本編
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余裕持って起きるはずだったのだが、どうやら目覚ましの電池が切れたらしく夜中の時間でとまっていた。よりによって何故このタイミングに…!
目覚ましに怒ってもしょうがないので小鳥ちゃんに準備を手伝ってもらいながら何とかギリギリだが間に合わすことができた。インターフォンがなり、恐る恐るドアを開けて周りを見る。
「おはようスミレ。…随分とキョロキョロしていたがなにかあったか?」
「いや、何も。おはようドルベ。」
よし、自転車はあるけど馬はいないな。…正夢にならなくて良かった。
「そのワンピース…。」
「あ、これ小鳥ちゃんが選んでくれたの。」
「君によく似合っているな。とても可愛い。」
「そ、そうかな…。えっと、ねぇ、この自転車はどうしたの?」
「借りてきたんだ。今日はこれに乗って移動するつもりだ。」
ドルベが自転車にまたがるので私も続けて自転車に乗る。乗ってから気づいたけど、これはどこに捕まればいいものなんだろう。
「私に捕まっていてくれればいい。」
ドルベが私の手を掴んでドルベの腰を掴ませてくれる。ドキドキするけれど、懐かしい気持ちも湧き上がってきて不思議な感覚だった。
「動きだすぞ。」
「う、うん!」
ドルベがペダルを漕ぎ始めて私たちを乗せた自転車が少しずつ進んでいく。今日はとてもいい天気で髪をなぜる風がとても気持ちいい。
「ドルベ、ちょっとスピードが出すぎじゃない?」
「ん?聞こえないな?」
「スピード出し過ぎじゃないかな!!」
聞こえないというのでもう一度大きめの声で言ってみたけど、スピードが遅くなる気配はなく、むしろまた少し早くなったように思う。急に自転車が揺れて怖くなった私はさらにぎゅっとドルベに捕まる。すると自転車が一旦止まった。
「すまない。大丈夫か?」
「大丈夫だけど、もう少しゆっくり漕いでほしいかな…」
自転車が再び動き出す。今度はさっきよりはゆっくりめに漕いでくれた。それにしてもどこに向かっているんだろう。
「着いたぞ。私は自転車を止めてくるからここで待っていてくれないか。」
「わかった。」
駐輪場へと向かうドルベを見送る。辿り着いた場所を観察してみるとここは植物園のようだった。
「スミレ、待たせたな。」
ドルベがこちらに戻ってくると、私の方へと手を差し出した。
「デートだからな。君が嫌なら無理強いはしないが…。」
ドルベからデートという単語が出てくるとは思わなかくて驚いたけどこの手を取らない理由はない。私はその手に自分の手を重ねるとドルベは軽く握ってくれてそのまま一緒に歩き出した。
ドルベは事前にチケットを準備してくれていたのでスムーズに入れた。
「連れてきたかったところって植物園だったんだね。」
「スミレに見せたいものがあったからな。もう少し奥にある。」
植物園はとても広く自然をモチーフにした森のカフェ、熱帯の植物がたくさん観察できる温室、綺麗な並木道。けれどどれもドルベの目的地ではないらしい。しばらく歩き続けているとドルベがある場所で立ち止まった。…庭園の入り口のようだった。
「ここだ。よければ先に入ってくれ。」
ドルベに促されて庭園の扉を開けた私。私の視界に飛び込んできたのは色とりどりの花が咲き誇る広大なお花畑だった。
「素敵…!」
「気に入ってもらえただろうか。」
「うん!ところで私たち以外には誰もいないみたいだけど…」
「この庭園は予約しておけば短い時間だが、貸切にできる。この時間は我々以外はいない。」
「そうなんだ…。それにしてもこの花畑どこかで見たことがあるような…。」
バリアン時代に花畑に行った記憶はないし、今世でも花畑に来たのが今日が初めてだった。…来たことがあるとすればバリアンとして生まれ変わる前のことだろう。
「そうか。スミレに渡したいものがあるんだ。少しじっとしててくれ。」
そういうとドルベは私の髪をかきあげると耳にイヤリングをつけてくれた。
「こんな感じでいいだろうか。」
私はポシェットに入れていた手鏡で髪型を確認してみる。ドルベがくれたイヤリングは花をモチーフにしたおしゃれなイヤリングだった。
「ありがとう。でもどうして…?」
「理由は二つ、一つは遺跡で私が君を庇った際に失くしてしまったこと。」
「あれはしょうがなかったよ。私を守ってくれようしたんだし。もう一つは?」
「前世の君との約束だったからな。」
