happy summer!
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ゛ー、あっちー」
姿を現したのは若だ。ドタドタと大きな音を立てながら二階から下りてくると、ネロとリアラのいるソファに近寄ってきた。
ネロは顔をしかめる。
「遅えよ。もう昼だぞ」
「いつものことだろ」
「まあ、いつもよりは早い方だよね」
「だろ?まあ、暑くて目が覚めただけだけどよ」
そう言うと、若はリアラの隣りに座る。寝ていた時の格好のままなのか、上半身裸の若にリアラの顔が赤くなる。
「若、せめてシャツ着てよ…」
「何だよ、照れてんのか?かわいいなリアラは」
リアラの反応に若は楽しそうに笑うと、彼女の後ろの背もたれに手を回す。
若がこの姿でいるのはこれが初めてではない。むしろ数えきれないくらい見ているから半ば諦めの気持ちはあるのだが、何度見ても慣れることはなく、見る度に指摘してしまう。とはいえ、他のダンテも風呂上がりや寝る時は上半身裸なので、若だけというわけではないのだが。
「あっちーな、どうにかなんねえのかよ」
「だったら、クーラーやら扇風機やら涼しくなるもの買ってこいよ。買える金があるならな」
ネロの嫌味の籠った言葉に、若はう゛、と言葉に詰まる。
この事務所に髭とリアラの二人だけで住んでいた時から生活するだけでいっぱいいっぱいだったのに、修行のためにネロが来て、何の縁か過去と未来から跳ばされて双子と初代と二代目がやって来て、現在では七人という大所帯になっている今、クーラーやら扇風機やらを買うお金は事務所にはない。
ふいに思いついたように若が言う。
姿を現したのは若だ。ドタドタと大きな音を立てながら二階から下りてくると、ネロとリアラのいるソファに近寄ってきた。
ネロは顔をしかめる。
「遅えよ。もう昼だぞ」
「いつものことだろ」
「まあ、いつもよりは早い方だよね」
「だろ?まあ、暑くて目が覚めただけだけどよ」
そう言うと、若はリアラの隣りに座る。寝ていた時の格好のままなのか、上半身裸の若にリアラの顔が赤くなる。
「若、せめてシャツ着てよ…」
「何だよ、照れてんのか?かわいいなリアラは」
リアラの反応に若は楽しそうに笑うと、彼女の後ろの背もたれに手を回す。
若がこの姿でいるのはこれが初めてではない。むしろ数えきれないくらい見ているから半ば諦めの気持ちはあるのだが、何度見ても慣れることはなく、見る度に指摘してしまう。とはいえ、他のダンテも風呂上がりや寝る時は上半身裸なので、若だけというわけではないのだが。
「あっちーな、どうにかなんねえのかよ」
「だったら、クーラーやら扇風機やら涼しくなるもの買ってこいよ。買える金があるならな」
ネロの嫌味の籠った言葉に、若はう゛、と言葉に詰まる。
この事務所に髭とリアラの二人だけで住んでいた時から生活するだけでいっぱいいっぱいだったのに、修行のためにネロが来て、何の縁か過去と未来から跳ばされて双子と初代と二代目がやって来て、現在では七人という大所帯になっている今、クーラーやら扇風機やらを買うお金は事務所にはない。
ふいに思いついたように若が言う。