mission 12:pirates of the D-M-C ~船長はダンテ~
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「洞窟にはいなかったが、船には悪魔が巣食っていそうだな」
抱えてくれているダンテの歩みに揺られながら、楽しみだと興奮を隠さないその顔を見上げる。
悪魔は戦闘民族。
半分悪魔のダンテがそういう性分なのはわかっているが、悪魔と敵対する天使である自分にとって、こればかりは完全に好きになりきれない部分だ。
気持ちの上ではこんなにも好きなのに。
それより、魔人化すればするほどに、ダンテが遠くなっていくように思える。
目の前にいるのに手も声も届かない。こんなにも遠い。
これが1番の恐怖だ。
「ダンテ。ネロアンジェロさんと戦ってた時のことなんだけど……」
「ん、どした」
「魔人化してたよね。
戦うのって、そんなに楽しいの?」
「楽しいかどうか。
そうだな、その答えはYESだ。強敵を前に昂ったら、自然と魔人化してた。
怖かったか、なんて聞くまでもないよな……。悪い」
「確かに怖いよ。けどね、ダンテがそのままどこかに行っちゃうんじゃないかって、突き詰めてくとそっちのほうが怖い」
「オレはどこも行かないよ」
テメンニグルの時も、依頼で悪魔退治に行った時も、あたしを悪魔から守るため魔人化した時も。魔人化を繰り返すダンテが少しずつ魔に染まっていくように見えた。
松明なく戻る道が真っ暗なのも相まってか、不安な考えばかり浮かぶ。
コートの端を掴む手に力が入り、ダンテが短くため息を吐いた。
「………ディーヴァが言ってるのは、そういう事じゃないんだろうな。
魔人化すればするほど、オレがヒトじゃなくなっていくように見えるんだろ?
悪魔の血は交戦的だ。戦いを優先しやすい。
ただな、ディーヴァのほうが大事だ。それをわかってるから、オレは魔人化を繰り返してもヒトのままでいられる」
子猫でも撫でるようにゆっくりと頭の上を行き来するダンテの掌。
その指が髪を優しく梳いてゆき、下に流しながらディーヴァの頬までたどり着いた。
顎を支えて上を向かせられる。
「心配するなって。
お前こそ、危険を顧みず飛び出すのは止めろよ?ネロアンジェロがディーヴァを助けてくれなかったらと思うと、ゾッとする。ディーヴァを失うような事があれば、オレは自分自身を許せない。ショックで魔王にでもなっちまいそうだ」
「ん、気をつける……。でも魔王は洒落にならないからやめてね?」
軽口を叩きつつも、その目は真剣そのもの。
ダンテならやりそうだ。
愛されているのだという実感が湧くのは嬉しいが、自分の生死により人類が滅亡するのではないか?などと冗談抜きで不安になった。
「まあ……、だからこそ、あいつには感謝してるぜ。その隙をついちまったから、礼を述べるのは次回に持ち越しだけどな。
ディーヴァには悪いが、あいつと戦うのは楽しみに感じる。これだけは譲れない」
「わかってる。ネロアンジェロさんと戦ってる時が一番楽しそうだったもん。それが魔人化に繋がったんでしょうし」
新たに目に宿る闘志。それを止める術をディーヴァは知らない。
「ああ。あいつ……ネロアンジェロって不思議な奴だよな。
オレに近い存在に感じるし、初めて会ったはずなのに刃を交えると長年の好敵手に思えてくる」
