Animal Knight
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「仲いいですね」
「なあ、リアラ」
「はい?」
呼ばれ、リアラが振り返ると、髭が尋ねた。
「さっき、自分の持ってた薔薇の花言葉を説明した時、一瞬ためらったろ。どうしてだ?」
その言葉にリアラは目を見開くと、苦笑する。
「…ダンテさんには敵いませんね」
そう言うと、リアラは手の中にある薔薇を持ち直す。
「言うのが恥ずかしかったんです」
「恥ずかしい?」
「白の薔薇にはもう一つ花言葉があるんです。こっちの方が知られているんでしょうけど…」
ためらいつつ、リアラは言った。
「『私はあなたにふさわしい』」
「!」
「こんなこと、思ったことないから言うのが恥ずかしくて…。好きでいてもらえるだけで嬉しいのに…」
頬を染め、恥ずかしそうに瞼を伏せるリアラに、髭は手を伸ばす。
「…リアラ」
「何です…んっ」
尋ね終わる前に、リアラの唇に髭の唇が重なる。
「んん、んっ…!」
「ん…」
普段しているキスではなく、長く、軽く舌を絡めるキスに、身体から力が抜けていく。
カクン、髭を折って座り込みそうになったリアラを髭が支える。
「な、何する…!」
「…合ってるだろ、その言葉」
「え…?」
こちらを見上げるリアラに、髭は笑いかける。
「俺はお前じゃなきゃだめだ。他の奴なんて要らない」
「ダ、ダンテさん…」
「これからも、傍にいてくれ」
真摯な瞳に見つめられ、リアラは真っ赤になりながら、こくりと頷く。
「私で、よければ…」
「お前だからいいんだって言ったろ?」
苦笑しながら、髭はリアラを抱き寄せる。リアラは髭に身体を預けると、髭を見上げて言った。
「ダンテさん、青い薔薇の花言葉って知ってます?」
「青の?」
「ええ」
頷き、リアラは池に視線を移す。色とりどりの薔薇の中に、一輪だけ青い薔薇が咲いている。
「青は『神の祝福』、『奇跡』。できる前は『不可能』、『ありえない』だったみたいですけど」
そう言い、リアラは髭を見上げる。
「私、神は信じないけれど、『奇跡』は信じられる気がするんです」
だって、ダンテさんと会えたから。
笑うリアラを、髭はぎゅっと抱きしめる。自らも腕を回し、リアラは続ける。
「大好きです、ダンテさん」
「ああ…」
端から見ても幸せそうな二人を、ディーヴァと若は物陰から見ていた。
「いい雰囲気だねぇ…」
「まあ、いいんじゃねぇの?いつもならあんなことできねーし」
そう言うと、若はディーヴァを抱き寄せ、額にキスをする。
「好きだぜ、ディーヴァ」
「あたしもだよ、ダンテ」
嬉しそうに笑うディーヴァを、若は一層強く抱きしめる。
その夜、リアラの部屋には赤と白の薔薇、ディーヴァの部屋には赤とピンクの薔薇が飾られた。
小さなガラスの花瓶に差された二輪は、それぞれの恋人達のように寄り添っていた。
「なあ、リアラ」
「はい?」
呼ばれ、リアラが振り返ると、髭が尋ねた。
「さっき、自分の持ってた薔薇の花言葉を説明した時、一瞬ためらったろ。どうしてだ?」
その言葉にリアラは目を見開くと、苦笑する。
「…ダンテさんには敵いませんね」
そう言うと、リアラは手の中にある薔薇を持ち直す。
「言うのが恥ずかしかったんです」
「恥ずかしい?」
「白の薔薇にはもう一つ花言葉があるんです。こっちの方が知られているんでしょうけど…」
ためらいつつ、リアラは言った。
「『私はあなたにふさわしい』」
「!」
「こんなこと、思ったことないから言うのが恥ずかしくて…。好きでいてもらえるだけで嬉しいのに…」
頬を染め、恥ずかしそうに瞼を伏せるリアラに、髭は手を伸ばす。
「…リアラ」
「何です…んっ」
尋ね終わる前に、リアラの唇に髭の唇が重なる。
「んん、んっ…!」
「ん…」
普段しているキスではなく、長く、軽く舌を絡めるキスに、身体から力が抜けていく。
カクン、髭を折って座り込みそうになったリアラを髭が支える。
「な、何する…!」
「…合ってるだろ、その言葉」
「え…?」
こちらを見上げるリアラに、髭は笑いかける。
「俺はお前じゃなきゃだめだ。他の奴なんて要らない」
「ダ、ダンテさん…」
「これからも、傍にいてくれ」
真摯な瞳に見つめられ、リアラは真っ赤になりながら、こくりと頷く。
「私で、よければ…」
「お前だからいいんだって言ったろ?」
苦笑しながら、髭はリアラを抱き寄せる。リアラは髭に身体を預けると、髭を見上げて言った。
「ダンテさん、青い薔薇の花言葉って知ってます?」
「青の?」
「ええ」
頷き、リアラは池に視線を移す。色とりどりの薔薇の中に、一輪だけ青い薔薇が咲いている。
「青は『神の祝福』、『奇跡』。できる前は『不可能』、『ありえない』だったみたいですけど」
そう言い、リアラは髭を見上げる。
「私、神は信じないけれど、『奇跡』は信じられる気がするんです」
だって、ダンテさんと会えたから。
笑うリアラを、髭はぎゅっと抱きしめる。自らも腕を回し、リアラは続ける。
「大好きです、ダンテさん」
「ああ…」
端から見ても幸せそうな二人を、ディーヴァと若は物陰から見ていた。
「いい雰囲気だねぇ…」
「まあ、いいんじゃねぇの?いつもならあんなことできねーし」
そう言うと、若はディーヴァを抱き寄せ、額にキスをする。
「好きだぜ、ディーヴァ」
「あたしもだよ、ダンテ」
嬉しそうに笑うディーヴァを、若は一層強く抱きしめる。
その夜、リアラの部屋には赤と白の薔薇、ディーヴァの部屋には赤とピンクの薔薇が飾られた。
小さなガラスの花瓶に差された二輪は、それぞれの恋人達のように寄り添っていた。
