本編
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この部屋でも壁画を発見することができた。続きをナッシュさんに解読してもらう。
騎士達の謀反を知った英雄は城に駆けつけた。そして英雄は彼らに訴えた。いかなる時でも心に掲げていた正義を共に戦った仲間との絆を思い出してほしいと。かつての仲間は英雄に刃を向けたのだった。英雄には仲間を斬ることはできない。彼は無抵抗のまま仲間の剣に傷つき倒れた。
その時だった。愛馬ペガサスが主人を守ろうと騎士達の前に立ちはだかった。自分を犠牲にして英雄を守ろうとしたのだ。
「残念だが…ここまでだな。この後は風化して読むことができない。」
…先ほどから私はこの伝説に既視感をおぼえていた。どこかで聞いたことがあるような気がする。昔に本で読んだのかもしれない。その内容にヒントがあるのなら…!私は必死に過去の記憶を手繰り寄せていた時だった。
「大丈夫か?」
「…何がですか?」
「…泣いているようだったからな。」
その言葉で私は自分の頬に伝う涙に気づいた。心配そうにこちらを見つめながらナッシュさんは私の背中を遠慮がちにそっとさすってくれた。
「あ、ありがとうございます。もう大丈夫ですから…。」
「…キミのことは何があっても私が守るからな。」
耳元で囁かれた甘い言葉にまたドキドキさせられてしまった。この人…もしかして天然の人たらしだったりするんだろうか…。
私達がそんなやりとりをしている間に遊馬くんのデュエルが進み、またしてもライフを払ってホープを守るか、破壊するかの選択を迫られているようだった。
「遊馬!これ以上ライフを削られたらこのデュエル勝てねぇ!俺たちのことは気にすんな!ホープを破壊しろ!」
映像越しに遊馬くんが悩んでいるのがわかる。この選択はどうするのが正しいんだろうか…。遊馬くん…。何もできない自分に歯痒さを感じてしまう。
「仲間を守れ!ホープを守るんだ!遊馬!」
「何だと…?」
「私は、この伝説の続きを知っている!」
今度は地面が少しずつ崩れていく。そんな中ナッシュさんは冷静に伝説の続きを語ってくれた。
「英雄にはペガサスを見捨てることはできなかった。彼はその場にとどまりペガサスと共に息を引き取った。」
彼はシャークくんに向き直ると力強い言葉で話し続けた。
「わからないのか!この伝説は仲間を守り、人を信じる気持ちを語っている!遊馬、ホープを守り私を信じろ!」
「貴様、何故そんなことを…やはりお前は…。」
シャークくんがその続きを話そうとした時、私の足元の地面が崩れてしまい、そのまま落下してしまいそうになったけれど、素早くナッシュさんが私の腕を掴んでくれた。
「このままだとあなたも道連れになってしまいます!離してください!」
「それはできない!」
私はそう訴えたが、彼は私を離そうとはしなかった。むしろより力強く握られた。
「そうだ。凌牙。私は…私は…」
彼のつけていたブレスレット、そして彼自身が怪しく光る。一体何が…?と思っていると瞬く間に彼の姿が変わっていた。
「私はバリアンだ!」
「テメェは…ドルベ!!」
この姿は…間違いない。私達がサルガッソで見たバリアンのうちの1人…。そんな…私は目の前の光景を信じることができなかった。
「遊馬、こいつの言うことを信じるな!こいつはバリアンだ!」
「そんな…あいつがバリアン?」
「遊馬、また同じ失敗を繰り返す気か!」
遊馬くん…。彼はナッシュさん…いやドルベの言うことを信じるのだろうか。でもきっと彼なら…。
「俺はライフを払ってホープの破壊を無効にする!」
…思った通りだった。遊馬くんはドルベを信じてホープを守ることを選んだ。その様子を聞きながら私はドルベに引き上げられていた。
「遊馬、テメェ何故こいつのいうことを!」
「シャーク、俺にはやっぱり疑えないんだ、疑いたくねぇんだ、誰も!」
その後遊馬くんが攻撃してくれて扉が開いたのでドルベが私の手をとり奥まで連れていってくれた。
デュエルの様子を見ているとホープを守りライフが減ったおかげで、相手のコンボが成立できなくなったようだ。
「……おい、いい加減離れろよ。」
一瞬何のことかわからなかったけど、シャークくんの目線は私と繋がれたままのドルベの手に向けられており、それに気づいた私達は即座に手を離した。
手を離した瞬間に扉が開き、外からの光が入ってきているのが見えた。…ようやく出口か。遊馬くんは無事に勝てたんだ。
「貴様、なぜ俺たちを助けた?」
「わからない…敢えて言うのならこの遺跡の伝説に心が動かされたからだ。」
「ドルベ!ありがとうな!お前がこの伝説の続きを教えてくれなかったら…。」
「いいや、お前が選んだこと。それにお前はそんなものを聞かずとも人を信じたさ。だが、こんな戯言はこれっきりだ。今度会った時、その時は決着をつける。」
「ま、待って!!」
彼の背後に異空間が現れて私が止める声も聞かず、彼はそのまま異空間へと消えていってしまった。
「スミレ、お前ドルベとは初対面…だよな。」
「そうだけど…。何でそんなこと聞くの?」
「別に…深い意味はねぇよ。ただ…初対面にしては親密に見えたというか…。」
「…そう。」
