This Time, I Won’t Look Away (ドルベ中編)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの後ドルベは目が覚めてから色々な検査を経て、本人の体に異常もなく、記憶も正常に保たれていたために無事に退院の運びとなった。しばらくゆっくりするのかと思っていたけれど…。ドルベから映画デートに誘われたのであの日と同じ映画館へとやってきた。
「今日はドルベの見たい映画を観るんだよね。何を観るの?」
「これだ。」
ドルベが見せてくれたDパッドの画面を見てわたしは顔が引き攣りそうになってしまった。そこに映っていたのは今話題のホラー映画だったのだ。
「君が無理なら…違う映画にするが…」
「だ、大丈夫!観よう!」
「…本当に平気か?」
「1人なら…無理だけど…ドルベが居てくれるなら…。」
ドルベはふっ…と気の抜けたような安心した顔で少し笑みを浮かべていた。
「スミレがそう言ってくれるなら観ようか。」
「う、うん!」
あの時と同じようにドルベは端の席を取ってくれていて、わたしもその横に座る。ドルベの手前少し強がってしまったけれど耐えられるだろうか…。わたしの不安を煽るかのように館内は徐々に暗くなり、スクリーンから映像が流れてくる。
「ひっ…!!」
おどろおどろしいゾンビ達が壁を突き破り主人公達の前に現れるシーン。わたしは思わず声が出そうになって口を抑えたが、隣のドルベは平然としている。ドルベはホラー映画いけるタイプなのか…と謎に感心していたら更にゾンビが画面全体に張り付くように出てきてまた声が出そうになってしまい…今度は咄嗟にドルベの手を掴んでしまった。…ゾンビ達には全く反応していないドルベだったのにわたしが掴んだ時はこちらに顔を向けてくれた。
「大丈夫か…?ここから出るか?」
「…続き気になる…から。」
「スミレがそう言うなら…。辛いなら目を閉じていてもいいからな。」
その後もゾンビ達が出てくるたびにわたしは肩が跳ねて…その度にドルベの手をきゅっと握ってしまい…。ゾンビは本当に怖かったけど…。ドルベのおかげか最後まで耐えることができて…。ようやくエンドロールが流れてきた…。面白かった…けど…。
「…ホラー映画はしばらくやめとこうかな。」
「…そうか。私は色々と楽しめたが…。」
そう言いながらドルベの視線はわたしが握っているドルベの手に向いていた。
「…あの、まだ怖くて…もう少しだけ繋いでいてもいいかな…。」
「…奇遇だな。私もそうしたいと思っていた。」
言い終わらないうちにドルベは少し手を動かしてわたしの指に自身の指を絡ませてきて。しっかり握られてしまい、よりドルベと密着したような気がして鼓動が早まるのを感じた。
周りを見渡すとほとんどのお客さんはもうここから出ており、わたし達は手を繋いだまま慌てて出るのだった。
映画が終わった後、わたしには行きたいカフェがあったので、そこに向かおうかと話していた時だった。お兄ちゃーん!お姉ちゃーん!と言う聞き覚えのある声が聞こえてきたのだ。振り返るとそこに立っていたのはあの時の迷子ちゃんだった。
「今日は迷子になっていないか?」
「大丈夫だよ!」
迷子ちゃんの指差した方向に迷子ちゃんのご両親が立っていてこちらに軽く会釈していた。
「お兄ちゃん達が見えたから、追いかけてきちゃった。お兄ちゃん達お付き合いし始めたの?!」
迷子ちゃんが繋いだ手を指差しながら聞いてくるので、わたし達はお互い顔を見合わせる。
「あぁ。そうだ。」
「やっぱり!おめでとう!お兄ちゃん!2人ともとってもお似合いだよ!」
「祝福感謝する。」
「いいなぁ…。いつかお兄ちゃんみたいなカッコいい人あたしも見つけるね!じゃあね!お兄ちゃん、お姉ちゃん。」