「ダンテもそう思うんだね、あたしもね、すごく懐かしい感じするの」
まるで……。
その続きは簡単に口にできない。
ダンテの前でその人の名前を出す事は憚られた。
「しかし、やっぱりあの船が次のフィールドで正解って事なのか」
「ウーン、船かぁ……船かぁ〜〜〜」
ダンテの腕に抱かれて揺られながら、朽ちた船に想いを馳せる。朽ちた?いいえ、幽霊船にしか見えないあの恐怖の船だ。
思わず顔をしかめる。
「おっと?ディーヴァは船に何か嫌な思い出でもあるのか」
「情けないことに、幽霊船を舞台にした怖い話をママに読み聞かせてもらった事があるだけ。
ちっちゃい頃、あたしが夜更かしして起きてたら、寝る前の絵本がわりに聞かされてその上夢の中でもその船が出てきて……すっごく怖くて大変だった!」
思えばあれ以来、夜更かししなくなったし、夜は早く寝るようになった。
今夜はこの状況だし別だけど。
「なんだそんなことかよ。んな事で船を避けてたとか呆れるぜ。アホらし……」
ディーヴァを落っことしそうなほど、脱力するダンテ。ひどい。
「そんな事じゃない。アホらしくなんてない……」
「はいはい、ディーヴァは怖い話が苦手だもんな。
でも、俺がついてるし、幽霊船のお化けと戦ったって俺が勝つのはわかってるだろ?」
「わかってるけど、でも怖いものは怖いの!」
「ディーヴァ、ほんっと怖いもの多いよな。子供か」
子供。図星すぎて逆に腹立たしい。
翌朝の布団が大洪水になってしまい大変な目にあった事だけは、ダンテに言わないでおこう。
きっと一生からかわれる。でも、あたしは大人だ。
「なによ、子供子供って。子供はこんな事できないんだからね」
ダンテの頬に手を置き、その頭をこちら側にぐいと思い切り引き寄せる。
ちゅっとリップ音を残して重なる唇。
驚いたダンテの腕が、一瞬こわばってからディーヴァを抱える力を強くした。
「んっ、んっ……、」
何度かの口づけを繰り返し、アクアマリンの瞳をうっとりと見上げる。
恥ずかしさはある。が、もう一度唇を押し付けてみせると、今度は迷う事なく舌を差し出してダンテの唇をノックした。
こじ開けようとしたダンテのそれは、たやすく門を開け舌の侵入を許す。
熱い。すぐ前のダンテの舌に自分の舌を絡めると、全身が痺れるほどの熱さがやってきた。
そのあたたかさを求めて、ダンテの口内を動いてみる。
しかし、ディーヴァの小さな舌ではダンテの全てを掌握するのは難しかった。
いつのまにか、主導権はダンテに奪われていた。
ちぅ、と舌を吸われ口内をダンテの舌が這い回る。
歯列をなぞり、ぐちゃぐちゃに暴かれ、息がしづらい。
頭がくらくらして、意識が溶かされそうだ。
「ん、は、……っ」
負けじと舌を絡ませ、ダンテの口内を荒らす。
だが、主導権を奪われたのは何も口内だけではなく、ディーヴァの負けは確定していた。
「んぅっ……!」
足と胸に電流が走った。
ディーヴァを抱える事で腕は塞がっていると思っていたのだが、ダンテの腕はそのままの形で伸ばされ、衣服の中に侵入してきていた。
ダンテの熱く、男性的な太い指がディーヴァの太ももや胸を這う。
あと少しで足の付け根や胸の頂に届いてしまいそうだ。
「ン……、ディーヴァ、嬉しいけどそれ以上は島を出て帰ってからのはずだったろ?