「約束…?」
私達の間を一陣の風が吹いて花びらが舞い踊る。その光景を目にした時、脳内にある映像が蘇っていくのだった。
目覚ましに怒ってもしょうがないので小鳥ちゃんに準備を手伝ってもらいながら何とかギリギリだが間に合わすことができた。インターフォンがなり、恐る恐るドアを開けて周りを見る。
「おはようスミレ。…随分とキョロキョロしていたがなにかあったか?」
「いや、何も。おはようドルベ。」
よし、自転車はあるけど馬はいないな。…正夢にならなくて良かった。
「そのワンピース…。」
「あ、これ小鳥ちゃんが選んでくれたの。」
「君によく似合っているな。とても可愛い。」
「そ、そうかな…。えっと、ねぇ、この自転車はどうしたの?」
「借りてきたんだ。今日はこれに乗って移動するつもりだ。」
ドルベが自転車にまたがるので私も続けて自転車に乗る。乗ってから気づいたけど、これはどこに捕まればいいものなんだろう。
「私に捕まっていてくれればいい。」
ドルベが私の手を掴んでドルベの腰を掴ませてくれる。ドキドキするけれど、懐かしい気持ちも湧き上がってきて不思議な感覚だった。
「動きだすぞ。」
「う、うん!」
ドルベがペダルを漕ぎ始めて私たちを乗せた自転車が少しずつ進んでいく。今日はとてもいい天気で髪をなぜる風がとても気持ちいい。
「ドルベ、ちょっとスピードが出すぎじゃない?」
「ん?聞こえないな?」
「スピード出し過ぎじゃないかな!!」
聞こえないというのでもう一度大きめの声で言ってみたけど、スピードが遅くなる気配はなく、むしろまた少し早くなったように思う。急に自転車が揺れて怖くなった私はさらにぎゅっとドルベに捕まる。すると自転車が一旦止まった。
「すまない。大丈夫か?」
「大丈夫だけど、もう少しゆっくり漕いでほしいかな…」
自転車が再び動き出す。今度はさっきよりはゆっくりめに漕いでくれた。それにしてもどこに向かっているんだろう。
「着いたぞ。私は自転車を止めてくるからここで待っていてくれないか。」
「わかった。」
駐輪場へと向かうドルベを見送る。辿り着いた場所を観察してみるとここは植物園のようだった。
「スミレ、待たせたな。」
ドルベがこちらに戻ってくると、私の方へと手を差し出した。
「デートだからな。君が嫌なら無理強いはしないが…。」
ドルベからデートという単語が出てくるとは思わなかくて驚いたけどこの手を取らない理由はない。私はその手に自分の手を重ねるとドルベは軽く握ってくれてそのまま一緒に歩き出した。
ドルベは事前にチケットを準備してくれていたのでスムーズに入れた。
「連れてきたかったところって植物園だったんだね。」
「スミレに見せたいものがあったからな。もう少し奥にある。」
植物園はとても広く自然をモチーフにした森のカフェ、熱帯の植物がたくさん観察できる温室、綺麗な並木道。けれどどれもドルベの目的地ではないらしい。しばらく歩き続けているとドルベがある場所で立ち止まった。…庭園の入り口のようだった。
「ここだ。よければ先に入ってくれ。」
ドルベに促されて庭園の扉を開けた私。私の視界に飛び込んできたのは色とりどりの花が咲き誇る広大なお花畑だった。
「素敵…!」
「気に入ってもらえただろうか。」
「うん!ところで私たち以外には誰もいないみたいだけど…」
「この庭園は予約しておけば短い時間だが、貸切にできる。この時間は我々以外はいない。」
「そうなんだ…。それにしてもこの花畑どこかで見たことがあるような…。」
バリアン時代に花畑に行った記憶はないし、今世でも花畑に来たのが今日が初めてだった。…来たことがあるとすればバリアンとして生まれ変わる前のことだろう。
「そうか。スミレに渡したいものがあるんだ。少しじっとしててくれ。」
そういうとドルベは私の髪をかきあげると耳にイヤリングをつけてくれた。
「こんな感じでいいだろうか。」
私はポシェットに入れていた手鏡で髪型を確認してみる。ドルベがくれたイヤリングは花をモチーフにしたおしゃれなイヤリングだった。
「ありがとう。でもどうして…?」
「理由は二つ、一つは遺跡で私が君を庇った際に失くしてしまったこと。」
「あれはしょうがなかったよ。私を守ってくれようしたんだし。もう一つは?」
「前世の君との約束だったからな。」
「約束…?」
私達の間を一陣の風が吹いて花びらが舞い踊る。その光景を目にした時、脳内にある映像が蘇っていくのだった。