気になる2人(ドルベ中編)
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ミザエルくんのフィールドにはタキオンドラゴン…。それに対してわたしのフィールドはガラ空き…。伏せカードはあるけど…タキオンドラゴンの前では意味を為さない…。ミザエルくんは容赦なくダイレクトアタックを食らわせてわたしに勝利した。
「…強すぎるよ。ミザエルくん。」
「ふん、手加減しては意味がないだろう。」
「それは…そうなんだけど…。」
ドルベくんと付き合うことになって、とりあえずミザエルくんには話しておきたいとドルベくんが言ったのでミザエルくんはわたし達の関係を知っている。ドルベくんを通じて少しずつ話すようになり、今では頼んだらデュエルの相手もしてくれるようになった。
「…お前のプレイングはまだまだ詰めが甘い。…だが、悪くはない。」
「…本当に?」
「あぁ、もっとカードを有効に使えるようになれ。」
ミザエルくんは女子に対しても塩対応してるイメージが強かったから最初は怖かった。でも、話してるうちにストレートな物言いにも慣れてきた。ドルベくんの言う通り悪い人ではないんだよね。せっかくなのでもう一回デュエルしたかったけど、時計を見ると結構いい時間だった。
そんな時にわたし達を呼ぶドルベくんの声がする。振り返ると、いつもの穏やかな表情ながらも少し寂しそうな瞳のドルベくんと目があった。…気のせい…かな?どうやら図書委員の仕事も終わったらしい。ミザエルくんは先に帰ると言い残し先に出ていった。わたしはドルベくんの図書室の施錠が終わるまで待っていた。
「…待たせたな。帰ろうか。」
「うん!」
ドルベくんと並んで帰っている時、心なしか普段より距離が近いような気がした。
「…最近はよくミザエルとデュエルしているのか?」
「そうなの。ミザエルくん、容赦ないから勝てる気がしないんだけどね…。」
彼女が楽しそうに今日のデュエルの話をしている。以前までの彼女ならミザエルに対してビクビクしていて、さながら蛇に睨まれた蛙のようだった。ミザエルも彼女もお互いの人柄がわかったからか、今は対等な友人として接しているらしい。…それに最近はミザエル以外の男子とも前までに比べたら普通に話せるようになっているようだ。
「…ドルベくん?」
「…なんだ?」
「今日のドルベくん、ぼーっとしてるような気がして…。」
心配そうに私の顔を下から見上げる彼女。身長差のせいもあってか、上目遣いされているように見えて、私の理性が揺さぶられる。しかしここは外。彼女の背中に腕を回したくなる気持ちを必死に抑えた。
「…君の世界が広がっているなと感慨深くなっていただけだ。」
「そ、そうかな?」
「…以前の君なら男子のことを避けていただろう。今はミザエルだけでなく、クラスの者とも打ち解けているように見える。」
…私と目が合わなかったあの頃の彼女は恐らくもういない。彼女の笑顔を他の男子に向けられるのは好ましくないが…。彼女の成長を妨げることもしたくはない。
「あのね、ドルベくん…。違ってたらごめんなさいなんだけど…。」
「どうした?」
「もしかして…寂しかったり…する?」
「…そうだな。」
寂しい…か。私が抱えている感情はもっと醜いものであると自覚はしているが…。彼女はそこまでは気づいてないようだ。
「わたしの世界が広がったのはドルベくんのおかげ…なんだよ。」
「…君の努力の賜物だろう。」
「…ううん。ドルベくんが優しかったから。男の子も怖い人だけじゃないんだってわかったから。それに失敗してもね、ドルベくんが居てくれるって思ったらわたしすごく安心できるの。」
「…そうか。」
「…だからその。ずっと見守ってて欲しいな…って。」
そこまで言ってから自分の言ったことに気づいたのか、真っ赤な顔で今のは聞かなかったことにしてほしい!と顔を隠そうとしたが私は咄嗟にその手を掴んだ。
「…そんなに嬉しいことを言われてなかったことにはできない。」
「…うぅ。」
「…せっかくだ。このまま手を繋いで帰るか。」
