本編
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小鳥ちゃんが無情にもいなくなってしまい部屋には私とドルベの2人きり。しかもドルベは今日に限って眼鏡をかけてなくて見慣れない素顔だと余計に緊張してしまう。
「ダメだろう。病人なのに勉強をしていては。」
「ご、ごめんなさい。」
「謝ってほしかったわけではない。ただ無理をしてほしくなかっただけだ。」
「はい…。」
「反省しているならいいんだ。」
ドルベは微笑みながら頭を撫でてくれている。前にもこうやって撫でられたことがあるような…。今世ではされたことないはずだし、バリアン時代にやってもらった記憶もない。
「どうして眼鏡をかけてないの?」
「…アリトに壊されてしまった。」
「え、何で?」
「スミレが体調不良と聞いて平静さを失ってしまって学校に来て早々に君の元に行こうとしたからだな。」
ドルベは私から少し視線を逸らして教えてくれた。
「どうしてそこまでして…。」
「バリアンより前のスミレは若くして病気で亡くなっている。君の死に目に会えなかったことを私はずっと後悔している。そのせいで君はバリアンとして…」
「…あっ。」
私が前世死ぬ時に願ったこと。それがもう一度ドルベに会うことだった。けれどバリアンとして転生してからは前世の記憶を忘れてしまった。今でもまだ断片的にしか思い出せない。だから自分が何のためにバリアンとして生まれたのか最期までわからないままだったけど、ドルベを慕う気持ちは残っていた。
「私が弱かったから、ドルベが戻ってくるのを待てなかった。」
「スミレのせいではない。私が…。」
「…ドルベ、あなたが私の死に間に合っていたとしても同じ道を選んでいたと思う。だって私はあなたを…」
「… スミレ。」
[newpage]
ドルベはそっと唇に人差し指を当てる。その行為で私は自分が無意識に言おうとしていた言葉に気づきハッとした。
「今度私から言わせてくれないか?」
「えっと…。」
「今スミレからその言葉を聞いたら私は自分の気持ちを抑え込むことができん。病人の君に無理はさせたくない。」
「う、うん。」
「スミレが元気になってテストが終わったら連れていきたいところがある。それまで待っていてくれないか。」
「…わかった。」
「すまない…これだけは許してくれ。」
ドルベは私の頭にそっと優しくキスを落としてくれる。…何だか熱がさらに上がった気がする。
「そろそろ私はお暇しよう。」
「あ、待って…。」
私はドルベの服の裾を掴んでいた。まだ帰ってほしくない…もう少しだけでも…。
「…これ以上はダメだ。スミレ。」
「ご、ごめんなさい。」
「謝らせたいわけではないのだかな…。ならこうしよう。君が眠るまではそばにいる。」
「うん…。」
私はベッドに横たわってからと眠くなるまでドルベは話しながらずっと手を握ってくれていた。私とは違う大きくて暖かい手。そのおかげで私は安心していつもより深く眠るのだった。
「ダメだろう。病人なのに勉強をしていては。」
「ご、ごめんなさい。」
「謝ってほしかったわけではない。ただ無理をしてほしくなかっただけだ。」
「はい…。」
「反省しているならいいんだ。」
ドルベは微笑みながら頭を撫でてくれている。前にもこうやって撫でられたことがあるような…。今世ではされたことないはずだし、バリアン時代にやってもらった記憶もない。
「どうして眼鏡をかけてないの?」
「…アリトに壊されてしまった。」
「え、何で?」
「スミレが体調不良と聞いて平静さを失ってしまって学校に来て早々に君の元に行こうとしたからだな。」
ドルベは私から少し視線を逸らして教えてくれた。
「どうしてそこまでして…。」
「バリアンより前のスミレは若くして病気で亡くなっている。君の死に目に会えなかったことを私はずっと後悔している。そのせいで君はバリアンとして…」
「…あっ。」
私が前世死ぬ時に願ったこと。それがもう一度ドルベに会うことだった。けれどバリアンとして転生してからは前世の記憶を忘れてしまった。今でもまだ断片的にしか思い出せない。だから自分が何のためにバリアンとして生まれたのか最期までわからないままだったけど、ドルベを慕う気持ちは残っていた。
「私が弱かったから、ドルベが戻ってくるのを待てなかった。」
「スミレのせいではない。私が…。」
「…ドルベ、あなたが私の死に間に合っていたとしても同じ道を選んでいたと思う。だって私はあなたを…」
「… スミレ。」
[newpage]
ドルベはそっと唇に人差し指を当てる。その行為で私は自分が無意識に言おうとしていた言葉に気づきハッとした。
「今度私から言わせてくれないか?」
「えっと…。」
「今スミレからその言葉を聞いたら私は自分の気持ちを抑え込むことができん。病人の君に無理はさせたくない。」
「う、うん。」
「スミレが元気になってテストが終わったら連れていきたいところがある。それまで待っていてくれないか。」
「…わかった。」
「すまない…これだけは許してくれ。」
ドルベは私の頭にそっと優しくキスを落としてくれる。…何だか熱がさらに上がった気がする。
「そろそろ私はお暇しよう。」
「あ、待って…。」
私はドルベの服の裾を掴んでいた。まだ帰ってほしくない…もう少しだけでも…。
「…これ以上はダメだ。スミレ。」
「ご、ごめんなさい。」
「謝らせたいわけではないのだかな…。ならこうしよう。君が眠るまではそばにいる。」
「うん…。」
私はベッドに横たわってからと眠くなるまでドルベは話しながらずっと手を握ってくれていた。私とは違う大きくて暖かい手。そのおかげで私は安心していつもより深く眠るのだった。