mission 10:loop the loop ~渓谷を進もう~
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「おっその呼び名ちょうどいい。よしきた、今日から岩のデカブツくんの名前はサイクロプスだな」
「よしきた、じゃないでしょー!」
名前をつけてもいいが、つけた以上また遭遇する可能性が出てくる。
それは御免被りたい。
「ーー2匹同時に来るぜ」
地鳴りのような鳴き声をあげ、地響きと共に突進してくる蜘蛛、もといサイクロプス達。
その動きはまるでアニメ映画に登場する大きなダンゴムシの古代生物。あ、あれも虫だったような、違うような。
正確にはエビやカニの仲間だが、ディーヴァに見分けはつかないし違いもわからない。
虫でいい。虫は無視。
右、左と連続で振り下ろされる鋭い爪をアラストルで受け止め、弾き飛ばす。
その感触は、鋼鉄でも相手しているかのような硬さで、ダンテの追撃たる袈裟懸け斬りにも怯むことなく、2匹同時に薙ぎ払うように爪を振るってきた。
「かってぇし怯まないのか。厄介なやつらめ。ま、あの炎の蜘蛛ほどじゃねぇけど、なっ!」
その頭をスライスするように、脚の防御の合間を縫ってアラストルを一閃。
頭は弱点の一つだったのか、相手は体を振って嫌がるそぶりを見せた。
「炎の蜘蛛?」
「ディーヴァは直接見てないんだっけな。こいつらの上位種悪魔だ」
このサイクロプス、魔力の供給源は岩や土だが依代自体も岩や土のようで、その耐久性は優れている。
が、しかし同じ蜘蛛のような悪魔とはいえ、ファントムーーあのマグマのような巨大な蜘蛛の悪魔には到底及ばぬ力。
レベルは低級のそれだ。
ちなみにタイプで言えばサイクロプスが岩・虫、ファントムが炎・虫か。
岩と虫とか、ヤドカリの姿のアレだよね!と思ったそこのあなた。僕と握手。
グレネードガンを構えて、サイクロプスを狙い撃つ。
大きなダメージが入っているが、グレネードガンはこちらの隙も大きい。
ましてや相手は一体でなく二体。
サイクロプスも、岩の塊を弾丸のように撃ち出して来た。
ディーヴァを抱え、上に飛んでかわすダンテ。
障害物を破壊して砕け散るそれが吐き出されるのは、一度につき5つほど。
砕け散った大きな塊が1匹の頭にあたり、そいつは怒っていた。
「今みたいなスピードで飛んでくる岩に当たったらひとたまりもないよね。食べた土を吐き出してるのかな?
でも、ダンテならあんなの剣圧で破壊できそう……」
「ただの岩だったら斬り伏せられただろうが、死神悪魔の鎌と同じ、弾くぐらいしかできない。岩だの土だの食って体内で魔力と融合させた塊だろうからな」
「なんだろう、土と魔力でできたパン生地捏ねてる図が浮かんだ。クロワッサン食べたいじゅるり」
「……この大食漢ヒロインめ」
呆れながらもダンテは走るのをやめない。
飛んでかわしてから、ダンテはサイクロプスを攪乱するため、ディーヴァを抱えたまま広場を駆けた。
ダンテのあとを追いサイクロプスが高く跳躍し、踏み潰すべく落下せどもそれすらあっさりと避けてかわす。
だが、そのたどり着いたのはディーヴァから見ると追い込まれたようにも見える位置だった。
「ねぇ挟みうちにされてない……?」
『前門の蜘蛛後門も蜘蛛とはこれいかに』
「ことわざ言ってる場合じゃないよね!?」
2匹のサイクロプスの口が、時間差でひらく。
そこからまた弾丸のような岩が、ダンテの方へ一直線に向かって発射された。
そう、一直線に。
ダンテの口元が笑みに歪む。
その瞬間、サイクロプスのそれよりも高く跳躍したダンテにより、吐き出された岩が向かうのは反対側にいた個体。
直線状に誘い込んだことで、同士討ちさせたのだ。
衝撃で岩の外殻がパキパキと割れて崩れていくサイクロプス。
その体に追い討ちをかけるように、ダンテはエボニー&アイボリーで二体同時撃ちを仕掛けた。
そのうちの数発がサイクロプスの緑色の目に直に吸い込まれ、内側から破壊される痛みに叫ぶのをディーヴァは見た。
