5.好きだからだけど?
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それから夢達は散らばったクラッカーの残骸や落ちた食べカス等を、両親の帰ってくる前に片付けるべく動いた。
まだ散らかったリビングルームを見られるだけならばいい、問題は酒の空き缶である。
見られてはマズイ。
まさかダンテ達ネコが飲んだ、とは言ったところで信じてもらえないだろう。
確実に夢が疑われること間違いなしだ。
おかげか、両親がいちゃいちゃしながら帰ってくる頃にはいつも通りのリビングルームになり、夢もダンテ達も風呂に入って就寝前のような状態にまでなることが出来た。
「ただいまー(*^∀^*)/」
歌など歌って上機嫌な母親とそれを支えながらニコニコと笑顔な父親が帰ってきた。
「おかえりなさい」
父親が母親とは別に抱えている荷物を受け取りながら、夢は苦笑して迎えた。
リビングに座って一息入れている両親に、夢はミネラルウォーターを渡しながらダンテ達のことを打ち明けた。
その周りにはちょこんと行儀のいいダンテ達が座っている。
「ネコなんだけどさ、三匹とも人にあげることになったよ」
実を言うと家族には、一時的に保護しているだけと説明してあったのだ。
里親が見つかったと伝えれば、了承の返事が返ってきた。
「いいのか?可愛がってただろうに」
「そうね、そのまま飼ってもいいのに……あら、それにしてもお酒の匂いがするような」
母親がすんすんと鼻を動かして匂いをチェックしている。
夢は内心冷や汗をかいた。
「気のせいだよ、匂いしないでしょ?」
ダンテ達を離れたところに行くよう指示し、母に呼気を嗅いでもらい自分が飲酒してないことをアピールした。
「お酒飲んだのは自分でしょうが」
「あらやだ、お酒飲んできたのばれた?(>ω<*)ゞテヘペロ」
「そんだけ赤い顔してふらふらしてたらばればれだよ」
「父さんは飲んでないぞ、運転手だからな!」
父親が胸を張って答える。
威張らないで欲しい、飲酒運転はダメ、絶対!なのだから……。
「お風呂沸いてるから早く入って寝てよ?おやすみ~」
ため息を吐いて言い残し夢は後ろ手を振って夜のあいさつを告げ、ダンテ達と共に自室へ上がった。
懐かしい、部屋についた途端ダンテがこぼした。
「オレの家族もあんなだった」
「フン、羽目を外すのは決まってスパーダ……親父だったがな」
「夢んちみたいに仲の良い夫婦だったんだぜ」
昔を懐古するように目を閉じて2人は想いを馳せる。
「……(I-I)」
夢がふとネロを見ると何も言えずただじっと黙っていた。
そうだった。
ネロは孤児院育ちで両親を知らない。
……父親なら目の前にいるけど言うわけにもいかないだろうし。
「ネロにはキリエがいるじゃない!・゚・(ノД`)ウワァァン」
夢はネロのことを思うと胸がいっぱいになり、思わず抱き締めた。
あまりの力強いハグにネロの腹の底から声がでる。
「何も言ってねーよ!(゚Д゚#)」
あまりのウザさ故、夢にバスターするところであった。
***
両親はすぐに寝静まったようで、階下からは何も聞こえてこない。
夢達はそれを待っていたと言うかのようにw●iを立ち上げた。
やるのはバ●オ4である。
おい、そこはDMCだろ?とダンテ達は突っ込みたくなった。
だが化け物やゾンビをバンバン狩るゲームということで、自分達と共通するものを感じwktkしながら始めた。
夜中までベオの広い毛皮を背もたれ代わりに、クーラーで冷やされた暗い部屋でホラゲわいわい、である。
ゲームのお供はポテチとコーラという最強タッグだ、後で絶対太る。
時に毛並みを逆立て、時に感嘆の声をあげながらダンテ達は夢のプレイに見入った。
「あたしの神操作を見よ!」
「やられまくってんじゃねーかよ\(--;)」
すかさずダンテがつっこみを入れる。
「お……おっぱいのペラペラソースって何だ?(〃ω〃)」
ネロは顔を赤らめながらそう聞いてきた。
やはりそういうものに興味はあるようだ、思春期の証だ。
だが、赤くなりながら言うなんてまだまだウブである。
夢とダンテはニヨニヨと顔を見合わせた。
「「おっぱいおっぱい!( ゚∀゚)o彡゚ 」」
「貴様ら、おっぱいを連呼するな!
