mission 9:scarlet fire, vermillion thunder ~新しい魔具~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
敵がいないことは調べ終えた。
それとは違う意味で、まわりをチェックしていくダンテとディーヴァ。
「さて、お次はどこだ?」
空いている道は一か所しかなく、結果的に進める道はたった一つ。
右手に臨む長い回廊の突き当たりには、赤く光る盾の紋章と青く光る盾の紋章という対称的な仕掛けに阻まれ。
中央の扉には、騎士のレリーフがかかり同じく何かの仕掛けに阻まれていた。
中央の仕掛けいわく。
「なになに、『光を放つ盾と対なる二本の槍、全ては戦いの場に繋がる』?なんだそりゃ」
「突き当たりの盾に関係する、二本の槍をかけるんじゃないかなぁ……。見つけたら持ってこよう?」
「つまり、まーたお使いゲームか。ディーヴァなんとかしてくれよ」
「無理」
ということらしい。
草原の中に佇む建造物の小さな扉も、強力な力で封じられていた。
そして一番目立つ、豪奢な扉。そこは、両脇に魔界の炎を灯す場所があり、今は片方にだけ炎が灯っていた。
「はぁ……行けないところだらけだね」
「だな。こっちはこっちで?片方にのみ炎が灯ってて、『力宿る二つの炎が道を開く』ときたもんだからな」
「こういうのは、火が消えちゃってる台座のほうに火を灯すんだと思う」
扉のギミックをひと目見て、ディーヴァが解決策を見出す。謎解き担当、推理が冴えている。
「さすがテメンニグルの仕掛け解き職人ディーヴァ」
「なんだかあまり嬉しくない称号……」
とはいえ。
「火をつけられるものなんて持ってないな。ましてや魔界の炎って……おいおい、邪眼持ちの黒いちっこい奴かよ。
そもそも普通の火だとしても、オレはタバコやらねぇからライターもない」
少し前に、アルコール度数の高い酒に剣から出した火花で火をつけ、そして悪魔を退治したことがある。
が、その方法は酒がなくて使えないし、火打石を担う物もない。はい残念。
「あ、オレたちのアツアツな熱源ならあるけどな?」
「ちょ、ダンテ……!?」
ディーヴァの頬に手を添えると、自分の方へと顔を向かせたダンテ。
目の前の炎に照らされたその顔をちらと見、ディーヴァの唇を自らの唇で食むように包みこんだ。
「ん〜〜っ!」
後頭部を抱え、腰をしっかりと腕で固定されている。
相手はダンテだ。逃げる気はないが、逃げたい。でも逃げられない。
ディーヴァは目を白黒させ、ただただ突然降って来たキスを受け入れるしかなかった。
角度を変え、長い間されるキス。
酸素を求めて開いた唇から漏れる吐息。
その甘い息すら飲み込むように、ダンテの舌が入り込み、ディーヴァの口内を熱く荒らしていった。
当たり前だが、この熱さでは台座に火がつく事はない。
ただし、ダンテの欲には消えることのない火種が投げ込まれたはずだ。
「ぷは、回復完了」
「は、ふう……。
ダンテ!回復ならもっと軽いちゅーでも回復できるよね!?」
「まあな。でもキスしたかったから」
「ああそうですか」
というか、ディーヴァが少し冷たい。
対応がではなく、ディーヴァの体温がいつもより冷たい。
冷え切っている。
だからこそ熱を写すように、ダンテは体が温まりそうなキスをしたのだから。
…ちなみに対応が時折冷たいのはよくある事だ。言ってて悲しくなった。ぐぬぅ。
『定石通り進むと火が手に入るから熱々やめて?ねぇやめて?』
「すまんすまん」
「アラストルごめん」
今のところ非リア充であるアラストルは、その時死んだ魚のような目だった。…らしい。本人談。
「定石通りってことは、この青い火が浮かんでる道……なのかな」
『そそ。この青い火はね、次に行くべき場所表してるんだよ』
「ほー、なら道標に倣って行くとするか。
