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窓一枚隔てた外はきっと寒い風が吹きすさぶ最中。
異様に強くて暖かな日差しに真っ白なお腹をさらして床に寝ころぶシャティを見つけた。
あまりにも無防備なその姿。
沸々と湧いてくる悪戯心を抑えきれず、おもむろに掃除機でつついてみる。
「ほら、シャティ。
早くどかないとモップにしちゃうよ!」
「む…。
すまぬがもう少し寝かせてはくれぬか?
昨晩はダンテとネロの話に付き合わされてあまり寝ておらぬのだが…。」
「そうだったの?
…起こしてごめんね。
でも今から掃除機をかけたいの。
プレールームの方が空いてるから、あっちで寝ててくれるかな?」
「……わかった。」
のろのろ起き上がったシャティはぐっと背を伸ばして大欠伸。
長い尻尾をヘタリと垂らして、プレールームの方へと足音を立てながら歩いていった。
あの様子では相当長い時間付き合わされた様で、ちょっと悪く思いながら掃除を再開する。
昨晩はダンテとネロが。
とシャティが言っていたけれど、その通り。
遊びに来たというダンテが昨日ここに泊っていったのだ。
因みに今はもういない。
朝食をとって早々に『帰る、押しかけて悪かった。』とネロと私に告げて帰ってしまったから。
更に言えば、ネロもいない。
見送りついでにダンテの事務所方面で仕事が入ったからと出掛けてしまった。
つまるところ現状を簡単に説明すると、一人と一匹でお留守番の上掃除中というわけ。
「何、お話してたんだろ。」
きっと勉強熱心なネロの事、話すとすれば大抵悪魔関係のことなのだろうけど。
やっぱり話の相手があのダンテなのだから…変なことを話していたんじゃないかと少しは心配になる。
でもまぁ、ネロに限ってそんなことはないだろうと信用を厚くしたところで
テーブルに無造作に置いてある数本の酒瓶とグラスに手を伸ばした時だった。
「…DVD?」
タイトルはない。
ケースはダビング用DVDのシンプルなもの。
何か、ちょっと怪しさの漂うDVDが数枚放置されていた。
見覚えのないDVD。
中身について何も言及されていないそれは非常に絶妙な魔力を秘めている。
その魔力の名は『見るなのタブー』。
「こんなところにおいてあるんだもの……いいよね?」
好奇心に負けて適当にとった一枚をプレイヤーにいれた。
間髪いれずにすぐさま再生ボタンを押し、TV画面を見上げて映像が流れるのを待つ。
するとほんの数秒後、唐突に映像が再生され始めた。
結果からいうと、DVDの中身は何のことはないとある廃墟を映した映像だった。
撮っているのは悪魔が出現する土地の地主らしく、彼はどこがどうなって、どういう被害を被っているのか、事細かに説明していた。
…そういえば、以前電話口でネロがダンテに悪魔に関する資料が手に入った、聞きたい事があるとか言っていなかっただろうか?
「熱心過ぎるよ。
少しくらい休んでも罰は当たらないのに…。」
掃除も残り酒瓶とグラスを片すくらいになってしまった今
暇にまかせて、面白くなくても見てしまうもので…。
早送りと再生のボタンを交互に押し、延々と続く物理的にも精神的にも暗い映像を流し見ていた。
ここでやめておけばよかったのに。
まさか後悔することになるなんて…。
それを知るのは、ボタン交互押しの動作を数回繰り返した後の事。
突然、一瞬にして映像が切り替わったのだ。
影が伸びて不気味な墓地の画が
真っ白く、明るい部屋の画へ。
悪魔に悩まされ、深刻そうな表情を浮かべ、始終暗い声を男性が
言葉では形容しずらい…ただ、快楽に潤む表情と、低くも高くもなく甘ったるい…聞いているこちらが恥ずかしくなる様な声を上げる女性へ。
「ひゃぁっ!!!?」
思わず、リモコンを投げた。
激しく床にたたきつけてしまったせいで、ガチャン!バラバラ!と大きな音が部屋中に響く。
でも、もっと大きな音が立てばよかったのに。
混乱し始めた頭を冷静にさせるにはそんな音じゃ全然足りない。
だって、目の前で流れているのは所謂…AVと呼ばれるもので…
そんなもの…初めて見たのだから。
異様に強くて暖かな日差しに真っ白なお腹をさらして床に寝ころぶシャティを見つけた。
あまりにも無防備なその姿。
沸々と湧いてくる悪戯心を抑えきれず、おもむろに掃除機でつついてみる。
「ほら、シャティ。
早くどかないとモップにしちゃうよ!」
「む…。
すまぬがもう少し寝かせてはくれぬか?
