mission 9:scarlet fire, vermillion thunder ~新しい魔具~
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どんなに撃ち放ってもスレスレで躱されてしまい痺れを切らしたか、悪魔がさらに大きく羽ばたき咆哮をあげる。
体が強く光ったと同時、赤い電撃の帯が、ダンテを挟み撃ちするようV字に左右から発射された。
「これならどうだ!くらえ!!」
「!?
ほっ!よっ……と!こういうのはリズムが大事だからな」
発射されたそれを、縄跳びのように届く直前で飛び跳ね、こともなげに躱す。
怒涛の連続攻撃だった。ダンテの飛んだライン目掛けて、執拗に追ってくるいくつもの電撃の帯。
大気中を通った後に、赤い残像がいくつも浮かび尾を引いていた。
羽毛のせいで直接確認はできないが、悪魔の額には青筋が浮かんだように見える。
次いで、連続発射だけではなく加速しはじめた。
「うおっ!?……ふう、危なかったぜ」
危なかったではない。電撃をダンテの右肩を大きくかすった。あと少しで右腕が焼かれて千切れ飛んでいたろう。
肩から迸る鮮血が、それを語っている。
半分悪魔でもさすがに千切れた腕はくっつかない……と、思いたい。
「やってくれるじゃねぇか」
だらだらと落ちる血。半分悪魔ゆえの回復力を以っても、痛みはある。
肩口を押さえ、ダンテはなんとか仕返し出来ないかと、迫る電撃を掻い潜り相手を観察した。
電撃が発生する頂点。
悪魔の胸元が赤く光り、核のようなものが露出していた。
それこそ、魔力の源であり、魔族の核。心臓の代わりにもなる器官のはずだ。
「おら、食らいな!」
軽く打つどころではない。正確な殺意を持って、ダンテは核を執拗に狙い、グレネードガンを何発も撃ち込んだ。
「グガァァ!?貴様ァァァァア!……、」
やはり弱点だったのか、苦しみもがいた悪魔が突如意識を落とす。
度重なる核への攻撃に耐えきれず、気絶したようだ。
「……チャーンス」
意識を失い重力に従って落ちてくる悪魔。
それを見逃すダンテではなく、彼はすでに落下地点で燃える拳を構えていた。
「うおおお、くらえマグマドライブ!」
同じく籠手型の魔具、ベオウルフが持つライジングドラゴンと似た技だ。
炎を纏う拳を天高く突き上げ、相手に叩き込むアッパー。
悪魔の巨大が容易く宙に浮いた。
ーー追撃。畳み掛けるように強烈な右ストレートからの、捻じ込んだボディー、そしてキツい足技。
ズガァァンーー!
極め付けに脳天に叩きつける、踵落とし。
雷でも落ちたようなものすごい音を響かせ、ダンテの長い足が悪魔の頭にめり込んだ。
さらなる追撃にと、ダンテは指を組み悪魔の脳天を執拗に狙って振り下ろす。
ダブルスレッジハンマーだ。
「オレからの御年玉だ、受け取りな、…!?……くっ!!」
だが、その手が届く寸前に、ダンテは意識を取り戻した悪魔の翼によって弾き飛ばされてしまった。
「さすがは夜明けに甲高く鳴くニワトリ野郎だ。起きるのが早いな」
「誰が三歩あるいたらすぐ忘れる奴だって!?」
「そこまで言ってな、おっと!」
一気に間合いを詰めてきた悪魔の鋭く尖った嘴が、ダンテの肉を啄むべく突き出された。
こんなものが当たれば、啄むどころではない。串刺しレベルだ。
現に、地面には奴の嘴によるクレーターが多数出来ている。
そのすべてをバク転宙返りで華麗に避けたダンテは、悪魔が再び空中へと逃げるのを視界の端でとらえた。
当たらないと悔しがるや否や、諦めてダンテの攻撃が届きにくい場所へと退避するとは…なんという卑怯な作戦だ。
「また空に逃げやがったな。降りてこい!」
「そう言われて素直に降りる奴があるものか。悔しければ同じように羽でも生やすがいい。
今度はこちらから行くぞ!」
雄叫びを上げて数多の電撃玉を空に発生させると、それを落としながらダンテに向かって飛んでくる。
地面に落ちたそばから電撃を放ち、爆発を繰り返すそれは、ちょっとしたC-4爆弾。
