気になる2人(ドルベ中編)
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今日からドルベくんにデュエルを教えてもらう…。自分から言い出したものの、心臓はバクバクしてるし、指先が冷たい…。今日はドルベくんは日直だから少し遅れる。だから先に図書室に行ってデュエルに関する本を読んでおくことにしたけど、本の内容が全然頭に入らない…。
「すまない、待たせたな。…デュエルに関する本を読んでいたのか?」
後ろから来たドルベくんに気づかず、少しだけ肩が跳ねてしまった。
「ぜ、全然待ってないよ!むしろ忙しいのにごめんね…。基本だけでも覚えておこうと思って…。」
「君は真面目だな。…早速始めようか。」
「よろしくお願いします…!」
真面目なのはわたしよりドルベくんだと思ったが、敢えて口には出さなかった。
デュエルで使うのはモンスターカード、魔法カード、罠カード。主にこの3種類。ふむふむと思いながら魔法カードを見ているとイナズマのようなマークが付いているカードがあった。
「ドルベくん、この魔法カードは普通の魔法カードとは違うの?」
「どれどれ…。」
ドルベくんがわたしの手元を覗き込んできたので、必然的に顔が近づく。顔が不意に近づいて息が詰まりそうだったが、ドルベくんは落ち着いた調子で説明してくれている。
「…これは速攻魔法だ。普通の魔法カードは自分のターンにしか使えないが、このカードは伏せておけば相手のターンにも発動できるのが特徴だ。」
「……あ、あの…ち、近い…。」
「…すまない。テキストを読もうとしただけで…他意はないんだ…。」
「だ、大丈夫…。びっくりしただけだから…。」
ドルベくんがさっとわたしから離れる。…少しぎこちない空気ながらもドルベくんのデュエル講座は続く。
他にもモンスターカードは効果を持つカードと持たないカード。魔法カードだけでなく、罠カードもカウンターやら永続やら…色々種類があることを知って、覚えるだけでも大変だ。わたしは要点をノートにまとめながら聞いていた。
「実際にデュエルしてみるか。」
「えっ!いきなり…!」
「…本気は出さない。余ってるカードを持ってきたから君はこれでやってみてくれ。」
ドルベくんからデッキを受け取って、シャッフルしようとしたら、手が震えてしまい、カードを床にばら撒いてしまった。慌てて拾おうと手を伸ばしたら、ドルベくんも同じところに手を伸ばしていて…思わずその手に触れてしまいばっと離れてしまった。
「ご、ごめん…。」
「大丈夫だ。落ち着くんだ。」
こわごわとドルベくんの顔を見ると今度のドルベくんは柔らかく顔を綻ばせていたので、緊張していた心がじわじわと絆されていく。カードを拾い集めて、机にデッキを置く。更に呼吸を深く吸ってから慎重に5枚引いていく。
「では君から。」
「わかった…。」
流れはさっき聞いていた。今はスタンバイフェイズというやつだ。わたしは手札を確認。
「わたしは…このモンスターを召喚!」
「…そうだ。」
「更に…わたしは手札にあるもう一枚のモンスターを召喚!」
「…申し訳ないが、"召喚"は1ターンに一度しかできない…。」
「えっ、そうなの?!でもエクシーズ召喚するのにみんな複数展開してるのは…?」
「あれは…"特殊召喚"と呼ばれるものだ。ややこしいが、"特殊召喚"は何度でも可能だが、"召喚"は一度しかできない。エクシーズにまで繋げるなら"特殊召喚"を上手く使う必要がある。」
し、知らなかった…。ミスをしてしまった自分が恥ずかしくて、頬に熱が灯る。
「初心者ならよくあることだ。それに色々挑戦して失敗から学べばいい。私がその都度教える。」
…その後、カードを伏せる時にカードの種類を言ってしまったり、速攻魔法の使い方を間違えたりと初めてのデュエルは散々なことになってしまったが、ドルベくんは呆れることも見捨てることもなく優しく根気強く教えてくれた。
慣れるために何回かデュエルをしていたら、1ターンでモンスターを二体並べることができた。よしこれなら…。
「わ、わたしは…オーバーレイネットワークを構築…!エクシーズ召喚…!!」