ハァ、スペイン語のようだな。Vos voy a romper a pedazos……八つ裂きにしてやるとかバラバラにしてやるという意味だろう」
「さっすがバージル、本が唯一のお友達なだけはあるぜ」
「脳が筋肉の貴様には言われたくない」
こちらは大人なようでダンテのからかいにもさらっと対応している。
「何ィ、やるか?」
「望むところだ」
が、行き着く先はやはり兄弟喧嘩だった。
夢と、復活したネロは苦笑しながらそれを見た。
***
夜中になって一行は外へと出た。
満月が闇夜を明るく照らす、草木も眠る丑三つ時である。
魔の時間に一番近い時間帯であるこの時を待っていたのだ。
明るいが少し怖い。
口に出すと肩上のダンテが更にすりよって来た。
「また悪魔出たらってことか、大丈夫だよネロがいるから」
その言葉にネロも青い腕を出現させて頷いた。
「いや、丑の刻参りやってる人出てきそうで((((;´Д`)))」
そっちかよ!ダンテ達の思いは一つになった。
昼と違い肌寒く感じる程に涼しい、もうしばらくしたら夏も終わるだろう。
「もう少しでお祭とかあったのにね」
「祭?そりゃ残念だ」
「一緒に周りたかったな、林檎飴綿菓子かき氷に焼そば……」
挙げていくとキリがない。
「食べることばかりだな……」
バージルは呆れて呟いた。
「ダンテ達なら射的もいいね、きっと百発百中だよ」
ニコニコしながら夢は話した。
まだ散らかったリビングルームを見られるだけならばいい、問題は酒の空き缶である。
見られてはマズイ。
まさかダンテ達ネコが飲んだ、とは言ったところで信じてもらえないだろう。
確実に夢が疑われること間違いなしだ。
おかげか、両親がいちゃいちゃしながら帰ってくる頃にはいつも通りのリビングルームになり、夢もダンテ達も風呂に入って就寝前のような状態にまでなることが出来た。
「ただいまー(*^∀^*)/」
歌など歌って上機嫌な母親とそれを支えながらニコニコと笑顔な父親が帰ってきた。
「おかえりなさい」
父親が母親とは別に抱えている荷物を受け取りながら、夢は苦笑して迎えた。
リビングに座って一息入れている両親に、夢はミネラルウォーターを渡しながらダンテ達のことを打ち明けた。
その周りにはちょこんと行儀のいいダンテ達が座っている。
「ネコなんだけどさ、三匹とも人にあげることになったよ」
実を言うと家族には、一時的に保護しているだけと説明してあったのだ。
里親が見つかったと伝えれば、了承の返事が返ってきた。
「いいのか?可愛がってただろうに」
「そうね、そのまま飼ってもいいのに……あら、それにしてもお酒の匂いがするような」
母親がすんすんと鼻を動かして匂いをチェックしている。
夢は内心冷や汗をかいた。
「気のせいだよ、匂いしないでしょ?」
ダンテ達を離れたところに行くよう指示し、母に呼気を嗅いでもらい自分が飲酒してないことをアピールした。
「お酒飲んだのは自分でしょうが」
「あらやだ、お酒飲んできたのばれた?(>ω<*)ゞテヘペロ」
「そんだけ赤い顔してふらふらしてたらばればれだよ」
「父さんは飲んでないぞ、運転手だからな!」
父親が胸を張って答える。
威張らないで欲しい、飲酒運転はダメ、絶対!なのだから……。
「お風呂沸いてるから早く入って寝てよ?おやすみ~」
ため息を吐いて言い残し夢は後ろ手を振って夜のあいさつを告げ、ダンテ達と共に自室へ上がった。
