけど…。もうその必要はないし…。ドルベはどういう系統が好みなんだろう…。い、いや、わたしとドルベは付き合ってるわけじゃないし…。と頭に浮かんだ考えを取っ払いながら探していると、わたしはリボン付きのブラウスとスカートを見つける。これは…一目惚れして買ったものの、先輩が女の子らしい服装が好きじゃないって知って一度も着てなかった服…。このまま着ないのも勿体無いし、明日こそ着るべきな気がする。…ドルベはどんな反応をしてくれるんだろうか。少しソワソワしながらもデートに寝坊したら困るので、早めにベッドへと向かうのだった。
着る服はちゃんと決めていたのに、ヘアアレンジに時間がかかってしまって待ち合わせ時間ギリギリになってしまった。既にドルベはベンチに座って優雅に本を読んでいた。
「ごめんなさい…。待たせちゃって…。」
「…いや、まだ集合時間前だ。今日の格好…。」
「へ、変かな…。女の子らしい服装は似合わない…?」
自信がなくてドルベのほうを向くことができない。だけどドルベははっきりと似合っていると言ってくれた。
「本当に…?」
「あぁ、女性の服装のことは詳しくはわからないが…可憐で可愛いと思う。」
「よかった…。」
「…スミレらしくていいな。」
そう言うドルベの耳はほんの少し赤くなっていた。今まで否定されがちだったからか、自分で選んだことが肯定されるのってこんなに嬉しいんだ…!と実感していた。
「…君はもう自由だ。好きな格好をすればいい。」
「…うん!」
「せっかくだ。もっとスミレの好きなことも色々教えてくれ。」
「わたしだけじゃ不公平だから…ドルベも教えてね。」
「そうだな。」
わたし達はお互いの好きな物を話し合った。ドルベとはバリアン時代からの長い付き合いだったけど、こんな風に話したことはなかったかもしれない。穏やかに話していたら気づくと目的地である映画館に着いてしまった。映画館への道のりが短く感じたのは初めてのことだった。
「今日は映画だったな。」
「チケット買わないとね。」
チケット売り場を見るとやはり休日だからかかなり混み合っているようだった。
「すごい人…間に合うかな…。」
「…もう準備してある。」
「えっ、まさか予約してくれてたの?」
「混み合うことは予想できたからな。飲み物を買ってくる。君は何にする?」
「…じゃあオレンジジュースで…。」
「わかった。待っていてくれ。」
フードコーナーに向かうドルベの後ろ姿を見ながら、なんてスマートなんだろう…と惚れ惚れしてしまう私だった。
着る服はちゃんと決めていたのに、ヘアアレンジに時間がかかってしまって待ち合わせ時間ギリギリになってしまった。既にドルベはベンチに座って優雅に本を読んでいた。
「ごめんなさい…。待たせちゃって…。」
「…いや、まだ集合時間前だ。今日の格好…。」
「へ、変かな…。女の子らしい服装は似合わない…?」
自信がなくてドルベのほうを向くことができない。だけどドルベははっきりと似合っていると言ってくれた。
「本当に…?」
「あぁ、女性の服装のことは詳しくはわからないが…可憐で可愛いと思う。」
「よかった…。」
「…スミレらしくていいな。」
そう言うドルベの耳はほんの少し赤くなっていた。今まで否定されがちだったからか、自分で選んだことが肯定されるのってこんなに嬉しいんだ…!と実感していた。
「…君はもう自由だ。好きな格好をすればいい。」
「…うん!」
「せっかくだ。もっとスミレの好きなことも色々教えてくれ。」
「わたしだけじゃ不公平だから…ドルベも教えてね。」
「そうだな。」
わたし達はお互いの好きな物を話し合った。ドルベとはバリアン時代からの長い付き合いだったけど、こんな風に話したことはなかったかもしれない。穏やかに話していたら気づくと目的地である映画館に着いてしまった。映画館への道のりが短く感じたのは初めてのことだった。
「今日は映画だったな。」
「チケット買わないとね。」
チケット売り場を見るとやはり休日だからかかなり混み合っているようだった。
「すごい人…間に合うかな…。」
「…もう準備してある。」
「えっ、まさか予約してくれてたの?」
「混み合うことは予想できたからな。飲み物を買ってくる。君は何にする?」
「…じゃあオレンジジュースで…。」
「わかった。待っていてくれ。」
フードコーナーに向かうドルベの後ろ姿を見ながら、なんてスマートなんだろう…と惚れ惚れしてしまう私だった。