mission 8:bye until then, old castle ~VSファントム~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「くちん!」
「ディーヴァ、寒い?大丈夫か?」
「うーん、誰か噂したのかなぁ……。
大丈夫だよ。ダンテがくれたストールがあるし、どうしても寒かったらダンテにくっつくもの」
「まあ、オレにくっついてればあったかいもんな」
ダンテのコートにくるまるように、ぴとりと抱きついて暖を取るディーヴァ。
もちろんのこと、ダンテは嬉々としてその抱擁を受け入れた。
「ところでこれなーに?めちゃくちゃあやしいよね」
「あやしいけど多分、オレ達が持っていくべきアイテムだと思うぜ。
よっこいしょ、と。お、軽いし呪いのアイテムでもなさそうだな」
「ほんとに?持ってみていい?」
「いいぜ。ほら」
その広場には馬の石像が立ち並び、そしてその像の前に三叉に別れた矛が深々と突き刺さっていた。
ダンテの怪力で引っこ抜いたそれはディーヴァが持っても平気なくらい軽かった。
相手に刺さるはずの肝心な部分に装飾がなされているのを見るに、儀式や調度品としての矛だろう。
とはいえ、戦いには不向きだとしても、矛は矛なので刺さると先端が尖っていることだし、地味に痛いはずだ。
「あたしが武器として持ってる!」
「別にいいが、武器にはならないぞ。
あとオレのケツを刺すなよ?」
「こうやって?」
普通はレディファーストだが、こんな悪魔だらけの場所ではそうもいかない。
オレが先導し、安全を確認してからディーヴァを通す。
それは必然的にディーヴァに背中を晒す事になるが……敵でもなくディーヴァが相手だから出来る事だ。
が、こういうものを持っている時のディーヴァは安心できない。本当を言うなら、どんなものでも武器は持たせないに限る。
案の定、何の気なしにディーヴァは、ぷすりとダンテの尻をそれで突いた。痔になったらどうする。
「だから刺すなっての。
オレがオレをディーヴァに刺すぞ」
「ダンテ今下ネタ禁止」
『今の下ネタってすぐわかるディーヴァもすごくない?』
「やだあたしダンテに似てきたみたい。最悪だぁ………」
「おいこら最悪ってどういうことだ」
「い、いいから次いこう!」
「帰ったら覚えてろよ」
覚えていたくない。
ディーヴァは、3、2、1、ポカン!で、今のダンテの言葉をしっかりと忘れた。
次の場所がないので探すと、なんと地面にぽっかりと穴が空いていた。穴が空いていなかったらいったいどうやって次に進むかがわかったのだろう。
昔からここに空いている穴だと言われてしまえばそれまでだが。
そんな事を考えつつ、ダンテと共に光が漏れ出る穴に飛び込むと、そこには大きな機械が部屋いっぱいに横たわっていた。
「おっと、この機械はなんだ」
「鎖を巻き上げてなにかを動かすものみたいだけど……」
丸い筒状の部分に、頑丈な鎖が何重にも巻かれている。
その鎖のいく先をたどると、レバーでそれを巻き上げる構造をしていることがわかる。
ダンテは、この城に来てそうそうに直面した行き止まりを思い出した。
「巻き上げ…、跳ね橋か」
「そんなものまであるなんて、本格的にお城みたいだね」
「いや、城だから」
間延びした様子で感想を持つディーヴァ。
外側からここを見ていないので、わからなくても仕方なかろう。
「通れないのは困るし、動かしとくか」
油が切れているのか、はたまた簡単に動かせないようにと第三者的力で封印しているのか。
非常に固い巻き上げウィンチのレバーを、ダンテは強引に剣で跳ねあげた。
巻上げ機が作動した。
城と外の世界をつなぐ跳ね橋が下りたのだろう、どこかで大きな音がした。
同時に下の階へ続く梯子が顔を出す。
「橋は下りたかなあ…」
「たぶんな。お次の場所への階段扉も開いたみたいだぜ」
「ほんとだ。
って、ひええ!骸骨ううう!!」
「今更白骨死体くらいで驚くなよ」
その入り口の近くに、壁に寄りかかって白骨化した亡骸があった。
悪魔も嫌い、お化けも嫌い。ついでに一般的に怖いとされる物全般、骸骨だって嫌いなディーヴァは、泡を吹いて倒れそうな勢いだった。
その中でも悪魔という存在は、天使であるディーヴァには切っても切れぬ関係。
いつも狙われるため悪魔との縁はこれからも続くし、むしろダンテが悪魔であるが…。
それでも命続く限り、ディーヴァの憂いは晴らすし、ディーヴァが怖がりディーヴァを傷つけるものすべてから守る。そこは変わらない。
が、さすがにこの状況下で目に入った骸骨くらいは、我慢してほしいダンテなのであった。
服の状態と様子を見ると、かなり昔にここに迷い込み、そして力尽きた冒険者といったところか。
冒険の護身用にしては少々行きすぎている気がしないでもないが、それを証拠に、遺体のすぐそばには厳ついフレームのグレネードガンが落ちていた。
「おっ!この武器はまだ使えそうだな!
