番外編
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小鳥ちゃんとショッピングモールに遊びにきていた時のこと。小鳥ちゃんがお手洗いに行くと言うので、ベンチに座って待っていた時だった。見覚えのある後ろ姿を見かける。あの綺麗な髪は璃緒だ!声をかけようとしたけど、その隣にいる人を見て声をかけるのを躊躇ってしまった。…あれはわたしの彼氏のドルベ…?2人は仲良さげに雑貨屋さんへと入っていった。
「…おまたせー!…あれ、どうしたの?」
「あっ、おかえりなさい…。」
小鳥ちゃんとカフェに入ってケーキや紅茶を頼んだけれど、さっきの光景が忘れられない。…せっかく頼んだケーキも味がしなかった。
「ねぇスミレさん、さっきから元気ないけど…。何かあった?」
「…じ、実は。」
楽しい時に暗い話をするのは気が引けたけど、このままだと小鳥ちゃんをもっと心配させてしまうかもしれない。そう思ったわたしは洗いざらい話してしまうことにした。
「なるほどねぇ…。」
「ドルベが浮気するとは考えられないし…。何か事情があるのかな…。」
「私もそう思うわ。璃緒さんだって絶対そんな人じゃないし。…ドルベに聞いてみるのが1番じゃないかしら。きっと正直に教えてくれるわ!」
「そ、そうだね…。今度聞いてみる!」
小鳥ちゃんに話したおかげでだいぶ気持ちが軽くなった。1人で悩むのはよくないよねと思い返すのだった。
学校からの帰り道。わたしは勇気を振り絞ってドルベに尋ねてみた。
「あのね、ドルベ…。昨日わたし小鳥ちゃんとショッピングモールにいたんだけど…。」
そう切り出すとドルベの肩が少し跳ねた。
「昨日璃緒と一緒にいなかった?2人で買い物してたの?」
「…あぁ。そうだ。」
「…そう。何の買い物をしてたの?」
「………。」
ドルベが言い澱んでいる。その様子をみてわたしは悪い方向に考えてしまう。まさか…本当に浮気…?
「…今は言えない。来たるべき時が来たら言うつもりだ。それまでもう少し待ってくれないか?」
思い悩んでいる様子のドルベだったけど、しっかりとわたしの目を見てはっきりと言い切った。
「…わかった。ドルベがそう言うなら…待つね。」
…正直まだモヤモヤはしている。だけどドルベはきっとわたしを裏切ってはいないだろうなということは感じ取れた。…だからわたしは信じて待つことにしたのだ。
数日後、わたしはドルベに呼び出されてた。いよいよ例の件について教えてもらえるのだろうか。何を言われるのか内心バクバクしながらも呼び出された場所へと到着した。
「…どうしたの?」
わたしが恐る恐る問いかけるとドルベはわたしに可愛らしくラッピングされた小さな包みを差し出してくれた。
「…こ、これは?」
わたしが戸惑っているとドルベが穏やかに微笑んでくれた。
「…今日は君の誕生日だろう?おめでとう。」
「ありがとう…。開けてみてもいい?」
ドルベが頷いたのを確認してからゆっくりと包みを開けてみる。中からは小花柄の可愛らしいポーチが入っていた。
「わっ!可愛い…。これ大事に使うね…!」
「…気に入ってもらえたならよかった。やはり同性の意見は大事だな。」
ドルベが安心したように一息する。ドルベのこの一言でわたしはあの光景が甦った。
「璃緒ちゃんと一緒に買い物に行ってたのは…。」
「君の誕生日プレゼントを買いたくて、璃緒に小遣いの前借りをしに行ったら…。私も行きますわ!と偉く協力的でな…。結果的には助かったが…。」
「…なんだ。もう…。」
「…君を不安にさせてすまなかった。誕生日まではどうしても秘密にしておきたかったんだ。」
ドルベを信じて本当によかった…。それにしても隠したいなら嘘をつくこともできたはず…。改めて彼の誠実さを実感してますます愛おしく思ってしまうのだった。
おまけ
「…璃緒、少し頼みがある。」
「あら、何かしら。」
ドルベがいつもより深刻な様子。璃緒は皿洗いの手を止めて話を聞くことにした。
「来月の小遣いを前借りできないだろうか…?」
「あなたは無駄遣いするタイプではないはず…。理由を聞いてもいいかしら?」
「…スミレに誕生日プレゼントを買いたいんだ。」
「それは必要経費ですわ!」
食い気味で返事をしてきた璃緒に若干引き気味なドルベ。
「いや、だがこれは個人の…。」
