気になる2人(ドルベ中編)
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お昼休み。みんなで集まってわいわいとお弁当を食べているが、ある話題で持ちきりになっていた。
「Ⅳ様ってカッコいいし、紳士的で素敵よねー!」
「わかるー!でも私はカイトさんも捨てがたい…!!」
「それを言うなら2年の神代くんもいいよね!ちょっと不良っぽいところがそそられるというか…!」
「1年のアリトくんも爽やかなスポーツマンって感じでかっこいいよ〜!」
…クラスメイト達が盛り上がっているところを愛想笑いでやり過ごしている。わたしは疎いのでこういう話題にはあまりついていけないのだ…。
「ねぇ、そういえばあなたって好みのタイプはどんな人なの?」
「え、わ、わたし…?」
「私も興味ある!どういう人が好きなの?!」
急にこちらに話を振られてしまった。わたしは聞いてるだけでいいのに…。みんなが期待に満ちた目でこちらを見つめている…。これは答えないと解放されそうにない…。
「えーっと…真面目で…穏やかで…優しくて…しっかり守ってくれる人…かな…。」
「そうなんだー!確かにあなたは奥手だし守ってくれるタイプが良さそうだよね!」
「うんうん!それこそうちのクラスで言うドルベくんみたいなタイプかも!」
クラスメイトの発言に持っていたおかずを落としそうになってしまった。チラッとドルベくんのほうを見てしまったけど、ドルベくんはミザエルくんと話しながらお弁当を食べていて特に変化はなさそうだった。…聞こえてないことを祈るしかなかった。
騒がしがったお昼休みが終わって午後の授業も終わり、わたしは図書室へと向かう。そういえばわたしの選んだテラナイトデッキ…。星輝士デルタデロスを初めて見た時にドルベくんと雰囲気が似てる…!という理由だけで選んじゃったんだよね…。我ながらドルベくんの影響を受けすぎている。でも、ドルベくんはいいと思うぞ。と肯定してくれたから…。図書室に入るといつもの席に既にドルベくんは座っていて、わたしは声をかけた。
「ドルベくん、お待たせ。」
「来たか。では君の新デッキで早速やろうか。」
「うん…!」
お互いのデッキを交換してシャッフルをする。シャッフルをしながらドルベくんがぽつりとこぼした。
「昼休みは随分盛り上がっていたようだな。」
「あ、う、うん。そうなの…。」
「何の話をしていたのだ?」
「えーっと…。」
この口調だと恐らくわたしの好みのことは聞いてないんだろうと察する。そこはほっとしたが、この質問に対してどう返すべきなのだろうか。
「みんながね、Ⅳさんとかカイトさんとか2年の神代くんとか、一年のアリトくんがかっこいいね!って。女の子はそういう話好きだから…。」
「…そういうものなのか。」
静かに相槌を打ちながらシャッフルを続けるドルベくん。上手く誤魔化せたかな…?
