番外編
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璃緒からいい茶葉が手に入ったの!よかったらスミレにご馳走するわ!と言ってくれたので、元バリアン達が住んでいる神代邸へとお邪魔することになった。お屋敷へ到着すると広い庭でドルベとシャークくんがデュエルをしていた。璃緒のお茶の準備を手伝おうとすると「スミレはお客様なんだから座ってて!」と強い口調で言われたので2人のデュエルを庭のベンチに座って見学することにした。するとわたしの膝の上にもふもふとした猫より少し大きいサイズの生き物が乗っかってきた。
「スミレちゃん!」
「ポン太!久しぶりだね!」
膝の上に乗ってきたのはポン太。前世のギラグの相棒だった動物のたぬき。前に会った時に、スミレちゃんギラグ様の花嫁さんにならないかぽん?と声をかけられてしまい、戸惑っているとギラグは慌ててポン太を回収し、ドルベはすまないが彼女は私の先約なんだと有無を言わせない笑顔で諦めさせていたのは記憶に新しい。
「そういえばギラグは?」
「アリトと一緒にトレーニングに行ったから暇なんだぽん。だからスミレちゃん、お話ししてほしいんだぽん。」
「わたしでよければいいよ。」
チラリとドルベ達を横目で見ながらもポン太を撫でる。ポン太は気持ちよさそうに伸びている。
「…ポン太は入れ替わりの術があったよね。今も使えるの?」
「できるぽん!何ならスミレちゃんとオラを入れ替えることも可能だぽん!」
その発言を聞いて、わたしはあることを思いついた。ポン太の姿でドルベに近づいてみたら…驚くんじゃないだろうか。怒られそうな気もしたけど…好奇心を抑えることができなかった。
「ねぇ、やってみてよ。」
「スミレちゃんのお願いならお安い御用だぽん!」
ポン太がぶつぶつと呪文を唱え始めて踊り出した。その頃、ドルベ達のデュエルはドルベがエースモンスターを召喚したところのようだった。ポン太の踊りが終わると一瞬意識が飛んだが、すぐに目を開けると体が小さくなっており、わたしの体に入っているポン太と目があった。…入れ替わりは無事に成功したようだ。
「…ドルベのところに行ってくるね。」
「いってらっしゃいだぽん!」
デュエル中のドルベにトコトコと近づいてみる。ドルベがダイレクトアタックを決めてデュエルがちょうど終わったところだった。わたしはそっとドルベの足に擦り寄ってみる。
「……おや、ポン太。」
ドルベは迷わずわたしを持ち上げて、大事そうに抱えてくれた。抱っこされると思ってなかったわたしは内心動揺してしまう。
「どうした?」
目を合わせて話してくれるドルベ。ここで何も話さないと不審がられるかもしれない。そうだ…。せっかく入れ替わったんだし普段は聞けないことを…。
「…ドルベはスミレちゃんのどこが好きなんだぽん?」
「…そうだな。」
てっきり照れて答えてくれないかと思ったのにドルベは優しく頭を撫でながら真顔で真剣に考え込み始めた。
「まずは控えめで愛らしいところだろうな。恥ずかしがりやなところも可愛らしい。後は努力家でいじらしくも一生懸命で…」
「も、もういいぽん!!」
「まだあるが…?」
これ以上聞けない…!と思ったわたしがストップをかけたが、止まる気配がない。
「ドルベ、その辺にしとけ。…とっくの前にわかってんだろ。」
「な、何がだぽん?」
近づいてきてわたしの顔を覗き込んでくるシャークくん。
「お前、ポン太じゃなくてスミレだろ?」
「ち、違うぽん!スミレちゃんじゃないぽん!」
「ほぅ。ならば何故話を遮ったのだ?」
「そ、それは…。」
何と答えようか迷っているとお屋敷から璃緒の悲鳴が聞こえてきて、シャークくんが真っ先に駆けつけていった。わたしはドルベに抱っこされたまま屋敷へと向かう。
「璃緒!!どうした?!」
「スミレが…お菓子を…。」
璃緒の指さす机をみるとお皿にはお菓子の食べカスだけが残っており、更に机の近くには顔にクリームをたっぷりつけたわたし(inポン太)が立っていた。
「ごめんだぽん、美味しそうだったし、普段は食べられないから止められなかったぽん…。」
しゅんとうなだれるわたし(inポン太)これがポン太の外見なら可愛くて許せるんだろうが、いかんせん見てくれがわたしだからか全然可愛いと思えない…。
「それは…しょうがないな。」
「おい、ドルベ。コイツはスミレじゃないぜ。」
「しまった…。外見がスミレなものだから…つい。」
「はぁ…あなたは相変わらずスミレには甘いですわね…。」
そんな時玄関から帰ったぜー!というアリトの元気な声が響いてきた。アリトが帰ってきたということはギラグも…?その声にいち早く反応したのがわたし(inポン太)だった。
「ギラグ様!お帰りなさいだぽん!」
ポン太はよりにもよってわたしの姿のままギラグに抱きついてしまった。事情を知らないアリトは驚いていた。
「こりゃどういう状況だ?!スミレ、お前ギラグに乗り換えたのか?!」
「なっ!スミレ!今すぐに離れろ!オレの命が…。」
「嫌だぽん!」
「……!!」
「だからドルベ!あれはスミレじゃねぇ!殺気を隠せ!」
「ややこしいですわ!あなた達早く戻りなさい!」
みんなが混乱し始めて、璃緒の一声とドルベが無理やりギラグとわたし(inポン太)を引き剥がしてくれたのでようやく元に戻れた。
「お騒がせして申し訳ありませんでした…。」
「ごめんだぽん…。」
…ポン太とともに頭を下げたらみんな許してくれたが入れ替わり禁止令が出されてしまうのだった。
