にゃんこバージルのお食事タイム
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「うーん、そうなるとバージルのご飯は何がいいかしら??」
欧米人の食事よくわっかりましぇーん!
降参だ、とばかりに手をあげる夢。
そんな夢にダンテは苦笑して助言した。
「ネコまんまでもだしてやれよ」
ネコと言えば確かにネコまんまだ。
ご飯にかつおぶしをたっぷりかけて醤油を一回しするだけの簡単な料理である。
でもまた「俺はネコじゃない!」と言われても困る。
しかしネコまんまは人間が食べても不味くはない、むしろ美味しい物に入る。
試しに出してみることにして器にご飯を盛る。
「あ」
「どうした?」
乾物入れにかつおぶしのストックが見当たらない。
昨日の夕食に全部使い切ってしまったようだ。
「ちょうど切らしててないみたい……買い忘れちゃった」
仕方ないと諦め、冷蔵庫を覗く。
今夜のおかずとしてさきほど買ってきた刺身と昨夜の肉じゃがとお浸しが目に映る。
「お刺身……いってみる?」
「生魚か……塩辛の二の舞にはならんだろうな」
不審そうな表情で夢の手元を窺う。
「大丈夫じゃないかな……多分」
鉄火丼のようにご飯の上に少しだけ醤油をつけたマグロを乗せていく。
それは誰の目にも艶々して美味しそうに見えた。
「美味そうじゃん」
「ダンテも食べる?」
「オレはいいや」
ダンテはやはりピザがいいのか、やんわりと断った。
「あとは残り物の肉じゃがしかないや。玉ねぎを一応抜いて、と……」
「玉ねぎ?わざわざ抜くのか?」
「塩辛の前例があるから」
肉とじゃがいもの間に入りこんだ玉ねぎをちまちまと取り除いていく。
「オレはなに食べても大丈夫だけどなー」
ダンテの呟きに夢は二度見した。
「え?……え!?(°∀°;)」
「え、当たり前じゃん。だってオレ達半魔だぜ?」
ダンテの胃袋恐るべし……。
「ネコの姿をしているのに何ともないとは……」
バージルも驚きを隠せなかった。
「ダンテは頭や味覚だけじゃなく、胃袋もバカなようだ」
「バカっていうか、筋肉?」
食事が用意できた。
夢はバージルの揃った食事を見てつい笑ってしまった。
ここはどこぞの和食レストランですか?
「純和食になっちゃったよ……鉄火丼定食みたいな?」
「大●屋かよ!ヾ(°∀°)」
バージルは気にせず、ようやくの食事にありついた。
一口食べて目を見開く。
<●><●>カッ!
「美味い!日本食美味い!
さすが闇魔刀の故郷!この醤油の付け具合、しょっぱすぎず、足らなさすぎず申し分ない。
そしてこのマグロ……貴様、大間のマグロだなッ!これを作ったのは誰だ!!(゚Д゚*)」
コメントがどこの海原雄山状態である。
「そんなのあたしに決まってるでしょうが。つか、大間のマグロよく知ってたね」
「多分2525動画でマグロ食●たいを見てたからだと思うぜ」
「この分だと肉じゃがも期待出来そうだ……」
鉄火丼もどきをかきこんだバージルは続いてサブのおかずにとりかかった。
「美味い!(*・∀・*)」
テーテッテッテー♪
ねるねるねるねの曲が聞こえた気がする。
「よし!レシピをよこせ!元の世界に戻ったら作る!」
バージルは鼻息荒く、奮起している。
「ふーん、バージル料理出来るんだ」
突っ込むところそこじゃねぇだろ。
「お前戻ったら魔界じゃんか。
人間界に戻ってくるわけ?それとも魔界に材料あるのかよ」
確かにそうだ。
そもそも魔界に材料があるとは考えにくい。
「しまった、俺としたことがorz」
「いっそのこと魔界にいるのやめちゃえば?」
ちょっと、いや、かなりDMCの1のゲーム内容変わるけどいい方向に変わるよきっと!
そう。
バージルはピザ以外が食べたい、その一言が言えなかっただけなのだ。
「一言が足りないっつーかなんつうか……人生素直に生きた方がラクだぜ?」
ツンデレなんて今時流行らねーぜ!
わかってはいるのだが、それでもそのスタンスをやめられない。
これがバージルの性分なのだ。
「うるさいぞダンテ」
「でもね、バージル。
気持ちは言わなきゃ伝わらないんだよ、それが双子でも誰でもね」
それもよくわかっている。
図星なためバージルは黙りこくった。
「あ、もちろんテレパシーが使えるならいいけど」
「「半魔でもそれはない」」
ダンテとバージルは同じタイミングできっぱり否定した。
「取りあえず、考えておく」
このあとから気持ちを言葉にしようと、鏡で四苦八苦しながら練習しているバージルがたまに見られるようになったとかならなかったとか。
●あとがき
外国の友人達はことごとく納豆キライみたいです。匂いがダメって言ってました。
納豆ピザは、意外と美味しいですよ。ウチはネギと海苔と醤油マヨあたりで作ります。
あと着メロがちょっとアレな曲ですね、スミマセン(^q^)
欧米人の食事よくわっかりましぇーん!
