本編
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バリアン世界にたどり着くのは一瞬だった。そういえばドルベもミザエルもどこからともなく現れてはすぐに帰っていってたな。
人間界とは全く違う全体的に赤黒い景色。見慣れない感覚はなくむしろ懐かしさを感じていた。
「スミレ。体調はどうだ?」
「人間界にいる時と変わりないかな。」
「ならばいいが…。」
「ドルベ。私は一体何をすべきなの…?」
「…九十九遊馬達を倒すのに協力してほしい。」
ドルベは少し悩んだ末、言いづらそうに告げた。
「…だよね。」
「いきなり戦えとも私には言えん。だから覚悟を決めてもらいたい。」
…今まで仲間だった人達を倒さなくちゃいけないなんて。簡単に割り切れないのは私が人間として過ごしてきた時間が長かったからなのだろうか。そしてナッシュやメラグとも同じ気持ちを抱いていたんだろうか。
「…恐らく君はまだ全ての記憶は思い出せてはいないのだろう。思い出した上で決めて欲しい。人間として生きるのか。バリアンとして生きるのか…。」
「……うん。」
「私は人間界に戻る。…ここなら安全だとは思うが、何かあれば駆けつける。」
「…わかった。」
ドルベは私を一瞥してから異空間へと消えていった。
頭の中にある記憶を少しずつ整理していく。私がアリトに見送られながら人間界へと赴いた理由。それは行方不明になったナッシュとメラグを探しに行ったこと。これは間違いないはず。…だけど人間界に行った後の記憶がはっきりしない。なぜ私はバリアンの使命を忘れて、普通の人間として生活していたのだろう。
…頭が痛い。でも思い出さなくちゃ。痛みに耐えながらも人間界に初めて行った日を振り返って見る。
確かナッシュ達はそう簡単には見つからないだろうと思って長居するための拠点が欲しかった。だから私は最初に見つけた女の子の記憶を改竄しその子の家族になりすました…。
その後、私は運悪く事故に巻き込まれて記憶を失ってしまった…。そうだ。最初に会ったのが小鳥ちゃんだったんだ…。バリアン世界を救うため、ナッシュ達を見つけるためとは言え私は残酷なことをしてしまった…。後悔したってもう遅い。私は許されないことをしてしまっていたのだ。
…これ以上ぐるぐる考えてたって時間の無駄だ。思い出してしまった以上、私は小鳥ちゃん達と一緒にいることはできない。ならばもう敵として立ちはだかり、嫌われてしまおう。そうすれば…きっと…。
そう決めては立ち上がった時、後ろから気配を感じた。ドルベが戻って来てくれたのかと思って振り返ってみたけど…。
「スミレちゃーん?これからどこに行くんだぁ?」
そこに立っていたのは不敵な笑みを浮かべたベクターだった。
人間界とは全く違う全体的に赤黒い景色。見慣れない感覚はなくむしろ懐かしさを感じていた。
「スミレ。体調はどうだ?」
「人間界にいる時と変わりないかな。」
「ならばいいが…。」
「ドルベ。私は一体何をすべきなの…?」
「…九十九遊馬達を倒すのに協力してほしい。」
ドルベは少し悩んだ末、言いづらそうに告げた。
「…だよね。」
「いきなり戦えとも私には言えん。だから覚悟を決めてもらいたい。」
…今まで仲間だった人達を倒さなくちゃいけないなんて。簡単に割り切れないのは私が人間として過ごしてきた時間が長かったからなのだろうか。そしてナッシュやメラグとも同じ気持ちを抱いていたんだろうか。
「…恐らく君はまだ全ての記憶は思い出せてはいないのだろう。思い出した上で決めて欲しい。人間として生きるのか。バリアンとして生きるのか…。」
「……うん。」
「私は人間界に戻る。…ここなら安全だとは思うが、何かあれば駆けつける。」
「…わかった。」
ドルベは私を一瞥してから異空間へと消えていった。
頭の中にある記憶を少しずつ整理していく。私がアリトに見送られながら人間界へと赴いた理由。それは行方不明になったナッシュとメラグを探しに行ったこと。これは間違いないはず。…だけど人間界に行った後の記憶がはっきりしない。なぜ私はバリアンの使命を忘れて、普通の人間として生活していたのだろう。
…頭が痛い。でも思い出さなくちゃ。痛みに耐えながらも人間界に初めて行った日を振り返って見る。
確かナッシュ達はそう簡単には見つからないだろうと思って長居するための拠点が欲しかった。だから私は最初に見つけた女の子の記憶を改竄しその子の家族になりすました…。
その後、私は運悪く事故に巻き込まれて記憶を失ってしまった…。そうだ。最初に会ったのが小鳥ちゃんだったんだ…。バリアン世界を救うため、ナッシュ達を見つけるためとは言え私は残酷なことをしてしまった…。後悔したってもう遅い。私は許されないことをしてしまっていたのだ。
…これ以上ぐるぐる考えてたって時間の無駄だ。思い出してしまった以上、私は小鳥ちゃん達と一緒にいることはできない。ならばもう敵として立ちはだかり、嫌われてしまおう。そうすれば…きっと…。
そう決めては立ち上がった時、後ろから気配を感じた。ドルベが戻って来てくれたのかと思って振り返ってみたけど…。
「スミレちゃーん?これからどこに行くんだぁ?」
そこに立っていたのは不敵な笑みを浮かべたベクターだった。