同じレベルのモンスターを重ねて更にエクシーズモンスターを重ねる。
「…わ、わたし…ちゃんとできた…?」
「あぁ、初めてにしては上出来だ。」
自分がエクシーズ召喚できたことに一瞬放心してしまったが、後から喜びが込み上げてきて、小さな声でやった…と呟いてしまった。
「よくできたな。」
「ドルベくんの教え方が良かったから…!」
「君が努力家で優秀な生徒だからな。教え甲斐がある。」
「そ、そんな…。」
ドルベくんが真顔で言うものだから、わたしはどう反応したらいいのか分からずに手札をぎゅっと強く持つことしかできなかった。
「…君は自分を過小評価する傾向がある。もう少し自信を持つんだ。そうすれば君はもっと成長できるはずだ。」
「そ、そうかな…。」
「初めてでエクシーズ召喚ができたんだからな。私が保障する。」
「う、うん…。あ、ねぇ、デュエルの続きやらない…?」
ドルベくんの言葉がまっすぐすぎて、このままだとわたしのライフポイントがゼロになってしまう。わたしは誤魔化すようにデュエルの再開を促した。
エクシーズモンスターの効果を使って、初めて勝利することができて、わたしの体の芯から震え上がってしまいそうだった。
「…デュエルって楽しいんだね。」
「あぁ。君ならもっと強くなれる。」
わたしはドルベくんに貸してもらったデッキをそっと返す。
「…今度カードショップに行って自分のデッキ作ってみようかな。」
私の小さな呟きを聞いたドルベくんは、少しぽかんとしていた。わたしがデッキを作りたいと言ったからかな…?でも、すぐにいつものキリッとした表情に戻った。
「なら今度私と一緒に行こう。」
「えっ、でもそこまでしてもらうのは…。」
「私も丁度欲しいカードがある。それに初心者かつ女性が1人で行くのも心配だ。どうか付き添わせてはくれないか?」
申し訳ない気持ちが強かったけど…断る理由も見つからない…。
「ドルベくんが良ければ…お願いします。」
「わかった。では次の休みにでも行こう。」
連絡が取れたほうがいいだろうと連絡先まで交換してしまった…。そしてドルベくんと2人でお出かけ…。家に帰ってからこれってデートになるのでは…?とドルベくんの連絡先を見ながら布団の中でジタバタしてしまった。
わたしちゃんとデートできるのかな…。
「すまない、待たせたな。…デュエルに関する本を読んでいたのか?」
後ろから来たドルベくんに気づかず、少しだけ肩が跳ねてしまった。
「ぜ、全然待ってないよ!むしろ忙しいのにごめんね…。基本だけでも覚えておこうと思って…。」
「君は真面目だな。…早速始めようか。」
「よろしくお願いします…!」
真面目なのはわたしよりドルベくんだと思ったが、敢えて口には出さなかった。
デュエルで使うのはモンスターカード、魔法カード、罠カード。主にこの3種類。ふむふむと思いながら魔法カードを見ているとイナズマのようなマークが付いているカードがあった。
「ドルベくん、この魔法カードは普通の魔法カードとは違うの?」
「どれどれ…。」
ドルベくんがわたしの手元を覗き込んできたので、必然的に顔が近づく。顔が不意に近づいて息が詰まりそうだったが、ドルベくんは落ち着いた調子で説明してくれている。
「…これは速攻魔法だ。普通の魔法カードは自分のターンにしか使えないが、このカードは伏せておけば相手のターンにも発動できるのが特徴だ。」
「……あ、あの…ち、近い…。」
「…すまない。テキストを読もうとしただけで…他意はないんだ…。」
「だ、大丈夫…。びっくりしただけだから…。」
ドルベくんがさっとわたしから離れる。…少しぎこちない空気ながらもドルベくんのデュエル講座は続く。
他にもモンスターカードは効果を持つカードと持たないカード。魔法カードだけでなく、罠カードもカウンターやら永続やら…色々種類があることを知って、覚えるだけでも大変だ。わたしは要点をノートにまとめながら聞いていた。
「実際にデュエルしてみるか。」
「えっ!いきなり…!」
「…本気は出さない。余ってるカードを持ってきたから君はこれでやってみてくれ。」
