mission 10:loop the loop ~渓谷を進もう~
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光がふらふら進み、ディーヴァも追うその方向に、揺らめく赤い魔法陣とマリオネットの鈍く光るナイフ。
「ディーヴァしゃがめ!!」
ダンテはディーヴァに当たらぬよう、自分の技量とアラストルが持つテクニックを駆使し、ディーヴァの向こうに見える悪魔を斬り裂いた。
もちろん、ディーヴァが間一髪のところでしゃがんだことも大きいかもしれない。
ズバッ!いい音が響き、悪魔の体が真横にスライドして消える。
「こンの馬鹿!
オレはお前から離れないようにと、気をつけながら悪魔ぶっ飛ばしてるってのに、ディーヴァのほうから離れてってどうする!死ぬところだぞ!」
「ご、ごめんなさい……!
でもさっき鳥さんと戦う時は離れてたしちょっとなら大丈夫だと思「あれはあれこれはこれ。大体あの時はお前にアラストル持たせてたろ!?」……ごめんなさい……」
まだまだ悪魔はこの場に蔓延る。
だからか、悪魔を倒した鋭い表情そのままに、ダンテは頭ごなしに怒り、怒鳴りつけた。
だが怒鳴ったとはいえ、ディーヴァを怖がらせたいわけでも、泣かせたいわけでもない。
目尻に涙が滲みそうなディーヴァを腕の中に囲い、きつく抱きしめる。
「これ以上オレに怖い思いさせないでくれ」
ダンテの腕の中、押し潰されるように抱き竦められ、息苦しく感じる。
ダンテの心を少しとはいえ傷つけてしまった。
震えを止めるためにか。きつく力を入れて抱きすくめてくるそこからは、ダンテの心の痛みがこれでもかと伝わってきた。
安心させるようにその背を撫でてから、ダンテの抱擁から逃れるように顔だけ必死にすぽんっ!と出すと、ディーヴァは光の行方を追った。
「あ。光が……」
ぽわぽわと舞う様子は、まるで人に幸運を運ぶケサランパサラン。
儚く宙を漂うそれはゆっくりと移動し、あろうことかこれから倒すであろう悪魔の体の中へと、吸い寄せられるように取り込まれてしまった。
「ねえダンテ、光が悪魔に吸い込まれちゃった。どうしよう」
「は?」
抱き寄せたディーヴァの匂いを堪能しつつ、背後から近づいてきた悪魔を蹴り飛ばしていれば、前方では光が取り込まれて消えたという。
思わず声をあげてしまったが、どうしたら良いかなんて簡単だ。悪魔のハラワタを掻っ捌いて光を取り出せばいい。
少々名残惜しく感じながらも、ダンテは抱擁を解き、ディーヴァをその背に悪魔に剣を振るった。
キリがない。
とめどなく召喚されてくる悪魔を、下から袈裟懸けに振り上げ切り裂く。
その勢いに乗ったまま、ディーヴァを小脇にかかえ、スピードに任せて回転斬りをしかける。
ワンターンするだけで、周りの悪魔が吹き飛び、次々にレッドオーブと化した。
トドメにと背後のフェティッシュに鉛玉をブチ込む。
近づいてきた悪魔はこれで消えたはずだ。
長居は無用。とどまっていてはまた悪魔が湧き出す。
ダンテは足早にディーヴァを抱え込んだ。
「ディーヴァ、光はどこ行った」
「そうだった、光!……ってえ、あれ??」
倒した時に視界の端に映っていた光。ディーヴァがそれをみているのも、わかっていた。
今は消えているが、ディーヴァの証言を辿れば問題ないだろう、そう踏んでいた。だが……。
「ごめん。見失っちゃったみたい」
見ていたはずだが、どちらの道に行ったのかわからないらしい。
目が回るような戦闘をディーヴァを連れたまましてしまったダンテも悪い。
ここが真っ暗闇ならまた違ったかもしれないが、この深い靄の中では、一点の光なぞ目立ちはしない。情景も悪かった。
「この霞だから仕方ないさ。
……てことは二択か。よし、こっち行ってみるぞ」
すぎたるは及ばざるが如し。
気持ちを切り替え、ダンテは片方の道を指した。
「こっちの道で合ってるの?」
「カンだよ、カン」
「ダンテのカン……。間違えるとどうなるんだろ」
ダンテのカンは時々当たる。でも大半は当たらない。
ギャンブルもあまり得意ではない方だ。半分悪魔だと、賭け事の神様にも見放されているのだろうか?
自分は天使の血筋ではあるものの、女神ではない。勝利の女神だったら賭け事にも強いかもしれないのになあ、なぁんてたまに思う。
片方の道は天国に。もう片方は、さっき想像した通りの地獄だったらどうしたらいいだろう。
ディーヴァの想像する地獄は、魔帝にされた拷問の如き冷酷無慈悲な所業をされる場所。そんな場所を言う。
自分の全てを奪われるようなあの体験。思い出して身震いした。
ぞくり。
背筋に走る悪寒は、ぴたりとくっついているダンテにも伝わったか、ダンテが何も言わずにディーヴァの頭の上に手を置き、優しくぽんぽんしてきた、
あたたかくて安心する、だいすきな手のひら。
そのまま撫でてくれた手のひらの上に手を重ねると、髪ではなく肌から直接伝わるぬくもりで、さらに安心感が得られる。
震えが止まらなくなりそうだったが、ダンテのおかげでいくらか落ち着いていく。
いつもの感覚。
「この先が地獄だったとしても、ディーヴァはオレが守るし、光の差す方まで手を引いて連れてくさ。
今までもそうだったろ?」
見上げるダンテは、さも当たり前のようにそう答えた。
ダンテはよくディーヴァを太陽に例えるが、ダンテのこの笑顔こそ、太陽だ。
そう思う時がある。
「ディーヴァしゃがめ!!」
ダンテはディーヴァに当たらぬよう、自分の技量とアラストルが持つテクニックを駆使し、ディーヴァの向こうに見える悪魔を斬り裂いた。
もちろん、ディーヴァが間一髪のところでしゃがんだことも大きいかもしれない。
ズバッ!いい音が響き、悪魔の体が真横にスライドして消える。
「こンの馬鹿!