だが当たらなければどうということはない。
落下速度もそこまで速くないそれを、ダンテは横に飛んで躱し切った。
「はっ、お前の鳥フンか何かか?」
「き、貴様……!」
余裕なダンテはそれをフンに例えて鼻で笑う。ちなみに、建物内に隠れているディーヴァからは、大量のレッドオーブが落ちてくるように見えたそうな。
「これならどうだ!真っ黒焦げにしてやる……!」
円盤状の魔力が、いつのまにか悪魔を中心に展開されていた。足場にも見えるそれから、悪魔が魔力を吸収し、体を大きく膨らませている。
最大級の落雷が悪魔より放たれる。
地面を抉り、周囲の全てをなぎ払いつつ、ダンテに向かって数本の雷が地走りしてくる。
「………かはっ、…!」
避けきれない。
強烈な放電攻撃を全身に受けたダンテは、相手の狙い通り、黒焦げ寸前まで追い込まれた。
だが膝をつき、手も地についたのが良かった。アースの役目をした体の一部により、感電地獄からすぐに回復するダンテ。
「フハハハハハ……ムンドゥス様にたてつく人間は消し炭がお似合いだ。もう一度行くぞ……!」
「ちっ………癪に触る野郎め」
風切羽を揺らし優雅に滑空する悪魔が、宙に展開された魔力源を再び回収し始める。
また最大放電を放つつもりだ。
攻撃を受けるのはまだいい。だが、あの攻撃は周囲を破壊しながら進む。
次の攻撃で、もしディーヴァのいる場所にまで破壊が及んだらーー?
ダンテはそれが一番不安だった。
そうこうしている間にも、悪魔は着々と魔力を溜め込んでいる。
そして体からシュウシュウと煙を上げ、徐々に回復していくダンテの体。
と、近くにも展開された円盤状の魔力供給源に、意図せず触れた。
テーブルのように上に手が置けることに気がつく。
足場にも見える、ではない。これは奴の魔力供給源であると同時に、足場として使えるのだ。
「へえ、なるほどな」
体が強く光ったと同時、赤い電撃の帯が、ダンテを挟み撃ちするようV字に左右から発射された。
「これならどうだ!くらえ!!」
「!?
ほっ!よっ……と!こういうのはリズムが大事だからな」
発射されたそれを、縄跳びのように届く直前で飛び跳ね、こともなげに躱す。
怒涛の連続攻撃だった。ダンテの飛んだライン目掛けて、執拗に追ってくるいくつもの電撃の帯。
大気中を通った後に、赤い残像がいくつも浮かび尾を引いていた。
羽毛のせいで直接確認はできないが、悪魔の額には青筋が浮かんだように見える。
次いで、連続発射だけではなく加速しはじめた。
「うおっ!?……ふう、危なかったぜ」
危なかったではない。電撃をダンテの右肩を大きくかすった。あと少しで右腕が焼かれて千切れ飛んでいたろう。
肩から迸る鮮血が、それを語っている。
半分悪魔でもさすがに千切れた腕はくっつかない……と、思いたい。
「やってくれるじゃねぇか」
だらだらと落ちる血。半分悪魔ゆえの回復力を以っても、痛みはある。
肩口を押さえ、ダンテはなんとか仕返し出来ないかと、迫る電撃を掻い潜り相手を観察した。
電撃が発生する頂点。
悪魔の胸元が赤く光り、核のようなものが露出していた。
それこそ、魔力の源であり、魔族の核。心臓の代わりにもなる器官のはずだ。
「おら、食らいな!」
軽く打つどころではない。正確な殺意を持って、ダンテは核を執拗に狙い、グレネードガンを何発も撃ち込んだ。
「グガァァ!?貴様ァァァァア!……、」
やはり弱点だったのか、苦しみもがいた悪魔が突如意識を落とす。
度重なる核への攻撃に耐えきれず、気絶したようだ。
「……チャーンス」
意識を失い重力に従って落ちてくる悪魔。
それを見逃すダンテではなく、彼はすでに落下地点で燃える拳を構えていた。
「うおおお、くらえマグマドライブ!」
同じく籠手型の魔具、ベオウルフが持つライジングドラゴンと似た技だ。
炎を纏う拳を天高く突き上げ、相手に叩き込むアッパー。
悪魔の巨大が容易く宙に浮いた。
ーー追撃。畳み掛けるように強烈な右ストレートからの、捻じ込んだボディー、そしてキツい足技。
ズガァァンーー!