昨晩はダンテとネロの話に付き合わされてあまり寝ておらぬのだが…。」
「そうだったの?
…起こしてごめんね。
でも今から掃除機をかけたいの。
プレールームの方が空いてるから、あっちで寝ててくれるかな?」
「……わかった。」
のろのろ起き上がったシャティはぐっと背を伸ばして大欠伸。
長い尻尾をヘタリと垂らして、プレールームの方へと足音を立てながら歩いていった。
あの様子では相当長い時間付き合わされた様で、ちょっと悪く思いながら掃除を再開する。
昨晩はダンテとネロが。
とシャティが言っていたけれど、その通り。
遊びに来たというダンテが昨日ここに泊っていったのだ。
因みに今はもういない。
朝食をとって早々に『帰る、押しかけて悪かった。』とネロと私に告げて帰ってしまったから。
更に言えば、ネロもいない。
見送りついでにダンテの事務所方面で仕事が入ったからと出掛けてしまった。
つまるところ現状を簡単に説明すると、一人と一匹でお留守番の上掃除中というわけ。
「何、お話してたんだろ。」
きっと勉強熱心なネロの事、話すとすれば大抵悪魔関係のことなのだろうけど。
やっぱり話の相手があのダンテなのだから…変なことを話していたんじゃないかと少しは心配になる。
でもまぁ、ネロに限ってそんなことはないだろうと信用を厚くしたところで
テーブルに無造作に置いてある数本の酒瓶とグラスに手を伸ばした時だった。
「…DVD?」
タイトルはない。
ケースはダビング用DVDのシンプルなもの。
何か、ちょっと怪しさの漂うDVDが数枚放置されていた。
見覚えのないDVD。
中身について何も言及されていないそれは非常に絶妙な魔力を秘めている。
その魔力の名は『見るなのタブー』。
「こんなところにおいてあるんだもの……いいよね?」
好奇心に負けて適当にとった一枚をプレイヤーにいれた。
間髪いれずにすぐさま再生ボタンを押し、TV画面を見上げて映像が流れるのを待つ。
するとほんの数秒後、唐突に映像が再生され始めた。
結果からいうと、DVDの中身は何のことはないとある廃墟を映した映像だった。
撮っているのは悪魔が出現する土地の地主らしく、彼はどこがどうなって、どういう被害を被っているのか、事細かに説明していた。
…そういえば、以前電話口でネロがダンテに悪魔に関する資料が手に入った、聞きたい事があるとか言っていなかっただろうか?
「熱心過ぎるよ。
少しくらい休んでも罰は当たらないのに…。」
掃除も残り酒瓶とグラスを片すくらいになってしまった今
暇にまかせて、面白くなくても見てしまうもので…。
早送りと再生のボタンを交互に押し、延々と続く物理的にも精神的にも暗い映像を流し見ていた。
ここでやめておけばよかったのに。
まさか後悔することになるなんて…。
それを知るのは、ボタン交互押しの動作を数回繰り返した後の事。
突然、一瞬にして映像が切り替わったのだ。
影が伸びて不気味な墓地の画が
真っ白く、明るい部屋の画へ。
悪魔に悩まされ、深刻そうな表情を浮かべ、始終暗い声を男性が
言葉では形容しずらい…ただ、快楽に潤む表情と、低くも高くもなく甘ったるい…聞いているこちらが恥ずかしくなる様な声を上げる女性へ。
「ひゃぁっ!!!?」
思わず、リモコンを投げた。
激しく床にたたきつけてしまったせいで、ガチャン!バラバラ!と大きな音が部屋中に響く。
でも、もっと大きな音が立てばよかったのに。
混乱し始めた頭を冷静にさせるにはそんな音じゃ全然足りない。
だって、目の前で流れているのは所謂…AVと呼ばれるもので…
そんなもの…初めて見たのだから。