「ちなみに…ドルベくんは…どういう女の子が好き…?」
自然とポロッと口に出てしまったことに話してから気づいた。わ、わたしってば何を…。でも、興味があるのも事実…。ドルベくんの様子を見ているとシャッフルの手が一瞬止まった。
「…それは俗にいう好きなタイプ…ということか?」
「…はい。」
ドルベくんはシャッフルを完全に止めた。そして真剣な顔をして考え込み始めてしまった。
「無理に答えなくてもいいよ…?」
「強いていうならば…大人しく控えめだが、健気で努力を惜しまない…そんな女性だろうか。」
「…そうなんだ。」
好きなタイプを話している時のドルベくんの表情…。泣きそうなくらいに慈愛に溢れた顔をしていた。もしかしたらドルベくんには誰か好きな人がいるのかもしれない…。
「…成就するといいね。」
「えっ…。いや、私は…。」
「…シャッフルも終わったし、デュエル始めよっか?」
「あ、あぁ…。」
…その日はちゃんと笑えた覚えがない。せっかく作った新デッキもミスばかりで…。楽しいはずのドルベくんとの時間が心苦しくなるばかりだった…。
もし誰か想っている人がいるのなら…そう考えるとわたしはもう図書室に来ないほうがいいのかもしれない…。
「Ⅳ様ってカッコいいし、紳士的で素敵よねー!」
「わかるー!でも私はカイトさんも捨てがたい…!!」
「それを言うなら2年の神代くんもいいよね!ちょっと不良っぽいところがそそられるというか…!」
「1年のアリトくんも爽やかなスポーツマンって感じでかっこいいよ〜!」
…クラスメイト達が盛り上がっているところを愛想笑いでやり過ごしている。わたしは疎いのでこういう話題にはあまりついていけないのだ…。
「ねぇ、そういえばあなたって好みのタイプはどんな人なの?」
「え、わ、わたし…?」
「私も興味ある!どういう人が好きなの?!」
急にこちらに話を振られてしまった。わたしは聞いてるだけでいいのに…。みんなが期待に満ちた目でこちらを見つめている…。これは答えないと解放されそうにない…。
「えーっと…真面目で…穏やかで…優しくて…しっかり守ってくれる人…かな…。」
「そうなんだー!確かにあなたは奥手だし守ってくれるタイプが良さそうだよね!」
「うんうん!それこそうちのクラスで言うドルベくんみたいなタイプかも!」
クラスメイトの発言に持っていたおかずを落としそうになってしまった。チラッとドルベくんのほうを見てしまったけど、ドルベくんはミザエルくんと話しながらお弁当を食べていて特に変化はなさそうだった。…聞こえてないことを祈るしかなかった。
騒がしがったお昼休みが終わって午後の授業も終わり、わたしは図書室へと向かう。そういえばわたしの選んだテラナイトデッキ…。星輝士デルタデロスを初めて見た時にドルベくんと雰囲気が似てる…!という理由だけで選んじゃったんだよね…。我ながらドルベくんの影響を受けすぎている。でも、ドルベくんはいいと思うぞ。と肯定してくれたから…。図書室に入るといつもの席に既にドルベくんは座っていて、わたしは声をかけた。
「ドルベくん、お待たせ。」
「来たか。では君の新デッキで早速やろうか。」
「うん…!」
お互いのデッキを交換してシャッフルをする。シャッフルをしながらドルベくんがぽつりとこぼした。
「昼休みは随分盛り上がっていたようだな。」
「あ、う、うん。そうなの…。」
「何の話をしていたのだ?」
「えーっと…。」
この口調だと恐らくわたしの好みのことは聞いてないんだろうと察する。そこはほっとしたが、この質問に対してどう返すべきなのだろうか。
「みんながね、Ⅳさんとかカイトさんとか2年の神代くんとか、一年のアリトくんがかっこいいね!って。女の子はそういう話好きだから…。」
「…そういうものなのか。」
静かに相槌を打ちながらシャッフルを続けるドルベくん。上手く誤魔化せたかな…?
「ちなみに…ドルベくんは…どういう女の子が好き…?」
自然とポロッと口に出てしまったことに話してから気づいた。わ、わたしってば何を…。でも、興味があるのも事実…。ドルベくんの様子を見ているとシャッフルの手が一瞬止まった。
「…それは俗にいう好きなタイプ…ということか?」
「…はい。」
ドルベくんはシャッフルを完全に止めた。そして真剣な顔をして考え込み始めてしまった。
「無理に答えなくてもいいよ…?」
「強いていうならば…大人しく控えめだが、健気で努力を惜しまない…そんな女性だろうか。」
「…そうなんだ。」
好きなタイプを話している時のドルベくんの表情…。泣きそうなくらいに慈愛に溢れた顔をしていた。もしかしたらドルベくんには誰か好きな人がいるのかもしれない…。
「…成就するといいね。」
「えっ…。いや、私は…。」
「…シャッフルも終わったし、デュエル始めよっか?」
「あ、あぁ…。」
…その日はちゃんと笑えた覚えがない。せっかく作った新デッキもミスばかりで…。楽しいはずのドルベくんとの時間が心苦しくなるばかりだった…。
もし誰か想っている人がいるのなら…そう考えるとわたしはもう図書室に来ないほうがいいのかもしれない…。