…ちなみにどうしてすぐにわたしだと気づいたのか。ドルベに聞いてみたら、ポン太は私のところには積極的に来ないこと、そして甘え方がスミレそっくりだったからなと返されて…。この人に嘘はつけないな…と思うのだった。
「スミレちゃん!」
「ポン太!久しぶりだね!」
膝の上に乗ってきたのはポン太。前世のギラグの相棒だった動物のたぬき。前に会った時に、スミレちゃんギラグ様の花嫁さんにならないかぽん?と声をかけられてしまい、戸惑っているとギラグは慌ててポン太を回収し、ドルベはすまないが彼女は私の先約なんだと有無を言わせない笑顔で諦めさせていたのは記憶に新しい。
「そういえばギラグは?」
「アリトと一緒にトレーニングに行ったから暇なんだぽん。だからスミレちゃん、お話ししてほしいんだぽん。」
「わたしでよければいいよ。」
チラリとドルベ達を横目で見ながらもポン太を撫でる。ポン太は気持ちよさそうに伸びている。
「…ポン太は入れ替わりの術があったよね。今も使えるの?」
「できるぽん!何ならスミレちゃんとオラを入れ替えることも可能だぽん!」
その発言を聞いて、わたしはあることを思いついた。ポン太の姿でドルベに近づいてみたら…驚くんじゃないだろうか。怒られそうな気もしたけど…好奇心を抑えることができなかった。
「ねぇ、やってみてよ。」
「スミレちゃんのお願いならお安い御用だぽん!」
ポン太がぶつぶつと呪文を唱え始めて踊り出した。その頃、ドルベ達のデュエルはドルベがエースモンスターを召喚したところのようだった。ポン太の踊りが終わると一瞬意識が飛んだが、すぐに目を開けると体が小さくなっており、わたしの体に入っているポン太と目があった。…入れ替わりは無事に成功したようだ。
「…ドルベのところに行ってくるね。」
「いってらっしゃいだぽん!」
デュエル中のドルベにトコトコと近づいてみる。ドルベがダイレクトアタックを決めてデュエルがちょうど終わったところだった。わたしはそっとドルベの足に擦り寄ってみる。
「……おや、ポン太。」
ドルベは迷わずわたしを持ち上げて、大事そうに抱えてくれた。抱っこされると思ってなかったわたしは内心動揺してしまう。
「どうした?」
目を合わせて話してくれるドルベ。ここで何も話さないと不審がられるかもしれない。そうだ…。せっかく入れ替わったんだし普段は聞けないことを…。
「…ドルベはスミレちゃんのどこが好きなんだぽん?」
「…そうだな。」
てっきり照れて答えてくれないかと思ったのにドルベは優しく頭を撫でながら真顔で真剣に考え込み始めた。
「まずは控えめで愛らしいところだろうな。恥ずかしがりやなところも可愛らしい。後は努力家でいじらしくも一生懸命で…」
「も、もういいぽん!!」
「まだあるが…?」
これ以上聞けない…!と思ったわたしがストップをかけたが、止まる気配がない。
「ドルベ、その辺にしとけ。…とっくの前にわかってんだろ。」
「な、何がだぽん?」
近づいてきてわたしの顔を覗き込んでくるシャークくん。
「お前、ポン太じゃなくてスミレだろ?」
「ち、違うぽん!スミレちゃんじゃないぽん!」
「ほぅ。ならば何故話を遮ったのだ?」
「そ、それは…。」
何と答えようか迷っているとお屋敷から璃緒の悲鳴が聞こえてきて、シャークくんが真っ先に駆けつけていった。わたしはドルベに抱っこされたまま屋敷へと向かう。
「璃緒!!どうした?!」
「スミレが…お菓子を…。」
璃緒の指さす机をみるとお皿にはお菓子の食べカスだけが残っており、更に机の近くには顔にクリームをたっぷりつけたわたし(inポン太)が立っていた。
「ごめんだぽん、美味しそうだったし、普段は食べられないから止められなかったぽん…。」
しゅんとうなだれるわたし(inポン太)これがポン太の外見なら可愛くて許せるんだろうが、いかんせん見てくれがわたしだからか全然可愛いと思えない…。
「それは…しょうがないな。」
「おい、ドルベ。コイツはスミレじゃないぜ。」
「しまった…。外見がスミレなものだから…つい。」
「はぁ…あなたは相変わらずスミレには甘いですわね…。」
そんな時玄関から帰ったぜー!というアリトの元気な声が響いてきた。アリトが帰ってきたということはギラグも…?その声にいち早く反応したのがわたし(inポン太)だった。
「ギラグ様!お帰りなさいだぽん!」
ポン太はよりにもよってわたしの姿のままギラグに抱きついてしまった。事情を知らないアリトは驚いていた。
「こりゃどういう状況だ?!スミレ、お前ギラグに乗り換えたのか?!」
「なっ!スミレ!今すぐに離れろ!オレの命が…。」
「嫌だぽん!」
「……!!」
「だからドルベ!あれはスミレじゃねぇ!殺気を隠せ!」
「ややこしいですわ!あなた達早く戻りなさい!」
みんなが混乱し始めて、璃緒の一声とドルベが無理やりギラグとわたし(inポン太)を引き剥がしてくれたのでようやく元に戻れた。
「お騒がせして申し訳ありませんでした…。」
「ごめんだぽん…。」
…ポン太とともに頭を下げたらみんな許してくれたが入れ替わり禁止令が出されてしまうのだった。
…ちなみにどうしてすぐにわたしだと気づいたのか。ドルベに聞いてみたら、ポン太は私のところには積極的に来ないこと、そして甘え方がスミレそっくりだったからなと返されて…。この人に嘘はつけないな…と思うのだった。
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