手を振りながら迷子はご両親の元に戻って行った。わたし達は無意識に手をぎゅっと握りなおしていた。もう2度と離れないように…と強い想いを込めて。…そしてわたし達は未来へと歩き始めるのだった。
「今日はドルベの見たい映画を観るんだよね。何を観るの?」
「これだ。」
ドルベが見せてくれたDパッドの画面を見てわたしは顔が引き攣りそうになってしまった。そこに映っていたのは今話題のホラー映画だったのだ。
「君が無理なら…違う映画にするが…」
「だ、大丈夫!観よう!」
「…本当に平気か?」
「1人なら…無理だけど…ドルベが居てくれるなら…。」
ドルベはふっ…と気の抜けたような安心した顔で少し笑みを浮かべていた。
「スミレがそう言ってくれるなら観ようか。」
「う、うん!」
あの時と同じようにドルベは端の席を取ってくれていて、わたしもその横に座る。ドルベの手前少し強がってしまったけれど耐えられるだろうか…。わたしの不安を煽るかのように館内は徐々に暗くなり、スクリーンから映像が流れてくる。
「ひっ…!!」
おどろおどろしいゾンビ達が壁を突き破り主人公達の前に現れるシーン。わたしは思わず声が出そうになって口を抑えたが、隣のドルベは平然としている。ドルベはホラー映画いけるタイプなのか…と謎に感心していたら更にゾンビが画面全体に張り付くように出てきてまた声が出そうになってしまい…今度は咄嗟にドルベの手を掴んでしまった。…ゾンビ達には全く反応していないドルベだったのにわたしが掴んだ時はこちらに顔を向けてくれた。
「大丈夫か…?ここから出るか?」
「…続き気になる…から。」
「スミレがそう言うなら…。辛いなら目を閉じていてもいいからな。」
その後もゾンビ達が出てくるたびにわたしは肩が跳ねて…その度にドルベの手をきゅっと握ってしまい…。ゾンビは本当に怖かったけど…。ドルベのおかげか最後まで耐えることができて…。ようやくエンドロールが流れてきた…。面白かった…けど…。
「…ホラー映画はしばらくやめとこうかな。」
「…そうか。私は色々と楽しめたが…。」
そう言いながらドルベの視線はわたしが握っているドルベの手に向いていた。
「…あの、まだ怖くて…もう少しだけ繋いでいてもいいかな…。」
「…奇遇だな。私もそうしたいと思っていた。」
言い終わらないうちにドルベは少し手を動かしてわたしの指に自身の指を絡ませてきて。しっかり握られてしまい、よりドルベと密着したような気がして鼓動が早まるのを感じた。
周りを見渡すとほとんどのお客さんはもうここから出ており、わたし達は手を繋いだまま慌てて出るのだった。
映画が終わった後、わたしには行きたいカフェがあったので、そこに向かおうかと話していた時だった。お兄ちゃーん!お姉ちゃーん!と言う聞き覚えのある声が聞こえてきたのだ。振り返るとそこに立っていたのはあの時の迷子ちゃんだった。
「今日は迷子になっていないか?」
「大丈夫だよ!」
迷子ちゃんの指差した方向に迷子ちゃんのご両親が立っていてこちらに軽く会釈していた。
「お兄ちゃん達が見えたから、追いかけてきちゃった。お兄ちゃん達お付き合いし始めたの?!」
迷子ちゃんが繋いだ手を指差しながら聞いてくるので、わたし達はお互い顔を見合わせる。
「あぁ。そうだ。」
「やっぱり!おめでとう!お兄ちゃん!2人ともとってもお似合いだよ!」
「祝福感謝する。」
「いいなぁ…。いつかお兄ちゃんみたいなカッコいい人あたしも見つけるね!じゃあね!お兄ちゃん、お姉ちゃん。」
手を振りながら迷子はご両親の元に戻って行った。わたし達は無意識に手をぎゅっと握りなおしていた。もう2度と離れないように…と強い想いを込めて。…そしてわたし達は未来へと歩き始めるのだった。