カリーナ・アンが懐かしいぜ」
埃こそ積もっていたが軽くメンテナンスすると、弾の出し入れの際も、空砲で引き金を引いてみても、特に問題なく動くことがわかった。
使えるものは、死んだものより生きているものが使ってこそ。貰っておこう。
もちろん、先述したカリーナ・アンがあれば向かう所敵なしなのだが……さすがに無いものねだりは良くない。
「うう、ダンテがすみません。貴方の武器、お借りします……」
ディーヴァは物言わぬ相手に、ダンテの代わりにと一言残す。
というわけで。
てっててー。
ダンテはグレネードガンを手に入れた。
武器を手に入れたところで。
危険がないとも限らないため、先に梯子を降りるダンテ。
ここでもレディファーストは却下だ。
「ははぁ、ここに繋がってたわけか」
ぐるりと見回すダンテ。
そこは、3つの穴が開いている、ダンテが初期にやってきた部屋だった。
「え?なーに?あたしも降りていいの?
さすがに骸骨と二人っきりは嫌だから、早く降りたいんだけどー!」
「ああ、はやく降りてこいよ」
この分なら、ディーヴァを呼んでも安心だ。近くに悪魔の気配はない。
と、ディーヴァが後ろ向きで梯子を降りてくる様子に顔を向けた。
「!!」
「ディーヴァ、寒い?大丈夫か?」
「うーん、誰か噂したのかなぁ……。
大丈夫だよ。ダンテがくれたストールがあるし、どうしても寒かったらダンテにくっつくもの」
「まあ、オレにくっついてればあったかいもんな」
ダンテのコートにくるまるように、ぴとりと抱きついて暖を取るディーヴァ。
もちろんのこと、ダンテは嬉々としてその抱擁を受け入れた。
「ところでこれなーに?めちゃくちゃあやしいよね」
「あやしいけど多分、オレ達が持っていくべきアイテムだと思うぜ。
よっこいしょ、と。お、軽いし呪いのアイテムでもなさそうだな」
「ほんとに?持ってみていい?」
「いいぜ。ほら」
その広場には馬の石像が立ち並び、そしてその像の前に三叉に別れた矛が深々と突き刺さっていた。
ダンテの怪力で引っこ抜いたそれはディーヴァが持っても平気なくらい軽かった。
相手に刺さるはずの肝心な部分に装飾がなされているのを見るに、儀式や調度品としての矛だろう。
とはいえ、戦いには不向きだとしても、矛は矛なので刺さると先端が尖っていることだし、地味に痛いはずだ。
「あたしが武器として持ってる!」
「別にいいが、武器にはならないぞ。
あとオレのケツを刺すなよ?」
「こうやって?」
普通はレディファーストだが、こんな悪魔だらけの場所ではそうもいかない。
オレが先導し、安全を確認してからディーヴァを通す。
それは必然的にディーヴァに背中を晒す事になるが……敵でもなくディーヴァが相手だから出来る事だ。
が、こういうものを持っている時のディーヴァは安心できない。本当を言うなら、どんなものでも武器は持たせないに限る。
案の定、何の気なしにディーヴァは、ぷすりとダンテの尻をそれで突いた。痔になったらどうする。
「だから刺すなっての。
オレがオレをディーヴァに刺すぞ」
「ダンテ今下ネタ禁止」
『今の下ネタってすぐわかるディーヴァもすごくない?』
「やだあたしダンテに似てきたみたい。最悪だぁ………」
「おいこら最悪ってどういうことだ」
「い、いいから次いこう!」
「帰ったら覚えてろよ」
覚えていたくない。
ディーヴァは、3、2、1、ポカン!で、今のダンテの言葉をしっかりと忘れた。
次の場所がないので探すと、なんと地面にぽっかりと穴が空いていた。穴が空いていなかったらいったいどうやって次に進むかがわかったのだろう。
