本編
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移動教室で歩いている時に見かけた見覚えのある小さな背中。そしてその視線の先にいるのはドルベと女子生徒。制服の色がドルベと同じだから恐らくアイツのクラスメイトだろう。あぁまたか。とオレは思う。バリアン世界でもたまにあった光景だった。
「よぉ!スミレ。」
「あ、アリト!どうしたの?私に用事?」
「ちげぇよ。オレはお前に用事はねぇよ。」
オレはドルベの方へと視線を向けるとバレてたか…と苦笑するスミレ。
「ドルベに用事があったんだろ?話しかけなくていいのか?」
「いいよ。クラスメイトと話してるみたいだし。たまたま見かけただけだし、お邪魔しちゃ悪いし。」
「遠慮すんなって。」
オレは思いっきり息を吸い込んでからドルベに向かって声を張り上げた。
「ドルベ!!!スミレがお前を呼んでいるぜ!!!」
「アリト!?」
オレが叫び出したのを見てオロオロし始めるスミレ。別に悪いことをしたわけでもないから、オロオロする必要はないんだかな…。
こちらに気づいたドルベが会話を切り上げて向かってくる。ど、どうしようと目で訴えかけてくるスミレ。
「アリト…。そんな大声で呼ばなくても聞こえている。」
「悪ぃ。この方が手っ取り早いかと思って。」
「…次からは気をつけてくれ。スミレ、私に用事があったようだが。」
「あっ…えっと…その…」
会話を用意してなかったんだろう。しどろもどろになっているスミレ。しょうがないからオレがフォローすることにした。
「ドルベと今日一緒に帰りたいんだとよ。」
「えっ、あ、そうそう!今日は私も委員会ないからどうかなって!」
「大丈夫だ。…まさか君から誘ってくれるとはな。」
「よ、よかった。」
「もう少し話していたいが、そろそろ授業が始まるな。ではまた放課後に。」
「うん」
ドルベはオレ達に背を向けて歩き出したが、何かを思い出したようにこちらを振り返った。
「スミレ、私のことは気軽に呼んでくれて構わないからな。」
「わ、わかった。」
そう言って今度こそ帰っていった。ドルベが見えなくなってからスミレはこちらに向き直る。
「あんなに大きな声を出したら目立っちゃうでしょう!」
「いいじゃねぇか。一緒に帰る約束ができたんだし。」
「…そうだけど。」
「オレ達も戻らないと遅刻になるぜ。」
「あ…!次からはやめてね!」
「へいへい。」
オレは教室に向かいながらバリアンだった頃を思い出していた。ドルベに話しかけたそうにしていたスミレだったが、ドルベがナッシュやミザエル達と話していたために話しかけられずに様子を伺っていた。
だからその時もオレがドルベを呼んでやった。ドルベはすぐに話を切り上げてこちらへと向かってきてスミレの話を聞いていた。確かその時スミレは自分で調整していたデッキをドルベに見てもらっていた。
…スミレ、ドルベはきっとお前が呼びかければどこへだってすぐに駆けつけるだろう。それだけお前はアイツにとっては特別なんだよ。スミレはいつになったらそれに気づくんだろうな。…オレが教えるのは野暮だからオレからはスミレには言わないでおく。
「よぉ!スミレ。」
「あ、アリト!どうしたの?私に用事?」
「ちげぇよ。オレはお前に用事はねぇよ。」
オレはドルベの方へと視線を向けるとバレてたか…と苦笑するスミレ。
「ドルベに用事があったんだろ?話しかけなくていいのか?」
「いいよ。クラスメイトと話してるみたいだし。たまたま見かけただけだし、お邪魔しちゃ悪いし。」
「遠慮すんなって。」
オレは思いっきり息を吸い込んでからドルベに向かって声を張り上げた。
「ドルベ!!!スミレがお前を呼んでいるぜ!!!」
「アリト!?」
オレが叫び出したのを見てオロオロし始めるスミレ。別に悪いことをしたわけでもないから、オロオロする必要はないんだかな…。
こちらに気づいたドルベが会話を切り上げて向かってくる。ど、どうしようと目で訴えかけてくるスミレ。
「アリト…。そんな大声で呼ばなくても聞こえている。」
「悪ぃ。この方が手っ取り早いかと思って。」
「…次からは気をつけてくれ。スミレ、私に用事があったようだが。」
「あっ…えっと…その…」
会話を用意してなかったんだろう。しどろもどろになっているスミレ。しょうがないからオレがフォローすることにした。
「ドルベと今日一緒に帰りたいんだとよ。」
「えっ、あ、そうそう!今日は私も委員会ないからどうかなって!」
「大丈夫だ。…まさか君から誘ってくれるとはな。」
「よ、よかった。」
「もう少し話していたいが、そろそろ授業が始まるな。ではまた放課後に。」
「うん」
ドルベはオレ達に背を向けて歩き出したが、何かを思い出したようにこちらを振り返った。
「スミレ、私のことは気軽に呼んでくれて構わないからな。」
「わ、わかった。」
そう言って今度こそ帰っていった。ドルベが見えなくなってからスミレはこちらに向き直る。
「あんなに大きな声を出したら目立っちゃうでしょう!」
「いいじゃねぇか。一緒に帰る約束ができたんだし。」
「…そうだけど。」
「オレ達も戻らないと遅刻になるぜ。」
「あ…!次からはやめてね!」
「へいへい。」
オレは教室に向かいながらバリアンだった頃を思い出していた。ドルベに話しかけたそうにしていたスミレだったが、ドルベがナッシュやミザエル達と話していたために話しかけられずに様子を伺っていた。
だからその時もオレがドルベを呼んでやった。ドルベはすぐに話を切り上げてこちらへと向かってきてスミレの話を聞いていた。確かその時スミレは自分で調整していたデッキをドルベに見てもらっていた。
…スミレ、ドルベはきっとお前が呼びかければどこへだってすぐに駆けつけるだろう。それだけお前はアイツにとっては特別なんだよ。スミレはいつになったらそれに気づくんだろうな。…オレが教えるのは野暮だからオレからはスミレには言わないでおく。