ディーヴァ自ら撤回する気か」
「オレは構わないぜ?」と、ダンテは意地悪そうに笑っているが、獲物を前にした獣のようなギラついた瞳だけがディーヴァを現実に引き戻した。
「っ!」
じわじわと迫るダンテの指。
これ以上侵攻しても、手酷い反撃を受けるだけだ。
ダンテは喜ぶだろう、しかしディーヴァには肉体的にキツいソレを想像し、子猫のように縮こまる。
それもこんな洞窟というゴツゴツした岩肌でなんて……。恥ずかしいだけでは済まない。
ダンテならそのあたりも上手くやりそうだが。
「し、しない……!絶対しない……っ!」
「なんだつまらん」
そう言ったダンテは至極に残念そうだった。
抱えてくれているダンテの歩みに揺られながら、楽しみだと興奮を隠さないその顔を見上げる。
悪魔は戦闘民族。
半分悪魔のダンテがそういう性分なのはわかっているが、悪魔と敵対する天使である自分にとって、こればかりは完全に好きになりきれない部分だ。
気持ちの上ではこんなにも好きなのに。
それより、魔人化すればするほどに、ダンテが遠くなっていくように思える。
目の前にいるのに手も声も届かない。こんなにも遠い。
これが1番の恐怖だ。
「ダンテ。ネロアンジェロさんと戦ってた時のことなんだけど……」
「ん、どした」
「魔人化してたよね。
戦うのって、そんなに楽しいの?」
「楽しいかどうか。
そうだな、その答えはYESだ。強敵を前に昂ったら、自然と魔人化してた。
怖かったか、なんて聞くまでもないよな……。悪い」
「確かに怖いよ。けどね、ダンテがそのままどこかに行っちゃうんじゃないかって、突き詰めてくとそっちのほうが怖い」
「オレはどこも行かないよ」
テメンニグルの時も、依頼で悪魔退治に行った時も、あたしを悪魔から守るため魔人化した時も。魔人化を繰り返すダンテが少しずつ魔に染まっていくように見えた。
松明なく戻る道が真っ暗なのも相まってか、不安な考えばかり浮かぶ。
コートの端を掴む手に力が入り、ダンテが短くため息を吐いた。
「………ディーヴァが言ってるのは、そういう事じゃないんだろうな。
魔人化すればするほど、オレがヒトじゃなくなっていくように見えるんだろ?
悪魔の血は交戦的だ。戦いを優先しやすい。
ただな、ディーヴァのほうが大事だ。それをわかってるから、オレは魔人化を繰り返してもヒトのままでいられる」
子猫でも撫でるようにゆっくりと頭の上を行き来するダンテの掌。
その指が髪を優しく梳いてゆき、下に流しながらディーヴァの頬までたどり着いた。
顎を支えて上を向かせられる。
「心配するなって。
お前こそ、危険を顧みず飛び出すのは止めろよ?ネロアンジェロがディーヴァを助けてくれなかったらと思うと、ゾッとする。ディーヴァを失うような事があれば、オレは自分自身を許せない。ショックで魔王にでもなっちまいそうだ」
「ん、気をつける……。でも魔王は洒落にならないからやめてね?」
軽口を叩きつつも、その目は真剣そのもの。
ダンテならやりそうだ。
愛されているのだという実感が湧くのは嬉しいが、自分の生死により人類が滅亡するのではないか?などと冗談抜きで不安になった。
「まあ……、だからこそ、あいつには感謝してるぜ。その隙をついちまったから、礼を述べるのは次回に持ち越しだけどな。
ディーヴァには悪いが、あいつと戦うのは楽しみに感じる。これだけは譲れない」
「わかってる。ネロアンジェロさんと戦ってる時が一番楽しそうだったもん。それが魔人化に繋がったんでしょうし」
新たに目に宿る闘志。それを止める術をディーヴァは知らない。
「ああ。あいつ……ネロアンジェロって不思議な奴だよな。
オレに近い存在に感じるし、初めて会ったはずなのに刃を交えると長年の好敵手に思えてくる」
「ダンテもそう思うんだね、あたしもね、すごく懐かしい感じするの」
まるで……。
