番外編
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「お前って罪な男だったんだな…。」
「…一体何のことだ?」
珍しくベクターが三年の私とミザエルの教室に来たかと思えば、訳のわからないことを言い出した。(丁度ミザエルはトイレで席を外している。いたら喧嘩になっていた可能性があるので丁度良かったかもしれない)
「机の上のチョコですよ。」
「これか?何故か女子達からもらったのだが…。」
「…ドルベくん、まさかバレンタインをご存知でない…?」
「ばれんたいん…?とは何だ?」
「うわぁ…マジかぁ…ないわぁ…。」
ベクターは大袈裟にため息をつき、明らかにげんなりした様子だった。
「…バレンタインっていうのはですね、女の子が好きな男の子にチョコを渡す日なんです。」
「そ、そうだったのか!?」
知らなかった。人間界にそんなしきたりがあったとは。学校行事は全部確認していたつもりだったのだが…。
「えぇ、まぁこの中には義理チョコもあるのかもしれませんけど…。」
「ぎりチョコとは…?」
「…後で自分で調べてください。それよりさっきスミレちゃんここに来ませんでした?」
「来たが…すぐに帰っていったな…。」
「あーあ。スミレちゃん可哀想に…。」
…何ということだ。私はすぐさまDゲイザーを取り出しスミレへと電話をかける。
「ドルベ?どうしたの?」
「君は今どこにいる?」
「屋上だけど…。」
「しばらくしたらスミレの元へ向かう。絶対にそこから動かないでくれ」
「わ、わかった。」
通話を切って私が立ち上がると、ベクターが声をかけてきた。
「何ですぐに向かわねぇんだよ。」
「…その前にやることがあるからな。」
ドルベにそこから動くなと言われたから、屋上で待機しながらため息をつく私。今日はバレンタイン。だからドルベにチョコを渡そうと思って小鳥ちゃんと一緒に作ったんだけど…。ドルベの机の上にあった大量のチョコを見てドルベってやっぱりモテるんだ…と改めて思い知ってしまった。あんなにあるなら…私がチョコを渡さなくてもいいかなというか、渡したら迷惑になるんじゃないかとか考えてしまい、渡せなかった。頑張って作ったチョコだから捨てるのももったいないし…と悩んでいた時だった。
「すまない!待たせたな!」
「ううん、どうしたの?」
「それ…。」
急いで来てくれたのか、肩で息をしながらドルベは私の持っているチョコを指さしている。…しまった。見つかっちゃった。
「こ、これは、その…。」
「私にくれないか?」
「でも、ドルベ。たくさんチョコもらってたから…。」
「…全部返してきた。…今日はバレンタインなのだろう?私はスミレからのチョコが欲しい。」
電話した後なかなかやってこないな…とは思っていたけれどわざわざ返しに行ってたのか…。律儀な彼らしい。
「…もらってくれる?あなたのために作ったの。」
彼の前にチョコクッキーを差し出すと笑顔でありがとうと言いながら受け取ってくれた。
「早速食べてもいいか?」
「うん。」
ドルベがラッピングを解いて、手作りのチョコを取り出し、口の中へと運ぶ様子を私は少しハラハラしながら見つめる。
「…おいしい?」
「あぁ。スミレも食べてみるか?」
「私は味見で食べたから、だいじょうぶ…。」
「…まぁそう言わずに。」
グイっと彼に体を引き寄せられてそのまま唇が触れてしまった。
おかしいな…。彼の好みに合わせて甘さ控えめにしたはずなのに。味見した時よりもとても甘く感じてしまったのは何故だろう。
「…一体何のことだ?」
珍しくベクターが三年の私とミザエルの教室に来たかと思えば、訳のわからないことを言い出した。(丁度ミザエルはトイレで席を外している。いたら喧嘩になっていた可能性があるので丁度良かったかもしれない)
「机の上のチョコですよ。」
「これか?何故か女子達からもらったのだが…。」
「…ドルベくん、まさかバレンタインをご存知でない…?」
「ばれんたいん…?とは何だ?」
「うわぁ…マジかぁ…ないわぁ…。」
ベクターは大袈裟にため息をつき、明らかにげんなりした様子だった。
「…バレンタインっていうのはですね、女の子が好きな男の子にチョコを渡す日なんです。」
「そ、そうだったのか!?」
知らなかった。人間界にそんなしきたりがあったとは。学校行事は全部確認していたつもりだったのだが…。
「えぇ、まぁこの中には義理チョコもあるのかもしれませんけど…。」
「ぎりチョコとは…?」
「…後で自分で調べてください。それよりさっきスミレちゃんここに来ませんでした?」
「来たが…すぐに帰っていったな…。」
「あーあ。スミレちゃん可哀想に…。」
…何ということだ。私はすぐさまDゲイザーを取り出しスミレへと電話をかける。
「ドルベ?どうしたの?」
「君は今どこにいる?」
「屋上だけど…。」
「しばらくしたらスミレの元へ向かう。絶対にそこから動かないでくれ」
「わ、わかった。」
通話を切って私が立ち上がると、ベクターが声をかけてきた。
「何ですぐに向かわねぇんだよ。」
「…その前にやることがあるからな。」
ドルベにそこから動くなと言われたから、屋上で待機しながらため息をつく私。今日はバレンタイン。だからドルベにチョコを渡そうと思って小鳥ちゃんと一緒に作ったんだけど…。ドルベの机の上にあった大量のチョコを見てドルベってやっぱりモテるんだ…と改めて思い知ってしまった。あんなにあるなら…私がチョコを渡さなくてもいいかなというか、渡したら迷惑になるんじゃないかとか考えてしまい、渡せなかった。頑張って作ったチョコだから捨てるのももったいないし…と悩んでいた時だった。
「すまない!待たせたな!」
「ううん、どうしたの?」
「それ…。」
急いで来てくれたのか、肩で息をしながらドルベは私の持っているチョコを指さしている。…しまった。見つかっちゃった。
「こ、これは、その…。」
「私にくれないか?」
「でも、ドルベ。たくさんチョコもらってたから…。」
「…全部返してきた。…今日はバレンタインなのだろう?私はスミレからのチョコが欲しい。」
電話した後なかなかやってこないな…とは思っていたけれどわざわざ返しに行ってたのか…。律儀な彼らしい。
「…もらってくれる?あなたのために作ったの。」
彼の前にチョコクッキーを差し出すと笑顔でありがとうと言いながら受け取ってくれた。
「早速食べてもいいか?」
「うん。」
ドルベがラッピングを解いて、手作りのチョコを取り出し、口の中へと運ぶ様子を私は少しハラハラしながら見つめる。
「…おいしい?」
「あぁ。スミレも食べてみるか?」
「私は味見で食べたから、だいじょうぶ…。」
「…まぁそう言わずに。」
グイっと彼に体を引き寄せられてそのまま唇が触れてしまった。
おかしいな…。彼の好みに合わせて甘さ控えめにしたはずなのに。味見した時よりもとても甘く感じてしまったのは何故だろう。