「あの一つ目も弱点ぽい!」
「あー、どこぞのゾンビものに出てくるアルファベット7番目のヤツもそうだったっけ……体の中で目立ってるところって大抵弱点だったりするよな」
『マスター、自社商品だけどお口チャーック!』
「すまんすまん」
力を振り絞ってダンテとディーヴァに向かってくるサイクロプス。
体はすでにボロボロだが、まだまだやる気だ。
「いいねぇそのガッツ。けど目玉が一つしかなくて不便だろ?一つ目なんて不気味すぎるし、かわいそうだからオレが潰してやるよ」
凶悪な笑みを浮かべたダンテは、エボニー&アイボリーから、グレネードガンに持ちかえると、サイクロプスの目玉に向かって発射。
唯一色のついたそこを破壊し、泥とも体液とも取れる体液がどろどろとこぼれ落ちた。
まるで涙のようなそれは、下に落ちると土くれとレッドオーブに変わり、目玉部分は洞穴のようになってしまった。
「よかったな。これで一つ目じゃなくなっただろ?」
ギャオオオ!つんざく悲鳴を上げてのたうちまわるサイクロプスから退避し、その様子を見下したように眺めるダンテ。
『目がなくて余計かわいそうじゃん!鬼畜!』
「鬼畜も何も、ディーヴァが怖がる悪魔相手に慈悲はない」
「うん。ダンテの行動の方が怖いんですけど」
「ディーヴァのためにやったのに心外だな……っと!」
とどめにと、その巨体に乗ったダンテが双方の頭にアラストルを刺した。
巨体が倒れると同時、目の前の鉄扉が轟音を立てて下がり、次のステージを指し示した。
ダンテとディーヴァは顔を見合わせて頷き合うと、ごくり。唾を飲み込み、その門扉に近づく。
「入ってすぐの位置に真っ黒な気配を感じる。ディーヴァ、オレがいいと言うまではすぐに入ってくるなよ」
「わかった。
…………気をつけてね」
ダンテは先ほどまでの笑みとは真逆の、柔らかな笑みを浮かべ、ディーヴァの頭に手を一度だけ置いた。
「よしきた、じゃないでしょー!」
名前をつけてもいいが、つけた以上また遭遇する可能性が出てくる。
それは御免被りたい。
「ーー2匹同時に来るぜ」
地鳴りのような鳴き声をあげ、地響きと共に突進してくる蜘蛛、もといサイクロプス達。
その動きはまるでアニメ映画に登場する大きなダンゴムシの古代生物。あ、あれも虫だったような、違うような。
正確にはエビやカニの仲間だが、ディーヴァに見分けはつかないし違いもわからない。
虫でいい。虫は無視。
右、左と連続で振り下ろされる鋭い爪をアラストルで受け止め、弾き飛ばす。
その感触は、鋼鉄でも相手しているかのような硬さで、ダンテの追撃たる袈裟懸け斬りにも怯むことなく、2匹同時に薙ぎ払うように爪を振るってきた。
「かってぇし怯まないのか。厄介なやつらめ。ま、あの炎の蜘蛛ほどじゃねぇけど、なっ!」
その頭をスライスするように、脚の防御の合間を縫ってアラストルを一閃。
頭は弱点の一つだったのか、相手は体を振って嫌がるそぶりを見せた。
「炎の蜘蛛?」
「ディーヴァは直接見てないんだっけな。こいつらの上位種悪魔だ」
このサイクロプス、魔力の供給源は岩や土だが依代自体も岩や土のようで、その耐久性は優れている。
が、しかし同じ蜘蛛のような悪魔とはいえ、ファントムーーあのマグマのような巨大な蜘蛛の悪魔には到底及ばぬ力。
レベルは低級のそれだ。
ちなみにタイプで言えばサイクロプスが岩・虫、ファントムが炎・虫か。
岩と虫とか、ヤドカリの姿のアレだよね!と思ったそこのあなた。僕と握手。
グレネードガンを構えて、サイクロプスを狙い撃つ。
大きなダメージが入っているが、グレネードガンはこちらの隙も大きい。
ましてや相手は一体でなく二体。
サイクロプスも、岩の塊を弾丸のように撃ち出して来た。
ディーヴァを抱え、上に飛んでかわすダンテ。
障害物を破壊して砕け散るそれが吐き出されるのは、一度につき5つほど。
砕け散った大きな塊が1匹の頭にあたり、そいつは怒っていた。
「今みたいなスピードで飛んでくる岩に当たったらひとたまりもないよね。食べた土を吐き出してるのかな?