オレはお前から離れないようにと、気をつけながら悪魔ぶっ飛ばしてるってのに、ディーヴァのほうから離れてってどうする!死ぬところだぞ!」
「ご、ごめんなさい……!
でもさっき鳥さんと戦う時は離れてたしちょっとなら大丈夫だと思「あれはあれこれはこれ。大体あの時はお前にアラストル持たせてたろ!?」……ごめんなさい……」
まだまだ悪魔はこの場に蔓延る。
だからか、悪魔を倒した鋭い表情そのままに、ダンテは頭ごなしに怒り、怒鳴りつけた。
だが怒鳴ったとはいえ、ディーヴァを怖がらせたいわけでも、泣かせたいわけでもない。
目尻に涙が滲みそうなディーヴァを腕の中に囲い、きつく抱きしめる。
「これ以上オレに怖い思いさせないでくれ」
ダンテの腕の中、押し潰されるように抱き竦められ、息苦しく感じる。
ダンテの心を少しとはいえ傷つけてしまった。
震えを止めるためにか。きつく力を入れて抱きすくめてくるそこからは、ダンテの心の痛みがこれでもかと伝わってきた。
安心させるようにその背を撫でてから、ダンテの抱擁から逃れるように顔だけ必死にすぽんっ!と出すと、ディーヴァは光の行方を追った。
「あ。光が……」
ぽわぽわと舞う様子は、まるで人に幸運を運ぶケサランパサラン。
儚く宙を漂うそれはゆっくりと移動し、あろうことかこれから倒すであろう悪魔の体の中へと、吸い寄せられるように取り込まれてしまった。
「ねえダンテ、光が悪魔に吸い込まれちゃった。どうしよう」
「は?」
抱き寄せたディーヴァの匂いを堪能しつつ、背後から近づいてきた悪魔を蹴り飛ばしていれば、前方では光が取り込まれて消えたという。
思わず声をあげてしまったが、どうしたら良いかなんて簡単だ。悪魔のハラワタを掻っ捌いて光を取り出せばいい。
少々名残惜しく感じながらも、ダンテは抱擁を解き、ディーヴァをその背に悪魔に剣を振るった。
キリがない。
とめどなく召喚されてくる悪魔を、下から袈裟懸けに振り上げ切り裂く。
その勢いに乗ったまま、ディーヴァを小脇にかかえ、スピードに任せて回転斬りをしかける。
ワンターンするだけで、周りの悪魔が吹き飛び、次々にレッドオーブと化した。
トドメにと背後のフェティッシュに鉛玉をブチ込む。
近づいてきた悪魔はこれで消えたはずだ。
長居は無用。とどまっていてはまた悪魔が湧き出す。
ダンテは足早にディーヴァを抱え込んだ。
「ディーヴァ、光はどこ行った」
「そうだった、光!……ってえ、あれ??」
倒した時に視界の端に映っていた光。ディーヴァがそれをみているのも、わかっていた。
今は消えているが、ディーヴァの証言を辿れば問題ないだろう、そう踏んでいた。だが……。
「ごめん。見失っちゃったみたい」
見ていたはずだが、どちらの道に行ったのかわからないらしい。
目が回るような戦闘をディーヴァを連れたまましてしまったダンテも悪い。
ここが真っ暗闇ならまた違ったかもしれないが、この深い靄の中では、一点の光なぞ目立ちはしない。情景も悪かった。
「この霞だから仕方ないさ。
……てことは二択か。よし、こっち行ってみるぞ」
すぎたるは及ばざるが如し。
気持ちを切り替え、ダンテは片方の道を指した。
「こっちの道で合ってるの?」
「カンだよ、カン」
「ダンテのカン……。間違えるとどうなるんだろ」
ダンテのカンは時々当たる。でも大半は当たらない。
ギャンブルもあまり得意ではない方だ。半分悪魔だと、賭け事の神様にも見放されているのだろうか?
自分は天使の血筋ではあるものの、女神ではない。勝利の女神だったら賭け事にも強いかもしれないのになあ、なぁんてたまに思う。
片方の道は天国に。もう片方は、さっき想像した通りの地獄だったらどうしたらいいだろう。
ディーヴァの想像する地獄は、魔帝にされた拷問の如き冷酷無慈悲な所業をされる場所。そんな場所を言う。
自分の全てを奪われるようなあの体験。思い出して身震いした。
ぞくり。
背筋に走る悪寒は、ぴたりとくっついているダンテにも伝わったか、ダンテが何も言わずにディーヴァの頭の上に手を置き、優しくぽんぽんしてきた、
あたたかくて安心する、だいすきな手のひら。
そのまま撫でてくれた手のひらの上に手を重ねると、髪ではなく肌から直接伝わるぬくもりで、さらに安心感が得られる。
震えが止まらなくなりそうだったが、ダンテのおかげでいくらか落ち着いていく。
いつもの感覚。
「この先が地獄だったとしても、ディーヴァはオレが守るし、光の差す方まで手を引いて連れてくさ。
今までもそうだったろ?」
見上げるダンテは、さも当たり前のようにそう答えた。
ダンテはよくディーヴァを太陽に例えるが、ダンテのこの笑顔こそ、太陽だ。
そう思う時がある。
