本編
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アリトのおかげ(?)でドルベと帰る約束をして迎えた放課後。校門で待ち合わせをしていた。急いでドルベの元へ向かおうとしたけど、途中で私はDゲイザーを教室に忘れていたことに気づいた。教室へと戻ると、しゃがみ込んでぶつぶつ言っているギラグを発見した。このまま放っておくとギラグが不審者になりかねないために私は声をかけてみることにした。
「…ない。…ない。一体どこに…?」
「ギラグ?どうしたの?」
「うお!!…ってなんだスミレかよ。おどかすなよ。」
「ご、ごめん…。何してたの?」
「…お前、さなぎちゃんのキーホルダーを見てないか?」
さなぎちゃんって、あの人気アイドル蝶野さなぎちゃんのことだろうか。私は詳しくは知らないけれど、そういえばギラグはさなぎちゃんのファンなんだったっけ。(アリトから前に聞いたことがある)
「うーん…見た覚えはないかなぁ。それを探してるの?」
「あぁ。どっかで落としちまったようでな。もし見つけたら教えてくれよ。」
「…わかった。」
ギラグはキーホルダー探しを再開したのかまたしゃがみ込んで周囲を見渡していた。ギラグの寂しそうな後ろ姿を見ていると放っておくことはできないな…。とりあえず私はDゲイザーを探してドルベに連絡して、ちょっと遅れることを伝えようと思っていたらDゲイザーの着信音が響いた。
音の発生源を辿ると私の机から聴こえている。探してみると引き出しの中からDゲイザーを発見できた。着信相手にドルベの名前が表示されていたので電話に出る。
「スミレ、何かあったのか?」
「ごめん、ドルベ。Dゲイザーを教室に忘れちゃって取りに行ってたの。」
「それならいいが…。」
どうやらドルベは私がなかなか来ないから心配になって電話をくれたみたいだった。
「…待たせてしまって更に申し訳ないんだけど、もう少し遅くなっても大丈夫?」
「構わないが…。どうした?」
「ギラグが落とし物を探してるみたいだから手伝ってあげたいの。」
「それならばスミレ、職員室には行ってみたか?」
「職員室…?あ、そっか!ちょっと行ってみる!ありがとうドルベ!」
Dゲイザーを切ってから私はギラグと共に教室を出て職員室へと向かう。
「落とし物箱か…。届いてるとは思わねぇが…。」
「親切な人が拾ってくれて届けてるかもしれないでしょう?」
「そんな奴がいるかぁ?」
ギラグは半信半疑で落とし物箱を確認していた。他の落とし物に紛れて最初は無いかと思ったけれど、よーく確認してみたら確かにそこにさなぎちゃんのキーホルダーがあった。
「あった!これだ!」
「よかったね!ギラグ!」
「ありがとよ!お前のおかげだぜ!」
「ううん、ドルベがアドバイスくれたから。お礼を言うならドルベに言っておいて。」
ギラグは私に大袈裟に感謝しながらさなぎちゃんのキーホルダーをポケットに閉まった。…違和感を覚えた私はつい尋ねてしまった。
「鞄につけないの?」
「俺みたいな大男がこんな可愛いのを着けていたら変だろ?」
「変じゃないよ!!!」
自分でも思った以上の声が出てしまい、ギラグを驚かせてしまった。
「お前、そんな大きな声出せたのか。」
「ご、ごめん…。せっかくの可愛いキーホルダーなんだから堂々と持ってたほうがさなぎちゃんも喜ぶんじゃないかなーって。…それに誰に何を言われようと気にする必要はないと思うよ。言わせとけばいいんだよ。」
「スミレの言うことも一理あるか…。」
ギラグはポケットからキーホルダーを取り出して鞄に付けていた。
「…じゃあオレは邪魔にならねぇように先に帰るわ。」
「えっ。」
ギラグの視線を追って後ろを振り向くとドルベが立っていて驚いた。いつからいたんだろうか…。ギラグが私たちの横を通り過ぎて行った後にドルベが呟いた。
「…意外だったな。」
「何が?」
「さっきの話だ。スミレはギラグと同じ考えかと思っていた。」
キーホルダーのくだりをドルベは聞いていたらしい。聞かれてたと思うと少し恥ずかしいな…。私達は隣を並んで歩きながら話を進める。
「ドルベの言う通り、昔はそうだったよ。」
「何かきっかけがあったのか?」
「うん。まぁちょっとね…。」
「良ければ聞かせてくれ。」
