This Time, I Won’t Look Away (ドルベ中編)
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道の真ん中で突っ立ち尽くしている見慣れた後ろ姿を見かけた。声をかけようと近づいてみると、誰かを探すように周りを見渡している彼。その姿があまりにも必死で…。声をかけようか迷っていると後ろを振り返った彼と目が合った。彼はまっすぐに私の元へと駆け寄ってきた。
「…スミレ!…よかった。また会えた…。」
彼…ドルベはわたしの近くに来たかと思うとガシッと肩を掴んできて、その勢いに驚いてしまった。
「…ど、どうしたの…?昨日も会ったよね…?」
「…あ、すまない…。そ、そうだったな。」
慌ててパッとわたしから手を離したドルベ。今度はわたしが周りを見渡した。…幸い今はわたしとドルベしかいないようだ。
「よ、よかった。誰もいない…。」
「誰かに見られると困るのか…?」
わたしが無意識に小声で呟いたのにバッチリ聞こえてしまったようだ。
「…あっ、その…。」
ドルベになら言ってもいいか。というかいずれ言うことになるだろうし。
「実は…わたし、…最近彼氏ができたの。」
「……そうか。……おめでとう。」
「…あれ、そんなに驚いてない?もっとびっくりするかと思ったんだけど…。」
「…い、いや。驚きより祝福の気持ちのほうが強くてな…。今日はそう言うべきだと……思ったのだ。」
「そう?ありがとう。」
…今日のドルベは少し変…?いつもはもっとクールで落ち着いてる人という印象だったんだけど…。ごほんと咳払いしながら話し始める。
「…それより君はこれからどこかへ行くところなのか?」
「うん!さっき言ってた彼氏とデートなの!」
「そうか…。」
腕時計を見てみると待ち合わせの時間まであまり時間が残ってなかった。
「ごめん!そろそろ遅刻しちゃうからまた学校でね!」
手を振ってドルベと別れようとした時に今度は軽く腕を掴まれた。振り払おうと思えばすぐに振り払えたけど、ドルベの表情が何かを堪えているように見えて…。
「ど、ドルベ…?どうしたの?」
「いや、何でもない…何でもないんだ…。」
誰に言うでもなく独り言のように言葉を発しながら名残惜しそうにわたしの腕を放した。
「…一つだけ覚えていてほしい。…私は絶対にスミレを裏切らない。だから…何が困ったことがあったらすぐに教えてくれ。」
「…ありがとう。…相変わらず優しいねドルベは。」
「……スミレだけにな。」
「…えっ。今…なんて…?」
「…今日のデート、楽しんできてくれ。では私はこれで」
聞き返そうとしたのに、ドルベはわたしの肩にポンと手を置いてからそのまま去っていった。さっきのは聞き間違いかと思ったけど…聞き間違いにしては…表情があまりにも優しかったから…。しばらくその表情が脳裏に引っかかってしまうのだった。
「…スミレ!…よかった。また会えた…。」
彼…ドルベはわたしの近くに来たかと思うとガシッと肩を掴んできて、その勢いに驚いてしまった。
「…ど、どうしたの…?昨日も会ったよね…?」
「…あ、すまない…。そ、そうだったな。」
慌ててパッとわたしから手を離したドルベ。今度はわたしが周りを見渡した。…幸い今はわたしとドルベしかいないようだ。
「よ、よかった。誰もいない…。」
「誰かに見られると困るのか…?」
わたしが無意識に小声で呟いたのにバッチリ聞こえてしまったようだ。
「…あっ、その…。」
ドルベになら言ってもいいか。というかいずれ言うことになるだろうし。
「実は…わたし、…最近彼氏ができたの。」
「……そうか。……おめでとう。」
「…あれ、そんなに驚いてない?もっとびっくりするかと思ったんだけど…。」
「…い、いや。驚きより祝福の気持ちのほうが強くてな…。今日はそう言うべきだと……思ったのだ。」
「そう?ありがとう。」
…今日のドルベは少し変…?いつもはもっとクールで落ち着いてる人という印象だったんだけど…。ごほんと咳払いしながら話し始める。
「…それより君はこれからどこかへ行くところなのか?」
「うん!さっき言ってた彼氏とデートなの!」
「そうか…。」
腕時計を見てみると待ち合わせの時間まであまり時間が残ってなかった。
「ごめん!そろそろ遅刻しちゃうからまた学校でね!」
手を振ってドルベと別れようとした時に今度は軽く腕を掴まれた。振り払おうと思えばすぐに振り払えたけど、ドルベの表情が何かを堪えているように見えて…。
「ど、ドルベ…?どうしたの?」
「いや、何でもない…何でもないんだ…。」
誰に言うでもなく独り言のように言葉を発しながら名残惜しそうにわたしの腕を放した。
「…一つだけ覚えていてほしい。…私は絶対にスミレを裏切らない。だから…何が困ったことがあったらすぐに教えてくれ。」
「…ありがとう。…相変わらず優しいねドルベは。」
「……スミレだけにな。」
「…えっ。今…なんて…?」
「…今日のデート、楽しんできてくれ。では私はこれで」
聞き返そうとしたのに、ドルベはわたしの肩にポンと手を置いてからそのまま去っていった。さっきのは聞き間違いかと思ったけど…聞き間違いにしては…表情があまりにも優しかったから…。しばらくその表情が脳裏に引っかかってしまうのだった。
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