誘導されてるってのが気にくわないけど、他に行けるところないしな」
軽い口調で奥へと向かうと、そこは外に続くのだろう、短い草が生える広場となっていた。
目の前にある、外へ繋がっていたと思しき門は、崩れ方が尋常ではなく、通ることはできないだろう。これではここで行き止まりである。
困惑するダンテとディーヴァに、アラストルが一言。
『御来場の皆様、上をご覧ください〜』
彼の言う通りに上を見上げると、そこはただの広場なだけではなく、広場を囲むようにして望むスペースが二階部分にあった。
……よく見ると、二階に行ける階段や梯子もあった。
「上がって外周まわってみるか。
けどアラストル、お前なにさせたいんだ?」
『んっふっふー。行けばわかるよ』
含みたっぷりなアラストルの声を背に、ディーヴァを横抱きにして階上へと飛び上がる。
そこには、剣で発動するお馴染みのギミック、紋章が壁裏に隠れていた。
紋章を発動してみると、広場上空へと浮遊物が多数出現した。それは、中央部に輝く物までの道筋のように点在し、移動を繰り返していた。
「なるほど、足場になってるわけね。あ、ディーヴァも乗るか?」
「ご遠慮します」
「じゃあ、ここで待ってろ。あそこに見えてるのを取ったら、すぐに戻る」
「うん。落ちないように気をつけてね」
「誰に言ってるんだ?こんなの落ちるわけないだろ」
ディーヴァの頬に行ってきますの挨拶を施すと、ダンテは自分で言う通り、軽やかに跳躍を繰り返し、いとも簡単に中央へと飛び乗った。
中央に置かれた台座には、またも碑文が刻まれている。
読もうとすれば、声が響いてきた。
『我が名はイフ……』
『やっほイフリート!』
フレンドリーな呼びかけで流れをぶった斬る、アラストルの声。
『………………、我が名はイフリート』
『無視するんかい!もういいや……』
『我を目覚めさせる愚かな者とアラストルよ』
『ヒェ!勘定に入ってる!?』
『地獄の業火をその身をって知れ!』
台座に灼熱の籠手、イフリートが姿を表す。
イフリートは宙を縦横無尽に飛び回り、ダンテへと襲い掛かった!
それとは違う意味で、まわりをチェックしていくダンテとディーヴァ。
「さて、お次はどこだ?」
空いている道は一か所しかなく、結果的に進める道はたった一つ。
右手に臨む長い回廊の突き当たりには、赤く光る盾の紋章と青く光る盾の紋章という対称的な仕掛けに阻まれ。
中央の扉には、騎士のレリーフがかかり同じく何かの仕掛けに阻まれていた。
中央の仕掛けいわく。
「なになに、『光を放つ盾と対なる二本の槍、全ては戦いの場に繋がる』?なんだそりゃ」
「突き当たりの盾に関係する、二本の槍をかけるんじゃないかなぁ……。見つけたら持ってこよう?」
「つまり、まーたお使いゲームか。ディーヴァなんとかしてくれよ」
「無理」
ということらしい。
草原の中に佇む建造物の小さな扉も、強力な力で封じられていた。
そして一番目立つ、豪奢な扉。そこは、両脇に魔界の炎を灯す場所があり、今は片方にだけ炎が灯っていた。
「はぁ……行けないところだらけだね」
「だな。こっちはこっちで?片方にのみ炎が灯ってて、『力宿る二つの炎が道を開く』ときたもんだからな」
「こういうのは、火が消えちゃってる台座のほうに火を灯すんだと思う」
扉のギミックをひと目見て、ディーヴァが解決策を見出す。謎解き担当、推理が冴えている。
「さすがテメンニグルの仕掛け解き職人ディーヴァ」
「なんだかあまり嬉しくない称号……」
とはいえ。
「火をつけられるものなんて持ってないな。ましてや魔界の炎って……おいおい、邪眼持ちの黒いちっこい奴かよ。
そもそも普通の火だとしても、オレはタバコやらねぇからライターもない」
少し前に、アルコール度数の高い酒に剣から出した火花で火をつけ、そして悪魔を退治したことがある。
が、その方法は酒がなくて使えないし、火打石を担う物もない。はい残念。