懐かしい、部屋についた途端ダンテがこぼした。
「オレの家族もあんなだった」
「フン、羽目を外すのは決まってスパーダ……親父だったがな」
「夢んちみたいに仲の良い夫婦だったんだぜ」
昔を懐古するように目を閉じて2人は想いを馳せる。
「……(I-I)」
夢がふとネロを見ると何も言えずただじっと黙っていた。
そうだった。
ネロは孤児院育ちで両親を知らない。
……父親なら目の前にいるけど言うわけにもいかないだろうし。
「ネロにはキリエがいるじゃない!・゚・(ノД`)ウワァァン」
夢はネロのことを思うと胸がいっぱいになり、思わず抱き締めた。
あまりの力強いハグにネロの腹の底から声がでる。
「何も言ってねーよ!(゚Д゚#)」
あまりのウザさ故、夢にバスターするところであった。
***
両親はすぐに寝静まったようで、階下からは何も聞こえてこない。
夢達はそれを待っていたと言うかのようにw●iを立ち上げた。
やるのはバ●オ4である。
おい、そこはDMCだろ?とダンテ達は突っ込みたくなった。
だが化け物やゾンビをバンバン狩るゲームということで、自分達と共通するものを感じwktkしながら始めた。
夜中までベオの広い毛皮を背もたれ代わりに、クーラーで冷やされた暗い部屋でホラゲわいわい、である。
ゲームのお供はポテチとコーラという最強タッグだ、後で絶対太る。
時に毛並みを逆立て、時に感嘆の声をあげながらダンテ達は夢のプレイに見入った。
「あたしの神操作を見よ!」
「やられまくってんじゃねーかよ\(--;)」
すかさずダンテがつっこみを入れる。
「お……おっぱいのペラペラソースって何だ?(〃ω〃)」
ネロは顔を赤らめながらそう聞いてきた。
やはりそういうものに興味はあるようだ、思春期の証だ。
だが、赤くなりながら言うなんてまだまだウブである。
夢とダンテはニヨニヨと顔を見合わせた。
「「おっぱいおっぱい!( ゚∀゚)o彡゚ 」」
「貴様ら、おっぱいを連呼するな!
ハァ、スペイン語のようだな。Vos voy a romper a pedazos……八つ裂きにしてやるとかバラバラにしてやるという意味だろう」
「さっすがバージル、本が唯一のお友達なだけはあるぜ」
「脳が筋肉の貴様には言われたくない」
こちらは大人なようでダンテのからかいにもさらっと対応している。
「何ィ、やるか?」
「望むところだ」
が、行き着く先はやはり兄弟喧嘩だった。
夢と、復活したネロは苦笑しながらそれを見た。
***
夜中になって一行は外へと出た。
満月が闇夜を明るく照らす、草木も眠る丑三つ時である。
魔の時間に一番近い時間帯であるこの時を待っていたのだ。
明るいが少し怖い。
口に出すと肩上のダンテが更にすりよって来た。
「また悪魔出たらってことか、大丈夫だよネロがいるから」
その言葉にネロも青い腕を出現させて頷いた。
「いや、丑の刻参りやってる人出てきそうで((((;´Д`)))」
そっちかよ!ダンテ達の思いは一つになった。
昼と違い肌寒く感じる程に涼しい、もうしばらくしたら夏も終わるだろう。
「もう少しでお祭とかあったのにね」
「祭?そりゃ残念だ」
「一緒に周りたかったな、林檎飴綿菓子かき氷に焼そば……」
挙げていくとキリがない。
「食べることばかりだな……」
バージルは呆れて呟いた。
「ダンテ達なら射的もいいね、きっと百発百中だよ」
ニコニコしながら夢は話した。