3.もったいないからもらってやるよ
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ダンテ、バージルと一緒に過ごしているうちにわかったことがある。
バージルはダンテに比べ、よく眠るネコだったのだ。
ダンテが食べて体力と魔力を回復するタイプと断定すると、バージルはあまり食事をしない代わりに眠ることで回復しているタイプと言える。
彼は口癖が「……眠い」な上に、一度眠りに入ると持ち上げてもイタズラしても起きない。
ただ、寝ている間にイタズラをしていると起きたあとが少し恐ろしい。
なぜかすべてバレているのだ。
バージルよ、キミは寝ている間も第3の目を開けているというのか……なんという邪眼でしょう。
ダンテと何度も恐ろしい目にあいました。(*´∀`*)ゞイヤァ……
そんな彼は、いつも特等席で眠っている。
夢のひざの上である。
初日は夢のひざで寝こけていた自分をずいぶん恥じていたので、ひざに自分から乗ってくることなど期待できないと思っていた。
だがひざの上がお気に召したのか、最近では自分からやってくるのだった。
デレ期到来中!神様仏様スパーダ様ありがとうございます。
欲を言えばもとの姿でデレて欲し(ry
ところが幸せのさなかにいる夢とは正反対に、膝枕で眠るバージルをうらめしく見つめる者がいた。
もちろんダンテのことである。
いっそのことダンテも一緒に寝てしまえばいいと言ってはいるのだが、彼はムスーッとそっぽを向いてしまうだけなのだった。
じゃあダンテはどうしたいのだろう?
思春期の若者ってのはわかりづらくて繊細で困るねぇ┐(´~` )┌
こちらをたてればあちらがたたず……実ににめんどくさい。
そんなダンテをもてあましているせいか、彼らはバージルの起床と共に高確率で喧嘩になる。
寝起きで気が立っているバージルと、もはやただの嫉妬?なダンテ。
テメンニグルの時のようなDead or Aliveではなく、前と同じでネコ同士の喧嘩のようなもので最初は見ていて楽しかったりした。
だが、つまらないことで何度も喧嘩されるのは、いい加減見ていると飽きる。
「バージル、なんでテメェばっかりいい思いしてんだこの野郎!」
「黙れ、うるさい。この愚弟がッッ!」
キシャー!ギャー!
どったん、ばったん、ゴロゴロガリガリ、ドカーン。
「うわ、またやってるよ」
今度は一体何が原因で喧嘩してるのだろうか。
今はベオを盾として挟み、攻防戦を繰り広げているようだ。
「くぅん……」
かわいそうに、ベオはそれを迷惑そうにしてこちらに訴えている。
止めてくれ、主人……。
そんな幻聴が聞こえてくるようだ。
夢はため息をついて、もはや日課になりつつある仲裁に入った。
止めずにそのまま放置しているとほんの少しの差でバージルに軍配があがるのか、気づくとダンテが伸びていることが多い。
それはやり過ぎだと一発でわかる有り様だ。
だから夢は喧嘩が終結するのを待たない。
「もううんざり、いい加減にしなさい(#゚Д゚) ゴルァ!!」
仲裁、とは言っても喧嘩両成敗するわけではない。
バージル大好き人間の夢ではあるが、ここはやられにやられまくっているダンテの肩を持つような止め方をする。
ポイ、とマタタビをバージルに投げるだけ。
これが一番楽なのだ。
「貴様!すぐにそれを持ち出すのをやめろ!」
抗うことの難しい誘惑に、体が勝手にマタタビへと飛び付いてしまう。
こうしてすぐにマタタビを持ち出されるため、最近ではいつもダンテの勝利に終わる。
マタタビにじゃれつくバージルをニヤニヤと眺めるその視線がむかつく。
「くそ、今にみてろ愚弟が……(・ω・#)」
バージルはダンテに比べ、よく眠るネコだったのだ。
ダンテが食べて体力と魔力を回復するタイプと断定すると、バージルはあまり食事をしない代わりに眠ることで回復しているタイプと言える。
彼は口癖が「……眠い」な上に、一度眠りに入ると持ち上げてもイタズラしても起きない。
ただ、寝ている間にイタズラをしていると起きたあとが少し恐ろしい。
なぜかすべてバレているのだ。
バージルよ、キミは寝ている間も第3の目を開けているというのか……なんという邪眼でしょう。
ダンテと何度も恐ろしい目にあいました。(*´∀`*)ゞイヤァ……
そんな彼は、いつも特等席で眠っている。
夢のひざの上である。
初日は夢のひざで寝こけていた自分をずいぶん恥じていたので、ひざに自分から乗ってくることなど期待できないと思っていた。
だがひざの上がお気に召したのか、最近では自分からやってくるのだった。
デレ期到来中!神様仏様スパーダ様ありがとうございます。
欲を言えばもとの姿でデレて欲し(ry
ところが幸せのさなかにいる夢とは正反対に、膝枕で眠るバージルをうらめしく見つめる者がいた。
もちろんダンテのことである。
いっそのことダンテも一緒に寝てしまえばいいと言ってはいるのだが、彼はムスーッとそっぽを向いてしまうだけなのだった。
じゃあダンテはどうしたいのだろう?
思春期の若者ってのはわかりづらくて繊細で困るねぇ┐(´~` )┌
こちらをたてればあちらがたたず……実ににめんどくさい。
そんなダンテをもてあましているせいか、彼らはバージルの起床と共に高確率で喧嘩になる。
寝起きで気が立っているバージルと、もはやただの嫉妬?なダンテ。
テメンニグルの時のようなDead or Aliveではなく、前と同じでネコ同士の喧嘩のようなもので最初は見ていて楽しかったりした。
だが、つまらないことで何度も喧嘩されるのは、いい加減見ていると飽きる。
「バージル、なんでテメェばっかりいい思いしてんだこの野郎!」
「黙れ、うるさい。この愚弟がッッ!」
キシャー!ギャー!
どったん、ばったん、ゴロゴロガリガリ、ドカーン。
「うわ、またやってるよ」
今度は一体何が原因で喧嘩してるのだろうか。
今はベオを盾として挟み、攻防戦を繰り広げているようだ。
「くぅん……」
かわいそうに、ベオはそれを迷惑そうにしてこちらに訴えている。
止めてくれ、主人……。
そんな幻聴が聞こえてくるようだ。
夢はため息をついて、もはや日課になりつつある仲裁に入った。
止めずにそのまま放置しているとほんの少しの差でバージルに軍配があがるのか、気づくとダンテが伸びていることが多い。
それはやり過ぎだと一発でわかる有り様だ。
だから夢は喧嘩が終結するのを待たない。
「もううんざり、いい加減にしなさい(#゚Д゚) ゴルァ!!」
仲裁、とは言っても喧嘩両成敗するわけではない。
バージル大好き人間の夢ではあるが、ここはやられにやられまくっているダンテの肩を持つような止め方をする。
ポイ、とマタタビをバージルに投げるだけ。
これが一番楽なのだ。
「貴様!すぐにそれを持ち出すのをやめろ!」
抗うことの難しい誘惑に、体が勝手にマタタビへと飛び付いてしまう。
こうしてすぐにマタタビを持ち出されるため、最近ではいつもダンテの勝利に終わる。
マタタビにじゃれつくバージルをニヤニヤと眺めるその視線がむかつく。
「くそ、今にみてろ愚弟が……(・ω・#)」