「あ、オレたちのアツアツな熱源ならあるけどな?」
「ちょ、ダンテ……!?」
ディーヴァの頬に手を添えると、自分の方へと顔を向かせたダンテ。
目の前の炎に照らされたその顔をちらと見、ディーヴァの唇を自らの唇で食むように包みこんだ。
「ん〜〜っ!」
後頭部を抱え、腰をしっかりと腕で固定されている。
相手はダンテだ。逃げる気はないが、逃げたい。でも逃げられない。
ディーヴァは目を白黒させ、ただただ突然降って来たキスを受け入れるしかなかった。
角度を変え、長い間されるキス。
酸素を求めて開いた唇から漏れる吐息。
その甘い息すら飲み込むように、ダンテの舌が入り込み、ディーヴァの口内を熱く荒らしていった。
当たり前だが、この熱さでは台座に火がつく事はない。
ただし、ダンテの欲には消えることのない火種が投げ込まれたはずだ。
「ぷは、回復完了」
「は、ふう……。
ダンテ!回復ならもっと軽いちゅーでも回復できるよね!?」
「まあな。でもキスしたかったから」
「ああそうですか」
というか、ディーヴァが少し冷たい。
対応がではなく、ディーヴァの体温がいつもより冷たい。
冷え切っている。
だからこそ熱を写すように、ダンテは体が温まりそうなキスをしたのだから。
…ちなみに対応が時折冷たいのはよくある事だ。言ってて悲しくなった。ぐぬぅ。
『定石通り進むと火が手に入るから熱々やめて?ねぇやめて?』
「すまんすまん」
「アラストルごめん」
今のところ非リア充であるアラストルは、その時死んだ魚のような目だった。…らしい。本人談。
「定石通りってことは、この青い火が浮かんでる道……なのかな」
『そそ。この青い火はね、次に行くべき場所表してるんだよ』
「ほー、なら道標に倣って行くとするか。
誘導されてるってのが気にくわないけど、他に行けるところないしな」
軽い口調で奥へと向かうと、そこは外に続くのだろう、短い草が生える広場となっていた。
目の前にある、外へ繋がっていたと思しき門は、崩れ方が尋常ではなく、通ることはできないだろう。これではここで行き止まりである。
困惑するダンテとディーヴァに、アラストルが一言。
『御来場の皆様、上をご覧ください〜』
彼の言う通りに上を見上げると、そこはただの広場なだけではなく、広場を囲むようにして望むスペースが二階部分にあった。
……よく見ると、二階に行ける階段や梯子もあった。
「上がって外周まわってみるか。
けどアラストル、お前なにさせたいんだ?」
『んっふっふー。行けばわかるよ』
含みたっぷりなアラストルの声を背に、ディーヴァを横抱きにして階上へと飛び上がる。
そこには、剣で発動するお馴染みのギミック、紋章が壁裏に隠れていた。
紋章を発動してみると、広場上空へと浮遊物が多数出現した。それは、中央部に輝く物までの道筋のように点在し、移動を繰り返していた。
「なるほど、足場になってるわけね。あ、ディーヴァも乗るか?」
「ご遠慮します」
「じゃあ、ここで待ってろ。あそこに見えてるのを取ったら、すぐに戻る」
「うん。落ちないように気をつけてね」
「誰に言ってるんだ?こんなの落ちるわけないだろ」
ディーヴァの頬に行ってきますの挨拶を施すと、ダンテは自分で言う通り、軽やかに跳躍を繰り返し、いとも簡単に中央へと飛び乗った。
中央に置かれた台座には、またも碑文が刻まれている。
読もうとすれば、声が響いてきた。
『我が名はイフ……』
『やっほイフリート!』
フレンドリーな呼びかけで流れをぶった斬る、アラストルの声。
『………………、我が名はイフリート』
『無視するんかい!もういいや……』
『我を目覚めさせる愚かな者とアラストルよ』
『ヒェ!勘定に入ってる!?』
『地獄の業火をその身をって知れ!』
台座に灼熱の籠手、イフリートが姿を表す。
イフリートは宙を縦横無尽に飛び回り、ダンテへと襲い掛かった!