「わかった。結構前の話なんだけど…。」
思い出しながら話し始める。私が使っているデッキはドルベがくれた星因士デッキ。昔とある男の子とこのデッキを使ってデュエルをして私が勝ったんだけど、その子が女の癖に男みたいなデッキ使いやがって…と吐き捨てるように言ったのだ。
「…負け惜しみもいいとこだな。」
「今ではそう思う。でもその当時の私はひどく落ち込んじゃってね…。」
女の私はこのデッキを使っちゃいけないの…?と思い悩んでしばらくデュエルをしなくなってしまった。そんな時に小鳥ちゃんが遊馬くんを連れてきてくれた。小鳥ちゃんが遊馬くんに私の話をして私のデッキに興味を持ちデュエルしたくなったそう。
「遊馬らしいな。」
「だよね。最初はデュエルする気はなかったんだけど…。」
遊馬くんがどうしても私のデッキが見たい!とせがむので押しに弱い私はデュエルすることになった。その当時の遊馬くんとのデュエルは勝つことができた。
「あの時の遊馬くん、すっごい楽しそうにデュエルしてくれたんだよね。キラキラしてた。」
「…今でも変わらないだろう。」
「そうだよね。」
遊馬くんはお前スッゲェな!!そのカードもめちゃくちゃカッケェ!!と褒めてくれたので逆に私が戸惑ってしまった。
「女の私がこんなデッキ使ってても変だって思わないの?」
「別にいいじゃん。オレだってガガガガールとか使う時あるし!そんなん気にしてデュエルしないのスッゲェ勿体ないぜ!本当に楽しかった!今日はありがとなスミレ!」
目から鱗が落ちたようなそんな気分だった。お礼を言うのはこちらのほうだった。それ以来私は誰に何を言われようと星因士デッキを使い続けると決めたのだ。
「君がそんな辛い目にあっていたとは…。」
「ぜ、全然だよ!むしろせっかくドルベがくれたカードだったのに使わない時期があって申し訳なかったというか…。」
ドルベはしばらく無言になってしまった。つまらない話を聞かせてしまったからかな…と私は慌てて何か楽しい話題を…と考えていた時だった。
「スミレが辛い時に私は側にいられなくて…すまなかった。」
「ドルベが謝ることじゃないよ!…これからはずっと一緒にいられるでしょ?」
「…それもそうだな。」
二人で顔を見合わせて笑っていると私の家に到着していたのでドルベとは別れた。部屋に入ってから自分の最後の発言を思い出し枕に顔を埋めるのだった…。
「…ない。…ない。一体どこに…?」
「ギラグ?どうしたの?」
「うお!!…ってなんだスミレかよ。おどかすなよ。」
「ご、ごめん…。何してたの?」
「…お前、さなぎちゃんのキーホルダーを見てないか?」
さなぎちゃんって、あの人気アイドル蝶野さなぎちゃんのことだろうか。私は詳しくは知らないけれど、そういえばギラグはさなぎちゃんのファンなんだったっけ。(アリトから前に聞いたことがある)
「うーん…見た覚えはないかなぁ。それを探してるの?」
「あぁ。どっかで落としちまったようでな。もし見つけたら教えてくれよ。」
「…わかった。」
ギラグはキーホルダー探しを再開したのかまたしゃがみ込んで周囲を見渡していた。ギラグの寂しそうな後ろ姿を見ていると放っておくことはできないな…。とりあえず私はDゲイザーを探してドルベに連絡して、ちょっと遅れることを伝えようと思っていたらDゲイザーの着信音が響いた。
音の発生源を辿ると私の机から聴こえている。探してみると引き出しの中からDゲイザーを発見できた。着信相手にドルベの名前が表示されていたので電話に出る。
「スミレ、何かあったのか?」
「ごめん、ドルベ。Dゲイザーを教室に忘れちゃって取りに行ってたの。」
「それならいいが…。」
どうやらドルベは私がなかなか来ないから心配になって電話をくれたみたいだった。
「…待たせてしまって更に申し訳ないんだけど、もう少し遅くなっても大丈夫?」
「構わないが…。どうした?」
「ギラグが落とし物を探してるみたいだから手伝ってあげたいの。」
「それならばスミレ、職員室には行ってみたか?」
「職員室…?あ、そっか!ちょっと行ってみる!ありがとうドルベ!」
Dゲイザーを切ってから私はギラグと共に教室を出て職員室へと向かう。
「落とし物箱か…。届いてるとは思わねぇが…。」