昔からここに空いている穴だと言われてしまえばそれまでだが。
そんな事を考えつつ、ダンテと共に光が漏れ出る穴に飛び込むと、そこには大きな機械が部屋いっぱいに横たわっていた。
「おっと、この機械はなんだ」
「鎖を巻き上げてなにかを動かすものみたいだけど……」
丸い筒状の部分に、頑丈な鎖が何重にも巻かれている。
その鎖のいく先をたどると、レバーでそれを巻き上げる構造をしていることがわかる。
ダンテは、この城に来てそうそうに直面した行き止まりを思い出した。
「巻き上げ…、跳ね橋か」
「そんなものまであるなんて、本格的にお城みたいだね」
「いや、城だから」
間延びした様子で感想を持つディーヴァ。
外側からここを見ていないので、わからなくても仕方なかろう。
「通れないのは困るし、動かしとくか」
油が切れているのか、はたまた簡単に動かせないようにと第三者的力で封印しているのか。
非常に固い巻き上げウィンチのレバーを、ダンテは強引に剣で跳ねあげた。
巻上げ機が作動した。
城と外の世界をつなぐ跳ね橋が下りたのだろう、どこかで大きな音がした。
同時に下の階へ続く梯子が顔を出す。
「橋は下りたかなあ…」
「たぶんな。お次の場所への階段扉も開いたみたいだぜ」
「ほんとだ。
って、ひええ!骸骨ううう!!」
「今更白骨死体くらいで驚くなよ」
その入り口の近くに、壁に寄りかかって白骨化した亡骸があった。
悪魔も嫌い、お化けも嫌い。ついでに一般的に怖いとされる物全般、骸骨だって嫌いなディーヴァは、泡を吹いて倒れそうな勢いだった。
その中でも悪魔という存在は、天使であるディーヴァには切っても切れぬ関係。
いつも狙われるため悪魔との縁はこれからも続くし、むしろダンテが悪魔であるが…。
それでも命続く限り、ディーヴァの憂いは晴らすし、ディーヴァが怖がりディーヴァを傷つけるものすべてから守る。そこは変わらない。
が、さすがにこの状況下で目に入った骸骨くらいは、我慢してほしいダンテなのであった。
服の状態と様子を見ると、かなり昔にここに迷い込み、そして力尽きた冒険者といったところか。
冒険の護身用にしては少々行きすぎている気がしないでもないが、それを証拠に、遺体のすぐそばには厳ついフレームのグレネードガンが落ちていた。
「おっ!この武器はまだ使えそうだな!
カリーナ・アンが懐かしいぜ」
埃こそ積もっていたが軽くメンテナンスすると、弾の出し入れの際も、空砲で引き金を引いてみても、特に問題なく動くことがわかった。
使えるものは、死んだものより生きているものが使ってこそ。貰っておこう。
もちろん、先述したカリーナ・アンがあれば向かう所敵なしなのだが……さすがに無いものねだりは良くない。
「うう、ダンテがすみません。貴方の武器、お借りします……」
ディーヴァは物言わぬ相手に、ダンテの代わりにと一言残す。
というわけで。
てっててー。
ダンテはグレネードガンを手に入れた。
武器を手に入れたところで。
危険がないとも限らないため、先に梯子を降りるダンテ。
ここでもレディファーストは却下だ。
「ははぁ、ここに繋がってたわけか」
ぐるりと見回すダンテ。
そこは、3つの穴が開いている、ダンテが初期にやってきた部屋だった。
「え?なーに?あたしも降りていいの?
さすがに骸骨と二人っきりは嫌だから、早く降りたいんだけどー!」
「ああ、はやく降りてこいよ」
この分なら、ディーヴァを呼んでも安心だ。近くに悪魔の気配はない。
と、ディーヴァが後ろ向きで梯子を降りてくる様子に顔を向けた。
「!!」