極め付けに脳天に叩きつける、踵落とし。
雷でも落ちたようなものすごい音を響かせ、ダンテの長い足が悪魔の頭にめり込んだ。
さらなる追撃にと、ダンテは指を組み悪魔の脳天を執拗に狙って振り下ろす。
ダブルスレッジハンマーだ。
「オレからの御年玉だ、受け取りな、…!?……くっ!!」
だが、その手が届く寸前に、ダンテは意識を取り戻した悪魔の翼によって弾き飛ばされてしまった。
「さすがは夜明けに甲高く鳴くニワトリ野郎だ。起きるのが早いな」
「誰が三歩あるいたらすぐ忘れる奴だって!?」
「そこまで言ってな、おっと!」
一気に間合いを詰めてきた悪魔の鋭く尖った嘴が、ダンテの肉を啄むべく突き出された。
こんなものが当たれば、啄むどころではない。串刺しレベルだ。
現に、地面には奴の嘴によるクレーターが多数出来ている。
そのすべてをバク転宙返りで華麗に避けたダンテは、悪魔が再び空中へと逃げるのを視界の端でとらえた。
当たらないと悔しがるや否や、諦めてダンテの攻撃が届きにくい場所へと退避するとは…なんという卑怯な作戦だ。
「また空に逃げやがったな。降りてこい!」
「そう言われて素直に降りる奴があるものか。悔しければ同じように羽でも生やすがいい。
今度はこちらから行くぞ!」
雄叫びを上げて数多の電撃玉を空に発生させると、それを落としながらダンテに向かって飛んでくる。
地面に落ちたそばから電撃を放ち、爆発を繰り返すそれは、ちょっとしたC-4爆弾。
だが当たらなければどうということはない。
落下速度もそこまで速くないそれを、ダンテは横に飛んで躱し切った。
「はっ、お前の鳥フンか何かか?」
「き、貴様……!」
余裕なダンテはそれをフンに例えて鼻で笑う。ちなみに、建物内に隠れているディーヴァからは、大量のレッドオーブが落ちてくるように見えたそうな。
「これならどうだ!真っ黒焦げにしてやる……!」
円盤状の魔力が、いつのまにか悪魔を中心に展開されていた。足場にも見えるそれから、悪魔が魔力を吸収し、体を大きく膨らませている。
最大級の落雷が悪魔より放たれる。
地面を抉り、周囲の全てをなぎ払いつつ、ダンテに向かって数本の雷が地走りしてくる。
「………かはっ、…!」
避けきれない。
強烈な放電攻撃を全身に受けたダンテは、相手の狙い通り、黒焦げ寸前まで追い込まれた。
だが膝をつき、手も地についたのが良かった。アースの役目をした体の一部により、感電地獄からすぐに回復するダンテ。
「フハハハハハ……ムンドゥス様にたてつく人間は消し炭がお似合いだ。もう一度行くぞ……!」
「ちっ………癪に触る野郎め」
風切羽を揺らし優雅に滑空する悪魔が、宙に展開された魔力源を再び回収し始める。
また最大放電を放つつもりだ。
攻撃を受けるのはまだいい。だが、あの攻撃は周囲を破壊しながら進む。
次の攻撃で、もしディーヴァのいる場所にまで破壊が及んだらーー?
ダンテはそれが一番不安だった。
そうこうしている間にも、悪魔は着々と魔力を溜め込んでいる。
そして体からシュウシュウと煙を上げ、徐々に回復していくダンテの体。
と、近くにも展開された円盤状の魔力供給源に、意図せず触れた。
テーブルのように上に手が置けることに気がつく。
足場にも見える、ではない。これは奴の魔力供給源であると同時に、足場として使えるのだ。
「へえ、なるほどな」