「親切な人が拾ってくれて届けてるかもしれないでしょう?」
「そんな奴がいるかぁ?」
ギラグは半信半疑で落とし物箱を確認していた。他の落とし物に紛れて最初は無いかと思ったけれど、よーく確認してみたら確かにそこにさなぎちゃんのキーホルダーがあった。
「あった!これだ!」
「よかったね!ギラグ!」
「ありがとよ!お前のおかげだぜ!」
「ううん、ドルベがアドバイスくれたから。お礼を言うならドルベに言っておいて。」
ギラグは私に大袈裟に感謝しながらさなぎちゃんのキーホルダーをポケットに閉まった。…違和感を覚えた私はつい尋ねてしまった。
「鞄につけないの?」
「俺みたいな大男がこんな可愛いのを着けていたら変だろ?」
「変じゃないよ!!!」
自分でも思った以上の声が出てしまい、ギラグを驚かせてしまった。
「お前、そんな大きな声出せたのか。」
「ご、ごめん…。せっかくの可愛いキーホルダーなんだから堂々と持ってたほうがさなぎちゃんも喜ぶんじゃないかなーって。…それに誰に何を言われようと気にする必要はないと思うよ。言わせとけばいいんだよ。」
「スミレの言うことも一理あるか…。」
ギラグはポケットからキーホルダーを取り出して鞄に付けていた。
「…じゃあオレは邪魔にならねぇように先に帰るわ。」
「えっ。」
ギラグの視線を追って後ろを振り向くとドルベが立っていて驚いた。いつからいたんだろうか…。ギラグが私たちの横を通り過ぎて行った後にドルベが呟いた。
「…意外だったな。」
「何が?」
「さっきの話だ。スミレはギラグと同じ考えかと思っていた。」
キーホルダーのくだりをドルベは聞いていたらしい。聞かれてたと思うと少し恥ずかしいな…。私達は隣を並んで歩きながら話を進める。
「ドルベの言う通り、昔はそうだったよ。」
「何かきっかけがあったのか?」
「うん。まぁちょっとね…。」
「良ければ聞かせてくれ。」
「わかった。結構前の話なんだけど…。」
思い出しながら話し始める。私が使っているデッキはドルベがくれた星因士デッキ。昔とある男の子とこのデッキを使ってデュエルをして私が勝ったんだけど、その子が女の癖に男みたいなデッキ使いやがって…と吐き捨てるように言ったのだ。
「…負け惜しみもいいとこだな。」
「今ではそう思う。でもその当時の私はひどく落ち込んじゃってね…。」
女の私はこのデッキを使っちゃいけないの…?と思い悩んでしばらくデュエルをしなくなってしまった。そんな時に小鳥ちゃんが遊馬くんを連れてきてくれた。小鳥ちゃんが遊馬くんに私の話をして私のデッキに興味を持ちデュエルしたくなったそう。
「遊馬らしいな。」
「だよね。最初はデュエルする気はなかったんだけど…。」
遊馬くんがどうしても私のデッキが見たい!とせがむので押しに弱い私はデュエルすることになった。その当時の遊馬くんとのデュエルは勝つことができた。
「あの時の遊馬くん、すっごい楽しそうにデュエルしてくれたんだよね。キラキラしてた。」
「…今でも変わらないだろう。」
「そうだよね。」
遊馬くんはお前スッゲェな!!そのカードもめちゃくちゃカッケェ!!と褒めてくれたので逆に私が戸惑ってしまった。
「女の私がこんなデッキ使ってても変だって思わないの?」
「別にいいじゃん。オレだってガガガガールとか使う時あるし!そんなん気にしてデュエルしないのスッゲェ勿体ないぜ!本当に楽しかった!今日はありがとなスミレ!」
目から鱗が落ちたようなそんな気分だった。お礼を言うのはこちらのほうだった。それ以来私は誰に何を言われようと星因士デッキを使い続けると決めたのだ。
「君がそんな辛い目にあっていたとは…。」
「ぜ、全然だよ!むしろせっかくドルベがくれたカードだったのに使わない時期があって申し訳なかったというか…。」
ドルベはしばらく無言になってしまった。つまらない話を聞かせてしまったからかな…と私は慌てて何か楽しい話題を…と考えていた時だった。
「スミレが辛い時に私は側にいられなくて…すまなかった。」
「ドルベが謝ることじゃないよ!…これからはずっと一緒にいられるでしょ?」
「…それもそうだな。」
二人で顔を見合わせて笑っていると私の家に到着していたのでドルベとは別れた。部屋に入ってから自分の最後の発言を思い出し枕に顔を埋めるのだった…。