ドルベ…。どうしてあなたがバリアンなの…。あなたがバリアンでなければよかったのに…と思わざるを得なかった。
騎士達の謀反を知った英雄は城に駆けつけた。そして英雄は彼らに訴えた。いかなる時でも心に掲げていた正義を共に戦った仲間との絆を思い出してほしいと。かつての仲間は英雄に刃を向けたのだった。英雄には仲間を斬ることはできない。彼は無抵抗のまま仲間の剣に傷つき倒れた。
その時だった。愛馬ペガサスが主人を守ろうと騎士達の前に立ちはだかった。自分を犠牲にして英雄を守ろうとしたのだ。
「残念だが…ここまでだな。この後は風化して読むことができない。」
…先ほどから私はこの伝説に既視感をおぼえていた。どこかで聞いたことがあるような気がする。昔に本で読んだのかもしれない。その内容にヒントがあるのなら…!私は必死に過去の記憶を手繰り寄せていた時だった。
「大丈夫か?」
「…何がですか?」
「…泣いているようだったからな。」
その言葉で私は自分の頬に伝う涙に気づいた。心配そうにこちらを見つめながらナッシュさんは私の背中を遠慮がちにそっとさすってくれた。
「あ、ありがとうございます。もう大丈夫ですから…。」
「…キミのことは何があっても私が守るからな。」
耳元で囁かれた甘い言葉にまたドキドキさせられてしまった。この人…もしかして天然の人たらしだったりするんだろうか…。
私達がそんなやりとりをしている間に遊馬くんのデュエルが進み、またしてもライフを払ってホープを守るか、破壊するかの選択を迫られているようだった。
「遊馬!これ以上ライフを削られたらこのデュエル勝てねぇ!俺たちのことは気にすんな!ホープを破壊しろ!」
映像越しに遊馬くんが悩んでいるのがわかる。この選択はどうするのが正しいんだろうか…。遊馬くん…。何もできない自分に歯痒さを感じてしまう。
「仲間を守れ!ホープを守るんだ!遊馬!」
「何だと…?」
「私は、この伝説の続きを知っている!」
今度は地面が少しずつ崩れていく。そんな中ナッシュさんは冷静に伝説の続きを語ってくれた。
「英雄にはペガサスを見捨てることはできなかった。彼はその場にとどまりペガサスと共に息を引き取った。」
彼はシャークくんに向き直ると力強い言葉で話し続けた。
「わからないのか!この伝説は仲間を守り、人を信じる気持ちを語っている!遊馬、ホープを守り私を信じろ!」
「貴様、何故そんなことを…やはりお前は…。」
シャークくんがその続きを話そうとした時、私の足元の地面が崩れてしまい、そのまま落下してしまいそうになったけれど、素早くナッシュさんが私の腕を掴んでくれた。
「このままだとあなたも道連れになってしまいます!離してください!」
「それはできない!」
私はそう訴えたが、彼は私を離そうとはしなかった。むしろより力強く握られた。
「そうだ。凌牙。私は…私は…」
彼のつけていたブレスレット、そして彼自身が怪しく光る。一体何が…?と思っていると瞬く間に彼の姿が変わっていた。
「私はバリアンだ!」
「テメェは…ドルベ!!」
この姿は…間違いない。私達がサルガッソで見たバリアンのうちの1人…。そんな…私は目の前の光景を信じることができなかった。
「遊馬、こいつの言うことを信じるな!こいつはバリアンだ!」
「そんな…あいつがバリアン?」
「遊馬、また同じ失敗を繰り返す気か!」
遊馬くん…。彼はナッシュさん…いやドルベの言うことを信じるのだろうか。でもきっと彼なら…。
「俺はライフを払ってホープの破壊を無効にする!」
…思った通りだった。遊馬くんはドルベを信じてホープを守ることを選んだ。その様子を聞きながら私はドルベに引き上げられていた。
「遊馬、テメェ何故こいつのいうことを!」
「シャーク、俺にはやっぱり疑えないんだ、疑いたくねぇんだ、誰も!」
その後遊馬くんが攻撃してくれて扉が開いたのでドルベが私の手をとり奥まで連れていってくれた。
デュエルの様子を見ているとホープを守りライフが減ったおかげで、相手のコンボが成立できなくなったようだ。
「……おい、いい加減離れろよ。」
一瞬何のことかわからなかったけど、シャークくんの目線は私と繋がれたままのドルベの手に向けられており、それに気づいた私達は即座に手を離した。
手を離した瞬間に扉が開き、外からの光が入ってきているのが見えた。…ようやく出口か。遊馬くんは無事に勝てたんだ。
「貴様、なぜ俺たちを助けた?」
「わからない…敢えて言うのならこの遺跡の伝説に心が動かされたからだ。」
「ドルベ!ありがとうな!お前がこの伝説の続きを教えてくれなかったら…。」
「いいや、お前が選んだこと。それにお前はそんなものを聞かずとも人を信じたさ。だが、こんな戯言はこれっきりだ。今度会った時、その時は決着をつける。」
「ま、待って!!」
彼の背後に異空間が現れて私が止める声も聞かず、彼はそのまま異空間へと消えていってしまった。
「スミレ、お前ドルベとは初対面…だよな。」
「そうだけど…。何でそんなこと聞くの?」
「別に…深い意味はねぇよ。ただ…初対面にしては親密に見えたというか…。」
「…そう。」
ドルベ…。どうしてあなたがバリアンなの…。あなたがバリアンでなければよかったのに…と思わざるを得なかった。