降参だ、とばかりに手をあげる夢。
そんな夢にダンテは苦笑して助言した。
「ネコまんまでもだしてやれよ」
ネコと言えば確かにネコまんまだ。
ご飯にかつおぶしをたっぷりかけて醤油を一回しするだけの簡単な料理である。
でもまた「俺はネコじゃない!」と言われても困る。
しかしネコまんまは人間が食べても不味くはない、むしろ美味しい物に入る。
試しに出してみることにして器にご飯を盛る。
「あ」
「どうした?」
乾物入れにかつおぶしのストックが見当たらない。
昨日の夕食に全部使い切ってしまったようだ。
「ちょうど切らしててないみたい……買い忘れちゃった」
仕方ないと諦め、冷蔵庫を覗く。
今夜のおかずとしてさきほど買ってきた刺身と昨夜の肉じゃがとお浸しが目に映る。
「お刺身……いってみる?」
「生魚か……塩辛の二の舞にはならんだろうな」
不審そうな表情で夢の手元を窺う。
「大丈夫じゃないかな……多分」
鉄火丼のようにご飯の上に少しだけ醤油をつけたマグロを乗せていく。
それは誰の目にも艶々して美味しそうに見えた。
「美味そうじゃん」
「ダンテも食べる?」
「オレはいいや」
ダンテはやはりピザがいいのか、やんわりと断った。
「あとは残り物の肉じゃがしかないや。玉ねぎを一応抜いて、と……」
「玉ねぎ?わざわざ抜くのか?」
「塩辛の前例があるから」
肉とじゃがいもの間に入りこんだ玉ねぎをちまちまと取り除いていく。
「オレはなに食べても大丈夫だけどなー」
ダンテの呟きに夢は二度見した。
「え?……え!?(°∀°;)」
「え、当たり前じゃん。だってオレ達半魔だぜ?」
ダンテの胃袋恐るべし……。
「ネコの姿をしているのに何ともないとは……」
バージルも驚きを隠せなかった。
「ダンテは頭や味覚だけじゃなく、胃袋もバカなようだ」
「バカっていうか、筋肉?」
食事が用意できた。
夢はバージルの揃った食事を見てつい笑ってしまった。
ここはどこぞの和食レストランですか?
「純和食になっちゃったよ……鉄火丼定食みたいな?」
「大●屋かよ!ヾ(°∀°)」
バージルは気にせず、ようやくの食事にありついた。
一口食べて目を見開く。
<●><●>カッ!
「美味い!日本食美味い!
さすが闇魔刀の故郷!この醤油の付け具合、しょっぱすぎず、足らなさすぎず申し分ない。
そしてこのマグロ……貴様、大間のマグロだなッ!これを作ったのは誰だ!!(゚Д゚*)」
コメントがどこの海原雄山状態である。
「そんなのあたしに決まってるでしょうが。つか、大間のマグロよく知ってたね」
「多分2525動画でマグロ食●たいを見てたからだと思うぜ」
「この分だと肉じゃがも期待出来そうだ……」
鉄火丼もどきをかきこんだバージルは続いてサブのおかずにとりかかった。
「美味い!(*・∀・*)」
テーテッテッテー♪
ねるねるねるねの曲が聞こえた気がする。
「よし!レシピをよこせ!元の世界に戻ったら作る!」
バージルは鼻息荒く、奮起している。
「ふーん、バージル料理出来るんだ」
突っ込むところそこじゃねぇだろ。
「お前戻ったら魔界じゃんか。
人間界に戻ってくるわけ?それとも魔界に材料あるのかよ」
確かにそうだ。
そもそも魔界に材料があるとは考えにくい。
「しまった、俺としたことがorz」
「いっそのこと魔界にいるのやめちゃえば?」
ちょっと、いや、かなりDMCの1のゲーム内容変わるけどいい方向に変わるよきっと!
そう。
バージルはピザ以外が食べたい、その一言が言えなかっただけなのだ。
「一言が足りないっつーかなんつうか……人生素直に生きた方がラクだぜ?」
ツンデレなんて今時流行らねーぜ!
わかってはいるのだが、それでもそのスタンスをやめられない。
これがバージルの性分なのだ。
「うるさいぞダンテ」
「でもね、バージル。
気持ちは言わなきゃ伝わらないんだよ、それが双子でも誰でもね」
それもよくわかっている。
図星なためバージルは黙りこくった。
「あ、もちろんテレパシーが使えるならいいけど」
「「半魔でもそれはない」」
ダンテとバージルは同じタイミングできっぱり否定した。
「取りあえず、考えておく」
このあとから気持ちを言葉にしようと、鏡で四苦八苦しながら練習しているバージルがたまに見られるようになったとかならなかったとか。
●あとがき
外国の友人達はことごとく納豆キライみたいです。匂いがダメって言ってました。
納豆ピザは、意外と美味しいですよ。ウチはネギと海苔と醤油マヨあたりで作ります。
あと着メロがちょっとアレな曲ですね、スミマセン(^q^)
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