「いいんですの!そうと決まれば早速買いに行きますわよ!」
ドルベは本当にいいのだろうか…と困惑しながらも璃緒の勢いに逆らえずそのまま連れて行かれることになるのだった。
「…おまたせー!…あれ、どうしたの?」
「あっ、おかえりなさい…。」
小鳥ちゃんとカフェに入ってケーキや紅茶を頼んだけれど、さっきの光景が忘れられない。…せっかく頼んだケーキも味がしなかった。
「ねぇスミレさん、さっきから元気ないけど…。何かあった?」
「…じ、実は。」
楽しい時に暗い話をするのは気が引けたけど、このままだと小鳥ちゃんをもっと心配させてしまうかもしれない。そう思ったわたしは洗いざらい話してしまうことにした。
「なるほどねぇ…。」
「ドルベが浮気するとは考えられないし…。何か事情があるのかな…。」
「私もそう思うわ。璃緒さんだって絶対そんな人じゃないし。…ドルベに聞いてみるのが1番じゃないかしら。きっと正直に教えてくれるわ!」
「そ、そうだね…。今度聞いてみる!」
小鳥ちゃんに話したおかげでだいぶ気持ちが軽くなった。1人で悩むのはよくないよねと思い返すのだった。
学校からの帰り道。わたしは勇気を振り絞ってドルベに尋ねてみた。
「あのね、ドルベ…。昨日わたし小鳥ちゃんとショッピングモールにいたんだけど…。」
そう切り出すとドルベの肩が少し跳ねた。
「昨日璃緒と一緒にいなかった?2人で買い物してたの?」
「…あぁ。そうだ。」
「…そう。何の買い物をしてたの?」
「………。」
ドルベが言い澱んでいる。その様子をみてわたしは悪い方向に考えてしまう。まさか…本当に浮気…?
「…今は言えない。来たるべき時が来たら言うつもりだ。それまでもう少し待ってくれないか?」
思い悩んでいる様子のドルベだったけど、しっかりとわたしの目を見てはっきりと言い切った。
「…わかった。ドルベがそう言うなら…待つね。」
…正直まだモヤモヤはしている。だけどドルベはきっとわたしを裏切ってはいないだろうなということは感じ取れた。…だからわたしは信じて待つことにしたのだ。
数日後、わたしはドルベに呼び出されてた。いよいよ例の件について教えてもらえるのだろうか。何を言われるのか内心バクバクしながらも呼び出された場所へと到着した。
「…どうしたの?」
わたしが恐る恐る問いかけるとドルベはわたしに可愛らしくラッピングされた小さな包みを差し出してくれた。
「…こ、これは?」
わたしが戸惑っているとドルベが穏やかに微笑んでくれた。
「…今日は君の誕生日だろう?おめでとう。」
「ありがとう…。開けてみてもいい?」
ドルベが頷いたのを確認してからゆっくりと包みを開けてみる。中からは小花柄の可愛らしいポーチが入っていた。
「わっ!可愛い…。これ大事に使うね…!」
「…気に入ってもらえたならよかった。やはり同性の意見は大事だな。」
ドルベが安心したように一息する。ドルベのこの一言でわたしはあの光景が甦った。
「璃緒ちゃんと一緒に買い物に行ってたのは…。」
「君の誕生日プレゼントを買いたくて、璃緒に小遣いの前借りをしに行ったら…。私も行きますわ!と偉く協力的でな…。結果的には助かったが…。」
「…なんだ。もう…。」
「…君を不安にさせてすまなかった。誕生日まではどうしても秘密にしておきたかったんだ。」
ドルベを信じて本当によかった…。それにしても隠したいなら嘘をつくこともできたはず…。改めて彼の誠実さを実感してますます愛おしく思ってしまうのだった。
おまけ
「…璃緒、少し頼みがある。」
「あら、何かしら。」
ドルベがいつもより深刻な様子。璃緒は皿洗いの手を止めて話を聞くことにした。
「来月の小遣いを前借りできないだろうか…?」
「あなたは無駄遣いするタイプではないはず…。理由を聞いてもいいかしら?」
「…スミレに誕生日プレゼントを買いたいんだ。」
「それは必要経費ですわ!」
食い気味で返事をしてきた璃緒に若干引き気味なドルベ。
「いや、だがこれは個人の…。」
「いいんですの!そうと決まれば早速買いに行きますわよ!」
ドルベは本当にいいのだろうか…と困惑しながらも璃緒の勢いに逆らえずそのまま連れて行かれることになるのだった。
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