その続きは簡単に口にできない。
ダンテの前でその人の名前を出す事は憚られた。
「しかし、やっぱりあの船が次のフィールドで正解って事なのか」
「ウーン、船かぁ……船かぁ〜〜〜」
ダンテの腕に抱かれて揺られながら、朽ちた船に想いを馳せる。朽ちた?いいえ、幽霊船にしか見えないあの恐怖の船だ。
思わず顔をしかめる。
「おっと?ディーヴァは船に何か嫌な思い出でもあるのか」
「情けないことに、幽霊船を舞台にした怖い話をママに読み聞かせてもらった事があるだけ。
ちっちゃい頃、あたしが夜更かしして起きてたら、寝る前の絵本がわりに聞かされてその上夢の中でもその船が出てきて……すっごく怖くて大変だった!」
思えばあれ以来、夜更かししなくなったし、夜は早く寝るようになった。
今夜はこの状況だし別だけど。
「なんだそんなことかよ。んな事で船を避けてたとか呆れるぜ。アホらし……」
ディーヴァを落っことしそうなほど、脱力するダンテ。ひどい。
「そんな事じゃない。アホらしくなんてない……」
「はいはい、ディーヴァは怖い話が苦手だもんな。
でも、俺がついてるし、幽霊船のお化けと戦ったって俺が勝つのはわかってるだろ?」
「わかってるけど、でも怖いものは怖いの!」
「ディーヴァ、ほんっと怖いもの多いよな。子供か」
子供。図星すぎて逆に腹立たしい。
翌朝の布団が大洪水になってしまい大変な目にあった事だけは、ダンテに言わないでおこう。
きっと一生からかわれる。でも、あたしは大人だ。
「なによ、子供子供って。子供はこんな事できないんだからね」
ダンテの頬に手を置き、その頭をこちら側にぐいと思い切り引き寄せる。
ちゅっとリップ音を残して重なる唇。
驚いたダンテの腕が、一瞬こわばってからディーヴァを抱える力を強くした。
「んっ、んっ……、」
何度かの口づけを繰り返し、アクアマリンの瞳をうっとりと見上げる。
恥ずかしさはある。が、もう一度唇を押し付けてみせると、今度は迷う事なく舌を差し出してダンテの唇をノックした。
こじ開けようとしたダンテのそれは、たやすく門を開け舌の侵入を許す。
熱い。すぐ前のダンテの舌に自分の舌を絡めると、全身が痺れるほどの熱さがやってきた。
そのあたたかさを求めて、ダンテの口内を動いてみる。
しかし、ディーヴァの小さな舌ではダンテの全てを掌握するのは難しかった。
いつのまにか、主導権はダンテに奪われていた。
ちぅ、と舌を吸われ口内をダンテの舌が這い回る。
歯列をなぞり、ぐちゃぐちゃに暴かれ、息がしづらい。
頭がくらくらして、意識が溶かされそうだ。
「ん、は、……っ」
負けじと舌を絡ませ、ダンテの口内を荒らす。
だが、主導権を奪われたのは何も口内だけではなく、ディーヴァの負けは確定していた。
「んぅっ……!」
足と胸に電流が走った。
ディーヴァを抱える事で腕は塞がっていると思っていたのだが、ダンテの腕はそのままの形で伸ばされ、衣服の中に侵入してきていた。
ダンテの熱く、男性的な太い指がディーヴァの太ももや胸を這う。
あと少しで足の付け根や胸の頂に届いてしまいそうだ。
「ン……、ディーヴァ、嬉しいけどそれ以上は島を出て帰ってからのはずだったろ?
ディーヴァ自ら撤回する気か」
「オレは構わないぜ?」と、ダンテは意地悪そうに笑っているが、獲物を前にした獣のようなギラついた瞳だけがディーヴァを現実に引き戻した。
「っ!」
じわじわと迫るダンテの指。
これ以上侵攻しても、手酷い反撃を受けるだけだ。
ダンテは喜ぶだろう、しかしディーヴァには肉体的にキツいソレを想像し、子猫のように縮こまる。
それもこんな洞窟というゴツゴツした岩肌でなんて……。恥ずかしいだけでは済まない。
ダンテならそのあたりも上手くやりそうだが。
「し、しない……!絶対しない……っ!」
「なんだつまらん」
そう言ったダンテは至極に残念そうだった。
