This Time, I Won’t Look Away (ドルベ中編)
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はっと意識が覚醒してわたしは顔を上げた。当たり前かもしれないけど…アストラルはもういなくなっていた。さっきのは本当に夢だったのだろうか。いや、それよりも…。
わたしはアストラルの言葉を思い出す。人の強い思いが奇跡を引き起こす…。ドルベはわたしを救ってくれた。だから今度はわたしの番…。怖いけど…もう逃げるわけにはいかない。わたしがやらなくちゃいけないんだ…。
「ドルベ…。」
…相変わらず返事はない。わたしは彼の頬に触れてみる。思ってたよりは暖かいことに少し安心してしまう。
「いつもあなたはわたしのために行動してくれたよね…。だから…わたしも頑張る…。」
少しずつ顔を近づける。距離が近づくごとに心臓の鼓動が早まって、口から飛び出そうになる。落ち着くためにも目を閉じる。そしてわたしはちゅっと軽く唇を重ねた。わたしは思わずすぐに離れてしまったけれど……。ドルベが微動だにしない…。
「…キスしても…ダメ…なの…?」
そう問いかけても返事はない…。わたしの思いが…足りなかったってことなの…?
「ねぇ、ドルベ。もう一カ月経つんだよ…。いつまで寝てるの…。」
わたしはドルベの手を握りながら言葉を紡ぎ続ける。
「ドルベと話したいこと、聞きたいことたくさんあるの。行きたいところだってある。今度はドルベの好きな映画を見に行こうねって約束したじゃない…。」
一度思いを吐露し始めると止まらなくなってしまう。わたしはここが病院だってことも忘れて更に声を荒げてしまう。
「お願い…目を覚まして…わたしあなたにまだ返事してない…!!好きだって言ってない…!!返事させてよ…!!」
わたしの目から一筋の涙が頬をつたって彼の瞼へと落ちていった。その時だった。微かだが…彼の手が握り返してくれたのだ。
「えっ…。ドルベ…?!」
わたしが更に呼びかけるとうっすらと目が開いていく。やがてその瞳がわたしを捉えると、彼は確認するようにわたしの名前を呼んだ。彼が慎重に体を起こすとわたしは我慢できずにしがみついてしまった。
「ドルベ…!!やっと……。やっと……起きてくれた!!」
ドルベはもう一度わたしの名前を呼びながらしがみついたわたしを更に抱き寄せてくれた。…まるで存在を確かめるかのように…。
「私は…今度はちゃんとスミレを守れたんだな。」
「ごめんなさい…。わたしのせいであなたは…」
「…謝るな。それに聞きたかったことも聞けたしな。」
「えっ…。」
「さっき言っていただろう?好きだって言ってないと。」
「…!!聞いてたの?」
「最初は夢かと思ったがな…。スミレの様子を見ていたら現実だと分かった。」
聞かれてると思っていなかったわたしは、恥ずかしくなってドルベから離れようとしたけど彼がそれを許さなかった。
「ありがとう。その言葉が聞けて私は幸せだ。」
「…もう。」
しっかり抱きしめられていて、しばらく彼の腕の中から抜け出せそうにない。
「…何があっても私がスミレを守るからな。」
「…うん。」
その言葉に心が満たされていくのを感じながらわたしはそのまま彼の胸に顔をうずめるのだった。
わたしはアストラルの言葉を思い出す。人の強い思いが奇跡を引き起こす…。ドルベはわたしを救ってくれた。だから今度はわたしの番…。怖いけど…もう逃げるわけにはいかない。わたしがやらなくちゃいけないんだ…。
「ドルベ…。」
…相変わらず返事はない。わたしは彼の頬に触れてみる。思ってたよりは暖かいことに少し安心してしまう。
「いつもあなたはわたしのために行動してくれたよね…。だから…わたしも頑張る…。」
少しずつ顔を近づける。距離が近づくごとに心臓の鼓動が早まって、口から飛び出そうになる。落ち着くためにも目を閉じる。そしてわたしはちゅっと軽く唇を重ねた。わたしは思わずすぐに離れてしまったけれど……。ドルベが微動だにしない…。
「…キスしても…ダメ…なの…?」
そう問いかけても返事はない…。わたしの思いが…足りなかったってことなの…?
「ねぇ、ドルベ。もう一カ月経つんだよ…。いつまで寝てるの…。」
わたしはドルベの手を握りながら言葉を紡ぎ続ける。
「ドルベと話したいこと、聞きたいことたくさんあるの。行きたいところだってある。今度はドルベの好きな映画を見に行こうねって約束したじゃない…。」
一度思いを吐露し始めると止まらなくなってしまう。わたしはここが病院だってことも忘れて更に声を荒げてしまう。
「お願い…目を覚まして…わたしあなたにまだ返事してない…!!好きだって言ってない…!!返事させてよ…!!」
わたしの目から一筋の涙が頬をつたって彼の瞼へと落ちていった。その時だった。微かだが…彼の手が握り返してくれたのだ。
「えっ…。ドルベ…?!」
わたしが更に呼びかけるとうっすらと目が開いていく。やがてその瞳がわたしを捉えると、彼は確認するようにわたしの名前を呼んだ。彼が慎重に体を起こすとわたしは我慢できずにしがみついてしまった。
「ドルベ…!!やっと……。やっと……起きてくれた!!」
ドルベはもう一度わたしの名前を呼びながらしがみついたわたしを更に抱き寄せてくれた。…まるで存在を確かめるかのように…。
「私は…今度はちゃんとスミレを守れたんだな。」
「ごめんなさい…。わたしのせいであなたは…」
「…謝るな。それに聞きたかったことも聞けたしな。」
「えっ…。」
「さっき言っていただろう?好きだって言ってないと。」
「…!!聞いてたの?」
「最初は夢かと思ったがな…。スミレの様子を見ていたら現実だと分かった。」
聞かれてると思っていなかったわたしは、恥ずかしくなってドルベから離れようとしたけど彼がそれを許さなかった。
「ありがとう。その言葉が聞けて私は幸せだ。」
「…もう。」
しっかり抱きしめられていて、しばらく彼の腕の中から抜け出せそうにない。
「…何があっても私がスミレを守るからな。」
「…うん。」
その言葉に心が満たされていくのを感じながらわたしはそのまま彼の胸に顔をうずめるのだった。