意地悪…と小声で聞こえたが、聞こえなかった振りをして自分の手と彼女の指を絡ませる。彼女の顔はまだ赤い。こんなに照れた顔を見れるのは恋人である私の特権。そう考えれば自然と心が軽くなっていったのだった。
「…強すぎるよ。ミザエルくん。」
「ふん、手加減しては意味がないだろう。」
「それは…そうなんだけど…。」
ドルベくんと付き合うことになって、とりあえずミザエルくんには話しておきたいとドルベくんが言ったのでミザエルくんはわたし達の関係を知っている。ドルベくんを通じて少しずつ話すようになり、今では頼んだらデュエルの相手もしてくれるようになった。
「…お前のプレイングはまだまだ詰めが甘い。…だが、悪くはない。」
「…本当に?」
「あぁ、もっとカードを有効に使えるようになれ。」
ミザエルくんは女子に対しても塩対応してるイメージが強かったから最初は怖かった。でも、話してるうちにストレートな物言いにも慣れてきた。ドルベくんの言う通り悪い人ではないんだよね。せっかくなのでもう一回デュエルしたかったけど、時計を見ると結構いい時間だった。
そんな時にわたし達を呼ぶドルベくんの声がする。振り返ると、いつもの穏やかな表情ながらも少し寂しそうな瞳のドルベくんと目があった。…気のせい…かな?どうやら図書委員の仕事も終わったらしい。ミザエルくんは先に帰ると言い残し先に出ていった。わたしはドルベくんの図書室の施錠が終わるまで待っていた。
「…待たせたな。帰ろうか。」
「うん!」
ドルベくんと並んで帰っている時、心なしか普段より距離が近いような気がした。
「…最近はよくミザエルとデュエルしているのか?」
「そうなの。ミザエルくん、容赦ないから勝てる気がしないんだけどね…。」
彼女が楽しそうに今日のデュエルの話をしている。以前までの彼女ならミザエルに対してビクビクしていて、さながら蛇に睨まれた蛙のようだった。ミザエルも彼女もお互いの人柄がわかったからか、今は対等な友人として接しているらしい。…それに最近はミザエル以外の男子とも前までに比べたら普通に話せるようになっているようだ。
「…ドルベくん?」
「…なんだ?」
「今日のドルベくん、ぼーっとしてるような気がして…。」
心配そうに私の顔を下から見上げる彼女。身長差のせいもあってか、上目遣いされているように見えて、私の理性が揺さぶられる。しかしここは外。彼女の背中に腕を回したくなる気持ちを必死に抑えた。
「…君の世界が広がっているなと感慨深くなっていただけだ。」
「そ、そうかな?」
「…以前の君なら男子のことを避けていただろう。今はミザエルだけでなく、クラスの者とも打ち解けているように見える。」
…私と目が合わなかったあの頃の彼女は恐らくもういない。彼女の笑顔を他の男子に向けられるのは好ましくないが…。彼女の成長を妨げることもしたくはない。
「あのね、ドルベくん…。違ってたらごめんなさいなんだけど…。」
「どうした?」
「もしかして…寂しかったり…する?」
「…そうだな。」
寂しい…か。私が抱えている感情はもっと醜いものであると自覚はしているが…。彼女はそこまでは気づいてないようだ。
「わたしの世界が広がったのはドルベくんのおかげ…なんだよ。」
「…君の努力の賜物だろう。」
「…ううん。ドルベくんが優しかったから。男の子も怖い人だけじゃないんだってわかったから。それに失敗してもね、ドルベくんが居てくれるって思ったらわたしすごく安心できるの。」
「…そうか。」
「…だからその。ずっと見守ってて欲しいな…って。」
そこまで言ってから自分の言ったことに気づいたのか、真っ赤な顔で今のは聞かなかったことにしてほしい!と顔を隠そうとしたが私は咄嗟にその手を掴んだ。
「…そんなに嬉しいことを言われてなかったことにはできない。」
「…うぅ。」
「…せっかくだ。このまま手を繋いで帰るか。」
意地悪…と小声で聞こえたが、聞こえなかった振りをして自分の手と彼女の指を絡ませる。彼女の顔はまだ赤い。こんなに照れた顔を見れるのは恋人である私の特権。そう考えれば自然と心が軽くなっていったのだった。
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