ドルベくんからデッキを受け取って、シャッフルしようとしたら、手が震えてしまい、カードを床にばら撒いてしまった。慌てて拾おうと手を伸ばしたら、ドルベくんも同じところに手を伸ばしていて…思わずその手に触れてしまいばっと離れてしまった。
「ご、ごめん…。」
「大丈夫だ。落ち着くんだ。」
こわごわとドルベくんの顔を見ると今度のドルベくんは柔らかく顔を綻ばせていたので、緊張していた心がじわじわと絆されていく。カードを拾い集めて、机にデッキを置く。更に呼吸を深く吸ってから慎重に5枚引いていく。
「では君から。」
「わかった…。」
流れはさっき聞いていた。今はスタンバイフェイズというやつだ。わたしは手札を確認。
「わたしは…このモンスターを召喚!」
「…そうだ。」
「更に…わたしは手札にあるもう一枚のモンスターを召喚!」
「…申し訳ないが、"召喚"は1ターンに一度しかできない…。」
「えっ、そうなの?!でもエクシーズ召喚するのにみんな複数展開してるのは…?」
「あれは…"特殊召喚"と呼ばれるものだ。ややこしいが、"特殊召喚"は何度でも可能だが、"召喚"は一度しかできない。エクシーズにまで繋げるなら"特殊召喚"を上手く使う必要がある。」
し、知らなかった…。ミスをしてしまった自分が恥ずかしくて、頬に熱が灯る。
「初心者ならよくあることだ。それに色々挑戦して失敗から学べばいい。私がその都度教える。」
…その後、カードを伏せる時にカードの種類を言ってしまったり、速攻魔法の使い方を間違えたりと初めてのデュエルは散々なことになってしまったが、ドルベくんは呆れることも見捨てることもなく優しく根気強く教えてくれた。
慣れるために何回かデュエルをしていたら、1ターンでモンスターを二体並べることができた。よしこれなら…。
「わ、わたしは…オーバーレイネットワークを構築…!エクシーズ召喚…!!」
同じレベルのモンスターを重ねて更にエクシーズモンスターを重ねる。
「…わ、わたし…ちゃんとできた…?」
「あぁ、初めてにしては上出来だ。」
自分がエクシーズ召喚できたことに一瞬放心してしまったが、後から喜びが込み上げてきて、小さな声でやった…と呟いてしまった。
「よくできたな。」
「ドルベくんの教え方が良かったから…!」
「君が努力家で優秀な生徒だからな。教え甲斐がある。」
「そ、そんな…。」
ドルベくんが真顔で言うものだから、わたしはどう反応したらいいのか分からずに手札をぎゅっと強く持つことしかできなかった。
「…君は自分を過小評価する傾向がある。もう少し自信を持つんだ。そうすれば君はもっと成長できるはずだ。」
「そ、そうかな…。」
「初めてでエクシーズ召喚ができたんだからな。私が保障する。」
「う、うん…。あ、ねぇ、デュエルの続きやらない…?」
ドルベくんの言葉がまっすぐすぎて、このままだとわたしのライフポイントがゼロになってしまう。わたしは誤魔化すようにデュエルの再開を促した。
エクシーズモンスターの効果を使って、初めて勝利することができて、わたしの体の芯から震え上がってしまいそうだった。
「…デュエルって楽しいんだね。」
「あぁ。君ならもっと強くなれる。」
わたしはドルベくんに貸してもらったデッキをそっと返す。
「…今度カードショップに行って自分のデッキ作ってみようかな。」
私の小さな呟きを聞いたドルベくんは、少しぽかんとしていた。わたしがデッキを作りたいと言ったからかな…?でも、すぐにいつものキリッとした表情に戻った。
「なら今度私と一緒に行こう。」
「えっ、でもそこまでしてもらうのは…。」
「私も丁度欲しいカードがある。それに初心者かつ女性が1人で行くのも心配だ。どうか付き添わせてはくれないか?」
申し訳ない気持ちが強かったけど…断る理由も見つからない…。
「ドルベくんが良ければ…お願いします。」
「わかった。では次の休みにでも行こう。」
連絡が取れたほうがいいだろうと連絡先まで交換してしまった…。そしてドルベくんと2人でお出かけ…。家に帰ってからこれってデートになるのでは…?とドルベくんの連絡先を見ながら布団の中でジタバタしてしまった。
わたしちゃんとデートできるのかな…。