ぷぅちゃんの宝物
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苺は袋に氷を詰め、ぷぅちゃんの頭に乗せた。
「そういえば、ティアラはどうしたの?」
ぷぅちゃんは苺の質問に俯く。
「なくしちゃったの・・・お気に入りだったのに・・・」
「お気に入りだったら、すぐ見つかるよ。もし、見つからなかったらダンテに謝ろ?」
「うんっ!」
ぷぅちゃんは、ティアラを本当に大事にしていた。
外すのはお風呂と寝るときだけ。
(なくしたなんて言ったら、ダンテが悲しんじゃうっ)
ぷぅちゃんがここに来て間もなくして、ダンテがぷぅちゃんにプレゼントしてくれたティアラ。
「ぷぅちゃんは俺のお姫様だ」と満面の笑みを浮かべながら、頭に乗せてくれた。
(ダンテ・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・)
ぷぅちゃんは食卓の椅子に座って泣いた。
鳩時計が鳴り響く。
午後3時を示していた。
「さっ、お茶の時間にしましょ♪」
苺は焼きたてのフルーツタルトを切り分けた。
「わぁっ!!!」
ぷぅちゃんは目を輝かせた。
いちごやブルーベリー、グレープフルーツにぶどうなど、フルーツがたくさん宝石のように散りばめられていた。
「ねぇ!バージルも食べるの?」
「たぶんね」
「バージルは甘いもの嫌いだって言ってたよ!」
「え?!でも、いつもおやつ食べてるじゃない」
「でも前にケーキ食べたときね、ミニちゃんに「アイツの作るケーキは甘すぎる」って顰めっ面してたよ!アイツって苺ちゃんのことでしょ?これって悪口だよね?」
「バージル・・・」
苺の手がわなわなと震える。
苺はぷぅちゃんのプレートにタルトを載せた。
「これがミニちゃんで、こっちがぁ・・・」
プレートに載せ終えたタルトをテーブルに並べる。
「おやつだー!」
ミニちゃんがダイニングにやってくる。
バージルも遅れて入ってきた。
「フルーツタルトか、いい香りだ」
しかし、バージルは違和感を感じた。
さっきまで泣いていたぷぅちゃんは、苺の膝の上で上機嫌な様子でパクパクとタルトを食べている。
ミニちゃんも美味しそうに食べていた。
「おい」
「なあに?」
少し不機嫌な苺の声。
「何故、あの獣だけ皿にタルトが2つも乗っているんだ!俺の分はどうした?」
バージルは訊ねる。
「・・・甘いもの、嫌いなんでしょ?」
「何?!」
ミニちゃんは口に運びかけたフォークをピタリと止める。
ぷぅちゃんが斜め下を向いてクスクス笑っていた。
「ぷぅちゃん、今度は何言ったの?」
困ったようにぷぅちゃんの傍に駆け寄り小声で訊ねるミニちゃん。
「別に。バージルはいつも顰めっ面してるから甘いものが苦手なんだよって苺ちゃんに教えてあげただけよ。あんなに頑張って作ったものを顰めっ面で食べるなんて、失礼じゃない」
「バッ・・・バージル様は顰めっ面してるんじゃなくて、もとからあんな顔なんだよ。だからね、甘いものが嫌いとかそうゆうのじゃないんだって」
「また貴様の嘘八百か、ぷぅちゃん」
バージルは呆れた。
「そういえば、ティアラはどうしたの?」
ぷぅちゃんは苺の質問に俯く。
「なくしちゃったの・・・お気に入りだったのに・・・」
「お気に入りだったら、すぐ見つかるよ。もし、見つからなかったらダンテに謝ろ?」
「うんっ!」
ぷぅちゃんは、ティアラを本当に大事にしていた。
外すのはお風呂と寝るときだけ。
(なくしたなんて言ったら、ダンテが悲しんじゃうっ)
ぷぅちゃんがここに来て間もなくして、ダンテがぷぅちゃんにプレゼントしてくれたティアラ。
「ぷぅちゃんは俺のお姫様だ」と満面の笑みを浮かべながら、頭に乗せてくれた。
(ダンテ・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・)
ぷぅちゃんは食卓の椅子に座って泣いた。
鳩時計が鳴り響く。
午後3時を示していた。
「さっ、お茶の時間にしましょ♪」
苺は焼きたてのフルーツタルトを切り分けた。
「わぁっ!!!」
ぷぅちゃんは目を輝かせた。
いちごやブルーベリー、グレープフルーツにぶどうなど、フルーツがたくさん宝石のように散りばめられていた。
「ねぇ!バージルも食べるの?」
「たぶんね」
「バージルは甘いもの嫌いだって言ってたよ!」
「え?!でも、いつもおやつ食べてるじゃない」
「でも前にケーキ食べたときね、ミニちゃんに「アイツの作るケーキは甘すぎる」って顰めっ面してたよ!アイツって苺ちゃんのことでしょ?これって悪口だよね?」
「バージル・・・」
苺の手がわなわなと震える。
苺はぷぅちゃんのプレートにタルトを載せた。
「これがミニちゃんで、こっちがぁ・・・」
プレートに載せ終えたタルトをテーブルに並べる。
「おやつだー!」
ミニちゃんがダイニングにやってくる。
バージルも遅れて入ってきた。
「フルーツタルトか、いい香りだ」
しかし、バージルは違和感を感じた。
さっきまで泣いていたぷぅちゃんは、苺の膝の上で上機嫌な様子でパクパクとタルトを食べている。
ミニちゃんも美味しそうに食べていた。
「おい」
「なあに?」
少し不機嫌な苺の声。
「何故、あの獣だけ皿にタルトが2つも乗っているんだ!俺の分はどうした?」
バージルは訊ねる。
「・・・甘いもの、嫌いなんでしょ?」
「何?!」
ミニちゃんは口に運びかけたフォークをピタリと止める。
ぷぅちゃんが斜め下を向いてクスクス笑っていた。
「ぷぅちゃん、今度は何言ったの?」
困ったようにぷぅちゃんの傍に駆け寄り小声で訊ねるミニちゃん。
「別に。バージルはいつも顰めっ面してるから甘いものが苦手なんだよって苺ちゃんに教えてあげただけよ。あんなに頑張って作ったものを顰めっ面で食べるなんて、失礼じゃない」
「バッ・・・バージル様は顰めっ面してるんじゃなくて、もとからあんな顔なんだよ。だからね、甘いものが嫌いとかそうゆうのじゃないんだって」
「また貴様の嘘八百か、ぷぅちゃん」
バージルは呆れた。