でも、ダンテならあんなの剣圧で破壊できそう……」
「ただの岩だったら斬り伏せられただろうが、死神悪魔の鎌と同じ、弾くぐらいしかできない。岩だの土だの食って体内で魔力と融合させた塊だろうからな」
「なんだろう、土と魔力でできたパン生地捏ねてる図が浮かんだ。クロワッサン食べたいじゅるり」
「……この大食漢ヒロインめ」
呆れながらもダンテは走るのをやめない。
飛んでかわしてから、ダンテはサイクロプスを攪乱するため、ディーヴァを抱えたまま広場を駆けた。
ダンテのあとを追いサイクロプスが高く跳躍し、踏み潰すべく落下せどもそれすらあっさりと避けてかわす。
だが、そのたどり着いたのはディーヴァから見ると追い込まれたようにも見える位置だった。
「ねぇ挟みうちにされてない……?」
『前門の蜘蛛後門も蜘蛛とはこれいかに』
「ことわざ言ってる場合じゃないよね!?」
2匹のサイクロプスの口が、時間差でひらく。
そこからまた弾丸のような岩が、ダンテの方へ一直線に向かって発射された。
そう、一直線に。
ダンテの口元が笑みに歪む。
その瞬間、サイクロプスのそれよりも高く跳躍したダンテにより、吐き出された岩が向かうのは反対側にいた個体。
直線状に誘い込んだことで、同士討ちさせたのだ。
衝撃で岩の外殻がパキパキと割れて崩れていくサイクロプス。
その体に追い討ちをかけるように、ダンテはエボニー&アイボリーで二体同時撃ちを仕掛けた。
そのうちの数発がサイクロプスの緑色の目に直に吸い込まれ、内側から破壊される痛みに叫ぶのをディーヴァは見た。
「あの一つ目も弱点ぽい!」
「あー、どこぞのゾンビものに出てくるアルファベット7番目のヤツもそうだったっけ……体の中で目立ってるところって大抵弱点だったりするよな」
『マスター、自社商品だけどお口チャーック!』
「すまんすまん」
力を振り絞ってダンテとディーヴァに向かってくるサイクロプス。
体はすでにボロボロだが、まだまだやる気だ。
「いいねぇそのガッツ。けど目玉が一つしかなくて不便だろ?一つ目なんて不気味すぎるし、かわいそうだからオレが潰してやるよ」
凶悪な笑みを浮かべたダンテは、エボニー&アイボリーから、グレネードガンに持ちかえると、サイクロプスの目玉に向かって発射。
唯一色のついたそこを破壊し、泥とも体液とも取れる体液がどろどろとこぼれ落ちた。
まるで涙のようなそれは、下に落ちると土くれとレッドオーブに変わり、目玉部分は洞穴のようになってしまった。
「よかったな。これで一つ目じゃなくなっただろ?」
ギャオオオ!つんざく悲鳴を上げてのたうちまわるサイクロプスから退避し、その様子を見下したように眺めるダンテ。
『目がなくて余計かわいそうじゃん!鬼畜!』
「鬼畜も何も、ディーヴァが怖がる悪魔相手に慈悲はない」
「うん。ダンテの行動の方が怖いんですけど」
「ディーヴァのためにやったのに心外だな……っと!」
とどめにと、その巨体に乗ったダンテが双方の頭にアラストルを刺した。
巨体が倒れると同時、目の前の鉄扉が轟音を立てて下がり、次のステージを指し示した。
ダンテとディーヴァは顔を見合わせて頷き合うと、ごくり。唾を飲み込み、その門扉に近づく。
「入ってすぐの位置に真っ黒な気配を感じる。ディーヴァ、オレがいいと言うまではすぐに入ってくるなよ」
「わかった。
…………気をつけてね」
ダンテは先ほどまでの笑みとは真逆の、柔らかな笑みを浮かべ、ディーヴァの頭に手を一度だけ置いた。
